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2014年東京ヴェルディアウォーズ



・あけましておめでとうございます。今年もよろしくです。毎年恒例の年始企画です。今回もまぐらしく独断と偏見でお送りします。 それではお正月から忙しい人もそうでない人もよろしくです。そういう訳でヴェルディアウォーズをどうぞ!過去のヴェルディアウォーズもお暇なら読んでね。 さ、それでは2014年のヴェルディをざっと駆け足で振り返ってみましょうか。まぐなりの2014年ヴェルディの総括です。今年は過去のヴェルディアウォーズの中でも一番愚痴っぽくなりますが、まぐがまた何か言ってやがるな程度の話半分でどぞ。


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・一昨年から振り返っていきましょうか。まず、2013年のJ2ではヤス監督が「3−1−4−2」というユベントスシステムを採用。お世辞にも上手く行ったとは言えない内容でした。北九州で獲得した選手を中心にヴェルディの選手を混ぜるという感覚であったが、 このメンバーから西、石神、刀根、飯尾、小池、巻、翔哉が移籍。特に翔哉と吉野は移籍したのに同日で期限付き移籍というアクロバチックな展開でもあった。これだけの戦力を失って補強があるかと思いきや、実際は田村直也のみ。後はレンタル返却組に柴崎や一樹、南に杉本などの面々。 外国籍選手もギリャルメ、ニウド、外国籍特別枠で姜 成浩にとどまった。結果、ものになったのはニウドのみ。社長も明言していた様に今シーズンは「育成」の年。ただ、この言葉が本当に「育成」をしたいというよりかは、妙な移籍が相次いだ事からも資金の面で致し方無い苦渋の決断にも聞こえていた。 そういう意味でシーズン前から、「育成の年」ではなく「我慢の年」であると覚悟は決まった。


−東京ヴェルディのフォメ・メンバー変遷 前半−

       平本一樹  常盤 聡       
            (菅嶋弘希)      

   鈴木 惇          前田直輝   
                (高木大輔)  

       田村直也  ニウド        
            (中後雅喜)      
            (姜 成浩)      
 安在和樹  金 鐘必  井林 章  安西幸輝 
(舘野俊祐)      (吉野恭平)(田中貴大)
(金 鐘必)                  
          佐藤優也          


・でもねー、まさか1年通して我慢しろになるとは思わなかった。まずは開幕5試合で未勝利。最下位決定戦で富山を下して、ようやく初勝利を決めた訳だ。ここで留飲を下げた訳だが、結果的には前半戦の成績が「3勝11敗7分」である。順位も20位と降格争いをさせられている訳だ。前は引き分けが多いというイメージではあったが、 今回は負けも多い。我慢は結果だけでなく選手の構成もおかしくなってきた。それがベテラン切りである。FW高原、DF森の「戦術上の理由によるベンチ外」という行為。こちらはヤスのせいなのか、お金が無いのか。お金がないなら最初から判断するべきだったかな。それとも、買い手がつかなかったか。前半戦のヤスのサッカーは非常にシンプルにしました。 4−4−2で基本だけを淡々とやると。もう、3−1−4−2の様なやりたい事をやるんじゃなくて現実的に。北九州時代は全く知らないんですが、結構試合を通じて色々な事を試してる感じはありました。安西、ニウドを二列目、舘野も田中も使ってみるし、南と菅嶋も起用してましたし。もはや、フォメはいじらずに駒だけ変えて何か起こってくれという感覚。 つまり、育成型にした事でヴェルディユースだらけになり、良くも悪くも「器用貧乏」な選手だらけ。駒をいくら変えようとも何も起こらず。試合をこなせばこなすほど、「引き出し」が無くなっていく感じはありましたね。


・更に開幕9試合で10失点というセットプレイでの被弾。「ゾーン」がいいのか、「マーク」がいいのか。ちなみに2013年はマークでやって失点が多かったのです。なので、ゾーンでやっていこうと決めたんじゃないかな。しかし、結果的にはゾーンの方が失点多かったと。マンマークの場合は名の通り、選手を徹底的にマークするものだが、ヴェルディは 単純に上背で180cm以上の選手が少ない。なので、マンマークだと最初からギャップのあるマークになる。互角に競り合った場合でも負けちゃう訳だ。実際に2013年はマークして身体を当ててるのに大久保に決められてる。ほとんどのチームに180cm後半の選手が1人か2人はいるもので、ヴェルディは最初からセットプレイにハンデを背負っている。 ただ、ゾーンで失点が多かったのはある程度選手の並びが決まっているので、どこが背の低い選手が多い場所か試合中に気付かれてしまうからでしょうね。後はそこにハイボールで落とし、助走をつけて上から飛び込めばいいと。ハイボールが多いならGKが出て行かないといけないんだけど、ハイボールの処理と飛び出しは目をつむるしかない。それ以上に至近距離の反応はいいんだ、失点も幾つか防いでるのも事実だ。 ここは育成じゃないけど我慢我慢。悪い選手ではないんでね。冨樫監督以降はセットプレイでの失点が減ってますが、単純にマークだから減ったというよりセットプレイの回数を減らしたのが効果的だったとも言える。


−東京ヴェルディのフォメ・メンバー変遷 後半−
      杉本竜士  常盤 聡      


  南 秀仁          澤井直人  


      鈴木 惇  ニウド       


安在和樹  金 鐘必  井林 章  田村直也


         佐藤優也         


・あれこれと試す内に唯一の成功例がコチラだった訳ですね。後半戦の開幕7試合を3勝2敗2分。「見つけたっ!」って思ったでしょうね。化学変化が起きましたよ。この辺りでメンバーがだいぶ変わりました。吉野、ギリャルメ、姜 成浩らが退団・返却、中後・前田・平本らの出場が減少。 まぁ、干されたというより見つけちゃったんでね。杉本、南、澤井らがスタメンで出場する事になります。あー、これでヤス監督は安泰だと。2年目を無事に終える目処が着きましたよ。もともと、「育成型」路線という事で戦力は落ちてる訳ですから、それに伴って順位が落ちるのも致し方無い。順位的にも前回が13位、根拠は無いけど半分の17位ぐらいで終えれれば仕事はしたと思ってたでしょう。 楽にJ2残留していれば、何も波風立たずに終わっていたかもしれない訳で。それにしても、ここで急に杉本竜士が覚醒ですよ・・・いや、前から凄い凄いと思っていたが、かといってトップに出してみてからじゃないと計れないもんで。ただ、そのチャンスすら与えてくれなかったのが残念だったんですよ。 何もスタメンじゃなくてもスーパーサブ的な扱いでもいいのにチャンスすら無かった。そして、ようやっと訪れたチャンスで結果を出す。いやー、「育成」路線を打ち出さなかったら、いつの間にか居なくなってて余所で活躍という画が浮かぶ所ですよ。


・しかし、ここで急に連敗。おかしいな、ヤス監督安泰だったはずなのに。何と岐阜に完敗、ひとつ下の順位だった讃岐にも負け、更に後半戦だけなら最下位レベルの成績だった栃木にまで負け。ここでまさかのヤス解任。ん? ちょっとまて。まず「解任」という選択肢あったの? ここからは事後事後で物事が進んで行きましたが、急遽サポータースポンサーが登場。それが何と破格の金額な上に ヤス監督解任による違約金、残りの契約金に相当する額だったそうじゃないか。正直、この金額を払うなら3年でも我慢しようという覚悟もしていた。なので、まさに救世主だった訳だ。これによりヤスは解任された。さて、今度はヤス監督の総括。まぁ、このHPはまぐの主観入りまくりなので聞き流してやってくれ。1年目のヤスとこの2年目のヤスでは託されていた物が違う。そもそも、戦力から言ってもJ2でヴェルディより下の戦力で戦ってるのは数えるほどしかいない。なので、ヤス監督にしてみれば「辞任」なんて もってのほかで、何で解任なんだと思ってる事でしょう。監督としての才能はきっとヴェルディ以外でなら発揮出来る人だと思います。特に学校の部活サッカーでは適任かもしれません。先程も言いましたが、ダメならすぐ次へ、ダメならまた次へと柔軟な人だと思います。ヴェルディではその駒が不足していた、似た様な駒ばかりだった事で戦術の泉は枯れ果てたってところ。まぐの主観としては、あれだけ練習でボロクソに言われたら、まぐなら立ち直れない。 そういう意味で「嫌い」な監督ではありました。エメルソン・レオンの指導の元で選手時代を過ごしているので、その影響はかなり大きかったのかなとも思います。レオンもピーーーが入っちゃうぐらいの言葉が飛び交っていたという話もありましたしね。そっくりかも。 更に試合内容の悪さ、手も足も出ずに負ける試合も多かった事なども踏まえると、まぐとしては「ヴェルディ歴代最低監督の1人」という称号を付けてしまいます。


−東京ヴェルディのフォメ・メンバー変遷 後半−        平本一樹  常盤 聡                   (南 秀仁)         鈴木 惇          澤井直人     (高木大輔)        (前田直輝)         中後雅喜  ニウド                 (田村直也)          安在和樹  金 鐘必  井林 章  安西幸輝           佐藤優也         


・実際、冨樫監督のメンバーも中後、一樹らを復活させた程度のもの。つまり、最初にヤスがやってたメンバーと同じ。違うところはメンバーを入れ返せずに固定し、セットプレイをマークにしたところぐらい。 結果的には「3勝2敗6分」で勝ち点で言えば15点。それまで31試合で勝ち点27なのだからあまり変化は無い。やってる事はあまり変わっていないにも関わらず、一番大きく変化したところが選手達の「笑顔」ではないでしょうか。試合前にも試合後にも選手が笑っている。人によっては笑ってる場合かっ!と怒る人もいるかもしれないが、監督も笑顔なのである。更には選手の方から歩み寄り、真剣に話をしたかと思えば笑顔になる。監督も気軽に選手一人一人に声をかけては笑顔で接している。 チームのムードは格段によくなっている印象を受けた。数字は変わっていないが、大きく変わったのが試合内容。ゴールにならないのが残念だが、1試合で観られる決定的チャンスの数は段違いに増えた。0−0の試合でも楽しい試合になった。選手達に迷いが無くなり、伸び伸びとサッカーをしている。プレーの1つ1つがきっちり終わる。やりたい事をやれてる試合になった。 ただ、これはあくまでも監督交代でのショック療法でしかない。今シーズンは開幕から冨樫監督で行く事になった。トップでの監督の資質はこれから問われる事になる。とまぁ、如何だったでしょうか。駆け足で振り返ったにしては長文でした。ここから以下はまぐが選ぶヴェルディアウォーズでーす。


得点王



トップ : FW 常盤 聡   6得点



・ヴェルディのチーム得点王はとっきーでしたーーーーっ!!・・・・って6得点って少なっ!! まさに2014年のヴェルディを象徴する結果ですね。とにかく、ゴールが少ない。ゴールに至るまでの過程に決め事が少ないせいもあります。 ただ、相手のミスなども重なり決定的な機会は訪れるものです。特にどんなに状況が悪くても1試合に1度は決定機が来るんです。まぐのページではシュート数だけでなく、「チャンス数」というのを記載しております。あれはミドルシュートなどの「シュートで終わりたい」が為の物を省いております。 まぐがよく言う「適当なミドルは入らない」からです。戦術上の一環としてのミドルなのです。入ったらいいな、あわよくばCK獲れないかな程度のもの。逆に相手の守備陣を完全に崩してラストパスまで出してる、しかしトラップミスなどでフイにしてしまったものはチャンス数として記載します。 それらを踏まえると平均して1試合に5〜6回の決定的チャンスって来てるんです。えぇ、ヤスが監督でもです。


・故に決められなかったってのはやはり「決定力が無い」という結論に達してしまうのです。決定力があるかどうかも「個人技」の範疇。テクニックになるのではないでしょうか。まぐがサッカーを好きになったキッカケである「武田修宏」選手はリフティングすら出来ないそうです。上背もある訳でもなく、 フィジカルがあった訳でもなく、ドリブルのテクニックがあった訳でもないのです。しかし、GKと一対一を外した印象がほとんど無いです。昔は「ごっつぁんゴール」だと揶揄されてましたが、ここまで20年もサッカー観てるとGKと一対一って難しいのです。 以下に「決められなかったランキング」を掲載しておきます。これらはペナルティエリアの中でフリーでシュートを撃った回数です。全部入ってたらとっきーは6+19得点も獲れたという意味です。つまり、25回の決定機で6回決めたという事です。1つはロングシュート。1つはヘディングなので省くとしてGKと一対一、もしくはそれに近いシーンで 4回しか決めてないと。無人のゴールに後1mという所で真上へ外したシーンもありましたね。「持ってない」という言葉だけで済ますには余りに不運。最後にフォローさせていただくと、菅嶋や南の倍以上の時間試合に出てます。途中出場なども多いので単純比較は出来ませんが、南や菅嶋もとっきーの半分近い決定機が欲しい。いずれも5度では少ないんじゃないでしょーか。 つまり、とっきーは他の選手に比べて「決定機を作る」テクニックはあるという事も覚えておいてください。


・下記にはヴェルディ得点ランクを掲載します。決定的チャンスを決められなかったランキングも掲載しています。J2リーグのみです。

  −ヴェルディ得点ランク−      −決められなかったランキング(外し/正面/防御/ 棒)−
 1位 常盤 聡    6点     1位 常盤 聡    19得点(10/ 2/ 2/ 5)
 2位 杉本竜士    4点     2位 平本一樹    14得点( 2/ 7/ 1/ 4)
 3位 前田直輝    3点     3位 安西幸輝     7得点( 4/ 0/ 3/ 0)
 3位 平本一樹    3点     4位 杉本竜士     6得点( 3/ 2/ 1/ 0)
 5位 ニウド     2点     5位 菅嶋弘希     5得点( 2/ 1/ 2/ 0)
 5位 南 秀仁    2点     6位 ニウド      5得点( 5/ 0/ 0/ 0)
 5位 安西幸輝    2点     7位 前田直輝     5得点( 3/ 1/ 0/ 1)
                   8位 南 秀仁     5得点( 3/ 2/ 0/ 0)
                   9位 鈴木 惇     4得点( 2/ 0/ 1/ 1)
                  10位 澤井直人     4得点( 0/ 0/ 3/ 1)

*その他、1得点が吉野、福井、中後、鈴木、大輔、澤井、田村、安在、北脇


アシスト王



トップ : DF 安在和樹   7回


・ヴェルディは歴代のサイドバックでほとんどアシスト数が伸びないというのがお約束です。あんまり、サイドからセンタリングをするチームじゃなかったんでね。なので、過去最高記録が那須川で8、森で7なので上位クラスの数ですね。 ヘディングシュートが得意な選手でも入るとサイドバックは結果出るんですけどね。んで、この安在。サイドからのアイデアも豊富ですね。アシストにはならなかったけれど、左足アウトサイドでクロスしたりとトリッキーなプレーも出来る様です。 更には左からカットインしてシュート体勢に入ってからの鈴木へのスルーパスなんて美しかったですよ。残念なのが、ほとんど写真撮ってないので2013年の安在だってところですかね。以下には「決めてくれればアシストだったのに」ランキングもあります。 これを見ると右の安西がトップタイなんですよ。つまり、それだけ両サイドの攻撃は効いてたんですね。それと地味に2位が一樹、「決めてくれれば」でも1位だったりします。こういうところで貢献してるのでシュートは外すけど、メンバーからは外さないってことで。


・ここでも、まぐが数えて判断する「Opta」ならぬ「Maguta」システムにより、「決めてくれればアシストだったのに」ランキングも合わせて掲載しております。
−ヴェルディアシストランク−     −決めてくれればアシストだったのに−
 1位 安在和樹    7回       1位 平本一樹    9回
 2位 平本一樹    6回       1位 安西幸輝    9回
 3位 安西幸輝    4回       3位 中後雅喜    5回
 4位 高木大輔    2回       3位 安在和樹    5回
 5位 南 秀仁    2回       3位 杉本竜士    5回
 5位 澤井直人    2回       6位 澤井直人    4回
 5位 常盤 聡    2回       6位 ニウド     4回
 5位 杉本竜士    2回       8位 高木大輔    5回


フェアプレー賞



フェアプレー個人賞 : GK 佐藤優也
フェアプレー個人賞 : DF 井林 章(警告1枚)
最多ファール個人賞 : MF ニウド


・またしても、写真が2013年。申し訳無い。まぁ、GKは当然警告はゼロであってもらわないと。PKを与えたり、遅延行為などもしなかったという事でフェアプレーです。そして、毎回GKだけが獲りますが、DFこそ警告の少なささは美徳となります。 今回も警告が少なかったのがCBの井林。前回は警告0枚でしたが、今回は1枚もらっちゃったみたいです。それでも、CBで1枚ってのは素晴らしいと思います。空中戦で被ってしまったりする事もありますが、2年もレギュラーで戦ってきた実績があります。 今年こそJ2の他のチームから注目されるぐらいのCBにならないと。んで、ニウドはまぁこれでいいです。ブラジル人選手はそもそもがイエロー出やすいもんですし。ただ、最後の退場は頂けないっすねー。


    −ヴェルディ警告ランク−     
 1位 ニウド     17点  11警告1退場 4試合停止
 2位 金 鐘必    11点   8警告0退場 3試合停止
 3位 澤井直人     8点   7警告0退場 1試合停止
 3位 田村直也     8点   7警告0退場 1試合停止
 5位 安西幸輝     7点   6警告0退場 1試合停止
 6位 平本一樹     6点   5警告0退場 1試合停止
 7位 中後雅喜     5点   4警告0退場 1試合停止
 7位 鈴木 惇     5点   4警告0退場 1試合停止
 9位 吉野恭平     3点   3警告0退場 0試合停止
 9位 高木大輔     3点   3警告0退場 0試合停止
 9位 安在和樹     3点   3警告0退場 0試合停止


最長時間、最多試合出場賞



最長時間出場選手 : DF 金 鐘必   3505分 / 全3780分中
最多試合出場選手 : DF 安西幸輝   41試合 / 全42試合中



・いやー、最長時間出場選手は4バック+GKという微動だにしなかった守備ラインが入りました。その中でも試合に出続けたのが金 鐘必選手でした。いやー、韓国籍選手のFWがいると急にいつもの動き以上に激しくなっちゃう所とか楽しかったですねー。 今年は湘南への移籍だそうなので、是非ともJ1の舞台で大いに暴れてもらいましょう。試合出場数は右サイドバックの安西となりました。右SBだったんですが、途中で二列目を任されるなどあちこち動かされても試合に出続けたのは凄い。 今後も右は安西で固定されそうなので、来年は全試合出場も夢じゃなさそうですね。


           −ヴェルディ試合出場ランク−         
 1位 DF 安西幸輝   41試合 |  1位 DF 金 鐘必   3505分
 2位 FW 金 鐘必   39試合 |  2位 DF 安在和樹   3329分
 2位 MF 田村直也   38試合 |  3位 DF 井林 章   3149分
 4位 DF 安在和樹   38試合 |  4位 DF 安西幸輝   3134分
 5位 DF 常盤 聡   37試合 |  5位 GK 佐藤優也   3060分
 6位 MF 井林 章   37試合 |  6位 MF 田村直也   3014分
 6位 MF 佐藤優也   34試合 |  7位 FW 常盤 聡   2719分
 8位 MF 鈴木 惇   34試合 |  8位 MF 鈴木 惇   2648分
 9位 FW 平本一樹   30試合 |  9位 FW 平本一樹   2191分
10位 MF 前田直輝   26試合 | 10位 MF ニウド    2018分


新人王



DF : 安西幸輝



・「畠中槙之輔」「安西幸輝」「澤井直人」「菅嶋弘希」「北脇健慈」ら5人が新人ノミネート選手である。高木大輔は昨年ノミネートしてました。年代分かんなくなるね。試合出場から考えると、安西と澤井の一騎打ちという様相。その中でも群を抜いて結果を出していた安西が新人王に決定しましたー。 過去には該当者無し何て事もあったんですが、今回は試合に出てますからね。それも41試合も。ただ、昨年の新人王である前田が思いのほか試合に出れなくなっちゃったなんて事もあるので、今年も安西は同様の結果を出しつつ頑張らねば。



  年間ベストバウト : J2リーグ第22節 vs ジュビロ磐田 [2−1]


・まず、何より18年ぶりの勝利と言う事が大きい。アウェーの磐田戦で勝った試合を観た事無いですからね。18年前はアウェーなんて行った事無かったし。そもそも、ドニゼッチですからね。あー、いたいた黒豹とか呼ばれてきたのに「借りてきた黒猫」とか言われちゃって。そこそこ、結果も出したのに半年で帰っちゃった人。まぁ、 ドニゼッチは当HPの「ヴェルディ歴代外国人」でもどうぞ。実はこの試合からメンバーを変更して挑んだ試合。杉本竜士のスタメン抜擢で才能開花ってな試合でもありました。現役代表選手のCB伊野波をぶっこ抜いてシュートを決めるなど思い切りの良さもアピールしました。これで全てが上手く行くんじゃないかと思ってしまいましたねー。




  年間ワーストバウト : J2リーグ第18節 vs アビスパ福岡 [0−5]


・セットプレイでの失点が4とこれほどまでにセットプレイで失点するかというがっかりしちゃった試合でした。CKやFKになる度にビクビクしてましたよ。確か、この時期は福岡の方がセットプレイでしか得点を獲れないんじゃないかと揶揄されるほど、流れの中でゴールが少なくCK頼みだったそうです。それがまんまとハマってしまったと。 前半だけで4失点でもあったので、成す術無しな試合でした。逆に流れの中でゴール出来ない福岡が後半に5点で終わっちゃうというのもなんか変な感じで。もっと失点しちゃう試合にはならなかったり。あと、これはホームだったってのも嫌な試合でしたね。他には湘南戦で決定的チャンスゼロ(シュート3)という屈辱的な試合だったり、 長崎でも5失点してたりします。



  まぐ最優秀ゴール賞 : MF杉本竜士 / J2リーグ第22節 vs ジュビロ磐田 [2−1]


・さっきも出ちゃったけど、2014年最優秀ゴールは磐田戦で伊野波をぶっこ抜いたゴールに決定です。ぶっこ抜いたというか、抜き切らずのシュートではあった。でも、伊野波も舐めきった対応をしていたからゴールを許してしまったんだけどね。このゴールで杉本はレギュラーの座をつかめた。今シーズンははたしてどこで起用されるんでしょうか。 非常に楽しみですよね。んで、次点は常盤 聡のロングシュート。センターラインからの超ロングシュートです。正直、どっちにしようか迷いました。他にはニウドのFKの様な巻いて落ちるシュート。開幕での前田の角度の無い所からスーパーゴール。更には安在のスルーパスからの鈴木ってのも美しかった。




まぐが選ぶベストイレブン
   

       杉本竜士  平本一樹      


   澤井直人          ニウド   


       中後雅喜  田村直也      


 安在和樹  金 鐘必  井林 章  安西幸輝


          佐藤優也         


・いつもは試合に多く出た順で選ぶ事が多いんですが、今年は独断の部分出ちゃいましたね。後ろのGK+4バックは問題無し。ボランチの部分で色々と手直しがされております。試合数ではほとんど試合に出てないはずの中後、更にはボランチだったニウドを1枚あげて田村をボランチに。FWでもとっきーを抑えて杉本を入れております。 更には左も鈴木の方が試合に出てますが、ここでも澤井となっております。こっち側ではほとんど試合で使ってないんだけどさ。とにかく、11人選んだらこうなっちゃったんです。この布陣がいいって訳じゃないです。まぁ、こうやって見てみますと、開幕前では想像だにしなかったWアンザイがベストイレブンですもんね。 更にはギャンブル外国人で当たったニウド。ギリャルメ、アブダと失敗もありましたが、ニウドだけは当たりましたね。J1とかでプレーしてもいいんじゃないかな。試合をこなしながら徐々に日本サッカー分かってきたってな感じで。さすがに今回はこのベストイレブンを見ても2014年を思い出せそうにないな。



まぐMVP



まぐ最優秀選手賞 : MF 中後雅喜


・今までこんなに試合出場数が少ないMVPがあったでしょうか。正直、二ウドとか田村直也とか平本一樹とか悩みましたがどっちにしてもインパクトをとりました。ヤス監督から起用されなくなり、実に13試合ほど欠場を余儀なくされたのです。実際はその前5試合ほど途中出場なのでスタメンからも外れておりました。しかし、その後の冨樫監督以降は それまでの鬱憤を晴らすかの様なプレーを披露。特に冨樫監督2試合目のアウェーアビスパ福岡戦。90分出場した上で、ロスタイムゴール前に飛び込むというのは難しいもんですよ。これをどんピシャヘッドでゴールを決めたってのもうれしいですよ。考えてみれば、2013年ホーム味スタでロスタイムに同じ様なヘッドを外しました。その際にヤス監督がマイクに入る声で怒り狂っていたのを思い出します。 あそこらへんから徐々にヤス監督の信頼を失っていったのかなと。そこであの時の借りを返さんばかりのヘッド。TVでの観戦でしたが、鳥肌ものでしたよ。更にはヤス監督ではあまり回数をこなさなかったロングアーチも連発。サイドチェンジやロングフィードの放物線の美しさは見惚れてしまいます。それまで一度もロングフィードなんかやらなかったニウドが急に真似をするという辺りも面白い。 ガラス製品の様に繊細に扱わないといけないぐらいケガも多い選手です。干されていた時期がちょうどいい休暇になったのかもしれませんね。今年もフルシーズンやってもらいたい気はマンマンですが、どこかで休暇を入れて欲しいですね。




・さ、如何だったでしょーか。長文も長文でうんざりした事でしょう。1月の休みで読んでいただけたら幸いです。まぐは12月の休みを年賀状とコレだけで終わってしまいました。意外と書く事って多いんですね。さて、今シーズンのトガちゃんはどうなんでしょうかね。トップでの監督経験は無い(11試合のみ)訳ですから結果はすぐには出ないかもしれない。噂によると補強の方も考えておるそうで、そうなるとヤス監督よりも良い成績を求められるかもしれない。 後は「竹本一彦」GMがどれだけの手腕を発揮してくれるかですね。ただ、気持ちの部分でちょっとだけ楽しみな年始になりそうですねー。噂の外国人は獲得出来るんですかねー。ヴェルディユースばっかじゃなくて、ブラジル人も入ってくれるといろんなアイデアも混ざるんで何とか獲得したいですねー。さー、楽しみ楽しみ。



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