戻る   2000年ヴェルディアウォーズ   2001年ヴェルディアウォーズ   2002年ヴェルディアウォーズ


2003年東京ヴェルディアウォーズ


・またまた、やってまいりました。毎年恒例行事ですよ。2003年のヴェルディの総括です。ここに載っている記録はヴェルディの記録ですが、当HP「まぐまぐまぐろん」内のデータを元にした表彰です。かなり、独断と偏見の部分があります。そこはご了承下さいね。

・まずは今年を簡単に振り返りましょうか。意外と早い時期に発表があったラモン獲得。そして、エムボマ。それだけでは空き足らず、鈴木健太郎に平野 孝の獲得を決めた。今年は始まる前から非常に期待出来るシーズンとなった。ところが、贅沢なメンバーを抱えたせいかレギュラーは固定されず、 そのうえケガ人続出、強行出場祭りなども手伝って迷走。ゴールデンウィークでの磐田戦大敗をもって監督解任。後任にコーチのレアンドロさんが引継ぐことに。ところが、このレアンドロさんってば監督の資格を持っていないということで3試合で終了。11節からはアルディレスを招聘して指揮を執って もらう事に。ヴェルディにしては珍しい3−5−2と誰もが思ったものだが、すぐに変更。中盤フラット、山卓二列目コンバートなど斬新なアイデアで改革を進めていった。誰もが分かり易いと評価するオジーサッカーのおかげで優勝争いまで演じる事になった。久しぶりに山卓やアツなどが代表に出たりした。 「ヴェルディを本来あるべき位置まで」を合言葉に、これからもオジーサッカーは続くのです。こんなもんで今年を振り返れたでしょうか? すんごい、無理矢理でしたけど・・・。

MVP(最優秀選手賞) トップ : MF山田卓也 ユース : FW北脇里規

・今年一年を振り返るにあたって、間違い無く万人が思い出すであろうという選手を選びました。山田卓也で決まりじゃなかろうか。今年は山卓の飛躍のための年だったのです。特にオジー以降の山卓は中盤フラットの一番右に配置され、持ち前の守備力以上の攻撃力を引き出す事に成功した。 得点は10ゴール、アシストは11。攻撃的センスをいかんなく発揮した。個人では代表に選ばれたのも大きい。代表がどうであれ、やっと選ばれた訳だし。国際Aマッチも取得出来た訳だし。来年は山卓にとって、更なる飛躍となるのだろうか。これからも、山卓は毎年の様に年間最優秀を狙ってくれぃ。 ベストゴールは何だろうな・・・まぐは音速蹴りかな。

・ユースはリッキーでしょう。昨年はブラジル留学のせいで見る事は出来なかった。1年の頃は多少ムリな位置からでも強引にロングシュートを狙った。(入るんだけどね。)今年のリッキーは確実に成長して帰ってきた。「あんた、鬼や。」と言わんばかりの強烈なキャノン、DFがシュートコースを 切っていようが一瞬の反応でかわしてゴールするというレベルの違う個人技。相手DFにしてみれば、対処する前にゴールされてるという感覚だろう。必殺「瞬獄殺」を身に付けたリッキーには敵はいなかった。惜しむらくは最後の広島ユース戦でケガのため途中出場で終わった事か。 ・・・こんなにスゴイ選手なのにトップ昇格も出来ないってのも辛い話だ。ベストゴールはGKと至近距離(1〜2m)なのに、正面真上の天井へ突き刺したキャノンシュートでしょうか。振り足が速くてシュートだと思わなかったでしょうね、超必殺「瞬獄殺」で仕留めたシーンはスッキリするんだ、これが。

得点王 トップ : FWエムボマ   18点 ユース : FW北脇里規   19点

*トップとはJ1リーグ、ナビスコカップ、天皇杯を含めた全公式戦に加え、公式HP内でトップと位置づけた練習試合も含みます。ユースは公式戦「新人戦、クラブユース選手権、Jユースカップ・・・とその予選」を含みます。ですが、全てのカテゴリでまぐろんが観戦していないものは省きます。 (ここが独断な部分だねぇ。) ユースの場合はプリンスリーグも入れたいんだけど、ヴェルディユースも参加させてよ。

・トップは18ゴールでエムボマに決定。2位以下を大きく引き離してのダントツトップなんです・・・が、エムボマならもっと上を目指して欲しい。そう、Jリーグ得点王である。チーム内得点王なんてあたりまえです。それも、20ゴールぐらいは行って欲しかったなぁ。 まぁ、34試合で18点だから悪くは無いんだけどさぁ。個人的にはこれぞエムボマ!というゴール欲しいですね。たとえば、神戸戦のどんがらがっしゃーんっ! なんていうゴールをもっと見たいですね。

・またリッキーです。関東二次予選以降だけで換算すると19試合で18得点という爆発ぶり。ってか、ユースでも物凄い得点力ですよ。今まで見た中で結果だけを考えると最高レベルの選手だと思います。得点王という結果だけだと田中洋明という選手もいましたけどね。 残念ながらJユースカップの得点王は優勝した広島に持っていかれましたが2位でしたよ。
             ヴェルディ得点ランク                  −トップ得点ランク−           −ユース得点ランク−     1位 エムボマ    18点      1位 北脇里規      19点  2位 山田卓也    11点      2位 林 陵平       9点  3位 佐野裕哉    10点      3位 下地 奨       5点  4位 桜井直人     9点      3位 弦巻健人       5点  4位 平本一樹     9点      5位 野中伸基       4点  6位 ラモン      7点      5位 小野雄平       4点  6位 平野 孝     7点      5位 吉村健太郎      4点  8位 三浦淳宏     4点      8位 塗師 亮       3点  8位 飯尾一慶     4点                       10位 小林慶行     3点                       10位 久場政朋     3点                       10位 玉乃 淳     3点                       10位 高橋宏幸     3点                      

アシスト王    トップ   : MF 山田卓也    12回    ユース   : MF 弦巻健人     5回

*アシストとはゴールを決める最後のパス、もしくはPK奪取してくれた選手、シュート後のこぼれ球なら打った選手をカウントします。

・アルディレス体制の二列目。それがここまでアシスト数を増やした結果でしょうか。結構、サイドを深くえぐってからのセンタリングは目立ちましたね。あとはこれをヤナギが覚えてくれれば、ここのアシスト王にヤナギと書く日も来るかも。 でも、実際はセンタリングとかじゃなくてスローインとか、センタリングを頭で落としてとかの数。意外とこつこつ地味にアシストしてたみたいです。

・さすがゴールドセイント! 俺達のつるまきぃ〜♪がアシスト王ですよ。特に得点王のリッキーが自分ひとりで決めちゃう傾向にあるので、アシストを必要としないというのも手伝ってか数は少なめです。1試合3アシストなどで稼いだおかげですね。 それでも、弦巻くんのパスセンスは素晴らしいですよ。今までヴェルディユースはどちらかというとファンタジスタタイプのパッサーが多く、90分消えてる時間の方が多かった。でも、弦巻くんはそんな事無いですよ。当たるし、走るし、パス出せるし。 まだ、1年生なので3年連続アシスト王の座を狙ってみてください。

           ヴェルディアシストランク              −トップアシストランク−        −ユースアシストランク−  1位 山田卓也    12回      1位 弦巻健人    5回  2位 エムボマ     9回      2位 小野雄平    4回  2位 ラモン      9回      2位 富田晋伍    4回  4位 平本一樹     7回      4位 中野裕也    3回  5位 平野 孝     5回      4位 北脇里規    3回  5位 小林大悟     5回      6位 三原直樹    2回  7位 桜井直人     4回      6位 萩尾勇真    2回  7位 林 健太郎    4回                   

新人王    トップ   : DF 根占真伍    ユース   : MF 萩尾勇真

*新人王の基準は入団一年目の選手に対するMVP。ユースは一年生のみとします。

・入団選手は大卒の相馬、ユースの根占、高卒の久場、ユースでまだ高校3年生の夢吾の4人。ロリ監督のままだったら、夢吾の可能性もありましたね。ただ、オジー体制でもボランチの控えにおかれて39試合に絡んだ功績を認めて新人王は根占になりました。林の後釜として期待をしておりましたが、まさかこんなに早く認められるとは思わなかった。 根占系ボランチとして新しいポジションを確保し、ライバルボランチの隼磨も横浜復帰となった今。2004年シーズンは根占にとってポジション確保出来るかもしれない年になりそうだ。

・ユースは今までに無い程悩みました。なぜなら、今年は1年生の当たり年。だって、黄金世代ですから。だって、ゴールドセイントですから。かなり、僅差でしたが萩尾くんにしました。他にも坂口くんや弦巻くんや喜山くんなどもいましたからね。その中でもコンスタントに試合に出場した萩尾くんに決定しました。 あの90分全力で走り回るサッカーはヴェルディにないタイプの選手ですからね。残り2年、しっかりと育ててトップへと送り込んでやりますよ。

     フェアプレー個人賞 : −該当者無し−      最多ファール個人賞 : DF ロペス

*フェアプレーとはJ1リーグ、ナビスコカップ、天皇杯、練習試合などを対象に警告、退場、出場停止が無かった選手という事です。

・うーん、惜しい。今回は柴崎、羽山、久場だけが無警告選手でした。これらの選手は試合数が少ないために該当者無しという独断となりました。20試合も出てないんじゃ厳しいです。実は高木義成が無警告でいいトコまで来ていたんですけどね、天皇杯でもらっちゃいました。あの 長良川の雪の中での試合ですよ。勿体無い。

・警告1回で1ポイント、退場で2ポイント、出場停止でも2ポイントという換算で測定。さすがロペたん。警告8回、レッドカード3回、出場停止4試合という快挙。でも、2位が米山ってのも寂しいなぁ。今まで作ってきた中でヴェルディ史上初ですよ。退場3回ってのも素晴らしいです。 あの伝説の警告王DFエメルソンを越えましたからね。はぁ、やっぱロペたん帰っちゃうの辛いな。

トップ                      ユース      最長時間出場選手 : 山田卓也          最多試合出場選手 : 富田晋伍      最多試合出場選手 : 平本一樹

*最長時間出場は残念ながら、GKは該当無し。出て当たり前ですから。ちょっとカワイソウだけど。それと、Jリーグのみの記録なので控えの選手あたりも除外です。ただ、最多試合出場試合数はサテライトも含みます。いい加減なやっちゃ。

・最長時間出場選手はとうとう4年連続の山田卓也ですよ。毎年、毎年ご苦労様です。年間で一番出てる訳ですからね。ただ、個人的に仙台戦で下げてしまった残り8分は非常に痛かったなと。我らがキャプテン山卓ですからね、来年も年間フル出場30試合でお願いしますね。 他には最多試合出場選手という最もタフな選手の賞。この賞は年間で最もまぐが見た選手という事にもなるんでしょうか。これも連続で平本一樹です。相変わらず、サテライトも試合に出たがる一樹ならではのタイトルですね。去年も言いましたが、土曜日にJリーグに出て、日曜日にサテライトに出るなんていう無謀な事をしょっちゅうやってたからね。 ユースは意外でした。計算してみるまで小野っちょが間違いなく1位だろうと疑わなかったからです。なんせ、全試合出場ですもの。ところが、ふたを開けてみると・・・右サイドバックのとみーが首位! 小野っちょ共々全試合出場なのですが、小野っちょは3試合の途中交代もあったのです。それに比べて富田は1度の途中交代。これは決定でしょう。 まさか、まさかの「とみー」が受賞です。

    −最長時間数ランク−          −最多試合出場ランク−        −最多試合出場ユース−       1位 高木義成    2700分    1位 平本一樹    48試合     1位 富田晋伍       29試合  2位 山田卓也    2682分    2位 高木義成    46試合     2位 小野雄平       29試合  3位 林 健太郎   2593分    2位 柳沢将之    45試合     3位 塗師 亮       27試合  4位 三浦淳宏    2340分    4位 林 健太郎   44試合     4位 前川善洋       25試合  5位 柳沢将之    2288分    4位 山田卓也    43試合     5位 須藤右介       25試合  6位 米山篤志    1990分    6位 平野 孝    42試合     6位 北脇里規       24試合  7位 ラモン     1872分    7位 三浦淳宏    39試合     7位 萩尾勇真       21試合  8位 平野 孝    1707分    8位 小林大悟    37試合     8位 下地 奨       19試合  9位 エムボマ    1693分    9位 エムボマ    34試合     9位 吉村健太郎      19試合 10位 平本一樹    1558分   10位 米山篤志    34試合    10位 坂口達也       17試合                     11位 根占真伍    34試合    11位 林 陵平       17試合


ベストイレブン

  −ヴェルディトップ−     −ヴェルディユース−    GK 高木義成        GK 前川善洋    DF 柳沢将之        DF 富田晋伍    DF 林 健太郎       DF 須藤右介    DF 米山篤志        DF 塗師 亮    DF 三浦淳宏        MF 小野雄平    MF 山田卓也        MF 野中伸基    MF ラモン         MF 下地 奨    MF 小林慶行        MF 弦巻健人    MF 平野 孝        MF 萩尾勇真    FW エムボマ        FW 北脇里規    FW 平本一樹        FW 吉村健太郎
*Jリーグ、ナビスコカップ、天皇杯、練習試合の中で換算。リーグのみポイント計算を高く設定しています。その他、90分フル、先発交代、途中出場などの順で点数を付けた総合評価としています。警告は減点していません。

・うーん、勝ったときの試合を重視していますが・・・負けた数が幾ら多かろうと勝った試合にも出ていた一樹になっちゃいました。桜井は意外と負けた試合に多く出てるんですね。ま、これは前からの基準なので変更は無しです。来年こそは桜井にケガの無いシーズンを 期待します。ってか、無理か。あのプレースタイルじゃ。まぐ的には納得の行くベストイレブンですけど。ユースはまたも3−5−2になっちゃいました。実際、3−5−2なんてした事無いと思います。昨年に引き続き、左サイドの争いでしっくりと行かなかった事もあってこうなりました。 ほとんど、試合出場の多い順になってます。

まぐまぐまぐろん観戦記アクセスランク賞    トップ   : サテライト第2節vs鹿島アントラーズ 戦    ユース   : 全日本クラブユース関東一次予選vs永井雄一郎 戦

・あらま、サテライトが首位ですか・・・ま、最近はスカパーという便利なものがありますからね。観戦記のカウントは少なくなってますよ。それとも、単に長いからでしょうか。読んでらんねぇ〜という事もあるでしょうね。たまぁに観戦記書いてるときに、一人で盛り上がっちゃって収拾がつかない事もあるんですよ。 ユースも意外でしたね。なぜ、永井雄一郎戦なのでしょうかね。かなり、序盤戦なのでどんな感じなのか知りたかったのかな。でも、全体的にやっぱりユースのカウントの方が高いです。アクセス数はトップのは634、ユースのは567でした。

まぐろん・ばりゅあぶる・ぷれいやー    トップ   : MF 山田卓也  11回(MOM:5回、MVP:6回)    ユース   : FW 北脇里規   9回(MOM:5回、MVP:4回)

*覚えてますか? まぐんとこの観戦記では勝利に貢献したであろう選手にはMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)を、まぐが個人的に面白かったり活躍したりした選手に与えるものをMVP(まぐろん・ばりゅあぶる・ぷれいやー)として表彰しようではないかというコーナーです。 今回はその2つの賞を誰が一番もらったかで選びました。

・やっぱり、山卓です。ネタも豊富、勝利を決定づけるものも豊富ってことです。やっぱ、毎年山卓におんぶに抱っこに肩車にお姫様抱っこですよ。来年もひとつ、よろしくお願いいたします。ユースも文句無しにリッキーでした。 これで3冠王です。さすが、瞬獄殺です。ほとんどをJユースカップで固め取りです。なんせ、ハットトリックだの何だので大量得点ショーをしょっちゅうやってましたからね。

まぐまぐまぐろん特別賞    MF 平野 孝    MF ラモン    監督 アルディレス

・山卓は居なかった試合が無いだけに、こう思われないですね。そう、平野とラモンが居るのと居ないのとではサッカーがまるで違う。何気に今年のヴェルディでキーポイントだったのは平野だとまぐは思っております。あれだけ献身的に守備に攻撃に全力疾走。そのうえ、労を惜しまないでアツ の周りをぐるぐると回ってくれる。そして、ラモン。一年限りだったけど、ラモンが居るとサイド攻撃に幅が出る。そして、二列目からの攻め上がりにチャンスが出来る。意外にも持ちまくってこねくってカウンターの起点になるタイプでもなかったし。どちらかというとエムボマかな、それは。 それもこれもオジーが来ただけでこうも変わるとはね。まだまだ、名将(Jリーグでは名将も世界ではそこそこ)という程の功績は無いけれど、ヴェルディを黄金時代へ突入させてくれたら名将と呼んで上げようじゃないか。

・こんな感じです。暇つぶしにはなったでしょうか。某応援団元RAINさんからパクったこのネタ。もう、すでに4年も続けてますよ。これからも5年、10年と続けていけるんでしょうかね。その頃も最優秀選手は山卓だったりして。




戻る   2000年ヴェルディアウォーズ   2001年ヴェルディアウォーズ   2002年ヴェルディアウォーズ