第11回ワールドユース選手権inアルゼンチン
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−大会概要−
ワールドユースとは世界規模で行われるユース年代のサッカー大会である。
日本はすでに予選を突破し、このナイジェリア大会への参加は果たしている。
今大会は24チームが出場。予選は下にあるとおりの予選グループを行い、
1位・2位のチームと勝ち点などで上位になった4チームを加えた16チームが
決勝トーナメントに出場できる。1勝1敗1分でも十分突破出来るかも知れない。
第11回ワールドユース予選D組第1節
オールド・ボーイ・スタジアム(ARG)
| オーストラリア |
VS | 日本代表 |
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監督 | − | ???? | | |
監督 | − | 西村昭宏 | | |
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GK | 1 | ミカエル・タンブル | | |
GK | 1 | 藤ヶ谷陽介 | (札幌) | |
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DF | 2 | マーク・バーンズ | | |
DF | 2 | 池田昇平 | (清水) | |
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DF | 4 | リュボ・ミリセビッチ | | |
DF | 3 | 中澤聡太 | (柏) | |
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DF | 3 | アドリアン・マダスチ | | |
DF | 5 | 羽田憲司 | (鹿島) | |
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DF | 13 | ギャレス・エッズ | | |
DF | 6 | 駒野友一 | (広島) | |
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MF | 6 | ウェイン・スルホジ | | |
MF | 7 | 青木 剛 | (鹿島) | |
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MF | 7 | アーマド・エルリッチ | | |
MF | 8 | 森崎和幸 | (広島) | |
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MF | 16 | ダニエル・バジレフスキー | | |
MF | 10 | 石川直宏 | (横浜FM) | |
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MF | 8 | グレゴリー・オーウェンズ | | |
MF | 13 | 山瀬功治 | (札幌) | |
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FW | 9 | ジョシュア・ケネディ | | |
FW | 17 | 飯尾一慶 | (東京V) | |
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FW | 11 | スコット・マクドナルド | | |
FW | 14 | 前田遼一 | (磐田) | |
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| | | | |
IN |
MF | 15 | ルケ・ウィルクシャー | | IN |
FW | 11 | 佐藤寿人 | (市原) | |
OUT |
FW | 8 | グレゴリー・オーウェンズ | | OUT |
FW | 17 | 飯尾一慶 | (東京V) | |
IN |
MF | 10 | ニコラス・カール | | IN |
FW | 9 | 田原 豊 | (横浜FM) | |
OUT |
FW | 11 | スコット・マクドナルド | | OUT |
DF | 2 | 池田昇平 | (清水) | |
IN |
DF | 5 | パトリック・キスノルボ | | IN |
FW | 16 | 森崎浩司 | (広島) | |
OUT |
DF | 4 | リュボ・ミリセビッチ | | OUT |
FW | 14 | 前田遼一 | (磐田) | |
オールド・ボーイ・スタジアム |
オーストラリア代表 | VS | 日本代表 |
0 | − | 0 |
2 | − | 0 |
2 | − | 0 |
オウンゴール | | |
オーウェンズ | | |
日本の戦い方としてワントップ前田の両脇をスピードプレイヤーが追い抜くという「シャドーストライカー」を前面に出したサッカー。今回は飯尾・山瀬(時には石川)らがその役目。
しかし、オーストラリアはサイドをケアしていた為になかなかサイドを有効に使う事は出来ず、飯尾のサイドから個人技での突破で任せるという展開。追い抜くのではなく前田一人の
キープ力から無理矢理シュートなど単発。前半はそのままチャンスも少なく0−0。後半は完全にオーストラリアペースで進む。守備的だった前半とは違い、サイドが積極的にオーバーラップを
仕掛ける展開。後半15分、右サイドからの鋭いクロスにDF羽田がクリアに行くも、ループ気味に痛恨のオウンゴール。ここから前線に高さのある田原を投入し、サイドからの攻撃を田原へ集中させる。
ところが、オーストラリアが右サイドからのクロスを頭で落としてオーウェンズが流し込み2−0とオーストラリアに追加点。試合終了まで田原を狙ったパワープレイを狙うも試合終了。サイドを狙う
という意図なら飯尾に代えて佐藤という交代は疑問が残る。
第11回ワールドユース予選D組第2節
オールド・ボーイ・スタジアム(ARG)
| 日本代表 |
VS | アンゴラ |
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監督 | − | 西村昭宏 | | |
監督 | − | ルイス・デ・オリベイラ | | |
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GK | 1 | 藤ヶ谷陽介 | (札幌) | |
GK | 1 | ジョアン・マモーナ・ラマ | | |
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DF | 2 | 池田昇平 | (清水) | |
DF | 2 | アルリンド・サラ・マヌエル | | |
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DF | 3 | 中澤聡太 | (柏) | |
DF | 4 | モンテイロ・デ・アシス・キカス | | |
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DF | 5 | 羽田憲司 | (鹿島) | |
DF | 6 | フランシスコ・デ・オリベイラ・デダス | | |
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DF | 6 | 駒野友一 | (広島) | |
MF | 3 | ヴィクトリーノ・ジョアン・ネルシーニョ | | |
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MF | 7 | 青木 剛 | (鹿島) | |
MF | 12 | アンドラーデ・カスティーゴ | | |
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MF | 8 | 森崎和幸 | (広島) | |
MF | 15 | トマス・ロロ | | |
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MF | 10 | 石川直宏 | (横浜FM) | |
MF | 16 | ルイス・ドス・サントス・マテウス | | |
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MF | 13 | 山瀬功治 | (札幌) | |
FW | 10 | マヌエル・マントラス | | |
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FW | 9 | 田原 豊 | (横浜FM) | |
FW | 11 | グラカ・アマル・ジウベルト | | |
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FW | 14 | 前田遼一 | (磐田) | |
FW | 14 | ヴィアナ・メンドンサ | | |
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| | | | |
| | | | |
IN |
FW | 17 | 飯尾一慶 | (東京V) | IN |
FW | 17 | ドミンゴス・ファフォーナ | | |
OUT |
DF | 3 | 中澤聡太 | (柏) | OUT |
MF | 16 | ルイス・ドス・サントス・マテウス | | |
IN |
FW | 15 | 平本一樹 | (東京V) | IN |
MF | 7 | デ・アルメイダ・シーニョ | | |
OUT |
FW | 17 | 飯尾一慶 | (東京V) | OUT |
FW | 14 | ヴィアナ・メンドンサ | | |
IN |
FW | 16 | | (広島) | IN |
FW | 9 | エンリケ・アントニオ・ラスカ | | |
OUT |
FW | 14 | | (磐田) | OUT |
MF | 15 | トマス・ロロ | | |
オールド・ボーイ・スタジアム |
日本代表 | VS | アンゴラ代表 |
0 | − | 1 |
1 | − | 1 |
1 | − | 2 |
山瀬功治 | | メンドンサ |
| | ラスカ |
・今日は平本一樹の起用もウワサされたが田原をスタメン起用。前線で的を置いた感じだがアフリカ勢に対して果たして勝てるだろうか。その当たりを注意して見ようと思った矢先、
ミスからボールを奪われ左からメンドンサの強烈なシュートをゴール右上隅に突き刺して0−1とアンゴラが先制。その後も放り込むサッカーではなくしっかりとサイドを意識したサッカー
をしてくるアンゴラに主導権を奪われる。日本は決定機を作れないまま前半を折り返した。後半に入り守備を減らしてまで攻撃に入るために飯尾を投入。それでも流れは変わらず失点も
ののピンチの連続。しかし、それでも後半16分ワンタッチパスを繋いだだけの中央突破から森崎が左で相手マークを3人引きつけてワンツーパスを山瀬へ返す。これを山瀬が流し込んで
1−1の同点。ここからお互いノーガードの撃ち合いという感じで攻めあうもアンゴラのシュートミスで何度も助けられる。しかし、左サイドからのクロスをFWラスカがヘディングで
押し込んで1−2の逆転。相手FW3人に対して日本は2人しか守っていなかった。このまま、パワープレイに入るも最終ラインのロングフィードの不正確さが出てしまいこのまま終了。
それにしても守備の人数を割いてまで攻撃重視にしたわりには拙い攻撃だった。サイドを深くえぐるシーンが全く見られないという状態。セカンドボールに対するケアが無いので波状攻撃
もままならないし、3人目の動きは一切無かった。攻撃だけでなく守備陣のミスも多すぎる。池田が何度もふられている状態が多いし、中盤でチェックしなければならないのにスライディングでボールを奪おうとしちゃうし・・・。
この時点で奇跡の3位突破しかないわけだが、他のグループリーグで勝ち点4を取ってるチームが多いので奇跡の中の奇跡が起きるしか手はない。ちなみにABC組の結果時点で日本は
試合する前に決まる可能性もあり。
第11回ワールドユース予選D組第3節
オールド・ボーイ・スタジアム(ARG)
| 日本代表 |
VS | チェコ |
|
監督 | − | 西村昭宏 | | |
監督 | − | ドゥサン・フィッチェル | | |
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GK | 1 | 藤ヶ谷陽介 | (札幌) | |
GK | 18 | ペトル・チェク | | |
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DF | 3 | 中澤聡太 | (柏) | |
DF | 2 | トマス・フブシュマン | | |
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DF | 5 | 羽田憲司 | (鹿島) | |
DF | 11 | トマス・グロス | | |
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DF | 6 | 駒野友一 | (広島) | |
DF | 17 | パヴェル・ベスタ | | |
|
MF | 7 | 青木 剛 | (鹿島) | |
DF | 6 | マルティン・レスティナ | | |
|
MF | 8 | 森崎和幸 | (広島) | |
MF | 13 | マルティン・ジブニィ | | |
|
MF | 16 | 森崎浩司 | (広島) | |
MF | 14 | ヤン・ポラック | | |
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MF | 10 | 石川直宏 | (横浜FM) | |
MF | 9 | ミチェル・マチェック | | |
|
FW | 13 | 山瀬功治 | (札幌) | |
FW | 15 | ペトル・ムシル | | |
|
FW | 9 | 田原 豊 | (横浜FM) | |
FW | 10 | ヤロスラフ・セディベック | | |
|
FW | 14 | 前田遼一 | (磐田) | |
FW | 16 | トマス・ユン | | |
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| | | | |
| | | | |
IN |
FW | 17 | 佐藤寿人 | (市原) | IN |
DF | 7 | ブラスティミール・ヴィドリスカ | | |
OUT |
MF | 16 | 森崎浩司 | (広島) | OUT |
FW | 10 | ヤロスラフ・セディベック | | |
IN |
DF | 2 | 池田昇平 | (清水) | IN |
FW | 4 | トマス・ペレス | | |
OUT |
FW | 14 | 前田遼一 | (磐田) | OUT |
FW | 15 | ペトル・ムシル | | |
IN |
FW | 17 | 飯尾一慶 | (東京V) | IN |
MF | 12 | デビッド・ラファタ | | |
OUT |
FW | 13 | 山瀬功治 | (札幌) | OUT |
MF | 9 | ミチェル・マチェック | | |
オールド・ボーイ・スタジアム |
日本代表 | VS | チェコ代表 |
0 | − | 0 |
3 | − | 0 |
3 | − | 0 |
森崎和幸 | | |
山瀬功治 | | |
田原 豊 | | |
*実は試合が始まる前からオーストラリアの引き分けが決まっていた為に日本代表の予選突破は事実上消滅して試合が始まった。
これぞ西村サッカーか。ワントップツーシャドーと言い続けたサッカーが出来てきた。それも実際は予選突破決定のチェコが相手だったからかもしれないが、この際そんなのは抜きに
してもチェコの守備陣を幾度も脅かした。前半から立て続けに攻めるが、GKのスーパーセーブで惜しくも得点は無く前半を終了。初めて両サイドの積極的な攻め上がり、右サイド石川の
攻撃が軸となり、田原を追い抜く動きが次々と生まれた。ただ、惜しむらくはこの素晴らしい攻めの中に飯尾らの姿が無いのが残念だ。そして、こんだけ攻めるサッカーが出来るなら最初から
やれっ! まぁ最初はじっくり守備を固めて時折攻撃的な片鱗を小出しにしようと考えていたのだろうが、監督の思惑通りに行かなかっただけなのだろう。選手達はこの攻撃的サッカーをやりたかった
というのが本音だろうな。後半が始まり石川をケアするという意味で右サイドをガチガチに守備し始めたチェコ。ここからしばらくチェコペースとなる。しかし、完全に相手の流れの中で前線田原
に当てたこぼれ球を森崎和幸が芸術的ドライブシュートで先制。今回のGKはノッてるのでこういう技で決めるしか手はない。その後、田原がGKと一対一でのシュートのこぼれ球に山瀬が飛び込み
2−0と追加点。終了5分前で飯尾を投入し、その後すぐに田原がGK一対一を強烈なシュートでたたき込んで3−0とチェコを一蹴。攻撃のカタチが全て上手く行ったというサッカーだった。だが、
この試合がすでに予選突破が無いと言うことを念頭に置いていたから出来た代物なのか、それとも実力なのか、このメンバーはそっくりそのまま次の2004年アテネ五輪へと向かう事になるはずだ。
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