2001年東京ヴェルディ1969 ブラジル戦


・さぁ、今日はセレソンことブラジル代表だ。・・・え? セレソンCチームだって? まぁ、そうはいっても日本人よりゃ上手いでしょうよ。そこそこ上手けりゃ獲得にこぎつけても 面白い。なんとしてもJ2降格だけは逃れねばならない。この際、どう言われようとも構わない。絶対、来期もJ1の舞台に立つんだ! その為には極悪非道なチーム作りでもしますか。 その足がかりとしてまずこのブラジル代表相手に大敗して監督責任問題を出しますか。

東京スタジアム
      
東京ヴェルディ1969
     VS
ブラジル代表
  監督松木安太郎   監督エメルソン・レオン  
  GK21本並健治   GKジーダ  
  DF西田吉洋   DFゼ・マリア  
  DF林 健太郎   DF16レオ  
  DF米山篤志   DFエジミウソン  
  DF18菊地利三   DF15カカパ  
  MF山田卓也   MFバンペッタ  
  MF北澤 豪   MFレオマール  
  MF小林慶行   MF10ロベルト  
  MF10永井秀樹   MF17ヴァグネル  
  FW19小倉隆史   FWソニー・アンデルソン  
  FW武田修宏   FW21ワシントン  


・日本の「君が代」、ブラジル国歌はマルシア。今回のブラジル代表のうち、2人は初出場、1試合しか出場したことのない選手が4人というブラジル代表。せめて、エウベルでも来てくれたら面白かった のにな。ブラジル選手権が面白くなっているのでジーニョとかは来ないらしい。

        武田                           武田     
                               小倉        
                                  永井    
     小倉    永井              北澤             西田
                                          ↑↑
                     攻                    ↑↑ 
   北澤   山田   慶行     →撃→        山田    慶行   ↑↑ 
                     時                    ↑↑   
利三              西田                        ↑↑
     米山    林              利三   米山    林    西田     
                                   

        本並                        本並
・相手FWワシントンがデカイ・・・。林や米山の背丈よりも頭一つぐらいデカく感じた。昔のマグロン級のヘディングでも繰り出すのかと思ったが、足下は弱いみたいだ。トラップやセンタリングが下手すぎ。 まだまだだな。トラップする時にデカかったり、逆に足下柔らかいかと思えば足が遅いという奴もいたりと中途半端さは否めない。

・林がセンターサークル付近でボールをカット。これを永井へつなぐ。永井がドリブルで中央へDFを引きつける。そして、右足アウトサイドで武田へスルーパス。武田がこれを裏へ抜けてシュート。しかし、芝が痛んでいた所で足をとられたか、シュートはゆるゆる。 得点を取ってもおかしくはない場面だったので決めなければ行けない。ジーダが簡単にセーブ。

・左サイドで武田が相手ともつれながらもキープ。これを小林に返す。小林もボールを持った時にプレッシャーが無かった為、もってすぐにミドルシュート。武田が裏へ抜けようとする動きや西田の右サイドへ開く動きなどがあったおかげのシュート。これはジーダが安全に手で弾きCKへ。 今日は周りの選手もボールの無い所での動きが出来てる。っていうかJで動いてよ。

・意外とカサパは動きが素早い。カウンターを永井がすぐに武田へスルーパス。これを武田が独走・・・しかし、カサパがあっさりと追いついてカット。正直、一樹や飯尾なら得点できたであろう。そんなに誉めるほど足が速いとは思わなかった。

・FKからゼ・マリアのパス。これをトラップ反転即シュートのヴァグネル。フイを付かれた格好で本並も届かず・・・しかし、これはポストが救ってくれた。それにしても時折見せるPA内でのヒールパスからダイレクトシュートなど、やはりブラジルってのは何もせんでも上手いのぉ。 しかし、どうもやりすぎるクセがあるのはしょうがないか。

・どういうわけか小林慶行がもう交代。状態が悪かったのか無理をさせたくなかったのか・・・でも、無理さえたくないなら最初から使うなよ。交代は石塚。その直後、先ほどシュートを外したロベルト本郷。今度はワシントンの落としたボールを直接、ドライヴシュートを炸裂。 本並も変な体制での猫パンチでクリア。思ったよりも鋭いシュートだったようで。

・ボランチの山田が相手ボールをカット。このまま、武田へ当ててワンツーパスで左サイドを切り崩す。そのまま、ドリブルで進みニアサイドでフリーで待っていた永井へパスも相手DFに当たる。そのこぼれを今度はファーサイドでフリーになっていた石塚へ合わせようとするもこれも届かず。 なんか勿体ないイージーミスばかりだ。こりゃ、得点も取れたんじゃないの?

・ヘタレブラジル・・・しかし、それでもやっぱ、一対一での勝負は絶対に負けない。これだけはさすが。前半も終盤になるとヴェルディ守備陣もうかつに相手に当たりに行けない。もし、相手にぶつかりに行こうとすると簡単に抜かれてしまうだろうな。右サイドから石塚がボールを奪い取られてしまうも、 クリアミス。これを小倉がダイレクトでシュー・・・って左足に持ち替えてからのシュート。これはGK正面。オグってば右足で打ってればフリーだったのに・・・左に持ち替えてる間にシュートコースを半分は消されてしまったぞ。結局、面白いところは余り無く前半を終了。米山や林の2人が守備陣にいれば、 なんとなく守備できちゃうんだよな。M木もこれを分かってくれればな。



−後半−

・特攻野郎やまたくの異名通りのプレー。山卓の強烈なスライディングから前線の武田へ絶好のパス。これを武田が最近覚えたサイドでの突破でチャンスを作る。そして、これをまぐが期待している動きでもある永井の二列目からの飛び込み。 武田が永井へマイナスパス。これを永井がダイレクトでシュートもジーダがセーブ。もっとしっかりとミートすれば決まっていただろうに。

・センターサークルで奪われたボールをそのまま山卓まで振り切り、そのまま途中交代のラモンがスルーパス。ワシントンはヨネにコースを切られ、なおかつサイドへ押しやられていたにも関わらず、お構いなしにワシントンの強烈なシュート。 ニアサイドをぶち抜いてブラジル先制0−1。なんか、このワシントンってどこか矢野とタイプが似ている。一度二度のプレーで諦めてしまうが、矢野と違うのは得点の匂いがしたときは最後まで諦めない。そして、無理矢理でもシュートまで持っていく。 矢野にもこれぐらいの実力を身につけて欲しい・・・っていうか出来るのにな、やろうとせんのよ。

・「選手の交代です。FW9番武田修宏選手に替わりまして・・・FW11番前園真聖選手です!!!」「おおおーーーーー!!」なんだやっぱり人気だけはあるのね。ゾノって。可愛そうだが今うちのチームは非常に攻撃的MFが余ってるのよ。だから、退団したいなら引き留めはしない。 他にチームになら活躍できる場は幾らでもあるはず。あえて、ヴェルディにはこだわらず好きなチームへ行ってくれ。いや、逆に残りたいというなら残っても構わないが。サテライトで見る分なら面白いし。

     小倉    前園                        前園     
                               小倉        
                                      
  永井          石塚                  永井        
                                          
                     実                     
     北澤    山田       → →      北澤   山田   石塚
                     際                      
利三              西田                       
     米山    林              利三   米山    林    西田     
                                   

        本並                        本並
・今日の試合も例の如く・・・本並の大活躍・・・。散々、一対一でのシュートを防ぐ本並。いい加減本並さんに負担のかかる試合は可愛そうだが、本並さんはそれで目立つし・・・いいかな。新吉だと不安でしょうがないけど、 本並だと安心できるし。やっぱ、攻撃的GKの時代なんだよ。

・書くことないっす・・・。小倉・永井に代えて桜井、矢野を投入。その直後に本並に代えて新吉。交代は無制限ではなく5人だけなので高木とかは出れないらしい。 面倒だから全部一斉に。北澤に代えて小林大悟。

     桜井    矢野                桜井      矢野     
                                        
                                      
  前園          石塚                  前園        
                                          
                     実                     
     大悟    山田       → →      大悟   山田   石塚
                     際                      
利三              西田                       
     米山    林              利三   米山    林    西田     
                                   

        新吉                        新吉
・小林大悟はボランチよりも攻撃的な位置の方が良さそうだが、今は余り活躍する動きもプレーも萎縮してるので今は期待せずに静観しよう。佐野が帰ってきたら少しは良くなるだろうし。

・後半、右サイドからブラジルがセンタリング。これがDFに当たりボールは高く空中へ。ところが、このハイボールの処理に対して相手MFジュリオ・バティスタがGKよりも高くジャンプ。 そのまま、新吉に競り勝ちヘディングシュートはネットへ・・・。0−2ブラジルが追加点。ハイボールの処理は周りに選手がいるか気を付けてから相手FWよりも先にジャンプするのが鉄則。 あのエリアの中ではGKは保護されているので先にジャンプしておけば、たとえ相手が競り勝っても反則となる。まずGKとして相手に先にジャンプされた時点で負け。新吉の判断ミス及び周りの選手も 声をかければよかった。あげなくていい余計な失点だ。

・今日は前園のこれからの契約のための査定。石塚のパスから桜井がヒールで流して前園へ。前園がこれをトラップ反転し、DFをドリブルでかわしてからシュート・・・ってホームラン。あなた 完全にシュートコースが空いたのにも関わらずフカしてたら絶対得点は出来ないよ。まったく、もったいシュートだ。

・最後にまぐろんの武田修宏の横断幕がTVでしっかりと映って試合終了。まったくもってつまらん試合だったな。いや、ブラジルに対してね。ヴェルディはいつもこんな感じだ。



親善試合
東京スタジアム
東京ヴェルディ1969 VS ブラジル代表
            0 − 
            0 − 
            0 − 
 得点ワシントン
 得点ジュリオ・バティスタ


   おまけ
・帰りに正面ゲートを通った陽気なブラジリアンだけが、まぐの心をなぐさめてくれたよ。意味不明な股裂きダンスまで披露してたけど、なんか楽しかった。う〜ん、感想はこれぐらいかな。



       −受賞者−
MOM : 該当者無し
MVP : GK本並健治   二度目

・オフサイドだったけど止めたセーブ。一対一での正確なセーブは見てても安心できるぞ。多分、ピッチの上でも標準語が響いたに違いない。



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