2001年東京ヴェルディ1969　第８節

・あ、この試合見る前にｔｏｔｏ終わった。なんと最下位争いしている同志達が次々に勝ってしまっているではないか。同じ東京同志のＦＣ東京まで勝ってしまった。 広島やＣ大阪らも勝ってしまい、この試合で負けると単独最下位の座が待っていると言うことになる。まぐにとって初めての駒場であったし、赤い服も持参して万全の体制で浦和を 向かい打とう。今日は新吉が試合前の練習でゴロゴロと転がっていた。そう、彼の持病でもある腰痛が再発したらしい。そういうわけで今日は正ＧＫでもある本並の出番となった。

駒場スタジアム
　　　　　　
　　　浦和レッドダイヤモンズ
 　　　　　VS
　　　東京ヴェルディ1969
　 監督−チッタ　　 監督−松木安太郎　　
　 ＧＫ16西部洋平　　 ＧＫ21本並健治　　
　 ＤＦ２山田暢久　　 ＤＦ３西田吉洋　　
　 ＤＦ３井原正巳　　 ＤＦ14廣長優志　　
　 ＤＦ12西野　努　　 ＤＦ22中澤佑二　　
　 ＤＦ19内館秀樹　　 ＤＦ２山田卓也　　
　 ＭＦ５ドニゼッチ　　 ＭＦ29瀬沼正和　　
　 ＭＦ６石井俊也　　 ＭＦ８北澤　豪　　
　 ＭＦ８小野伸二　　 ＭＦ10永井秀樹　　
　 ＭＦ10アドリアーノ　　 ＭＦ６三浦淳宏　　
　 ＦＷ11トゥット　　 ＦＷ13石塚啓次　　
　 ＦＷ18永井雄一郎　　 ＦＷ43関　貴史　　


・相変わらずの「松木ひらめきスタメン」のコーナーがやって参りました。まさかとは思うが、これでずっと固定していくらしいぞ。なんて嫌な松木ひらめきサッカーめ。いつもと同じ布陣だけど一応載せます。 今日は当ＨＰトップページの表題でも紹介したように、エンジェルパスの小野伸二VSデビルパスの悪太郎、瀬沼正和との天使VS悪魔の対決。それにしても浦和ってレッドデビルズなんだから、小野は堕天使ってところか。 

　　　　　関　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　関　　　　　石塚
　　　　　　　　　　石塚　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　永井　　　　　　　
　　　アツ　　　　　　　　永井　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アツ　　　　　　　　　　　　西田　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　攻　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑
　　　　　瀬沼　　　　北澤　　　　　　　→撃→　　　　　　　　瀬沼　　　　北澤　　↑↑
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑　
山卓　　　　　　　　　　　　　　西田　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　廣長　　　　中澤　　　　　　　　　　　　　　　山卓　　　　廣長　　　　中澤　　　　


　　　　　　　　本並　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本並
・とりあえず、右の攻撃時ってのはこうしたかったんだなっていうだけ。実際はこのカタチにすらなっていなかった。だって松木ってば守備の練習してないんだもん。まぐだって浦和のサッカー１試合も見てないけど、廣長の裏へ放り込んでトゥット頼みっていうのは 分かるぞ。それでも、そういう対処の仕方の練習は全然してなかったらしい。勿論、守備は個人任せ。瀬沼と北澤の位置が代わってる。今度は得意の位置から攻撃にも参加したいということだろう。

・開始から何秒だっけ？ こっちは難病だ・・・(変換ミスでボケても)。ま、さておき。中盤から前線へ一気に縦パス一本。いや、これしかないのは分かってる。それでも今のヴェルディにはかなり効果的だ。トゥットを走らせて廣長と競る・・・いや、競るどころか トゥットの速さに対応出来ずにそのまま独走。右サイドでからフリー状態でセンタリング。同じく足の速さで永井をチェック出来ない中澤、そのまま永井がコースを代えただけのシュートであっさりと先制。やっぱり、誰もが考えた通りの廣長・中澤の弱点を突いた感じだった。

・ＣＫからの守備というのも練習してないのか！ ニアサイドで井原がすらして後ろのドニゼッチあわせるも足が届かず。さらにその後ろに人がいるという具合。マークの問題というよりもゾーンで人を見るという事をしていない。全員、ボールウォッチャーになっていた。 これも松木サッカーの真骨頂か！(誉めてないって。)

・変なシーン。永井がキープしているときに後ろからトゥットが永井のボールをさらった。しかし、トゥットは足を痛めていたので取った後に永井に取り替えされたからいいようなもの。誰も回りを見ないし、声を出して注意を促したりもしない。 他の試合でも自分がオーバーラップしてるのにボールを呼び込む仕草もしない。それだけ全員自分の事だけで精一杯なのか。それともこれが松木サッカーの真骨頂か！(しつこい)

・「僕は・・・係長。もう、いっぱいいっぱい。」っていうＣＭのようだ。中澤と廣長が前半15分で２人ともイエローをもらってる。やっぱ、この２人じゃ永井とトゥットというスピードプレイヤーを抑えることは出来ないんだよ。その後、ヴェルディのＣＫ。 アツが直接狙った感じのＣＫだった。ＧＫに当たっちゃったと言う感じ。関もいい感じでブラインド役をしていた。

・攻撃の布陣では石塚だけ面白いプレーをする。他の選手は出しどころがないから、後ろへ下げてしまう。しかし、石塚はここに走れよというパスを出す。結局はこれがパスミスみたいな扱いにはなっているが、何をしたいかの意図はハッキリと分かるパスだった。 あとは石塚にあわせることが出来れば面白くなる。特に石塚と関の間でパス交換が一度も無いのが多少気になるところだが。

・この試合、最初のザ・対決！！ 勿論、最初からメインイベントの勝負。エンジェルパッサーの小野伸二とデビルパスの瀬沼正和。センターサークル付近で小野がフリー。瀬沼は小野にチェックしろとも何も言わず帰ろうと歩いている。近くには関と北澤が居たが、誰も小野にチェックには行かない。 勿論、小野をフリーにした報いは受けるもので。小野の必殺「エンジェルパス」が前線のトゥットへ。西田が上がっていたので３バックのような陣形になっていたヴェルディ。廣長と山田の間をするりと抜け出たトゥットがノーマーク状態でボールを扱う。っていうか最終ラインとボランチの間が空きすぎでないか？ 足が痛いトゥットはドリブルせずにすぐさまトラップ＆シュート！！本並だって決してポジショニングは悪くなかった。しかし、ゴール左上隅に突き刺さる見事なコントロールシュート。２−０とカウンター二発で２点を決めた。もう、トゥットにはただただ脱帽です。

・またも血迷った迷監督。あんたがそんだけ大事にしてる練習生をいつも前半だけで代えるなよ。こんな扱いされて誰があんたを信じるんだ！あんたのミスをまるで関の動きが悪いからといったような選手交代はするなよ！そのうえで交代して下がった関は烈火の如く怒って、回りの物にあたっていた。 交代して下がった選手に対して、自分のミスだったと理由を述べるとかしろよ！ もしくは謝れよ！ 怒った関をなだめているのがタケさんだし。まったくもうー！メンタル面のケアをするのが普通だよと山本アナだって言ってるのに！ 関に代わって桜井が投入された。 もう、こうなったらＰＫでも取ってくれ〜。桜井様ぁ〜！！ 

　　　　　　　　　　　石塚　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石塚
　　　　　桜井　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　桜井　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　永井　　　　　　　
　　　アツ　　　　　　　　永井　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アツ　　　　　　　　　　　　西田　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　攻　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑
　　　　　瀬沼　　　　北澤　　　　　　　→撃→　　　　　　　　瀬沼　　　　北澤　　↑↑
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑　
山卓　　　　　　　　　　　　　　西田　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　廣長　　　　中澤　　　　　　　　　　　　　　　山卓　　　　廣長　　　　中澤　　　　


　　　　　　　　本並　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本並
・「僕は・・・係長。もう、いっぱいいっぱい。」っていうＣＭのようだ。(あ、二度目か。)北澤と瀬沼というダブルボランチが早くも揃ってイエローカード。っていうか反則でしか止められない様な守備ってなんだよ！ さっきからこの観戦記もビックリマークばっかじゃないか！ こんなムカつく観戦記誰が読むんだよ！(読んでくれてる方ありがとう・・・。)　ま、みんなムカついてるか・・・。ムカついたまま前半終了。



−後半−

・後半開始、さぁ今度はタケさんを入れて浦和サポーターの愛する武田を投入しますか・・・って交代したのは飯尾でした。残念。途中交代したのは・・・なんと石塚！おいおい、チャンスメーカーを代えてどうするのよ。 空中戦の弱い桜井と飯尾の２トップとなってしまった。あとはサイドからのドリブル突破しか手はない。２−０で負けてるんだから最悪の場合を考えたパワープレイってのは考えてる訳ないか。 

　　　　　飯尾　　　　桜井　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　桜井
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　飯尾　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　永井　　　　北澤　
　　　アツ　　　　　　　　永井　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アツ　　　　　　　　　　　　西田　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　攻　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑
　　　　　瀬沼　　　　北澤　　　　　　　→撃→　　　　　　　　　　　瀬沼　　　　　↑↑
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑　
山卓　　　　　　　　　　　　　　西田　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　廣長　　　　中澤　　　　　　　　　　　　　　　山卓　　　　廣長　　　　中澤　　　　


　　　　　　　　本並　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本並
・空中戦は弱くともキープ力は石塚の次に出来る飯尾。体が小さいからってキープが出来ないと思ってはダメよ。桜井はどちらかというと飯尾のフォロー役。飯尾はウィング的な動きで左から上がるというカタチだった。 それに飯尾がキープしてアタッカー陣が上がってくるという感じ。また、それの逆もありです。北澤がだいぶ高い位置まで上がってくる。チャンスメーク役は北澤か。

・後半早々、いい位置でのセットプレイ。アツの怖さは無くなったものの、このセットプレイだけはアツもやはり恐いか。そして、センタリングを上げてくると思いきやアツの必殺技「ブレ球ドライヴシュート」炸裂！！ 翼くぅん！いや、最近になって読んでるもので。これが見事にブレながら落ちるというシュート。西部は結局取れずクロスバー直撃！！威力がある分だけ跳ね返りも大きい。これが入ってると面白いんだけどな。

・ここになってきて、攻撃も出来るようになってきた。相手のボールをカットし、こぼれ球をアツがそのまま左サイドを突破。そしてセンタリングを少し、マイナス方向へ。中央に走り込んだ飯尾のダイレクトボレー！！ しかし、これは外へ。シュートも打てるようになってきた。

・縦パス一本には敵わないが、ロングフィードならオレも得意だといわんばかりにアツのフィード。これを左サイドに回っていた飯尾がキープ。最近になってようやく本来の二列目からの飛び出しを積極的に行ってくれる永井が 裏へ走る。これを飯尾がスルーパスで永井へ。マークに来た井原をキックフェイントでかわしてそのままグラウンダーのシュート。ＧＫ西部は井原が影になってかシュートを取れずにそのままネットへ。２−１となんとか一点を返した。

・守備はザルだが、攻撃だけは個人技だけでなんとかしてしまうのがヴェルディ。左サイド調子にのってきたアツのセンタリング。中央へ走り込んできた桜井がヘッド。しかし、これはＧＫ正面。西田の出番が無いほどにアツが調子を上げてきた。 っていうかあなたは左カカトをケガしてるんじゃなかったっけ？ あんまり無理させたくないんだけど・・・。

・完全に瀬沼のワンボランチ・・・しかし、浦和はパスを細かくつないで中盤を支配し、中盤から前線へスルーパスをしたりだとか前が開いたらミドルとかそういうチームじゃないので、意外にも瀬沼ワンボランチでこと足りるという感じだ。 だって、後ろから前線へ縦パス一本しかしないから、ボランチがいても居なくても同じなんだよね。

・レッズは小野だけじゃない。会場入りした時にもらったカードの男。アドリアーノのダイレクトパスで左サイドを突破するその男は内館。そして、チェックしに行く廣長だがどういうわけか棒立ちして抜かれた。もっと腰を落として縦を切ろうよ。あっさりと 廣長の来た方に抜かれてそのままシュート。相変わらず走らない瀬沼もここには詰めてないし。ところが、このシュートはポスト！ 郵便で〜す。(またパクリ) なんとかピンチをしのいだけど、いつ失点してもおかしくはないという状態は変わらず。

・中央をドリブルで切り込むアツ。そのさい、右サイドを果敢にオーバーラップしてきた西田へスルーパス。これが丁度良く相手の足に当たってボールは絶好の位置に。ダイレクトでクロスを上げた西田。ファーサイドには走り込んだ桜井が見事なヘディングシュート。ＧＫ正面。 桜井が空中戦で得点を狙うというシーンが多いが、もっと桜井を活かせる様なパスが欲しいな。

・相手スローインの最中・・・西野が転倒。どうやら、桜井が肘を入れたらしい・・・確かに桜井はこういうダーティープレーをよくする選手ではあるが、まさかやってしまうとは思わなかった。しかも、一発退場。さすがに線審の目の前でやってのは まずかったが。これで完全に意気消沈・・・。瀬沼に代えてＦＷの武田投入。すごいブーイングだ。やっぱ、浦和は武田を愛してるのね。 

　　　　　飯尾　　　　武田　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　武田
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　飯尾　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　永井
　　　アツ　　　　　　　　永井　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アツ　　　　　　　　　　　　西田　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　攻　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑
　　　　　　　　北澤　　　　　　　　　　→撃→　　　　　　　　　　　北澤　　　　　↑↑
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑　
山卓　　　　　　　　　　　　　　西田　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　廣長　　　　中澤　　　　　　　　　　　　　　　山卓　　　　廣長　　　　中澤　　　　


　　　　　　　　本並　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本並
・瀬沼に代えてワンボランチは北澤。今日は今のところ動けている。マリノスと違い縦パス一本だから、前節よりは体力を消費していないのかもしれない。しかも、攻撃にばっか行ってたし。

・相手がまたも縦パス一本。これしかないのか。しかも、サイドラインを切るかと思われたボールを廣長が体で切ろうとしたところ、トゥットが足で軽くポーンとループで廣長をかわした。人数は完全に３対２の体制へ。それでもおかまいなしに斜めへドリブルするトゥット。小野がさりげなく マーカーの目の前を走ってＤＦを引きつける動きをしてるのも見事。そのまま、西田をドリブルで振り切りシュート。本並の逆を突くゴールでレッズが３−１と追加点を上げた。

・ＦＫからの流れで廣長も中澤も上がりっぱなし。相手のクリアミスが見事にアツの前へ。勿論、出るぞ必殺技アツの「ブレ球ドライヴシュート！！」。翼くぅ〜ん！！(もう、いいって。) コースも絶妙だし、急激にボールが落ちるため西部は楽に取れると思っていたのだろうか飛び込みは遅かった。ま、その分入ったという感じ。それでもこれでヴェルディは３−２と一点を返した。

・後半30分過ぎから予想通り北澤の運動量が落ちた。相手を捕まえるのも全て反則となっていた。イエローカードを一枚もらっているだけに、危ない反則は危険。やはり、ここは山田のボランチも考えないときついぞ！！ 後半ロスタイムから中澤を前線へ上げるシフトへの変更。 

　　　飯尾　　　中澤　　　武田　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中澤
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　飯尾　　　　　　　　　　武田
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アツ　　　　　　永井
　　　アツ　　　　　　　　永井　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　攻　　　　　　　　　　　　　　　　　　西田　　
　　　　　　　　北澤　　　　　　　　　　→撃→　　　　　　　　　北澤　　　　　　↑↑
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑　
　　　山卓　　　廣長　　　西田　　　　　　　　　　　　　　　　山卓　　　　廣長　　　　　　　　


　　　　　　　　本並　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　本並
・もう、ぐちゃぐちゃ。みんな好き勝手やってくれっていう布陣。攻撃はほとんどみんなの個人技任せって感じ。

・もう、誰も帰ってこない・・・。小野もＣＫ付近に行ってしまい完全時間稼ぎ状態へと行く。しかし、そんな状態でもヴェルディは誰も帰ってこない・・・。 結局、ボランチのドニゼッチが二列目から上がってきてパスをもらい。ニアサイドに詰めた田中がダイレクトであわせて４−２とズタボロ状態・・・あぁ、姫さんとのぶさんの 怒号が響く。すごすぎてネットには流せないっす。これで試合終了・・・もう、何でもいいや。

第８節
駒場スタジアム
浦和レッズ　VS　東京ヴェルディ1969
　　　　　　　　　　　　２　−　０
　　　　　　　　　　　　２　−　２
　　　　　　　　　　　　４　−　２
永井雄一郎得点永井秀樹
トゥット２得点三浦淳宏
田中達也得点　


　　　おまけ
・試合終了後・・・「は・や・し！！は・や・し！！は・や・し！！」というコールをした。林・杉山コールでもしなきゃやってられないよ。全く。 ＴＶでもしっかりと音声に林コールが聞こえていた。ビデオ撮ってる方はもう一度見て下さいよ。みんなも林コールをしに東京スタジアムへ来ないか？ブーイングもいいけど、選手のせいか？ 否、否、否。選手は何も悪くないのだ。坂田社長は解任はないと言ってるが、それもすぐに見方を変えるだろう。なんせ、目の前の結果が全てなのだから。

　　　もひとつおまけ
・浦和駒場スタジアムのレッズサポのゴール裏にはこういう文句が掲げてあった。それはヴェルディにも言える事だ。
「男たるもの口より行動を・・・」
そうだ！頼むぞ全く。でも、松木じゃ行動より口になることは分かっていたことだが、この言葉は坂田社長にも言えることだということを分かって欲しい。



　　　　　　　−受賞者−
ＭＯＭ　：　該当者無し
ＭＶＰ　：　ＭＦ三浦淳宏　　　二度目

 ・ネタ的にもドライヴシュートが見れたのは感激だった。次もドライヴシュートを頼むぜ。それにしてもこの試合を見させられて坂田や小見や山野、マルキーニョやジョージらは何も感じる所は無いのか。 それとも、うわっ！レベル高ぇ！とでもトチ狂っておるのではないのか！このチームを見てこのままイケルとでも思っているのか。まぐには分からない・・・。こんな試合見て黙ってられるか。次の東スタでは 決起せねばなるまいか。


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