2001年東京ヴェルディ1969 第7節
・ユースの試合を見てから慌てて駆けつけた東京スタジアム。今日は満員近いぐらいの人数が駆けつけるかと思われたが天候が悪く思ったよりかは人が入らなかった。
ま、それも今の成績次第ですかね。
東京スタジアム
| 東京ヴェルディ1969 |
VS | 横浜Fマリノス |
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監督 | − | 松木安太郎 | | |
監督 | − | アルディレス | | |
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GK | 1 | 菊地新吉 | | |
GK | 1 | 川口能活 | | |
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DF | 3 | 西田吉洋 | | |
DF | 5 | 小村徳男 | | |
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DF | 22 | 中澤佑二 | | |
DF | 3 | 松田直樹 | | |
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DF | 14 | 廣長優志 | | |
DF | 4 | 波戸康広 | | |
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MF | 2 | 山田卓也 | | |
MF | 6 | 上野良治 | | |
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MF | 29 | 瀬沼正和 | | |
MF | 8 | 遠藤彰弘 | | |
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MF | 8 | 北澤 豪 | | |
MF | 13 | 永山邦夫 | | |
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MF | 6 | 三浦淳宏 | | |
MF | 18 | 石川直宏 | | |
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MF | 10 | 永井秀樹 | | |
MF | 10 | 中村俊輔 | | |
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FW | 43 | 関 貴史 | | |
FW | 9 | 城 彰二 | | |
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FW | 13 | 石塚啓次 | | |
FW | 19 | 外池大亮 | | |
・相変わらずの「松木ひらめきスタメン」のコーナーがやって参りました。それでも初めてスタメンを固定したそうですが、これで固定すんなよ。わざわざ右サイドの山卓を左サイドに持ってきて(左サイドの本職杉さんは?)、ボランチには林以上に動かないという有名な
瀬沼、そしてFWにはハングリー男こと「シンデレラボーイ」関 貴史を起用した。福岡戦ではトップ相手に通用しないと言われていたがそれでももう一度、チャンスを与えたようだ。今日は果たしてマリノスの代表守備陣に
どこまで通用するか。下が布陣です。
関 関 石塚
石塚
永井
アツ 永井
アツ 西田
攻 ↑↑
北澤 瀬沼 →撃→ 北澤 瀬沼 ↑↑
時 ↑↑
山卓 西田
廣長 中澤 山卓 廣長 中澤
新吉 新吉
・ここらへんはゴール裏から見てるのであってると思う。今回は石塚がボールをもらいたさに少し下がっていた。それでも実際は横に並ぶ2トップと考えてもらっていいと思う。縦に並ぶシーンは余り無かったから。
他には北澤と瀬沼の位置はもっと近いと考えてもらっていい。瀬沼は動かないから。
・前半早々、今ヴェルディの選手で相手に恐怖を与えているとすればアツではなく、西田であろう。その西田がオーバーラップ。何故か中央に切れ込んでドリブル。そしてかなり遠目からロングシュート。これが途中までは真っ直ぐに行くが途中から右へカーブがかかった。
なんだ、西田ってば左足でもあんなに蹴れるんだ。これは知らなかった。西田の必殺技「かっくんシュート」(途中でカクンと曲がったから。くにおくんから抜粋)炸裂も川口がほんの少し触った分だけ、クロスバーに当たった。ちっ、川口め、余計な事を。
・右からのマリノスのクロスに廣長がオーバーヘッドキッククリア・・・ってスルーしてどうする!!危ない奴だな! それともただ、コケただけ?
まったく、相変わらず恐いCB「マグマグマグナム」でした。
・上の布陣では山田がまるでオーバーラップしてないように見えるけど、実際はちゃんとオーバーラップしまくってます。しかも、今日は前半から動きがいい。中盤で北澤が相手ボールをカットし、すぐに前へ運ぶから攻撃がスムーズ。アツの必殺技「ロングスロー」を関が落として
、こぼれ球を山卓がボレーで狙うなど今日はなかなかシュート数も多いぞ。
・TVを見ると水沼さんがこんなことを「マリノスの悪いところって動きだしの際に誰もボールを要求しないんですよ。」いやいや、それはうちも同じだってば。しかも、マリノスより酷いのはサイドチェンジやロングフィードだってしないんだよ。
・マリノスのスローイン、これをニアで外池がヘッドで後ろへ流して、最も得点されたくないFW城のオーバーヘッドキック!! 中澤も完全に振られてしまいコースにも入れなかった。これはクロスバーに当たりこぼれ球をしいたけが狙うも外へ。
城と中澤との対決はいきなり負けた。なんのなんのこれからたっぷりとケズってあげなさい。どうせ、さっきの西田でおあいこなんだし。
・「おれはいつでも動かないよぉ〜。」という雰囲気を醸し出す瀬沼。しかし、川勝がいわしめた「小野以上のパスセンス」という言葉通り、「簡単にやりゃいいのに難しいパスしか出さない」瀬沼がやっと当たった。西田の戻したパスを瀬沼がいきなり必殺技「デビルパス」を発動!
(小野がエンジェルなら・・・)。オフサイドトラップをかけようとしたマリノス守備陣は戻るのが遅れた。二列目から飛び出した永井が飛び出してきた川口の上をループで越す鮮やかなシュートでヴェルディが先制!! まぐが散々文句を言い続けてきた永井と瀬沼で先制点。結果を残しちゃう
当たり松木騒動は収まりそうにないな。
・永井は相手がマリノスだからか、ベンチに桜井が居てプレッシャーを与えられたからか。本来の二列目からの飛び出しをやっと行ってくれた。所詮、永井は背番号10番で試合を作るというチャンスメーカーではないよな。
その後、西田のクリアボールを石塚がもらいにくる。石塚がヘッドで永井へ。この時、永井が石塚にボールが行く前からトップスピードで走っているという時点で今までにない動き。このまま永井の必殺「スピードドリブル」炸裂。彼はドリブルでDFを抜くというよりかはドリブルしてるのに
走る速度は落ちないというもの。マリノスDFは最後まで追いつけずに永井の突破を許す。そして、そのままPA内へ侵入して永井のシュートで2−0!あっさりと追加点。小村が関のマークを諦めてまでタックルするも永井のシュートの方が先だった。もし、関に出していたら川口の飛び出しで
引っかかっていただろう。よく、シュートへ行ったものだ。
・やはり、瀬沼は攻撃的MFなんだよ。ユース出身選手はどこでも出来るのは事実だけど、瀬沼はボランチの選手じゃないよ。守備時に自分が抜かれた。この時はまったく動かずに取り返そうという事を考えない。次のプレーが遅すぎる。しかし、攻撃に関するとどうだろう。
石塚へのフォロー、右サイドに西田が行かないと思うと自分が代わりにオーバーラップする始末・・・。攻撃的ボランチっていう言葉あるかな? それも守備しないボランチっていうのあるかな?
・後半終了間際、中村からのCK。ニアで城にあわせるも石塚がヘッド。こぼれ球を廣長が大きくクリア・・・・って思いっきりキックミス。城の足に当たっているとはいえ、思いっきり蹴れば大丈夫でしょ。これが見事に廣長からの絶妙なマイナスパスに永山が流し込んで
2−1と一点を返されてしまった。勿体ない失点、そして与えなくてもいい余計な失点だった。ここで前半終了
−後半−
・今日は永井さえ居なければ二得点とも関が取ったであろう。しかし、他ではあまり目立てなかった。小村に完全にマークされていたので仕事は出来なかった。プロになる以上、小村ごときには勝てなきゃならないぞ。
ってあまりにも小村を軽視しすぎてないか? その関に代えて、仲直りしたのかな? やしけんがいないからPKどうしよと考えてる桜井様の投入。
桜井 桜井 石塚
石塚
永井
アツ 永井
アツ 西田
攻 ↑↑
北澤 瀬沼 →撃→ 北澤 瀬沼 ↑↑
時 ↑↑
山卓 西田
廣長 中澤 山卓 廣長 中澤
新吉 新吉
・生で見ると瀬沼がいるんだかいないんだか分からなかったが、TVで見ると瀬沼がなかなか活躍していたりする。瀬沼のカットから中盤をドリブルで独走。そのまま、オーバーラップしていき、左サイドで待っていた石塚がダイレクトでクロス。
しかし、中央のフリーで待っていた瀬沼にはあわなかった・・・。瀬沼も攻撃だけはしっかり動くんだね。そして、しばらく充電する。なんか、ヒョンみたいな奴だな。
・前線で桜井がキープ。右サイドを駆け上がった爆走機関車の西田へスルーパス。これを西田がまたも中央の桜井へ返す。そして、桜井はこのパスをヒールで後ろから走ってきた永井へ。これを永井がダイレクトグラウンダーミドルシュート。略してDGMS。いや、略してどうする。
しかし、これは川口が見事なセーブで得点ならず、枠の中へしっかりと抑えたシュートだったので決まればカッコ良かったんだけどな。
・さぁて、面白くなってきた。それは瀬沼が攻撃しないで守備している。これは瀬沼の体力が無くなってきた証拠。おまけにキーちゃんが瀬沼の代わりに守備ばっかしてたから、キーちゃんも動かなくてなってきた。ここで
運動量がなくなってきたので北澤に代えてサテライトDF松原忠明が投入された。下が布陣なんだけどいい加減だぞ。
桜井 桜井 石塚
石塚
永井
永井
山卓 西田
攻 ↑↑ ↑↑
アツ 瀬沼 →撃→ ↑↑ アツ 瀬沼 ↑↑
時 ↑↑ ↑↑
山卓 西田
廣長 中澤 松原 廣長 中澤 松原
新吉 新吉
・この布陣が全ての始まりだった。攻撃時の布陣はあくまでもこうしたかったのだろうという予想。事実上、こんな布陣になってなかった。実際は西田も山田も引いてしまい、左の布陣のままで攻めるから
得点の気配なんて一向に生まれないという嫌な状況。だから、体力が無く攻撃も守備もしなくなった瀬沼とアツの守備じゃどうなるかは時間の問題だったか。
・松原投入して一分経ったか? 右サイドのスペースを切ろうとするアツ。上野が上がってくる。ここにはアツが居るだろうと行かなかった瀬沼。2人の連携、マークの受け渡しのミス。というよりか両者とも先を読める選手ではない。
とりあえず指示通り動いたらこうなったという感じ。上野には中盤でどフリー状態でシュート。多分、このシュートは走り込む選手にあわせたパスとも見える。しかし、これをクリアしようとした中澤の足に当たってあっさりと同点。
2−2の同点になってしまう。松原の投入は守備重視って訳じゃないだろうが。本来はボランチに山田を持っていって、完全に3バックにした方がスムーズにいったと思う。
・同点にされた途端、誰も動くことが出来なくなっている。特に目に見えて酷いのが瀬沼。守備・攻撃・フォロー・キック精度どれをとってもミスの連発。抜かれたら取り返しに行かないし、サイドへキックしたら行き過ぎてしまうし・・・。
そして、問題の後半31分、アツがボランチの位置にいない・・・そう、事実上瀬沼のワンボランチ。先ほどから自由にボールを持っているのはなんと相手のボランチ上野。ボランチの上野がここまで顔を出すのだから、どれだけ中盤に人がいないかが分かるだろう。
しかも、上野のシュートコースを防ぎに行ってるのが中澤だし。しかも、キックフェイント一発で体制を崩され、角度が厳しく成ったにもかかわらず、上野のロングシュートがそのままネットに突き刺さるし。シュートも良かったが新吉も取れなかったか。
マリノスが2−3と簡単に逆転。
・そして、普段なら早めに出していたはずの武田をここでやっと投入・・・遅いわ! 流れが明らかに悪くなった時には出して欲しかった。終了間際10分前で交代・・・しかも、代えるのは石塚? さっきから言ってる様に見るからに瀬沼も体力が限界だというのに石塚代えて
誰がチャンスメークするんだ!!まったく。
桜井 武田 中澤
桜井 武田
永井 アツ 永井
ロ 山卓 西田
ス ↑↑ ↑↑
アツ 瀬沼 →タ→ ↑↑ 瀬沼 ↑↑
イ ↑↑ ↑↑
山卓 西田 ム
廣長 中澤 松原 廣長 中澤 松原
新吉 新吉
・ロスタイムの布陣ってば最悪だよね。ま、負けてるからしょうがないんだけど。瀬沼ワンボランチはキツイよ。よく、4点目取られなかったな。
結局、このまま試合は終了してしまい2−3でマリノスにも負けてしまった・・・。
第7節
東京スタジアム |
東京ヴェルディ1969 | VS | 横浜Fマリノス |
2 | − | 1 |
0 | − | 2 |
2 | − | 3 |
永井秀樹2 | 得点 | 永山邦夫 |
| 得点 | 上野良治2 |
おまけ
・今日の試合、前半はなかなか内容も悪くはなかった。ただ、最後の最後で失点したのは悔やまれる。前半を2−0で折り返すのと1点を取られてるのとでは全く違う。
なにより、今日の試合を振り返ると松木采配に疑問が残る。今まで散々、まぐろんに辛口評価されていた永井が本来の力を示したし、瀬沼だって今までとは違った。何か機するものがあったのだろう。
しかし、瀬沼を起用すると同時に相方の北澤に多大な運動量を要求されてしまい、後半は北澤は仕事すら出来なかった。そして、ワンボランチになったら今度は瀬沼に負担がかかることぐらい分かるだろう。
林以上に動かないボランチに一人でやらせるなよ。松原を投入という時点で3バックはやってほしいし、ボランチに山田を入れて欲しかった。アツは二度と守備をさせるな! アツのボランチは今までだって散々だってじゃないか。
アルディレスの前でもっと活躍できるポジションをやらせてあげろよ。他にはサテライトの関だが、これってトップの小倉や前園らは納得しているのか発憤させる意味で使ってるだけなのか。それだと関にも失礼だぞ。
このままだと小倉や前園がキレるのも時間の問題か。林の二の舞になる選手が増える一方だな・・・。
−受賞者−
MOM : 該当者無し
MVP : MF永井秀樹 初
・受賞理由は文句無し。今までのチャンスメークしようという姿勢から本来の二列目からの飛び出しを積極的に行っていた。その中での必殺スピードドリブルなどドリブラーとしての動きがあった。
これからもその動きを忘れないでくれ。さぁ、次は浦和戦ですね。浦和とかで爆勝しちゃったりなんかしたら面白いけど、まぐろんタチも無事に家には帰りたいしなぁ・・・
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