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2001年キリン杯

日本代表強化の為に毎年行われる国際Aマッチ認定大会。毎年、強豪国は来てくれないが中堅国は来てくれる。たとえ、相手の有名な選手が来なくとも この大会を通して日本代表が強くなってくれる事を願おう。今大会は2002年ワールドカップ予選で南米2位の強豪「パラグアイ代表」と名古屋グランパス のFWドラガン・ストイコビッチ選手の代表最後の試合となるユーゴスラビア代表が参戦。


第22回キリン杯第1節

国立競技場

パラグアイ

 VS ユーゴスラビア

 − 

 − 

 − 

カセレス

  

フェレイラ

  



第22回キリン杯第2節

札幌ドーム
      日本代表 VS
パラグアイ代表
  監督P・トルシエ   監督セルヒオ・マルカリアン  
  GK川口能活(横浜FM)  GKホセ・ルイス・チラベルト  
  DF松田直樹(横浜FM)  DFネストル・イサシ  
  DF森岡隆三(清水)  DF15ネルソン・セラジャ  
  DF16中田浩二(鹿島)  DFファン・ダニエル・カセレス  
  MF18戸田和幸(清水)  DFダニエル・サナブリア  
  MF稲本潤一(G大阪)  DF21デニス・カニサ  
  MF20波戸康広(横浜FM)  MF16フリオ・セサール・エンシーソ  
  MF21小野伸二(浦和)  MFグスタボ・モリエゴ  
  MF森島寛晃(C大阪)  MF20ディエゴ・ガビラン  
  FW柳沢 敦(鹿島)  MF10ビルヒリオ・フェレイラ  
  FW22鈴木隆行(鹿島)  FWミゲル・カセレス  
          
IN MF服部年宏(磐田)IN MFビクトル・キンタナ  
OUT MF21小野伸二(浦和)OUT MFグスタボ・モリエゴ 
IN FW11中山雅史(磐田)IN FW17ネルソン・クエバス  
OUT FW22鈴木隆行(鹿島)OUT FWミゲル・カセレス  
IN MF伊東輝悦(清水)IN MFアルフレッド・アマリージャ  
OUT MF18戸田和幸(清水)OUT DFダニエル・サナブリア  
IN MF藤本主税(広島)IN DF14パンフィロ・エスコバル  
OUT MF森島寛晃(C大阪)OUT DFネストル・イサシ  
IN FW13山下芳輝(福岡)IN FW11アリスティデス・マシ  
OUT FW柳沢 敦(鹿島)OUT MF20ディエゴ・ガビラン  


札幌ドーム

日本代表

 VS パラグアイ

 − 

 − 

 − 

柳沢 敦2

  


・相手のパラグアイは現在ワールドカップ南米予選2位と上位をキープしている。しかし、このキリン杯はあくまでも調整試合。FWのサンタクルスやMFベニテスらの出場は見送られた。 しかし、GKチラベルトは健在だった。試合開始から16分、小野伸二が自陣から前戦へのロングフィード。これをどんピシャで柳沢へ合わせる。これをGK一対一で落ち着いて流し込み1−0と日本が 先制。ボロくそに言われていた頃はGKと一対一で入らないという最悪な状態もあったがこのシュートを見る限り落ち着いてシュートを決めていた。復調したと言っても良いのかもしれない。 この後、日本は早い時間帯で得点を決めたこともあり、余りリスクを賭けてまでの攻撃はしなくなった。その分、攻撃が単調になり後半へ。後半開始直後にまたも小野伸二のスルーパスからGKと一対一で 柳沢が流し込み2−0と追加点。この後、3点目の欲しい日本だったがなかなか入らず時間切れ。初のA代表出場として藤本主税が出場する事になったが、リスクをしょわない分、新しい選手を試す事は出来なかったようだ。


第22回キリン杯第3節

大分スタジアム・ビッグアイ
      日本代表 VS
ユーゴスラビア代表
  監督P・トルシエ   監督ブヤディン・ボスコフ  
  コーチサミア   監督イヴァン・チュルコビッチ  
  コーチ山本昌邦   監督デヤン・サビチェビッチ  
  GK川口能活(横浜FM)  GKサーシャ・ステファノビッチ  
  DF松田直樹(横浜FM)  DFヴク・ラショビッチ  
  DF森岡隆三(清水)  DFデヤン・オグニャノビッチ  
  DF16中田浩二(鹿島)  DF16サーシャ・ゾリッチ  
  MF18戸田和幸(清水)  DF13ドゥシャン・ペトコビッチ  
  MF稲本潤一(G大阪)  DFミラン・ドゥディッチ  
  MF20波戸康広(横浜FM)  MFゴラン・トロボク  
  MF21小野伸二(浦和)  MF15アレクサンダル・ジブコビッチ(磐田) 
  MF森島寛晃(C大阪)  MF10ドラガン・ストイコビッチ(名古屋) 
  FW柳沢 敦(鹿島)  FWペタル・ディビッチ  
  FW22鈴木隆行(鹿島)  FW11イゴール・ボグダノビッチ  
          
IN MF服部年宏(磐田)IN FW17ボリスラフ・ステファノビッチ  
OUT MF21小野伸二(浦和)OUT FW11イゴール・ボグダノビッチ 
IN DF17宮本恒靖(G大阪)IN MFデヤン・ラジェノビッチ  
OUT DF松田直樹(横浜FM)OUT MFゴラン・トロボク  
IN MF伊東輝悦(清水)IN MF18ダミル・チャカル  
OUT MF森島寛晃(C大阪)OUT DFヴク・ラショビッチ  
IN FW19久保竜彦(広島)IN GK12リーストビッチ  
OUT FW22鈴木隆行(鹿島)OUT GKサーシャ・ステファノビッチ  
IN FW11中山雅史(磐田)IN DF14ミリボイエ・チルコビッチ  
OUT FW柳沢 敦(鹿島)OUT DF13ドゥシャン・ペトコビッチ  


札幌ドーム

日本代表

 VS ユーゴスラビア

 − 

 − 

 − 

稲本潤一

  


・うわっ!マジっすか!!監督デヤン・サビチェビッチじゃないっすか!!あぁ、そういえば昔ACミランvsヴェルディ川崎ってのが東京ドームかなんかでやってたんだよ。 そんときにこのサビチェビッチが柱谷、西沢をドリブルでぶっこぬいてゴール決めちゃったのを覚えてる・・・。そして後半にはペレイラのクリアを手でカットしてそのままドリブルして 決めたんだよなぁ。これ、覚えてる人います? 確か94年だったような。ヴェルディの選手はあんたMFにカピトンとかいるんだよ。ちなみにACミランはパヌッチまで来日してるし。監督さんは ファビオ・カペロだったという事もまたなんか面白いね。

・なんて昔話で盛り上がってもしゃあないね。日本は引き分けでも勝てるという事であまりリスクをかけて攻撃には行かない戦術で対応。これに対して前へ上がらないからユーゴスラビア側も日本の裏を狙うという戦い方が空回り。 ずっとお互いが適当なボール回しが続くいわゆる凡戦。孤軍奮闘のストイコビッチすら得意のスルーパスも数多く出せない。せっかくこの試合を最後に代表を退こうという選手に対して少しぐらい敬意を表して攻めてやれよ。って いうんで攻めてみたら稲本の正面をつくミドルが入っちゃって日本が先制1−0。それでもここからまた凡戦。後半も試したりもせずに試合終了。テストでは無く本気だったと言わんばかりのトルシエでした。結局、広山の起用は 無くTVでは広山を見たかったというセルジオ越後の愚痴にも似た解説が続きました。




チーム名 勝点
日本代表 +3
パラグアイ +0
ユーゴスラビア −3

・これでキリン杯終了。数週間前に行われたワールドカップのプレ大会、いわゆるコンフェデレーション杯で先に盛り上がってしまったということで余りキリン杯は盛り上がらなかったな。ちと残念だが仕方無い。 どちらかというとキリン杯は選手のテスト大会だと思っていたのだが本気モードのトルシエには参った。藤本主税と広山 望にはちと悲惨な大会となってしまったようだ。ま、それでも大会優勝おめでとさん。




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