2002年 Jリーグ1st第12節


・FC東京、清水を倒して今期初の連勝をしているヴェルディ。今回は市原が相手ということで下位争いの直接対決である。ここで倒せば順位逆転もあるので是が非でも勝ちたいものだ。 注目は前節、清水戦で活躍を魅せた控え陣。成太、北澤、林、ロペスの4人。これにポジション争いを挑まれた長田、永井、慶行、山田、富澤らどちらがスタメンの座を守れるのか。

・炎天下のもとでサッカーをやる無邪気なちびっこ達。でも、まぐの運動不足解消の為に利用させてもらうぞ・・・バテた・・・。それでも、まだはしゃぐちびっこ達。もう、まぐでは敵わないのか。 「キーちゃんが90分やるにはキツイよなぁ」と言ってる前に自分の体力もどうにかせんと。

東京スタジアム
 
東京ヴェルディ1969
VS
ジェフユナイテッド市原
  監督サンドリ   監督ベングロシュ  
  GK高桑大二朗   GK17櫛野 亮  
  DF31田中隼磨   DF32斉藤大輔  
  DF22ロペス・アレシャンドレ   DFミリンコビッチ?  
  DF23米山篤志   DF中西永輔  
  DF17相馬直樹   MF阿部勇樹  
  MF32小林慶行   MF武藤真一  
  MF山田卓也   MF23坂本将貴  
  MF北澤 豪   MF22羽生直剛  
  MF28小林大悟   MF15増田忠俊  
  FWエジムンド   FW大柴克友  
  FW25平本一樹   FW10崔 龍洙  


・ベンチにはGK高木義、DF富澤、MF成太、MF桜井様、FWマル。ちっ、マルがベンチ入りしてやがる・・・少しは絞ったか? なんなら、マスコットのヴェルディ君の中に入れてやれば痩せるんじゃない? でも、先ほど懸念した永井が外されちゃったね。活躍を魅せた成太はスタメンとは行かないまでもベンチ入り。

     一樹    エジ                一樹      エジ      
                                  大悟      隼磨 
                          相馬   慶行 ↑↑ 北澤   ↑↑       
  大悟          北澤          ↑↑   ↑↑    ↑↑   ↑↑ 
                          ↑↑   ↑↑    ↑↑   ↑↑ 
                      攻   ↑↑   ↑↑    ↑↑   ↑↑ 
     慶行    山卓        →撃→  ↑↑      山卓      ↑↑  
                      時                                                    
相馬              隼磨                   ろぺす?
     米山    ろぺす                 米山    


        高桑                        高桑
・うーん、ロペスにかわって富澤だろうと思っていたが、ロペスがバロンを完封した活躍を魅せた事により、出場停止が解けても出れなかった。ポジショニング最悪男が今日も活躍しちゃうとかんぺーの出番はもう無いかもしれない。不安だ。 もし、今日活躍したら、コーラでも買ってやるか。(*清水戦の観戦記参照)

・あれ? 前回は多数集結してくれた「国立音楽隊」のトランペット隊がいない・・・前回だけだったの? なんだよー、もういっかい来てくれよー。楽しいじゃんかー。

・前半10分までヴェルディのボール支配率が高い。簡単に中盤でパスをはたき、じっくりとビルドアップする。それよりも進歩はやはりエジムンドがゴールに向かって前を向いてのボールキープ時におこった。左サイドに一樹が、中央に大悟が、やや右サイド寄りでキーちゃんが、隼磨が一気にPA内に向かって走っているのだ。 エジムンドも嬉しかったのか、すぐにスルーパスを出した。一樹は途中で止まった分だけ追いつかなかったが面白い攻めだった。繰り返せばカタチになる。

・これまで完全にヴェルディペースだった・・・しかし、流れを断ち切るのは相手の個人技かミスで変わるもの。相手がコーナーキック、山田らがクリアしたボールをエジムンドが簡単にはたくつもりだったが、相手に後ろからチェックされていたからか完全なミスキックを左サイドへ送ってしまった。 これを繋がれて羽生の素晴らしいシュートかと思うほど強烈な折り返しを見事にヘッドで合わせて0−1。ジェフが先制。羽生のセンタリングは見事の一言。崔 龍洙のマークとかそんなレベルじゃない。それぐらい素晴らしいものだったが、ミスからの失点なのは悔やまれる。

・失点してから相手ペースにさせてしまうのは相変わらず。清水戦もこんなんだったなぁ。FKから阿部にどっかーんと狙われるわで完全ジェフペース。今は耐えるしかない、清水戦同様0−1で折りかえそうとひたすら願い応援していた。そうすれば、前みたいに必ず逆転出来るから。

・え? 一樹ったらどうしちゃったの・・・新しい必殺技を考案中? エジムンドが攻撃に全く介さないで攻める。そんな魅力たっぷりの攻撃が果たしてヴェルディに出来るのか・・・今年は出来るんです。大悟、北澤だけでワンツーパス。これに一樹も混ぜてダイレクトの応酬。狭い位置で細かく渡したかと思いきや、一樹がダイレクトでスルーパス。 なんと、裏へ走っていたのは最初混ざっていた大悟。一樹のスルーパスが速すぎて間に合わなかったけど、素晴らしい攻撃のカタチ。こんなサッカーから得点したら格好いいだろうなぁ。

・エジムンドのキープから一気に右サイドへスルーパス、こっから北澤がタメてセンタリング。大悟のキープからスルーパスを一樹へ。なんて、魅力たっぷりのサッカーなんだ。大悟からのパスなんてエジムンド無視だよ。これは櫛野の飛び出しでシュートまで行けなかったけど最高の攻めだった。一樹もそろそろ得点出来そうだぞ。

・攻撃では誉めよう・・・ただ、ちょっと1人危なっかしいのがいるんだよね。地獄の番犬ケルベロスこと「ロペス・アレシャンドレ」。ロペスが仲間にパス・・・しかし、相手のパスカットに合ってしまい、自分のミスからボールを奪われた。これに奪い返さなければという思いの方が強くなってしまい、もはや、飼い主(米山)の命令も聞かないバーサク状態に。 上手い判断でボールを奪った武藤だったが、ロペスの餌食になってしまった。トラップ一発でロペスの殺人タックル炸裂。見事にボールをスライディングしてるんだけど・・・避けようとした相手の足まで払ってしまいイエローカード。ここはブラジルじゃないから、相手に触れた時点でカード出るよ。今日もロペスはポジショニングで迷走中、誰かコーラ買ってきてくれ。 (*清水戦の観戦記参照)

・コバのスライディングからボールをカット。こっからカウンター炸裂。ところが・・・相手選手が倒れている。これを知ってしまった北澤には・・・攻める事は出来なかった。しばらくの間、考えたあげくタッチライン外へ蹴った。これに対して怒り狂っていたのはエジムンド。マルキーニョスも磐田戦でやったようにブラジル人の辞書に「紳士的行為」なぞ存在しない。 普通ならあの場面で攻めていく方が得策だろう。しかし、ボールを持っていたのはキーちゃんだった。悪いとは言わない、北澤もエジムンドも。ただ、キーちゃんの迷っていた顔がなんとも言えなかった。

・前半終了間際のセットプレイ。中央でロペスと競り合ったボールはこぼれて裏へ。ジェフの選手が2人も待っていた。すぐに隼磨が対応してシュートコースを切る。しかし、蹴ったのはミリノビッチ。普通、FWの選手の場合は枠にさえ飛べばいい。しかし、DFの選手がシュートを狙う場合はちょっと違う事を考えて狙う。それは「枠の外に外れてもいいから、GKに取らせないシュートを狙う」 ということ。枠の外なら自分が戻る時間を稼げる。入ったらラッキーという計算のもとで狙う。山卓も米山もヘディングを叩きつける事はあまりしないのもそれが理由だと思う。(違ったらスマン) ミリノビッチのシュートだって下から上へすくい上げたシュートだった。普通、あれは入らない。だけど、入ってしまった・・・余計なゴールを奪われて0−2。

・前半終了間際、FKをゲット。最近、好調な直接FKエジムンド。右下隅を狙っての見事なフリーキックだったが、わずかにポストの右。ヴェルディゴール裏だからこそ、コースがよく見えた。GKも動けなかったシュートだけに枠に飛べば入ったんだろうなぁ・・・悔しいまま前半終了。

*新システム継続。全ての・・・パス数やシュート数をまぐが独断と偏見で数えられた分、まぐが認めた分だけを集計する謎のシステム。その名も「MaGta」。まぐ太とか書かない様に。Optaを完全にパクりました。
シュート数
一樹1   エジムンド2

クロス数・・・サイドチェンジ、スルーパス含む
エジムンド7   北澤2   米山1   山田4   一樹1   大悟2   隼磨1

1タッチ、2タッチプレイ数
エジムンド2   北澤1   一樹2   隼磨2   大悟1

ナイスプレイ数・・・その他ってこと
山田2   一樹2   隼磨1   米山2   大悟1   相馬1

・↑これって役にたってるかな?



   −後半−
     一樹    エジ                  一樹    エジ      
                                  大悟      隼磨 
                          相馬   慶行 ↑↑ 北澤   ↑↑       
  大悟          桜井          ↑↑   ↑↑    ↑↑   ↑↑ 
                          ↑↑   ↑↑    ↑↑   ↑↑ 
                      攻   ↑↑   ↑↑    ↑↑   ↑↑ 
     慶行    山卓        →撃→  ↑↑      山卓      ↑↑  
                      時                                                    
相馬              隼磨                   ろぺす?
     米山    ろぺす                 米山    


        高桑                        高桑
・後半開始いきなり桜井投入。いつもよりも早めの投入。そりゃ2点差追いつくゲームをするには後半開始15分以内でのゴールが不可欠だからだ。 頼むぞ桜井!!

・桜井投入成功、相手のミスを奪った桜井が切り返してパス。中央でエジムンドがキープ。3人詰められながらもシュート。こぼれを後ろから大悟がミドルシュートも僅かに枠の外へ。大悟にシュートの意識が出てきたぞ。

・これぞ逆転への理想系開始15分以内。エジムンドのスルーパス。裏へ上がっていた大悟へ。大悟がDFを引きつけて隼磨へ。隼磨がそのまま、ごり押しで突っ込む。こぼれたボールも何故か隼磨の前へ。これを冷静に蹴り込んで隼磨2試合連続ゴールで1−2と一点差へ 追い上げる。今、最も攻撃的にポジションを失ってまでも攻め上がる姿勢を持っているのは隼磨なんだ。ってか、相馬もここまでやれとは言わないけど、エジムンドよりも前の位置まで走っていかないとボールは来ないぞー。

        エジ                     一樹    マル      
   一樹        マル                   エジ      隼磨 
                          相馬   大悟 ↑↑ 桜井   ↑↑       
        桜井                ↑↑   ↑↑         ↑↑ 
                          ↑↑   ↑↑         ↑↑ 
                      攻   ↑↑   ↑↑         ↑↑ 
     大悟    山卓        →撃→  ↑↑      山卓      ↑↑  
                      時                                                    
相馬              隼磨                   ろぺす?
     米山    ろぺす                 米山    


        高桑                        高桑
・慶行に変えてマルキーニョス投入。マル・・・本当に決めてくれよ。数打ちゃ当たるでもいいから当たってくれ。数打ちゃ入らんだからな。

・おーい、マルキーニョスの左サイドへのスルーパス。桜井から相馬へ。相馬のセンタリングに隼磨が落としてマルキーニョスがオーバーヘッドキックもスカっ・・・・。足のつま先か何かでかすっただけ。ファーサイドにふわっと蹴るだけで入ったんちゃうんか? でも、まぁこれは展開もあったし狙っただけマシか。

・ううううううぅぅぅぅぅぅぅ・・・・・わんっ!!相手選手のカウンター阻止ということでロペスが二枚目のイエローカード。やっちまった。彼が試合を退く時は退場か足をツッたかのどちらかだな。まったく、そんなに早くコーラが飲みたかったのか。今日はダイエットコーラで少し絞って来い。 予期せぬ退場で無用な選手交代をさせられるハメに。ってかサンドリ監督っていつもこういうアクシデントでの選手交代ばっかだね。たまには自分の思う通りに交代させたいよなぁ。もちろん、守備陣の退場によりFW1人減らして、一樹に代わって富澤。

           マル                  桜井    マル      
     桜井                           エジ      隼磨 
                          相馬   大悟    富澤   ↑↑       
        エジ                ↑↑   ↑↑    ↑↑   ↑↑ 
                          ↑↑   ↑↑    ↑↑   ↑↑ 
                      攻   ↑↑   ↑↑    ↑↑   ↑↑ 
     大悟    富澤        →撃→  ↑↑      山卓      ↑↑  
                      時                                                    
相馬              隼磨                   
     米山    山卓                     米山?    


        高桑                        高桑
・TVの録画で気付いた事・・・。「この富澤選手、もともとはFWの選手なんですよね。」・・・違います。たった、一年しかやってません。適当に選手名鑑だけ見て判断しないように。本職はボランチです。ただ、ガタイもいいし、意外(?)と頭もいいし、努力家なので センターバックになってるだけです。ただ、今後も起用を考えるとセンターバックのスペシャリストに変貌したら、活躍だけは出来るでしょう。本人がゴールするの好きだからなぁ。FWで味しめちゃったからな。今回のポジションはよくわからんかった。FW気味。

・後半40分過ぎ、米山の上がりから桜井へ。フリーで桜井がボールを持ってゴールに向かって前を向けた時点で変幻ドリブル開始。ところが、しなかった。すぐにマルキーニョスへスルーパス。マルが珍しくブラジル人みたいにトラップ一本で相手DFのマークをかわすと、ゴールに向かって一直線。相手選手の執拗なゴロゴロディフェンスでコースを消されてしまい、シュートを打てないで 角度を切られてしまう。しかも、最後はGKへパスで終了。マイナスパスで桜井ゴールという青写真が描けていたのは多分、見ていた全員そう思ったはず。何故にマル狙うよ・・・しかも、なに、あのループパスは。どうせならキャノン櫛野顔面強打でもマルらしくていいのに。やっぱ、マルはまだまだだね。

・いわくのあのシーン。隼磨のサイドチェンジに山卓が競る。そして、山田が後ろに落として桜井のどっかーーーーん右足アウトサイドボレーーーーーーー!!!!!右上隅に強烈にフィニッシュして同点・・・・・なのにオフサイド・・・・。それよりも前に山田の右手に当たっていたし、その時点で審判は笛を吹いていたのでハンドを取ったかと思った(もろハンドだけど故意じゃない)。しかし、線審がオフサイドフラッグを 出していたのでオフサイドらしい。隼磨のクロスの前には山卓が左サイドをオーバーラップしていたので戻りオフサイドでも取られたのかも。TVでは確認出来なかった・・・。それよりも悔しいのは桜井の素晴らしいボレーが記録に残らない事か・・・がっくし。

・最後にFKをエジムンドが狙うシーンではゴール裏で珍しい状況が。応援団とかそんなの関係無し。ゴール裏に集った人達全てが立って応援し、声を出し、手拍子をして同点ゴールを信じた。しかし、無情にもエジムンドのFKは壁にぶちあたって試合終了。今後はこの気迫を0−0の状態で魅せれれば、お客さんもきっと増えてくる。 ゴール裏ももっともっと人が集まるはず。でも・・・やっぱ、悔しい。

*新システム継続。全ての・・・パス数やシュート数をまぐが独断と偏見で数えられた分、まぐが認めた分だけを集計する謎のシステム。その名も「MaGta」。まぐ太とか書かない様に。Optaを完全にパクりました。
シュート数
エジムンド2   一樹1   大悟2   隼磨2   マルキーニョス1   桜井1

クロス数・・・サイドチェンジ含む
相馬5   エジムンド3   マルキーニョス1   隼磨2   大悟1   富澤1   山田1

1タッチ、2タッチプレイ数
大悟1   桜井2   隼磨1   マルキーニョス1   エジムンド1

ナイスプレイ数・・・その他ってこと
ロペス2   米山1   隼磨1   大悟1   一樹2   相馬4   エジムンド1   桜井1   山卓1

・相馬の数が増えてきた。こうなると試合は面白くなる。相馬ももっともっと出来るんだから。
8/3(土) J1リーグ第12節
東京スタジアム

東京ヴェルディ1969
 VS 
ジェフユナイテッド市原

前−半

後−半

合−計

田中隼磨(大悟)

 崔 龍洙

 

 ミリノビッチ


   −おまけ−
・ま、そんな訳で個人で気になった事をいくつか。
サッカーってこういう試合もあるんだね。サッカーの怖さを痛感しました。なんせ、前半はあれだけヴェルディペースの中でミス一本で先制されちゃうんですから。しかも、ミリノビッチのシュートだってよう枠へ飛ばしたな。つまり、マルキーニョスがチャンスで全て決めてくれたら勝てるんだ。 よーく、解ったよ。でも、サイドからの攻撃の意志も感じたし、隼磨・相馬も目立ってきた。何も出来ずに負けるという展開の多かったヴェルディだけに1点を追いついたり、あわや同点にだって出来る展開は喜ばしい。後は他のチーム同様、これを逆転出来る程になろう。そうじゃないと、上位進出は 無いぞ。

   −今日の受賞者−
MOM : −該当者有り−    
MVP : DF田中隼磨     初選出


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
前回はMOM、今度はMVPでの受賞。隼磨は2試合連続でのゴールと絶好調だ。とはいえ、今回のMVPは別にゴールを決めなくても素晴らしいプレーだった。隼磨の攻め上がりからのチャンスもあるし、サイドを意識的に攻めようという姿勢がチーム全体に拡がってくれる。こんだけ、活躍すれば自ずと チームの中心的な人物にだってすぐになれるぞ。そんなわけで次もよろしく。

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