2004年 サテライト最終節


・サテライトで脅威の連勝を続ける我らがヴェルディ。昨日、Jリーグでの連敗を3でストップ。レギュラー陣営はこれで盛り返すだろうが、下からの突き上げ無くしてトップが強くなろうはずがない。さぁ、ヴェルディの若者達よ! サテライトで暴れてくれ!!

・トリコロール傘、日産車、横浜ナンバーがズラリと並ぶランド駐車場。かくいうまぐも後ろの2項目に当てはまるのです。日産車には乗るけれど、心はヴェルディなのさー。なんせ、まぐ家はマリノスサポですから。そんな訳でいつもより早めにランド到着。すると、マリノスに何やら笑顔の黒い選手が一人・・・ユキヒコだ。 FC東京では石川に負け・・・マリノスでは隼磨に負け・・・それでもアナタを欲しがるチームはほかにもあるよ。あ、うちはヤナギがいますからね。

ヴェルディ第一グラウンド
東京ヴェルディ1969
VS
横浜Fマリノス
ベルトラン監督  監督樋口靖洋
岸野靖之コーチ  コーチ武藤 覚
水原大樹GK  GK21榎本哲也
柳沢将之13DF  DF天野貴史
一柳夢吾DF  DF佐藤由将
富澤清太郎DF  DF尾本 敬
塗師 亮DF  DF原 信生
小野雄平MF  MF郷内勇太
廣山 望MF  MF11坂井洋平
三原直樹MF  MF佐藤由紀彦
玉乃 淳10MF  MF14保崎 淳
飯尾一慶FW  FW安永聡太郎
平本一樹11FW  FW10山崎雅人


・小机で試合をした時よりかはメンバーもマシか。個人的にはユキヒコが厄介。アイツの精度の高いクロスボールは脅威。高さ、空中戦、競り合い、フィジカルの強い地獄のコンビネーションこと夢吾とかんぺーの夢のタッグがどこまで通用するか。相手の前線には安永もいるんだぞ・・・気を付けろ!(長井秀和風) ユキヒコのクロスから、安永のヘッドで来るだろう・・・間違いない!

     一樹    飯尾                  一樹    飯尾

                             三原   玉乃   廣山柳沢
        玉乃           攻                   ↑↑
                                         ↑↑ 
   三原        廣山     →撃→    塗師            ↑↑
                           ↑↑     小野     ↑↑
        小野           時     ↑↑            ↑↑
                           ↑↑            ↑↑
塗師              柳沢            
     富澤    夢吾                  富澤    夢吾


        水原                        水原
・玉乃もボランチっぽいんですが、たまに戻らない時もあるし内容がヴェルディ寄りだったのでトップ下配置にしてます。

・サテライトに一樹とは何て久しぶりな。必殺「直線ドリブル」も「サテライトキャノン」もサテライト時代に編み出した技だ。いっちょ、修行というか原点に立ち返り必殺技の復習をしようじゃないか。前半開始早々、中盤でケズリ合いが始まり、お互い攻めにいけない。そこにたまたま一樹の前へボールが転がってきた。これを拾ってゴールに向って向きなおす。すると、半径3mぐらいに 誰も寄せない程のフリー。これはもらった。必殺のサテライトキャノン絶好の位置。しかも、ボールは左足に収まっている。打てーっ!必殺「サテライトキャノン!!」・・・も、何故かドリブルして突っ込んで終了。打つべき時に打てぬとは・・・1試合に1回のチャンス打っていこうよ。

・む? どうした水原。仲間からのバックパス。普通のグラウンダーなのに足下でおぼつかない。相手FW山崎が水原を冷やかしにくる。慌ててクリアする水原もボールはぼてぼてでマリノスの選手へパス。これをあっさりと繋がれてしまい、左エリアでもらった安永がサテライトキラー塗師と勝負。かつて、高校1年でグラウをシャットアウトした伝説の男よ。・・・とここまで持ち上げておいて、塗師がいきなり転倒。 勝負するまでもない・・・芝生に足を取られてダウン。悠々と倒れた塗師をかわしてGK水原と一対一。水原も滑り込んで飛び出すが、その上を強烈にフィニッシュ。ゴール正面に突き刺して0−1とマリノス先制・・・ミスにミスが重なり失点。まぁ、取り返せばいいのさ。

・へぇ、マリノスにも優秀な人材いるじゃないの・・・。マリノス左エリアで山崎とヤナギが競り合う。お互い容赦無い競り合い。しかし、それでもボールだけは死守する山崎。すると、ヤナギの最後の一撃にも耐えて左サイドの裏へ走りこんで選手へスルーパス。ヤナギの裏を使われた。そのまま、サイド深くまでえぐってグラウンダーの折り返し。ニアで安永が走りこんで水原と正面から激突。 さっきのお返しとばかりに派手に衝突してボールは外へ。飛び込むより一対一を引いてセーブするタイプの水原も今回ばかりは安永に点やりたくないようだ。

・ユキヒコは厄介だ。サイドを深い位置だろうと、浅い位置からアーリークロスだろうとピンポイントで合わせて来やがる。どんピシャクロスだ。またしても、サイドを駆け上がり塗師と勝負。しかし、ユキヒコはどうやら一対一の勝負がそんなに得意では無いらしい。対して、一対一でも体の入れ方で勝つタイプの塗師は苦手の様だ。それでも、無理矢理クロス。中央に上がったボールにまたも 安永が走りこんでヘッド。これは完全にやられたカタチも安永のホームランで難を逃れる。ここまで決定的なチャンスはマリノスに3度・・・どうした? 今までのサテライトの試合は何だったの。

・我らがキャプテン大声で仲間を呼びまくり。廣山がキープ、全力疾走で走りながら横を通り過ぎたヤナギへスルーパス。さぁ、ヤナギの猛威を思い知れ! と思ったら、ヤナギもスルーパス。サイド深くまでオーバーラップする気マンマンのヤナギがスルーパスとはね、まぐも予想してませんでした。DFラインの裏に出たボールはPA内右エリアへ飛び出した一樹のもとへ。しっかりと蹴り足が左足になるように 体勢を入れ替える余裕。もう一人の榎本が前へ飛び出した事も手伝って、一樹が左足ふわっと浮かせたシュートでゴールイン。1−1と同点。絶対、思いっきり蹴ると思った。詠さん曰く、「他に選択肢が無いから浮かせたんじゃない?」だって。 じゃ、GK出てこなかったら流し込まずにサテライトキャノンだね。まぐはどっちも見たいぞ。

・塗師が中盤で当たりにいく。同じユースっ子同士なら絶対に負けない・・しかし、取れると思ったボールをかっさらったのはユキヒコ。しかも、塗師はいないので右サイドにはスペースがいっぱい。そして、マークもいない。ユキヒコも躊躇わずに必殺のクロス。これがファーサイドまで通ってワンバウンド。一柳も足を伸ばすが届かない・・・そこに走りこんだのは安永。何て、オイシイとこにいるんだ。 とりあえず、足に当たれっていう感じに足を伸ばしたシュートがゴール右下へころころころ・・・これで1−2とマリノスがすぐに逆転。

・右からヤナギのクロスがファーサイドへ。しかし、ジャンプしたマリノスDFよりも一山越えたために一樹のもとへどんピシャ。一樹もダイレクトで打とうとするが、DFにあたる。それでもなお、ボールは一樹のあしもとへ。さぁ、目と目が合いましたよ。一樹アーンド榎本。距離にして約2〜3mのポジション。さぁ、一樹よ。2ゴール目いただきまーす♪。・・・キーーーーーン、え? 早くシュート打ちなさいよ。 もう、GK一人だってば・・・GKも後方に重心行ってるので、尻餅付くってば。何をパワーを貯めてるんですか。ま、まさかこの至近距離で・・・あー、必殺「サテライトキャノン!」発動。しかも、右足で蹴るからほとんどパルプンテ。何が起こるかわからなーい、ばいーん・・・クロスバーへ直撃、しかも当たって下に落ち、再び浮いたボールはDFクリア。これだけのチャンスなのに、まさか迷ったのか・・・。 同点チャンスを逃して1−2で前半終了。




   −後半−
     陵平    玉乃                  陵平    玉乃
                                    
                              三原      廣山 柳沢
   三原        廣山                          ↑↑
                                  須藤     ↑↑ 
                           塗師            ↑↑
     須藤    小野        攻     ↑↑     小野     ↑↑
                    →撃→    ↑↑            ↑↑
                     時     ↑↑            ↑↑
塗師              柳沢            
     富澤    夢吾                  富澤    塗師


        水原                        水原
・一樹と飯尾が仲良く交代。永遠の成長期林 陵平、ボランチの魂の男須藤が登場。対して、マリノスも安永やユキヒコを交代させてます。

・ハーフタイムや試合中、小声で例のフレーズに乗せて歌ってました。あなたも口ずさんでみて下さい。「マリノスだ〜けには〜♪、負けら〜れな〜い♪、オレ達の力ぁ♪、魅せてやろうぜぇ〜♪」すまん、FC東京。ダービーは盛り上げるが・・・やはり、ライバルはマリノス。終生の宿敵(とも)見つけたり。今はライバルだなんて恥ずかしくて言えねーけど、 いつかお前に追い付いてやる。聞いてんのか、塔矢ぁ!!・・・おっとと、そんな気持ちでいっぱいさ。

・玉乃からヤナギへのスルーパス。一気に裏を抜け出したヤナギがオーバーラップ。そして、サイドへと行かずに中央へ切り込んで突破。DF3人を軽々と抜き去って左サイドへサイドチェンジ。今度は左から三原が突破。三原がゴールラインぎりぎりでマイナスパス。中央に走りこんだタマちゃんがダイレクトループシュート。これはゴールの屋根に乗っかる。 いやぁ、ヴェルディらしい小気味良いパス回し。こいつぁ、ひょっとするぞ。

・右サイドの裏へ廣山が飛び込む。今日の廣山はちょっと微妙。トラップミスやドリブルミス、連携で合わないわ、スルーパスに感じてないわで微妙。右サイドの裏へ抜け出してPA侵入。すると、中央で林やら玉乃やらが一斉に飛び込む。でも、ハッキリと廣山打つ気マンマン。だって、中見てないものさ。これがフェイントならカッコイイんだけど、普通にシュートでGK正面。 せっかくのチャンス勿体無かったかな。

・DFラインの裏へ一気にロングフィード。ここにはヤナギが走りこんでいてGKと一対一。PA内右エリアで対峙。ふっふっふ、久しぶりに出るんかな・・・そうだそうだ、パワーを貯めて貯めて貯めて準備よーしっ!! いけーっ!名前だけが先行してしまった幻の必殺技「じぇっとすとりーむあたーーーっく!!」・・・ってシュートは打たず。ギリギリまで待ってマイナスパス。 ここにはタマちゃんが走りこんでいてダイレクトシュート。ゴール左へ流し込んで2−2の同点。イメージするならば、昨日の山卓からコバとそっくり。

・さぁ、もう面白い様にボールが繋がる。必殺の「パス回し選手権」がつながりまくり。左サイドを上がった三原も調子に乗っちゃった。DFと一対一で勝負。縦へ突破して三原もシュート。ゴール右下を狙ったシュートがGKに当たり、無人のゴールへころころころ・・・このボールは緩くて戻ろうと思えばDFがカット出来そうなボール。しかーし、そこに走りこんできたのが「永遠の成長期」こと 林 陵平。そりゃ、もうアンタ。足だって長いのさー、とスライディングで押し込んで3−2と逆転。最近の林の絶好調ぶりは凄いね、高円宮杯も期待しましょ。

・おーおおーおおーおおー、バモ林 陵平〜♪ おーおおーおおーおおー、バモ林 陵平〜♪ さぁ、魅せろよ。俺達のエース! バモ林 陵平〜♪・・・この歌い方とバモの入り具合で誰が作ったかはすぐ分かるね。新曲披露! 実は喜山のもあるらしいぞ。期待して待て!

        陵平                    玉乃  陵平  廣山
                                      
     玉乃    廣山              弦巻            柳沢
                                         ↑↑
 弦巻            柳沢                 須藤     ↑↑ 
                                         ↑↑
     須藤    小野        攻            小野     ↑↑
                    →撃→                  ↑↑
                     時                   ↑↑
   富澤        夢吾              富澤        夢吾
        塗師                        塗師   


        水原                        水原
・ダブルヤナギ。ヤナギとイチヤナギでワンツーパス。このまま、狭い所を二人だけで突破すると思われた・・・しかし、良く見てみると・・・廣山がフリー。試しにボールを渡してみた。最終ラインで待ってる廣山にマークがつかない・・・いいのかな? とクビをかしげながらも全力疾走へ。やっと事の重大さに気付いたマリノスDF陣も時すでに遅し。 GKと一対一の状態で思いっきり振り切ったシュートはゴール右上へズドン。4−2でトドメ。いやー、祭りだ祭りだーっ!!

・試合終了間際に2度ほど弦巻がビッグチャンス手前まで来るのだが、一対一の勝負に勝ってもシュートが外だったりと得点とまでは行かなかった。ちぇっ・・・俺達ぃ〜の弦巻ぃ♪って歌いたかったのに。4−2で4連勝でーす。



9/19(日)サテライトリーグ
ヴェルディ第一グラウンド

東京ヴェルディ1969
 VS 
横浜Fマリノス

前−半

後−半

合−計

(柳沢)平本一樹

 安永聡太郎2

(柳沢)玉乃 淳

  

(三原)林 陵平

  

(一柳)廣山 望

  


   −おまけ−
・ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
試合中、たびたび恐いシーンがあったのですが水原へのバックパス。これって非常に恐いです。動きがたどたどしくなるのは何ででしょうね。よっぽど、苦手なんでしょうか。途中で気付いたのか、相手の山崎はわざと詰めてましたよ。試合前には夢吾とかんぺーの地獄のコンビネーションが安永を潰してくれるだろうと思ったんですけど、 見事に2失点しちゃいました・・・ユキヒコの効果も大きいですが悔しいです。後半には完全にヴェルディペースとなり、相手に決定的な形を一度も作らせない完璧なサッカーとなりました。これを続けられると強いチームになりますよ。純粋にこれで紅白戦やって、レギュラーが勝ってるんですよね。まさか、サブ組の方が強い?

   −今日の受賞者−
MOM : MF 柳沢将之     初選出/通算5度目
MOM : MF 玉乃 淳     初選出/通算3度目
MVP : MF 三原直樹     3度目/通算4度目
MVP : MF 廣山 望     初選出
MVP : FW 林 陵平     3度目


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
やはり、1点目と同点のアシストは効果大。ひいき目抜きにしてもヤナギの効果は高かったです。さすが、キャプテンですよ。普通にヤナギの出番与えてくれてもいいと思うんだけどなぁ・・・なんでダメなんだろ。今日はベンチでオジーも観戦していたので、そろそろどうですか? 日に日に玉乃の本領も発揮してきました。コバと同じ感じのシュートを決めましたが、時折ノーガードドリブルの片鱗も魅せてました。 やっぱ、タマちゃんもFWの方がいいかも。左サイドのスペシャリスト三原も一対一の勝負ではことごとく勝った。ま、相手がユースっ子なので当然といえば当然。それでも勝負強さを評価。廣山は連携が合わないシーンも多かったんですが、しっかりと結果を残した事を評価しました。同じく永遠の成長期林も結果を評価。最近の絶好調ぶりが恐いぐらいに効果有りですからね。ユースでも頼むよ。


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