2006年 第4回プリンスリーグ


・いやぁ、プリンスリーグの日程を把握していなかったので、気付いたら3試合も終わっていたみたいですよ。それも、まぐが見に行ける範囲の試合を2つも逃してるとは・・・。そういう訳で今日が初のプリンスリーグ観戦となります。 どれどれ、新1年生の顔ぶれはどうなってる事やら。今から楽しみじゃわい。(何で老ける?)

ヴェルディグラウンド
ヴェルディユース
VS
渋谷幕張高校
柴田 峡監督  監督佐々木浩二
高木 駿GK  GK15秋元大毅
古川将大DF  DFエジソン・ブルーノ
吉田啓祐18DF  DF小笠晃司
金沢真吾DF  DF越村大督
落合広輝DF  DF横川達郎
小林裕紀28MF  DF16宮下拓真
奥田大二郎17MF  MF吉岡寿倫
村杉聡史MF  MFジョズエ・ソウザ
山崎文人32MF  MF14笠井俊輔
エルサムニー・オサマ11FW  FW蛯原 龍
征矢智和FW  FW18村田 遼


・おお、さすがはトゥーリオの母校。今回もしっかりとブラジル人選手を発見しましたよ。MF登録であったジョズエ・ソウザはFWだったような気もする。CBのエジソン・ブルーノはザゲイロって名前を使った方がいいのかと思いきや、 しっかりとカバーリングまでこなす守備型の選手でした。おかしいな、気が付いたらPA内まで駆け上がるというイメージだったのにな・・・。渋谷幕張のメンバーがあってるかは分かりません。

     征矢    オサマ                 征矢    オサマ
                            
                                  山崎
        山崎                オチ      
                     攻    ↑↑ 村杉        ゆーき      
                    →撃→   ↑↑             
   村杉   奥田   ゆーき     時    ↑↑      奥田  
                          ↑↑             
                          ↑↑            
オチ              マサ           金沢   吉田   マサ 
     金沢    吉田                


        高木                        高木
・まぁ、まぐのシステム配置なんてちらっと見ただけで確定しちゃうのでアテにはしないでください。ゴールキックになった時に見てるつもりですが、試合中にころころと布陣は変わりますから。まぐなんてノート書いたり、デジカメ撮ったりといい加減なもんで。 ともかく、驚きの選手は山崎文人選手です。新1年生でいきなりのスタメン。そして、トップ下。購入したプログラムには「前所属:アビスパ福岡」・・・またですか。九州のサッカーっ子を青田買いですか。サカつくばりに全国各地からユースっ子を引っ張ってきますね。 なんて、優秀なスカウトなんでしょーか。年棒も億単位か?・・・まさか、小沼さんじゃないでしょーね。

・どれどれ、まずは山崎くんを見させてもらいましょーか。ばってんくさ、博多ばい。いまだ、スタイルは良く分からないが、ボールを受けると同時に顔を上げているので視野は広そう。中田がやって時にはびっくりしたもんだが、今は中学生高校生も当たり前の様にやるんだね。トラップも満足に出来ないのに、 顔を上げる余裕なんて無い人物がここに1名。あんたら、化け物だよ。瞬時に仲間への繋ぐパスや、ロングフィードなど状況判断もなかなか。だが、まだ判断は保留としよう。これぐらいヴェルディユースでは当たり前なのさ。と期待値を高くしておこう。

・左サイドのポジションには落合。全てのポジションの中で取り合いが予想されるのがこの左サイドバック。何故なら、今までは3年間「三原」という黄金聖闘士(ゴールドセイント)が君臨していたからだ。その三原がトップ昇格となった今、このポジションは熾烈を極めるだろう。んで、今日はその落合なんだが・・・ この1試合だけで軽く2桁はセンタリングを上げているではないか。タイミングの良いオーバーラップ、一対一でも、フィジカルでも、難なく相手をかわして上げてしまうのだ。これはひょっとするぞ、頑張れオチ!! なーんだけど、センタリングが合わない合わない。精度も悪くなさそうなのに、ゴールラインをいきなり 割ってしまう訳でもないのにアシストにならない。相手の守備もブルーノ以外は170cm代と決して高くないし、MOM級のフル稼働なのに・・・後は結果だけだぞ。

・征矢が32番じゃなくなってしまった。もう、ヴィエリじゃないのね。じゃぁ、誰にしようかな。とはいえ、兄ちゃんいないから、征矢でいいか。この試合では相変わらずの独力突破でゴール出来る人だなと改めて実感。トラップして反転シュートだけで強烈なシュートが飛んでったよ。助走とか何もいらないやね、 踏み込み1歩でどっかーーんっ!!ですから。何だか、ワシントンみたいなシュートでした。

・この試合ではオサマのクサビが絶好調。全員の意識の中に優先順位オサマになってるのか、監督の指示なのか・・・とにかく、ロングボール放り込みではなくオサマの足元。そして、ダイレクトでクサビを打つ。うん、何だかサッカーって感じがします。それにしても、オサマにクサビを打たせて征矢には 裏へ走らせるなど役目を統一。ただ、オサマがフォローに走る事が多く、シュートチャンスの際にオサマが居ない事が多い。何かを試してるのか、征矢にがゴールの匂いがするが、オサマの得点のカタチが無いぞ。

・いやぁ、それにしても金沢と吉田はまさに壁ですね。びっくりですよ。適当に放り込みではびくともしない。なんとか、ロングボールを中心にジョズエ・ソウザがDFラインの裏を狙ってくるもの決定的なカタチを作らせず。 うーん、これでは金沢と吉田の評価の参考にはなんないですね。それにしても堅すぎ。

・中盤の3ボランチチックな組み立て・・・いやぁ、これですよ、これ。まぐが見たいサッカーですよ。止める・蹴る技術は最高です。リンクマンというか、繋ぐ・さばくで中盤を完全に支配。攻める為にボランチに下げるというサッカーを君も見たくないか? ボールは友達、お前らには触らせないぜ。 それにしても、東京だけでこれほど両極端なサッカーを指向するのも面白いね。手数の少ないサッカー見たければ、青赤へどうぞ。去年に比べて、ヴェルディのサッカーも濃くなったよ。もう放り込みは勘弁してくれ。正直、まぐは結果なんかどーでもいいんだ。

・謎は全て解けた。オサマにクサビをさせてPAへ上がる。そう、サイドへ預けた際に一気にPA内へ侵入する。この動きだけで相手のマークを外す事が出来るのだ。まぁ、確かに征矢や森本などに比べてPA内でのマークのはずし方はそんなに上手い方ではない。そうだ、きっと監督は これを練習させたいのだ。もし、そうなら結構面白いかもしれない。それにこの試合のDFもマンマークだったので、1人は連れてく事が出来てたしこの試合だけでも効果有りだったね。前半終了。



   −後半−
     征矢    オサマ                 征矢    オサマ
                            
                                  山崎
        山崎                オチ      
                     攻    ↑↑ 和田        ゆーき      
                    →撃→   ↑↑             
   和田   奥田   ゆーき     時    ↑↑      奥田  
                          ↑↑             
                          ↑↑            
オチ              石井           金沢   マサ   石井 
     金沢    マサ                


        高木                        高木
・吉田にかえて石井。マサが真ん中に入ったと思う。他には村杉にかえて新1年生の和田。ふむふむ、新しい和田にも注目してみますか。

・新しい選手でもある山崎。彼のスタイルなどが何も分からないので注目してみた。すると、後半は結構チャンス目白押し。どれどれ、才能の片鱗を見逃してなるものか。 途中交代で入ってきた石井からのスルーパスをオサマがスルー。そして、前線に張っていた山崎・・・ぼーーーーっ・・・って立ち往生かい!!今度こそアシストを!と意気込む落合からのセンタリング。 二列目から飛び込んできた山崎が右足ボレー・・・もギリギリで外へ。むむむむむ、なかなか見所はあるのだが分かりやすい結果を逃すのぉ。

・ロングボールがそのままオサマへ。PA内まで独走するも追いつかれてしまい一対一へ。ここでフェイントを織り交ぜながらシュートコースが空くのを待っていたが、なかなか微動だにしない。これを下げてマイナスパス。 ここに征矢が走りこんできてボレーシュート。GK横っ飛びも間に合わないでゴールイン・・・と思ったら、渋谷幕張のDFがゴールの中でクリア。くっそーーっ!!。これ決まったら結構かっこよかったのに。久保じゃないけど、「ぱさぁ〜」だったのにぃーっ!

     富所    オサマ                 富所    オサマ
                            
                                  山崎
        山崎                オチ      
                     攻    ↑↑ 和田        ゆーき      
                    →撃→   ↑↑             
   和田   奥田   ゆーき     時    ↑↑      奥田  
                          ↑↑             
                          ↑↑            
オチ              石井           金沢   マサ   石井 
     金沢    マサ                


        高木                        高木
・このボレーを逃して選手交代。確かに今日の征矢は反転シュートとこのボレーの2発ぐらいのもんか。もうちょっと、ボール触りたかったなぁ。んで、途中交代も新1年生の登場。あれ?FWの選手だっけ? プログラムには攻撃的ボランチって書いてるんだけどなぁ。 まぐの見間違いかなぁ。もしかしたら、山崎がFWだったかもしんない。

・DFラインからのバックパス。これを金沢へ。・・・と思ったら、これが見事な相手へのスルーパスへ。DFとGKの間へのパスって感じ。これを相手FWが独走。後はGKと一対一の状況、これを後ろから金沢がスライディングで一発退場。まだ、この位置なら間に合うっていう 最初の段階でスライディング。ボールを狙ったものだったが、得点機会阻止という事だろうレッドカードを出されてしまった。まぁ、これは正直仕方ないっす。プロフェッショナルファールというか何というか、本当は警告だけで済ませたかったんだけどね。覚悟の退場に見えた。 FKは外へ。うんうん、ここで0−1にされるよりはマシと捉えるか。

     富所    オサマ                 富所    オサマ
                            
                                  山崎
        山崎                      
                     攻       和田        ゆーき      
                    →撃→                  
   和田   奥田   ゆーき     時            奥田  
                                       
                                      
   平    マサ   石井              平    マサ   石井


        高木                        高木
・3−4−2という布陣になりました。まだ、1勝もしていないという事もあってか、FWを下げずにDFを交換してきました。でも、この平「たいら」という選手はプログラム上では左サイドバック。 今後も落合と戦う選手なんですね。ポジション争いも見たいので、この選手にも注目しますか。負けそうも無い試合が一転して危ない試合になってきた。相手も果敢に攻めてきてるぞ。

・左の二列目に位置する和田拓也選手。日本U−15代表ですか、なるほど。ゴールドセイントですか。その片鱗を少しでも魅せてもらいましょ。すると、左で相手選手と一対一。さぁ、サイドアタッカーなのか、ゲームメーカーなのか、ネタたっぷりなのか・・・この状況下で何をする和田。 すると、何をしたのかは反対側で分からなかったが、一瞬のスピードで相手を置き去りにするかわしっぷり。むむむ、何をしたんだ。どんなフェイントだったんだーっ!!何か、きっと凄い和田マジックを魅せたに違いない。まぐなんか、耳が大きくなっちゃったぐらしか出来そうも無い。

     トシ    オサマ                 トシ    オサマ
                            
                                  富所
        富所                      
                     攻       和田        ゆーき      
                    →撃→                  
   和田   奥田   ゆーき     時            奥田  
                                       
                                      
   平    マサ   石井              平    マサ   石井


        高木                        高木
・あぁ、もうシステム分からない。トシは右にいた様な気もするぞ。んで、この高木俊幸という選手はプログラムに載っていないんだが、ジュニアユースか何かか? まさか、全国からじゃなくジュニアユースからも青田買いですか。 ヴェルディユースの戦力戦線異常無し。あ、でもポジション争いは活発にね。

・ワンチャンス。3バックの左。それまで、相手とのマッチアップではたびたびかわされたり、マークのズレが起こっていた新1年生の平。たった、1度のオーバーラップ。これを振り切って深いところからセンタリング。富所かトシのどっちかがニアでつぶれ役。 GKも飛び出すが届かず・・・さっきまで献身的にクサビのプレーを延々とやり続けた男、オサマが無人のゴールへプッシュ。これで1−0とヴェルディが先制。それにしても、あれだけ落合がセンタリングを上げ続けたのに、平はたった1度のワンチャンスでアシストになってしまったぞ。 いやぁ、これだからサッカーは面白い。

・新1年生富所。何だか、WCCFのカカの様な特殊能力を発見しました。右サイドでキープしていた富所。なんと、2人に囲まれているのに繊細なボールタッチでひらりひらりとかわすではないか。「影をも踏ませぬドリブル」ってな感じです。いやぁ、これだけ柔らかいといいなぁ。 その後、PA内でシュート打たずにひらりひらり、最後はGKまでかわそうとして失敗・・・カカというより、ジョージ・ヴェストかお前は。でも、まぐはこういう選手好きだったりもする。結局、最後はしっかりとキープして終了1−0でプリンスリーグ初勝利となりました。


4/26(水) 第4回プリンスリーグ
ヴェルディグラウンド

ヴェルディユース
 VS 
渋谷幕張高校

前−半

後−半

合−計

(平)エルサムニー・オサマ

  


   −おまけ−
ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
・新1年生面白いですね。平とか富所とか和田とか山崎もなかなかテクニックはすでにヴェルディユースでも十分通用しますよ。いきなり、レギュラーになったり今後も変動有りそうな感じ。中でも和田と山崎はスタメンになれそうな感じします。 今後もレギュラー陣との切磋琢磨が面白そうだ。

   −今日の受賞者−
MOM : FWエルサムニー・オサマ    初選出/通算6度目
MOM : DF平 智弘          初選出
MOM : GK高木 駿          初選出
MOM : DF古川将大          初選出/通算2度目
MOM : DF金沢真吾          初選出
MVP : DF落合広輝          初選出
MVP : MF富所 悠          初選出


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
・オサマはゴール無かったとしてもMOMには入れるつもりでした。あのクサビだけを延々と90分間やっただけで頭が下がります。同じく結果を残した平もMOM。守備に関しては目をつむりましょう。センターバックだしね。観戦記では出てこなかった高木 駿、1回左からのセンタリングをどんピシャヘッドされちゃったのを スーパーセーブしてます。マサ古川は最後まで3バックのど真ん中で頑張ってくれました。元FWだってのを忘れてしまいそうです。金沢はプロフェッショナルファールと思いましょう。あの退場が無く0−1にされていたらの事を考えると、この内容のサッカーが出来たかは怪しいもんです。おかげで緊張感というか空気も変わりましたし。 オチは2桁を越えるセンタリング数だけでも物凄い活躍です。後は結果だけです。あわせてくれないっていう良いボールもあったんだよ。富所は影をも踏ませぬドリブルが気に入りました。まったく、スタイル違ったらどーしよ。




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