2005年クラブユース選手権関東予選第4節
・クラブユース選手権関東予選を戦うにあたって、一番の強者といえば「三菱養和」。東京最強の座を賭けて、幾度も戦った猛者だ。その昔、東京決勝で涙を飲んだ事もあった。まさに東京ダービー。
トップでの東京ダービーはFC東京かもしれない・・・しかし、ユース年代では三菱養和だろう。その三菱養和は今年、東京準決勝でFC東京に敗れた。4年連続同カードの決勝は実現しなかった・・・しかし、まさか関東予選で相まみえようとは。
ヴェルディ第一グラウンド
ヴェルディユース |
VS | 三菱養和SC |
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柴田 峡 | − | 監督 | |
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高木 駿 | 34 | GK | |
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笠松亮太 | 23 | DF | |
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金沢真吾 | 5 | DF | |
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坂口達也 | 4 | DF | |
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三原直樹 | 3 | DF | |
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小林裕紀 | 13 | MF | |
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村杉聡史 | 6 | MF | |
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高橋賢人 | 20 | MF | |
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河野広貴 | 35 | MF | |
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征矢智和 | 32 | FW | |
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エルサムニー・オサマ | 11 | FW | |
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・最近、固定されつつあるユースの面子。ケガで出れなかった選手もそろそろ復帰できるはず。しかし、安定し始めたこのメンバーから奪えるかな? 今日は何ヶ月ぶりの復帰になるのか、黄金の左足を持つ男「喜山」も復帰予定だ!
オサマ 征矢智 河野 オサマ 征矢
↑↑
三原 賢人
河野 賢人 ↑↑
攻 ↑↑
→撃→ ↑↑
村杉 裕紀 時 ↑↑ 村杉 裕紀
↑↑
↑↑
三原 笠松 笠松
坂口 金沢 坂口 金沢
高木 高木
・前線とボランチの間がぽっかり空いてますが、たまにボブや裕紀が上がっていくので何とかなる。そもそも、ロングボールで手数を少なくゴールを陥れるサッカーなので中盤が間延びしてしまうのは仕方無し。タイミングにもよるが、ヴェルディユース三銃士でもある喜山・弦巻・三原が全員揃った時のサッカーが非常に楽しみ。きっと、シェンロンなんか現れちゃうかもしんないし、願い事を
一つぐらいなら叶えてくれそうな夢のサッカーが展開されそうです。おい、そこの豚男、「ギャルの○○○○おくれー」とか言うなよ。
・・・ガーンッ!遅刻・・・新横浜で一向に動かない大渋滞。どういうことだよ。キックオフ5分後ぐらいに到着。そして、まだ0−0だなとピッチを見て歩いていた瞬間・・・「河野っ!河野っ!」というコールが。ショック・・・先制点見逃した。しかも、河野。うわーん。
・三菱養和の5番デカッ!河野と並ぶとまさに大人と子供。それでも、ゴールしちゃった河野に脱帽。サッカーとは繋ぐ事と見つけたり・・・が本文のヴェルディに新たな感覚。「サッカーとは走る事と見つけたり」河野大注目の若手ですよ。
・ヴェルディの最終ラインで笠松が驚くべき発言をした・・・「ねー、オフサイド考えよう、オフサイド!」・・・・まぐはびっくりした。ヴェルディの守備陣形でオフサイドトラップという概念は今までの歴史上「李 国秀」以来考えられた事が無いのだ。そもそも、ブラジルやアルゼンチン人監督などの南米出身者はオフサイドトラップを指導しない傾向にある。そんなヴェルディにとうとう
オフサイドが登場したのだ。よく考えてみると、今までのユース以上に最終ラインが高い。そして、最終ラインのメンバーが顔を見合わせてタイミングを取ってる。見事だ。ヴェルディにも新しい風が入ってきたようだ・・・ありがとう、柴田監督。(*ってか、オフサイドをしないヴェルディもどうかと。)
・どこのチームだって、これをやられると辛いもの。左に右にフラれてマークをずらされると左からのセンタリング。普通のクロスボールだけどマークがずれてしまいファーサイドでヘディングずどーんっ!ゴール右下へ叩き込んで1−1の同点へ。ここまでシュートチャンスもヴェルディの方が優勢だったにも関わらずの失点。まずい、まずいぞー。前半からパワープレイとかやられてしまうとヤバイぞー。
・ヴェルディユースからのロングフィード。これを最終ラインの裏へ飛び出したオサマ。前回の試合でも魅せた裏への飛び出しでGKと一対一へ。GKが一気に前へ飛び込んでくるもキックは空振り。そして、裏へ抜けたオサマが無人のゴールへ流し込みシュート・・・も外へ。ちょっと、思ったよりかは角度が無かったみたい。それにしても惜しい。
・ヴェルディユースにFKのチャンス。さぁ、いっちょここはFKで一発ゴールが欲しいやね。一体誰が蹴るのか注目してみよう・・・まず、FKの周りに集まってきたのは4名。賢人、裕紀、征矢智、村杉だ。え?村杉も蹴るの? 弦巻も征矢貴もいないので蹴るのは裕紀だろうと思った。しかし、村杉がアピールしている。さぁ、注目は俄然村杉に集まる。
FKの周りでうろうろとして「オレも蹴りたい」とアピール。しかし、話は裕紀を中心に賢人、征矢智の間で話している・・・残念。村杉、会話にも混ざれずに後退。蹴りたいアピールも実りませんでした。結局、裕紀がまたいで賢人またいで征矢智どっかーんでした。
・うずうず、うずうず・・・どうやらヴェルディユースで散歩に連れて行ってもらいたい選手を発見。もし、尻尾があったら振りまくってるに違いない。その選手は河野。もう、走りたくって仕方ないって具合。すると、坂口が一喝・・・・「河野行くなっ!」・・・しょぼーん。耳もへたーってなってる。その後もまるでコントの様に坂口に一喝されて、前へ行かなくなっていく河野。守備する時は守備、
攻める時は首輪を外す。どうやら、飼い主は坂口ということが判明しましたよ。次からは「行くなっ!」ではなく「おあずけっ!」でどうぞ。前半終了。
−後半−
河野 オサマ 河野 オサマ
三原 弦巻 征矢貴
弦巻 征矢貴 ↑↑
攻 ↑↑
→撃→ ↑↑
村杉 裕紀 時 ↑↑ 村杉 裕紀
↑↑
↑↑
三原 笠松 笠松
坂口 金沢 坂口 金沢
高木 高木
・征矢智にかえて負傷明けの弦巻も復帰。これでユース三銃士の一人が復帰しましたよ。・・・で誰がアトス、ポルトス、アラミスなんでしょーか。昔、アニメで誰かが女だったなぁ、まぁいい。さぁ、後は喜山だけです。喜山の登場に相応しい舞台を作ってやりましょう。そのためにはまず逆転ゴールが重要です。その後、賢人にかえて征矢貴も登場。兄弟揃っての出場はなりませんでした。
・CK村杉のキック。これがぐんぐん伸びて笠松へ。空中戦では上背で三菱養和に勝てるはずもない・・・そうなるとヴェルディユースのキック精度で対抗するしかないのだ。FKは蹴らせてくれないが、CKは抜群の村杉なのさ。でも、今回は村杉の話じゃなくて笠松。「CKはファーサイドで坂口」しか得点の可能性の無いヴェルディユースだったが、今回は中央で笠松がヘッドで合わせた。
しかし、どフリーでのヘッドは外へ。ここまでフリーでCKをあわせたのが無かった分だけ悔しい。すると、笠松・・・「いやん♪」とばかりに両手で顔を覆って恥ずかしそうに帰っていく。お前は一昔の清純派アイドルかい。・・・今後もそんな清純派CB笠松をよろしく。考えてみると貴重だわ。
・またしても、FKのチャンス。さぁ、いっちょここはFKで一発ゴールが欲しいやね。一体誰が蹴るのか注目してみよう・・・まず、FKの周りに集まってきたのは4名。三原、裕紀、弦巻、征矢貴・・・え?村杉もう諦めたの? まぁ、確かにフリーキッカーの弦巻や征矢貴が途中出場しただけに厳しいのは分かるが・・・
もう少し、村杉がアピールしてうろうろする瞬間が見たかったな。結局、普通に弦巻が蹴って外へ。頑張れ、村杉。
・オサマがイライラしてる・・・試合中、ずっと怒ってる。まさか、ゴール出来ないのを怒ってるのだろうか・・・違う。実は三菱養和のCBにイライラしてるのだ。そうそれは19番の子である。なんと、オサマに対してすっぽんマークなのだ。でも、その程度で何故怒るかって? たまーにいるんですよ、こういうマーカー。オサマの身体をぺたぺた触ってくるのだ。
え? ウソ? そっちの趣味ですか、このCB・・・っていう訳じゃないが、必ずオサマの胸板をペタペタ触るのだ。オサマの前へ陣取った時は片手で常にオサマの胸を触る、逆に後ろの場合は抱きつく、CKでも常にペタペタ。そりゃ、怒るわ。三菱養和には痴漢がいるようだ・・・(*注意、反則ではありませんし、マークは見事でしたよ。こんな表現ですが誉めてるのです。)
オサマ 河野 オサマ
三原 弦巻 征矢貴
河野 弦巻 ↑↑
攻 ↑↑
→撃→ ↑↑
裕紀 大樹 征矢貴 時 ↑↑ 裕紀 大樹
↑↑
↑↑
三原 村杉 村杉
坂口 金沢 坂口 金沢
高木 高木
・清純派CBの笠松にかえて高橋大樹。ボブ村杉が右サイドへ移動しました。
・様々の障害を乗り越えて、我慢に我慢を重ねて、空中戦は圧倒的に制されても、三菱養和に勝てばいい。右サイドのスローイン。これをゴールライン際でもらった弦巻が突破。狭い位置をドリブルで突破してDFをかわす・・・GKの直前でマイナスパス。ここにはさっきから痴漢行為を受けていたオサマが待っていた。トラップと同時にトゥーキック・・・これがゴール真正面へ飛んでしまうも、GKの脇の下を
するっと抜けてゴールイン。うおーーーーーっ!!最後の最後でゴール決まったーっ!!これで2−1と勝利っ!喜山は最後に顔見せ程度ですが復帰しましたよん。
6/19(日) 関東クラブユース選手権二次予選ヴェルディグラウンド |
ヴェルディユース | VS | 三菱養和SC |
1 | 前−半 | 1 |
1 | 後−半 | 0 |
2 | 合−計 | 1 |
(征矢智)河野広貴 | | |
(弦巻)エルサムニー・オサマ | | |
−おまけ−
ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
・両チームの最終ラインが物凄く高いので放り込み合戦になってました。およそ、ピッチの3分の1だけでボールを取り合ってました。あまり、見られる光景ではありませんね。それでも、ヴェルディらしからぬ最終ラインからのオフサイドトラップなど見応えは充分でした。
白熱するピリピリとしたサッカーは久しぶりです。これで首位はほぼ決まり。さぁ、関東予選の決勝トーナメントも制して、福島で優勝もかっさらっちゃいましょうよ。ユースの三銃士も復帰したんだし。んで、誰が武藤・蝶野・橋本なんでしょーか。さっきからこのネタばっかだな。
−今日の受賞者−
MOM : MF 弦巻健人 3度目/通算7度目
MOM : FW エルサムニー・オサマ 3度目/通算4度目
MOM : MF 村杉聡史 2度目
MVP : MF 河野広貴 2度目
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
弦巻は最後のアシスト、オサマは最後のゴールで見事MOM受賞です。村杉は観戦記ではふざけたキャラで書きましたけど、この試合では攻守に貢献しさすがのプレーを連発してました。でも、書くときはネタばっかになっちゃいますが。河野のゴールは見逃しましたが、試合中ずっとはしゃぎまわってる姿は見ていて爽快です。
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