2005年 プリンスリーグ第6節
・久しぶりのユースの試合なんだけど、残念ながらこの試合でまぐ観戦は終了。くぅー、残念。そういう訳でこの試合では、是非とも勝利を見たいものだ。・・・とはいえ、この相手の浦和東高校は現在無敗で首位のチームだ。なかなかに強いだろうな。
しかも、1グラの周りには見事に浦和東の親御さんだらけ。中にはテーブルや椅子まで準備して、ほとんどランドの山をハイキング気分でやってきた感じ。ビール飲みながら息子さんの活躍を見てやって下さいよ・・・血祭りにされる姿をな!ぐはははははは。まぐは悪魔か。
ヴェルディ第一グラウンド
ヴェルディユース |
VS | 浦和東高校 |
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柴田 峡 | − | 監督 | |
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高木 駿 | 34 | GK | |
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笠松亮太 | 23 | DF | |
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金沢真吾 | 5 | DF | |
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坂口達也 | 4 | DF | |
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村杉聡史 | 6 | DF | |
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小林裕紀 | 13 | MF | |
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高橋大樹 | 25 | MF | |
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高橋賢人 | 20 | MF | |
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弦巻健人 | 10 | MF | |
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征矢智和 | 32 | FW | |
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エルサムニー・オサマ | 11 | FW | |
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・久しぶりのユースはどんな感じでしょうか。相変わらず、トップ以上のケガ人続出らしいんで、ちょっとメンバーが想像もつきません。システムだって流動的だし、戦術もハッキリとしたカタチが見えてきません。
果たして、今年のユースはどんな試合を魅せてくれるのか。
オサマ 征矢智 オサマ 征矢
賢人
↑↑
弦巻 賢人 ←←←←←弦巻→→→→→ ↑↑
攻
→撃→
裕紀 大樹 時 裕紀 大樹
村杉 笠松 村杉 笠松
坂口 金沢 坂口 金沢
高木 高木
・GKはユースまで高木になったようです。笠松、村杉がサイドバック?・・・どうやら、サイドバックは全滅だそうです。三原でさえもケガで出場出来ず。これは非常に辛いわ。
・征矢が右へ開いたところへ坂口から見事なロングフィード。これを右サイドでビタッと足元にトラップした征矢。中をじっくりと見てすぐにアーリークロス。そんなに精度も高いという訳ではなかった。それだけにGKがジャンプ一番難なくキャッチ・・・しかし、GKが何とこのボールをこぼした。
そこを卒なくオサマが蹴り込んで1−0とヴェルディユース先制。いやはや、これは何とラッキーな先制ゴールだろうか。相手が首位だけど非常に楽な展開へと持っていけるぞ。
・ここまで非常にフィードなどのロングボール中心。そうか、とうとうヴェルディにもこの波が到来しましたか。・・・とは言っても、三度の飯よりショートパスが好きな高校生達です。これで終わる訳が無いでしょう。弦巻が倒れている仲間(?)からボールを奪ってドリブル。PA外中央で待っていたオサマへ預ける。これをオサマがダイレクトで
弦巻へ返す。このボールを落ち着き払って、かるーいタッチでシュート。ゴール右下へワンバウンドでぱさぁ・・・あらま、2−0。うーん、中央突破が絵になるチームってそうはいないぞ。
・かさにかかって攻め込んでくる。前はユタ州だのと変なニックネームをつけてしまった賢人。最近、レギュラー争いも手中に収めている感の強い選手だ。その賢人だが、この試合では右サイドの深いところへ上がりまくり。ほとんどFWか?ってなぐらい前へ位置しているのだ。その、賢人がボールを持ってドリブル突破。
PA内右エリアへ侵入しておもむろにシュート。シュートコースは切られているので、無理矢理アウトサイドキックで狙う。これがしっかりとアウト回転がかかりGK正面から右上へぎゅーんと曲がってクロスバーへカキーン! GKは完全に見逃しただけに早くも圧勝ムードが漂いはじめる。
・なんだか、ヴェルディが浦和東を徹底的にスカウティングしたのか何なのか。ロングフィードがえらく簡単に通りまくる。特にそのフィードの正確性は群を抜いて坂口が凄い。右に左にぴたっと合わせるブレの無さ・・・そうか、ヴェルディユースというと大抵、冠言葉の様に「技術だけはねぇ・・・」と言われてきたが、やれば出来る子の集まりなんだよ。
浦和東の子達も唖然呆然、さっきまで部活サッカーの象徴でもある無駄な「声出し」も静かになった。ここで「無駄」と語ったのはまぐも経験のある「おい!声出せよ!」っていうアレね。指示やらコーチングでは無いので無駄なのさ。「2アウト!2アウト!バッターびびってるよー!」みたいな感じ。
・左右をフラれまくりなのがヴェルディ・・・しかし、この試合では相手を左右にフリまくり。いやん、いつからそんな男になったの。などとオドける余裕もある試合。右サイドへ深くえぐって賢人がセンタリング。左右にフラれるもんだから、PA内でのマークもズレてくる。ファーサイドへ渡ったボールはDFがポジションミスでかぶってしまう。
ここに待っていたのはエースのオサマ。しっかりと足下へピタッと落とすトラップからすぐに振りぬきボレーシュート。GKの足下を流し込んで3−0とお祭り状態。前半でこんなに取ってもいいんですかね。なんだか、まぐが見てる試合でこれだけゴール連発だなんて気が利くねぇー。うはうは。
・うーん、3−0のここまで見ていて思ったのですが、あれですね。最近の流行りですよ。ロングボールで前線へ蹴り込み、左右へ開いて早くFWへ当てるというアレですよ。「最短の繋ぎでゴールを陥れる」っていう奴ですね。ジーコやら山本監督やらが声高に言ってたやつです。攻守の切り替えが遅いヴェルディにはこういう攻めでカウンターの早さを練習する良い機会です。
さすが、柴田サッカー。ぐすん・・・ううん、泣いてないよ。まぐは泣いてないよ。たとえ、繋ぐサッカーじゃなくなったって文句は言わないよ・・・ぐすん。
・声出しも無くなり静かになってきた第一グラウンド。浦和東もだいぶ落ち込んできちゃったみたい。すると、右サイドをドリブルして攻め込んでくる。PA内にも1人2人しかいない状態で足も動きが止まっている。さすがに首位とはいえ3−0じゃやる気無くなっちゃうよなぁ。・・・右から適当に放り込む感じのセンタリング。苦し紛れのボールだな、こりゃFWも誰も競りに
行かないし楽勝だ・・・ぱさぁー。え? なんですか、これ。ちょっと待ってください、シュートリングですか? センタリングのつもりで蹴ったら入っちゃったってやつですか? くぅー、シュートリングなんて三上和良以来か。これで3−1と不運な失点。
・あんなラッキーゴールでも浦和東の体力を回復してくれるもの。その君達の心に沸いたほんの少しの「希望」とやらを・・・打ち砕いてくれよう。なんか、今日のまぐは極悪だね。浦和東がヴェルディ陣内に攻め込んできて、センターサークル付近からでも容赦無しの放り込み。くっ、部活サッカー満開になってきた。そーれ、放り込め!放り込め!の蹴り合いへ。ま、今回は
うちもお付き合いしてるんでテニスみたいに右向いたり左向いたり。すると、浦和東のフィードボール。背の低い11番の選手が飛び込んでくる。傍目には背丈が届かないよ、ほらっ、届かないでやんの。ざまーみろ・・・ぱさぁ。・・・え? またですか。どうやら、GK高木の目を眩ませるには充分な飛び込み。ヘッドされると思ってか、ボールへ行けなかった。そのまま、ゴール右へ
ゴールイン。これで3−2。交通事故が2回か・・・。
・ロスタイム。ラッキーゴールが続いた為か前半で追い付いてやれと、猛然と攻め込む浦和東。ここでFKをゲット。ゴールやや左よりの位置で絶好の位置。すると、壁の前で浦和東が何やら正座。ま、まさかキッカーに決めてもらいたいからか土下座? そう、みんな立ち膝をついてるおかげで、GKの高木にはボールの位置が分からないのだ。これだと、タイミングも掴めないので厄介。
GKのいる方へ蹴ってくるボールさえ脅威。くぅ、これは考えたな・・・やばいぞーっ!・・・ぼーんとホームラン。決まればカッコイイけどねー。これで前半終了。結局、1点差か。
−後半−
・ざっと、Mさんにも聞いたのだがケガ人情報。・・・えー、「いっぱい」だそうです。
・後半開始早々から浦和東の猛攻。そら、そうだ。1点差になっちゃったんだもん。都合10分近くは攻める事も出来ずの状態。それでも、ワンチャンス見逃さないよ。カウンターからオサマがキープして独走。左エリアへ走り抜けた弦巻へスルーパス。弦巻もPA内へ侵入して対峙。DF2人に囲まれながらもフェイントを小刻みに入れて中へかわす。
さぁ、シュートコース空いちゃったよ。ゴール右がガラ空きだよGKさん。そーれ、ゴール右に蹴ろうかな♪、止めようかな♪とここでもフェイクを入れて遊ぶ。GKも重心がズレてきたところを、あえて正面へ蹴っ飛ばしてゴール。GKは蹴られたと同時に横っ飛びしてました。傍目にはボールを避けたみたいな感じで4−2。
・攻守の切り替えの遅さとカウンターへのスピードの遅さなどから、カウンターというのを苦手にしていたヴェルディ。しかし、この試合はそんな事ないよ。後ろからの正確なロングフィードがぼんぼん出るからね。今度はオサマが走って独走。相手GKも飛び出してくる・・・さぁ、どっちが速いか。GKがジャンプして間に合った・・・と同時にオサマの足がボールを軽く小突く。
飛び出したGKの目の前を越えてループ気味にGKをかわす。後は無人のゴールに向ってオサマが浮いたボールを胸でトラップしてボレーシュート!・・・これでハットトリックも達成!5−2とお祭り状態。
オサマ 征矢智 オサマ 征矢智
弦巻 征矢貴 弦巻 征矢貴
攻
→撃→
裕紀 大樹 時 裕紀 大樹
村杉 笠松 村杉 笠松
坂口 金沢 坂口 金沢
高木 高木
・賢人ほどには前へ上がる事は無いが、持ち前のパスセンスを売りにしたいので中央へ位置したほうが活躍できたかな。兄弟でのパスを通してゴールしたらネタにしたかったのに。
・逆サイドの右サイドに開いた弦巻がドリブル突破。フォローも無いし、一対一だし、勝負しちゃえ。ドリブルで右サイドを深くえぐるとゴールラインドリブルで今度は中央へ向ってくる。対峙していたDFも振り切って独走。後はPA内へのラストパスで一点ものだね・・・ってとこで倒されてPK。これを弦巻自身がゴール左下へ蹴って6−2。
あ、これでオサマと弦巻のダブルハットトリックだ。ユースではそんなに珍しい話でもないんだけどね。オサマに至っては今年だけで3度目のハットトリックか・・・恐れ入ります。
オサマ オサマ
皆川 皆川←←→→皆川
弦巻 征矢貴 弦巻 征矢貴
攻
→撃→
裕紀 奥田 時 裕紀 奥田
村杉 笠松 村杉 笠松
坂口 金沢 坂口 金沢
高木 高木
・兄弟揃っての出場もわずか数分。かわって入ったのは皆川。さぁ、人一倍得点チャンスのある皆川よ。ここで一発狙ってみよーかー?ボランチには奥田くん登場。
・CK。ニアへあげたボールはこぼれて混戦模様。みんなで蹴り合い。すると、ボールは何故か坂口の前へこぼれてきた。これを坂口がGKの至近距離で真正面へ蹴り込んで7−2。GKの顔の真上へ突き刺すという強烈なフィニッシュ。いやー、これだけ祭っちゃうとはねぇ。
せっかく、ゴール決めといて何だけど、髪伸びた坂口って一瞬誰か分からなかったよ。坊主のイメージが強すぎたか。
・浦和東の最後の悪あがき。右からのアーリークロスにファーサイドでフリーになっていた選手がトラップして流し込み。これで7−3。うーん、集中が切れたねー。
マサ マサ
皆川 皆川←←→→皆川
弦巻 征矢貴 弦巻 征矢貴
攻
→撃→
裕紀 奥田 時 裕紀 奥田
村杉 石井 村杉 石井
坂口 金沢 坂口 金沢
高木 高木
・選手交代で石井、マサが登場。マサ古川はなんだか久しぶりだね。今年の当初はこの2トップだったね。でも、これで試合終了。7−3と爆勝でした。
5/22(日) 第3回プリンスリーグヴェルディグラウンド |
ヴェルディユース | VS | 浦和東高校 |
3 | 前−半 | 2 |
4 | 後−半 | 1 |
7 | 合−計 | 3 |
(征矢智)エルサムニー・オサマ | | 田中洋兵 |
(オサマ)弦巻健人 | | 中川 周 |
(賢人)エルサムニー・オサマ | | 山中 良 |
(オサマ)弦巻健人 | | |
(大樹)エルサムニー・オサマ | | |
(PK)弦巻健人 | | |
坂口達也 | | |
−おまけ−
ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
・そういえば、前にまぐが見に来た時はサイドバックのみで作る4バックなど奇妙な選手起用が多かった。今度はサイドバックがいないんですか・・・ご苦労様です。それにしても、全員のケガが治る状態になかなかならないですね。でも、そんな状態でもしっかりと結果を残せたのは幸です。
チーム戦術もだいぶアレなんですが、結果が出てる間は良しとしましょう。
−今日の受賞者−
MOM : FW エルサムニー・オサマ 2度目/通算3度目
MOM : MF 弦巻健人 2度目/通算6度目
MOM : DF 坂口達也 初選出
MVP : MF 高橋賢人 初選出
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
まぁ、ダブルハットトリックしたオサマと弦巻は当然でしょう。坂口は何本も通しまくっただけでなく、観戦記には書かなかったが無人のゴールを身体を張って守ったりもしたので見事MOMと相成った。
賢人は勇猛果敢に攻め上がり、ほとんどFWになっていたほどの攻撃力を評価した。次節は一体、何の試合を見られるのか分からないが、その時にはこのユースがどれだけ強くなっているのかも見ものだ。
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