第12回 Jユースカップ 第5節
・まさかまさかの開幕1−4敗退。我らがヴェルディユースをそこまで叩く相手がいるとはなぁ・・・あの広島ユースだけだと思っていたが。だが、もう油断はしない。ヴェルディのホームで勝利し首位へと返り咲いてやろうぞ。
・・・でもさ、大宮が鹿島に1−0勝ちしたことでちょっとした混戦模様になってたりして・・・。ここで絶対に勝利が必要だ。
ヴェルディ第2グラウンド
東京ヴェルディユース |
VS | 鹿島アントラーズユース |
---|
都並敏史 | − | 監督 | |
監督 | | |
二瓶考太郎 | 34 | GK | |
GK | 21 | 菅谷竜樹 |
古川佳司 | 31 | DF | |
DF | 2 | 滝川敬祐 |
金沢真吾 | 25 | DF | |
DF | 3 | 野本泰崇 |
塗師 亮 | 5 | DF | |
DF | 4 | 畑中亮人 |
三原直樹 | 3 | DF | |
DF | 6 | 鈴木寿毅 |
富田晋伍 | 2 | MF | |
MF | 5 | 吉澤佑哉 |
須藤右介 | 6 | MF | |
MF | 7 | 大内正貴 |
宇佐美 潤 | 8 | MF | |
MF | 10 | 山本拓弥 |
弦巻健人 | 10 | MF | |
MF | 8 | 小谷野顕治 |
エルサムニー・オサマ | 32 | FW | |
FW | 9 | 大道広幸 |
吉村健太郎 | 8 | FW | |
FW | 11 | 大崎智裕 |
・ほー、なんだか久しぶりの須藤見学。今日も暑苦しいほどの魂を見せ付けてやってくれ。そして、今回も花の佳司、2へぇー、金沢など将来のユースっ子見物をせんとな。
まだまだ、キャラ設定うまく行っていない人も大いにアピールしてくれ。(何を?)
吉村 オサ 吉村 オサ
弦巻 ウサ
弦巻 ウサ 須藤
攻
→撃→ 富田
須藤 富田 時
三原 佳司 三原 佳司
塗師 金沢 塗師 金沢
2へぇ〜 2へぇ〜
・相手は完全ベストメンバーで挑む。大してこっちは進路の関係も含めてか3年生の出場率は低い。3年じゃないけど、坂口にいたっては修学旅行帰りと来たもんだ。ま、まぐも昨日は修学旅行(天皇杯)で京都まで行ったのでね。人のことは言えないんだけどさ。
・チームのためには献身的に動き回り、仲間のフォローへきちっと走る。ヴェルディユースではかなり珍しいタイプのFW皆川・・・今日はベンチ外だ。ボールボーイをやっているにも関わらず、周りの人に愛想がいい。色んな人に笑顔を振り撒く姿には、あの中島ファラン一生
以来ともいえる「キラキラ」が備わっている。あ、須藤が外へけりこんだボールが畑へ。さぁ、拾ってこーいっ!とばかりに尻尾を振って走り取りに行く皆川。骨を投げる側になるにはまだ遠い。
・うーん、やっぱ須藤はこうでなくちゃ。空中戦で鹿島の選手と競り合う。その際、相手の体よりもはるかに高い跳躍力を見せて競り勝つ。頭一個分は外へ出てる。こりゃ、凄いわ。・・・ん? 鹿島の選手が痛がってる。どうやら、須藤はその選手を階段の様に駆け上がったようだ。
俺を踏み台にしていけ!・・・ではなく、相手を踏み台にして行ったか。
・風貌などがタマちゃんに似ている花の佳司。その内、頭も金髪にしてタマちゃんばりの姿になる日も近いだろう。かぶき者への道はまだ遠い。あ、そうそう今まで色んなポジションをやらされている感の強い花の佳司だけど、本職は右サイドバックらしい。すると、来年以降はこのポジションをがっちりと
キープしちゃうんかな? ヴェルディユースのサイドバックってどうもちっちゃいの多いな。
・ストライカーオサマ、彼は日頃動かない。じっと目の前に獲物が来るのを待つばかり。そんなオサマに須藤が魂の説法を聞かせる。「オサマっ!!!行けよっ!!」右サイドでボールを持ってる鹿島の選手に対して少しぐらい詰めろという意図。ここには宇佐美がカバーしてるので二人がかりでもボールを奪えということ。
うん、わかった。オサマ行きまーす♪ 鹿島の選手の背後から猛烈な勢いでローキック!!・・・・場内シーン・・・あーあ、やっちゃったよ。オサマも行けって言ったじゃんってな顔してるし。パワーストライカーのオサマにとっては軽く撫でただけだぜぃ。
・今度は三原まで左手で相手を突き倒す。ちょっと、ムキになる鹿島ユースっ子。うーん、悪いねぇ。でも、ヴェルディユースは血の気の多い奴が何人かいるんでね、肉弾戦に持っていくとその気になっちゃうし。特に魂の人とか、とみーとか。
ねぇ、みんなぁ。サッカーやろうぜ。サッカーで決着をつけるんだ。
・それでも、やっぱり肉弾戦開始。富田が自陣で相手を殺人スライディングでファール。しかも、イエロー。確かに相手の足も蹴ったが、ボールに行っているのも事実。原因は足の裏を見せてのタックルだからな。しかし、今度はこれにくってかかる富田。審判に向かって詰め寄ろうとする・・・それを慰めに来たのが弦巻。
はぁ、アンタいい奴だ。弦巻、三原が慰めに来たよ。先輩思いの良い後輩です。慰めに来たけど、まだ文句言ってる富田。文句を言いたい理由は次節出場停止だからさ。
・直接FK。蹴るのはなんと須藤と富田。ふーん、どっちも蹴れるとは思うけど、はてさてどっちが蹴るんでしょうか。すると、いきなりお互いの顔を見合わせて「行くよ!須藤くん」「うん、富田くん」食らえ! ツインシュートだーーーっ!!・・・この光景に場内騒然。いつもはまぐと桜井様など数人の顔ぶれしかいないユース会場に今日は大勢詰め掛けた。
その会場がどよめく。そして、二人同時蹴るモーションから二人同時にピタッと止まるフェイント。おお、こいつは面白い。そして、ワンテンポおいてから須藤がクロス。PA内中央でダイビングヘッドも外へ。いやぁ、惜しいし面白いし・・・今後も続けてくれぇー。ただ、この二人にキャプテン翼はイメージに合わないな。前半終了0−0。
−後半−
・前半に試合内容らしいものを書かなかった理由・・・それはお互いが様子を見て戦う感じで中盤でのケズり合いで終わったから。勝負はまったくの互角。お互いに決定的なチャンスは生まれなかった。唯一、さっきのツインシュートがチャンスだったか。それにしても、鹿島ユースものらりくらりとサッカーをしてくるチームで、試合の進め方が上手くなっている印象。
対して、ヴェルディユースはあまりボールを繋げない。なんとか、支配率では上回っているが、まだ不本意。後半はお互いどのようなサッカーをするのだろうか。先に動いたのはヴェルディ。オサマにかえて永遠の成長期こと林登場。
・鹿島ユースのFWが一気に裏へ飛び出してGKを一対一。うわー、後半開始早々いきなりやられた。最首の後任になるのかGK二瓶、彼はあの元ヴェルディ守護神の新吉に気に入られた男。つまり、新吉似なのかな?・・・すると、数年前に論争が巻き起こった守護神はどっち?「攻撃的GK本並」vs「守備的GK新吉」の構図通りに守備的なのかな?・・・しかし、一対一のところを前へ果敢に
飛び出してセーブ。うーん、攻撃的GKだよ。結構、前へ飛び出します。「2へぇ〜」とか言ってられんわ。
弦巻 陵平 弦巻 陵平
征矢 ウサ
征矢 ウサ 須藤
攻
→撃→ 富田
須藤 富田 時
三原 佳司 三原 佳司
塗師 金沢 塗師 金沢
2へぇ〜 2へぇ〜
・吉村にかわって入ったのは征矢様。弦巻が前線に張って、二列目に征矢様が入る。なぜ、征矢に様が付くかは謎だが、フィールドの貴公子という点で様がついたのだろう。そう、ここで付ける征矢様の様は桜井様の様ではなく、志郎様の様だ。ん? 何言ってるんだか分からなくなってきたぞ。
・相手FWがPA付近左エリアからドリブル勝負。しかし、しっかりとマークは付いてるぞ。ごりごりドリブルで無理矢理中へ。ヴェルディのCBに引っ張られようが、掴まれようが何をしても倒れない。なかなかのフィジカル。そのまま、PA内へ入ってくる。うんうん、敵ながら天晴れ。フィジカル勝負でヴェルディに勝てるとはやるじゃないか。
しかし、PA内へ入った途端にちょこっと横から押される。・・・ころん・・・ピピーーーーッ!!ペナルティスポットを指す主審。おーーい、さっきまで何されても倒れなかったくせして、ちょこっと押しただけで倒れんじゃねーっ!! お前は鈴木かーっ! これを落ち着いて左下へ流し込んで0−1と鹿島先制。まずい、まずいぞー。
弦巻 陵平 弦巻 陵平
征矢 ウサ
征矢 ウサ 須藤
攻
→撃→ 富田
須藤 富田 時
三原 佳司 三原 佳司
塗師 穂坂 塗師 穂坂
2へぇ〜 2へぇ〜
・まぐデビューを記録。多分だけど、まだ1試合も観戦してないはず。本職はボランチだけど、最近はCBもやらされてしまうらしい。重いものは持たせちゃダメらしい、若いのに苦労してるねぇ。ま、適当に頑張れよー。
ん?何故か周りがぴりぴりしてる。しまいには桜井様が「おー、頑張れー穂坂!出ないと吊るされちまうんだよー」と妙な応援。穂坂がボールを持つと妙なオーラが観客席を充満する。
・直接FK。蹴るのはなんと須藤と富田。ふーん、どっちも蹴れるとは思うけど、はてさてどっちが蹴るんでしょうか。すると、いきなりお互いの顔を見合わせて「行くよ!須藤くん」「うん、富田くん」食らえ! ツインシュートだーーーっ!!・・・この光景に場内騒然。
・・・というかさっきもやったので皆が期待してる。今度は二人同時に蹴るフリしてフェイント無しで須藤が蹴った。富田は足を引っ込める。これはDFにカットされるものの見応え充分だぞ。ユースの新たな必殺技か。来年は弦巻と三原でやってみるかい?
・丁度、まぐ達が穂坂が蹴った、防いだ、走った、転んだで一喜一憂しているころ・・・右サイドでもらった富田がそのまま勝負。中へ切り返してかわすかわす・・・そして、左足を思いっきり振りぬいた。これが見事にゴール左上へズバッ!と決まって1−1と同点ゴール。
打った瞬間に自分で気持ちよかったのか蹴ったと同時に喜んでた。いやぁ、富田の目の覚める一発で同点。さぁ、勝負はこれからさ。
・右サイドから鹿島がセットプレイ。普通に上げたクロスボールを二瓶と誰かが競り合ってボールを後ろへこぼしてしまう。ここで丁度良く待っていた鹿島の選手が押し込んですぐに突き放す。これで1−2。くぅ、二瓶の飛び出しのタイミングもコースも間違ってはいなかった。しかし、飛び出した以上は
ボールに触らないとこういう目に合う・・・しかも、二瓶と一緒に競り合った選手は皮肉にも塗師だったのだよ・・・。これで1−2と鹿島リード。これで弦巻にかえて古川の将太が登場。
・ロスタイムの攻防。守る鹿島に攻めるヴェルディ・・・くしくも昨日の天皇杯とは逆の展開。攻めるヴェルディユースが須藤のシュートでしめくくる。もちろん、ホームランでした。最後にまだチャンスをくれる。右サイドからのFK。蹴るのは須藤・・・しかし、鹿島ユースは壁を一人しか置いていない。それも
壁の役には立ちそうもないちっちゃい子。まったく、舐められたもんだぜ。須藤よ、一発FKからのアシスト頼むぜ・・・ボコッ!・・・これでもかと小さい壁になった子の顔面へヒット。おい、須藤。舐められてるから一発かませと言ったが、そういう意味じゃないんだけど・・・。これで試合終了。鹿島に2連敗となってしまった。
11/14(日)第12回Jユースカップ−予選第5節−ヴェルディグラウンド |
東京ヴェルディユース | VS | 鹿島アントラーズ |
0 | 前−半 | 0 |
1 | 後−半 | 2 |
1 | 合−計 | 2 |
富田晋伍 | | |
−おまけ−
・ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
試合は全体的にヴェルディペースとも鹿島ペースとも言えないケズり合い。それでも、いつもヴェルディユースは一方的に試合をリードしてしまう事が多いのでなんか互角の戦いは久しぶり。広島ユースでこてんぱんにやられて以来だね。こういう骨のある相手と多く戦う事で強くなれるので、
決勝トーナメントでは是非強者と当たりたいものである。なーんて、言ってるけど次の大宮で負けちゃうと予選突破も危ういので気を付けましょう。この観戦記を書いてる頃には結果もわかってるけど。この試合に関しては失点は全てセットプレイから。守備であんなにも集中して守っているユースは
ホント久しぶり。結局、相手に崩されての失点は無かった。でも、同じようにこちらにも崩したカタチを作れなかったのは反省点か。ロスタイムで崩せる様になったけど、火事場のクソ力って感じだったし。あれを狙って出来るよーになりましょ。まぐの今年の試合観戦はコレで終わりが濃厚だけど、
来年の頭になったらすぐに新人戦開始なので1年生や2年生を今からチェックだ!
−今日の受賞者−
MOM : −該当者無し−
MVP : MF 富田晋伍 初選出
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
アレはトップでも通用する一打だったね。左足を振りぬいてのゴール。コースもスピードもばっちり。自信の付く改心の一発。ただ、試合には負けてしまっただけに肩を落として帰った。最後の大会をどこまで上がれるか、また今回のような一発を決めてくれればきっと勝てるさ。
必殺技認定してもいい一発でした。あのゴールでMVP受賞。また、見たいゴールだ。
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