高校体育連盟交流戦 第1節


・相手は国分寺高校・・・対して聞いた事も無いので楽勝で終わろう。そして、大量得点でシーズン始めと行こうではないか。今年こそユースがタイトルを取る可能性の高いシーズンだし。 雪がちらつく中でのユース観戦始めとなりましたが今年最初の観戦記参ります。

・まず監督の都並さんの欧州留学の為、監督はいまだ菊原志郎様のまま。それでも都並さんに着いて行ったGK菅野、DF保谷らは帰国していた。それとトップの始動日との兼ね合いで個人写真撮影を食堂でしていた。そこを覗き見ていた まぐは衝撃のシーンを見た。な、なんと・・・ユースのGK菅野、DF保谷、MF根占の3人が個人写真を撮っているではないか。今までは二種登録の選手の写真撮影は無かったはず。これはトップ昇格しちゃうかな?

ヴェルディ土グラウンド
 
   東京ヴェルディユース
VS
   国分寺高校
  監督菊原志郎  
  線審大木雄己  
  GK菅野孝憲  
  DF13谷内悠真  
  DF保谷吉昭  
  DF向山達哉  
  DF小澤良太  
  MF小野雄平  
  MF白山貴俊  
  MF24中島ファラン一生  
  MF根占真吾  
  FW18高崎亮平  
  MF10田村直也  


・こんな雪の降る寒い中・・・何故に田村は坊主なんだ。見てるこっちが非常に寒くて仕方無い。だが、どうやら本人も寒いらしく風邪をこじらせたらしい。 よって、今日は病み上がりの中での試合となった。どうでもいいけど、坊主にすると顔を覚えられなくなるんだよね・・・。

           高崎                  田村    高崎       
     田村                                    
                            ファラン        白山   
  ファラン        白山                  根占        
                                  ↑↑        
                     攻    小澤      ↑↑      ゆーま
     小野    根占       →撃→   ↑↑      小野      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
小澤              ゆーま       小澤              ゆーま
     たつや   保谷                  たつや   保谷


        菅野                        菅野
・実際は試合途中でファランと白山のポジションは変わっていた。それと守備に入るときに小野も根占も下がり、中盤のクセが治らない田村が戻ってくる始末。まだまだ急造のチームみたいだな。 ゆーまもあんま上がらなかったし。

・いやぁー、これが雪降るぐらいですから寒いのなんの。思わず線審をやってる大木が途中交代で出るみたいなアップを始める始末。まぐもノート取る手がかじかんで仕方無い。 確か去年もこんな環境で見た様な気がする。こんな試合の時はスライディングしちゃうと凍えちゃうぞ。

・去年、実は目立ちたがり屋だという事が発覚。空中戦の大技を披露したりとスーパーゴールを決めたくって仕方ないのだ。左サイドをドリブルで切り込みDFを軽く2人ほど抜く。 そのまま、PA内へと侵入しコースを塞ぐDFも抜こうとする。しかし、悲しいかな。この田村くんは目立ちたがりだが、いつも結果が地味に終わる。最後はセンタリングがラインを割るという意味無し。 いや、あれは角度の無い所からのシュートだと思おう。

・相手が5バックという事なのか、サイドを崩すシーンが一切無い。高い位置でサイドをケアしてくるのでサイドバックが上がれない。すると、こういう時はセットプレイが物を言う。CK白山のキックはぐんぐん伸びてファーサイドでフリーになっていた小野の元へ。 どんぴしゃヘッドであっさりと先制・・・と思いきやGKがナイスセーブで得点ならず。ちっ、余計な事を。

・去年は一年を丸々ケガで費やしてしまった悲劇の男「高崎亮平」。ゴリゴリドリブルでシュートを放つも外へ。すると、後ろから美声が響く。「ナイスごっつ!ナイスごっつ!!」 これを言ったGK菅野もごっついなぁ。

・国分寺高校の攻撃は非常にシンプル。左サイドから右サイドへのサイドチェンジ、今度は右サイドから中央へセンタリング。このこぼれ球が見事に走り込んで来たFWの下へ。ダイレクトでこれをシュートを狙うも菅野の正面へ。 股抜きを狙ったシュートだけに難しいものだったが、見事なセービングだった。序盤戦に一気に前へと突っ込んでクリアするシーンも多かった。

・うーん、攻めあぐねてるヴェルディユース。それでもセットプレイからはチャンス量産。これはキッカーの精度の高さだろう。白山のFKからまたしてもファーサイドから走り込んできた小野。今度は頭でも届かず足で狙ったがカカトに引っかかるシュートだっただけにGKの目の前でバウンド。 しっかりとキャッチしやすいシュートになってしまった。

・さぁさぁ、ヴェルディユースにとって試合展開がのぞんだものにならなかった場合、他のチームと違う行為に出るのです。それは・・・反則。特にヴェルディユースの中でも重病な選手が1人。それは自分の出番が極端に減ったなと感じると衝動的に起きる。 仲間に強めのパスを出しミスを誘う。そしてボールを奪った相手FWに後ろから「必殺!殺人スライディング!」をかますのだ。しかも、相手の足には絶対に触れずにボールを先にとらえる。ついでに勢いを持続させたまま相手の足も狙う。まさに殺人級のスライディングだ。 スライディング好きのトップ昇格は間違いないだろう。ね、保谷くん。

・相手GKがバックパスをキャッチしてしまったらしい。珍しいPA内での間接FK。蹴るのはフリーキッカーのMF白山くん。蹴る瞬間に両手の関節を外す妙なクセのある蹴り方がナイス。でも、今回は直接狙えない。白山くんの出番は無いと思った。しかも、あからさまに白山の前にはミドルシューターの根占が控える。 ところが、白山は蹴るフリをしてヒールパス。相手選手は全員根占の前に詰め寄ってしまい完全に引っかかった。これを白山の後ろで潜んでいたファランがシュート。GKも動けないシュートだったが、わずかに枠の外へ・・・。くぅー、残念。これで前半終了・・・なに、0−0のままか。




   −後 半−
・後半、寒さも限界になってきた。ノートもいつもの半分しか書けてない。後半に入ってジュニアユースのFW榛地章久くんが「ごっつ高崎」に変わって登場。昨年一年間を棒に振ったケガのせいもあるのか無念の交代。そして、現在中学3年生の榛地くんでも見てみますか。「しんち」君って読むんだそうだ。

     榛地                        榛地    田村       
           田村                              
                            ファラン        白山   
  ファラン        白山                  根占        
                                  ↑↑        
                     攻    小澤      ↑↑      ゆーま
     小野    根占       →撃→   ↑↑      小野      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
小澤              ゆーま       小澤              ゆーま
     たつや   保谷                  たつや   保谷


        菅野                        菅野
・今日はどことなく動きが悪い田村。やっぱ病み上がりには厳しい。その田村が相手を背負い反転してキープ。この試合初めてゴールに向かってフリーになった。しかし、いつもの田村とは違いFWらしいキープを魅せて上がりを待つ。 駆け上がってきた小野へ横パス。これを小野がダイレクトでミドルを狙う。惜しくもクロスバーの上を通過してしまい得点ならず。それでもコーナーキックを取る事は出来た。

・CK、またも関節外れの白山。しかし、今回はキックミス。びっくりした相手DFがそのまま白山に返してしまい、白山が再びキープ。取り返そうと走ってきたDFをひらりとかわしてセンタリング。ヴェルディユースが密集するファーサイドへ上がり、今日がヴェルディユースデビュー戦の榛地くんがどんピシャヘッドで ヴェルディユースが1−0と先制した。

・得点を取ると流れが代わるもんよ。今まで攻めあぐねていたヴェルディユースが一気に攻め込む。裏へ飛び出した田村がPA内でキープ。これを走り込んできた榛地へパス。榛地も落ち着いてこれをループシュート。惜しくも枠を外れたがタイミングはばっちりのシュートだった。結構、この榛地くんってばアイデア豊富なFW。 足下は柔らかいしリッキータイプのFW。しかし、りっきーの様に「剛」では無く「柔」、キレずに追う姿勢も十分。無理矢理キープなんか取られないもんね。これからが非常に楽しみな選手だ。小澤に変えて下地。

     榛地                        榛地    田村       
           田村                              
                            ファラン        白山   
  ファラン        白山                  根占        
                                  ↑↑        
                     攻    下地      ↑↑      ゆーま
     小野    根占       →撃→   ↑↑      小野      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
下地              ゆーま       下地              ゆーま
     たつや   保谷                  たつや   保谷


        菅野                        菅野
・「よぉーし、僕も保谷さんみたいな安定型DFになるんだー。」と思ったかどうかは知らない。ただ、どうもタツヤ君は間違った所を見てしまったらしい。目の前でキープしていたFWに対して保谷の必殺技であり都並さん直伝の「殺人スライディング」をやってみる。 ところが相手FWがいち早く察知してすぐにパス。無論、スライディングはボールへ届かず誤爆。相手の足をモロに払ってしまいイエローカード。くれぐれもボール蹴らずに人の足蹴るという行為はやめましょう。またもジュニアユース組から去年のU−15代表でも選ばれたMF宇佐美くん登場。

・だんだん、相手もこのままじゃ負けちゃうので攻勢に出てくる。しかし、ヴェルディユースにはDF保谷くんがいるのだ。そう簡単には抜かせないとサイドに引かせる。気付いたら相手は1人になって囲まれてる。そこで保谷くんは危険な大技をやってしまった。相手のFWの左足に絡ませるように保谷自身の右足をかける。そのまま、相手の前に肩を入れて、おもむろに後方へ体重をかける。 すると、相手も倒れざるをえないので倒れるのだが、全体重は無論相手FWへかかるのだ。なんか、昔プロレスで見たような気が・・・「かわづがけ」とか何とか言った様な・・・ともかく、保谷の必殺技と認定!

・宇佐美くんがボールを欲しがってるけど慣れないのでパスが来ない。必死に仲間の名前を呼んでもらおうとする「白山くん、白山くん。」あぁ〜、ちゃんと君付けで呼んでますよ。全く、可愛らしいねぇ、ウサちゃんは。 そういう訳でみんなもっとウサちゃんにパスを出してあげよう・・・。

・なんだか、試合内容をあんま書いてない気がするけど、これで試合終了。えっ? おいおい、1−0で終わっちゃったよ。大量得点試合のはずだったのになぁ。



1/26 東京都クラブユースU−17サッカー選手権大会
第1節
ヴェルディグラウンド

東京ヴェルディユース
 VS 
都立国分寺高校

前−半

後−半

合−計

榛地章久(白山)

  


   −おまけ−
・ま、そんな訳で個人的に気になった選手をいくつか。GK菅野は今期も相変わらずの攻撃的GKっぷりが目立つ。ただ、トップの桑、義、柴の3人とも攻撃的ではないのでバランスが取れて丁度良い。それにこれからのサッカーはGKもフィールドプレイヤー並の技術が問われるし。 他にはDF保谷くんの暴れっぷりが今期も出てきましたね。2点や3点取り試合の結果が決まりかけてくると必ず出てくる超必殺技「自作自演」が1点しか取ってないのにやっちゃったし。今回、目に付いたのはFW榛地くんだね。すっごいデビュー戦でした。他にもチャンス時に ループシュートが入っていればもっとカッコ良かったんだけどね。ま、まだシーズンも始まったばかりなのでこんな感じかな。

・まだまだチームとしては普通。前線と二列目も妙に空いていたし、サイド攻撃は皆無。試合勘を忘れちゃった選手も居れば、急なコンバートで戸惑う選手もいたりと都並さんが帰って来てからが本当のユースの実力が出てくるでしょう。 これからも期待しましょ。

   −今日の受賞者−
MOM : FW榛地章久    初選出
MVP : MF白山貴俊    初選出/通算二度目
MVP : DF保谷吉昭    初選出/通算二度目


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
まずは分かりやすく勝利に値する決勝点を決めたと言うことでFWの榛地くんが今期最初のMOMの受賞。GKの菅野も最後まで見事な飛び出しで失点を防いだのだけど、後半過ぎてから美声が聞こえなくなっちゃったしね。 白山は精度の高いセットプレイ、必殺の関節外しキックもありMVP受賞。ファランの精度も良かったけど、白山くんのはアシスト付きだし。最後はネタ提供での保谷受賞。ネタばっかだけど保谷くんは良い選手だよ。



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