2001年ヴェルディユースクラブユース関東地区順位付け予選


・土曜は散々な目にあった、ヴェルディサポ仲間のみんな(事実上来たのは半分?)と飲み会があって、ユースの試合があるからと早めに店を出たにも関わらず、山手線で人身事故・・・。結局、終電も間に合わずタクシーで帰るハメに。 それでも、次の日にはちゃんとユースの為に早起きしている自分がいた。さぁ、みんなもユースを見に行こう。ところで今日の試合の相手は横川FC、あのJFLの横河電機とは関係ないのかな。

ヴェルディ土グラウンド
 
   東京ヴェルディユース
VS
   横川FC
  監督都並敏史  
  GK菅野孝憲  
  DF和田 洋  
  DF保谷吉昭  
  DF田中 潤  
  DF倉澤 哲  
  MF25中学生・・・。  
  MF田村直也  
  MF白山貴俊  
  MF10林 宏光  
  FW14渡辺 献  
  FW17大木雄己  


・なに? 誰だお前は? 25番の選手は見るからに小さくどう見ても中学生・・・。よって、中学生とさせていただきます。どうやら現在、ケガ人だらけで選手がいないそうで 、結構大変みたいです。正ボランチの根占くんは代表合宿のため出場していません。さぁ、いつもの布陣でもやりましょうか・・・。

     大木    ケン                 大木      ケン
                                          
                              宏光      白山
  宏光          白山                          和田
                                  田村      ↑↑
                     攻    倉澤              ↑↑
     田村    中学       →撃→   ↑↑      中学      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
倉澤              和田        ↑↑              ↑↑
     田中    保谷             倉澤   田中    保谷   和田 


        菅野                        菅野
・中学生はボランチで田村・宏光が何度もフォローしてあげたりと最初は緊張気味だった。それと攻撃時の布陣が今までと違う通り、和田があまり上がらなかった。ちょっと注意とかされたのかな、見たかったのに・・・。 それよりも気になったのは相手の横川FCの9番・10番・14番の選手。いや、普通にデカイ。そしてよく走るし、裏ばかり狙おうとする。サッカーとしては裏へ縦パス一本だけという単調な攻めなんだけど、これが結構恐い。 だって一度でも成功すると、即失点だから。つまんないけど敵としては一番嫌な相手だ。

・中学生ボランチがなかなか調子いい。ちゃんと指示もしてるし、自分がフリーな時は上がってフォローやらもらいに行こうとする。その際
「・・・はやしくん・・・はやしくん・・・こっち、こっち・・・。」
あ〜、まだかわいいもんだねぇ。声も小さいし、みんなに遠慮してるんだけど、なんかいいね。こういうの・・・そのうち、金髪になって手すりに登ったりしないように。

・前半早々、宏光の必殺「キラーパス」からケンが華麗にそのパスを飛び越えてスルー。後ろから来ていた白山がちょこんとそのパスを飛び越えたケンに返してGKと一対一に。 これはケンのシュートが外へ行ってしまったが、この試合で一番カタチの良かったシーン。こういうのを1試合で何回も出来るようになると、見ているこっちもなんか楽しい。

・前半、相変わらず裏を取ろうと頑張っている横川。だが、ガタイのいい14番がドリブルで突破してピンチを迎える。裏では無く勝負しに来たのだが、いかんせん相手は保谷。 簡単に足に引っかけられて保谷の勝ち。一対一の場面でのあの落ち着きはすごいな。対して、田中は前へ前へボールを取りに行こうとするから、技術系のヤツには簡単に抜かれる。 まぁ、これも特徴だから良い。

・前半10分、白山が一気に抜け出してチャンス。彼は人一倍チャンスだけは多く感じる。ところが、あまりにもフリーだったため色を出して、DFを切り返して抜いてからシュート。時間がかかった上にコースも無くなってGK正面。 あれだけフリーなんだから、すぐ打っちゃえば良かったな。その後、保谷がリベロに開眼か。前へ上がっていく。さして、効果は無かったがその間に田村がCBの位置まで戻ってる。彼はよく試合を見てるね。ノート書いてる間に また白山がシュート。ところが今度は外へ。

・私は見た・・・・。一昨年、ユースには存在感のあるFW平本一樹という選手がいた。彼の必殺技として私は「直線ドリブル」というのを知った。なんと、今年のユースにあの一樹の意志を受け継ぐ者を発見した。 その名は「大木雄己」。直線ドリブルの説明は下に書くとして、センターサークルで必死にキープして、そのままゴールに向かって一直線。DF2〜3人ぐらいいたけど関係なかった。最後はフェイントして抜こうとしたら取られたけど。 とにかく、今年もユースにはいろんなキャラがありそうだ。(ほとんど、自分が勝手に作っちゃうんだけど・・。)

[直線ドリブル](これであなたも直線ドリブラー)
1、まず、走ってトップスピードになる。
2、相手が足を出す前にボールを前へ蹴る。足の速さで相手を抜く。
3、これで最低でも2人は抜けるようになればあなたも直線ドリブラー。
4、星座の様にボールを触った所から、直線(直線一つが5m以上)を引けるようなドリブルが理想。
5、ボールが細かく動いたり、石塚・桜井の様なドリブルは直線ドリブルではない。
[注意](まれにいるこんなヤツにはご用心)
・ボールを蹴った直後、自分が抜かれるのに気付いたDFが走るコースを防ごうとしたり、掴もうとしたりする。
・完全に抜き去った後で後ろからユニフォームを引っ張る。

・前半も中盤頃、田中が裏を取られてピンチ。右サイドからのグラウンダーのクロスは相手が空振りしてくれたが、もう一度左から折り返してきたのは 誰も付いていなかったので、どフリーで10番がシュート。強烈なシュートで先制は横川FC。このように、裏を取るという行為は結構やられるもんだよね。 基本中の基本だけど一番効くなぁ。守備崩されたもんなぁ。

・前半25分、失点されてすぐに立ち上がったのは10番林 宏光。左サイドでもらってから一人で独走。足に吸い付くようなドリブルとはこの事か。先ほどの直線ドリブルとは 180度対照的なドリブル。もうボールが左から右からどっちにあるのか、分かりづらいフェイントでDFを3人抜き去った。最後はキックフェイント2連発で相手の腰をガッタガタ にしてからGKの足下をすり抜けるようなシュートで決めてあっさりと1−1の同点。独特なドリブルでした。

・あ、田中がクリアを空振りした・・・なんか、今日は空回りしてるなぁ。そんなこんなでこの試合二度目、大木の必殺「直線ドリブル」炸裂。これって生まれ持った足の速さというセンスでの 勝負だから難しいんだろうね。そのまま左サイドを駆け上がって中へ折り返す。やっと、攻撃参加をした田村がミドル・・・・なんだけど、ゆる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いミドル・・・・。しかも、 GK正面。なんだろ、ループだったのかな。

・中盤で中学生と倉澤がボール回し。そして、宏光からのサイドからのクロス。このこぼれ球をまたも上がってきた田村が今度こそミドルシュート!!ってまたボールはゆる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜い ミドル・・・・。しかも、GK正面。なんだろ、ループだったのかな。って二度も同じ事を書いてしまったけど、人の良さが出たのかな。前半はこれで終了。


−後半−

・後半になっても何も代わらず・・・・。布陣は一切変更無し。和田と倉澤が結構控えめだから、何か指示でもあったのかな。多少はオーバーラップしてるけど、印象は少なかった。 それとあの中学生、後日、「塗師(ぬるし)」という名前だと言うことも判明。なかなか名字にインパクトがあって 言いなぁ。だけど、まぐろんは違う風に聞こえたんだよなぁ・・。

・後半早々、ケンが暴走・・・。バックラインが上げたフィードに対して、ケンが明らかに遅れてジャンプ。それも相手の前に出た。詳しく言うと、相手DFに完全に全体重を預けるようにヒップアタックをして空中に浮いている間に 右足でトラップし、そのまま反転してドリブルで抜く。相手DFはたまらず倒れるが、一緒にジャンプして競っただけという風にも見えるので反則無し。全日の越中も真っ青の技だ。 「ジャンピングヒップアタック」をケンの必殺技として認定します。(出し方は下・左下・左+キックボタンでくるくる回るはず。失礼。)

・後半4分、CKを白山がニアサイドの田中へびしっと合わせた。これを田中がコースを変えるようなヘッドで決めて2−1と逆転。今までちょっとミスも多かっただけに汚名返上の活躍。 実はCKであがる時に保谷と話してどっちがニアへ走るか決めていたのだ。CBで目立つのはこれぐらいだから嬉しい得点だろう。

・うお! 何だこの左の画像は! 自分で書いてみてちょっとびっくり。実はこの意味はユースにあり。それはユースにもいるらしい「暴走機関車」ことケンが二度目の爆発。今度の必殺技はパンチボタンを連打して・・・ってしつこいな。CKフラッグの近くで相手DFが取られないようにキープ。 それを審判に見えないように両手で張り手、張り手、張り手。完全に相手の背中をプッシュしていました。それも一度だけでなく審判が笛を吹くまでずっと。ケンの新しい必殺技として「百烈張り手」を 認定しましょう。


・中学生の塗師くん。周りのユースの子もそう呼んでいるのだが、なんか「ぬるち」って聞こえる。「林こーへー」に続いて2人目の平仮名表記か。まぁ、それはいいとして、この塗師くん。後半も半ばなので慣れてきたのか、 ノールックパスやら、田村とのワンツーパスなどかなり上手な選手です。これは将来有望ですな。ここで選手交代。ユースの試合で初めて他の選手を見ることが出来るぞ。

     大木    ケン                  大木   ケン
                                          
  宏光          白山          宏光     ファラン     白山
                              
       ファラン                       田村     
                     攻                     
     田村    ぬるち      →撃→           ぬるち       
                     時                     
                                           
   田中   保谷   和田              田中   保谷   和田 


        菅野                        菅野
・今日は余り印象のよろしくなかった倉澤選手に代えて待望のファラン選手登場。ポジションは1.5列目という感じ。だけど、守備時には結構戻っちゃう。 ガタイは弱そうだし、線も細いけどきっと何かをしてくれるに違いない。ところが、このファランくんは結構、肉体派なのか相手と競るときも宏光のように、さりげなくかわすのではなく 積極的に相手と当たる。当たり強い感じじゃ無かったが、幾度か競り合いにも勝ってるとおり線が細く見えるだけなのか。

・田村のスルーパスに大木が抜け出してGKと一対一に。右45度からファーサイドめがけてグラウンダーシュートも外へ。田村はスルーパッサーな印象を持った。何度かサイドへの スルーパスなども見せている。そうこうしてる内に最近エンジンのかかりが遅くなった宏光がやっと目覚めた。結構、時間によってサボる傾向があるのか、それとも自分が見ない間に 何かやってるのか。暇そうな菅野もこの試合二度目の裏へのパスに勢い良く飛び出してピンチを救った。本当に菅野は美声だ。今はあまり目立たないけど、そのうち相手も強くなるから 今は我慢だ。

・なんか今日はこればっかりだな・・・。またもケンの必殺技炸裂。左の画像を見れば分かるが、ケンが後ろからケズられていた。ケンはなんとかサイドラインでキープするも、次第にイラだってきたのか とうとう出してしまった。ケンの必殺技「ひじてつ」が見事に相手にクリーンヒット。 たまらず、相手DFも倒れる。しばらく起きあがらなかった、そりゃそうだ。なんせ、必ず殺される技と書いて必殺技ですから。それと、かなり深く当たった為警告ぐらいは出るかと思ったが、何も出ない・・・。詳しく見ていないが、もしかして全部の必殺技は同じ人が食らって たりして・・・。

(*普通、こんなことしたら退場です。)

・ちなみに上の画像通りの事をした後で、宏光が「ケ〜〜ン。もう、それいらない・・・。」だって。仲間からも嫌がられている必殺技でした。またまた選手交代・・・・とうとう監督まで嫌がったのか。 ケンに代えて中学二年生パート2です。名前は普通で阿部くんだそうです。
     阿部    大木                  阿部    大木    
                                          
  宏光          白山          宏光     ファラン     白山
                              
       ファラン                       田村     
                     攻                     
     田村    ぬるち      →撃→           ぬるち       
                     時                     
                                           
   田中   保谷   和田              田中   保谷   和田 


        菅野                        菅野
・中学生にしてはめちゃくちゃ背丈があるねぇ。こりゃ、やっぱり将来有望だわ。ところがこの阿部くんがまた すごい選手。ボールもらって積極的に勝負、勝負、勝負!そして無理矢理シュート。なかなか、よろしいです。塗師くんは謙虚だったが、 この子は積極的。ところが、それが裏目になる。完全にフリーだった大木を無視して突破。大木も声を出して呼べば良かったけど、まぁ若い奴に 任せましょうか。

・ドリブルってのはこうやるんだと阿部くんに教えたかったのか、大木のこの試合三度目の必殺技「直線ドリブル」が炸裂。三回目なんだけど、 これがまた面白い様に突破できる。最後は倒されたけど、途中まで抜けるのがさすがだ。最後はヴェルディユースのお約束なのか、セットプレイ時に 必ず靴紐を結び治すという細かい時間稼ぎもしつつ試合は終了。2−1でヴェルディユースが勝利しました。

練習試合
ヴェルディ土グラウンド
ヴェルディユース VS 横川FC
         1 − 
         1 − 
         2 − 
林 宏光得点 
田中 潤得点 


 ・おまけ
すまん、完全にふざけた観戦記になってしまった。最近、観戦記をまともに書けなくなってしまった。まぁ、元はと言えば自己満足で始めたんだから、別にいいか。 それと今回はまぐろんが見た中では初めての失点ってやつか・・・。それにしてもあの失点は菅野もどうしようもない。左右にふられた時点で失点は必至だったしねぇ。 他には中学生の塗師くんが想像以上に出来が良い。でも、彼は今だけなんだよね。FWでは大木くんがかなり良かった。ネタとしてはケンの方が出番が多かったが、それにしても 大木はこれからも期待できるぞ。MFでは3試合連続得点中の宏光。ファンタジスタ系のプレースタイルには必須の条件でもある「居ない時間帯」も出てきているので、 面白いのだが今回は本当に見えなかったなぁ。ファンタジスタは負けた時など90分間居ない時もあるので、半ファンタジスタで行こう。今回から新しくMOM(マン・オブ・ザ・マッチ) みたいな物も作ってみようか。それと共に1試合ごとのMVP(ここではまぐろん・バリュアブル・プレイヤーの略、まぐろんが独断で選ぶ。)なども作ってみようと思う。さぁ、一回目の受賞者は・・・。

MOM : MF田村直也   
MVP : MF塗師くん   


・田村くんが一回目の受賞者です。彼はこの試合で一番働いた。シュートは確かにゆるいものだったが、その分守備面で貢献。 同じくボランチの塗師くんも印象深い。まぐろんが選んだ理由は一番目立っていたから。ユースを知らない人でも多分、この塗師くんを上げたであろう。(ちなみにまぐろんの評価は通常の人より高め。)

今回はこれまで。月曜日が休みだったから久しぶりに画像なんかやっちゃったけど、これで半日終わっちゃったし。絵なんか書いた事無かったけど難しいんだね。 くにおくんgifアニメは去年で終了です。それではまた。次のユースは土曜日17日の15時半からランドで雪の為に中止になったエスペランサとの一戦です。

   画像参考:週間少年サンデー連載中   「かってに改蔵」作:久米田康治
 キャラ:勝 改蔵、名取羽美、彩園すず、坪内地丹・・・などをかってに拝借

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