第25回日本クラブユース東京都予選二次リーグ
・公式戦です。今日の試合は福島Jヴィレッジで行われる日本クラブユースに出場するための大事な関東予選である。しかも、まだ関東予選の二次リーグなのでここは楽々突破したいところ。
そして、関東予選本戦では先日負けた借りを返す意味でマリノスユースを倒して関東首位で出場したいものだ。そのためには今日の相手は踏み台とさせてもらおう。
駒沢補助競技場
| 東京ヴェルディユース |
VS | 杉並ジェントス |
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監督 | − | 都並敏史 | | |
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GK | 1 | 本間康貴 | | |
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DF | 2 | 和田 洋 | | |
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DF | 4 | 保谷吉昭 | | |
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DF | 3 | 田中 潤 | | |
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DF | 6 | 松浦裕生 | | |
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MF | 5 | 小野雄平 | | |
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MF | 7 | 白山貴俊 | | |
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MF | 10 | 林 宏光 | | |
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MF | 8 | 田村直也 | | |
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MF | 11 | 下地 奨 | | |
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FW | 9 | 北脇里規 | | |
・今まで通りの布陣、それとこの試合からやっとヴェルディユースもトップと同じユニフォームを着用することとなった。
背番号は多分、1番から11番がスタメンの番号というJリーグの初期の様なものだろう。面倒だから背番号固定しようよ。
リッキー リッキー
下地 田村
↑↑ ↑↑
宏光 ↑↑ 宏光 ↑↑
↑↑ ↑↑
下地 田村
攻 松浦 和田
白山 小野 →撃→ ↑↑ 白山 小野 ↑↑
時 ↑↑ ↑↑
↑↑ ↑↑
松浦 和田 松浦 和田
田中 保谷 田中 保谷
本間 本間
・何も変わらず・・・。それでいい、固定しようよメンバーは。トップの指揮官も都並さんみたいに固定しようよ。ただ、現時点のメンバーを固定するなよ。話を戻して・・・まぐはこの試合を見るために早めに家を出たつもりだったが、駒沢大学駅を出てから完全に道に迷って
しまい、補助競技場に着いた頃には30分以上過ぎてしまっていた。試合終了後にクリタさんから聞いたのだが、林 宏光が先制して1−0となったらしい。それと相手チームはこの時点で一人退場になったとか。
・というわけで前半の途中からの観戦記となります。まず、グラウンドに着いて思ったことは土グラの上に水はけが悪く、至る所に水溜まりが出来てしまっていた。昔、Jリーグでストイコビッチが泳ぐ仕草やリフティングドリブルなどをしていたが、それと同様のグラウンド状態。
すでに選手達のユニフォームは泥だらけでした。
・まず、一発のネタは和田くん。右サイドを攻め上がったのだが、水溜まりでボールが足に付かず相手ボールへ。この時、ボールを取り返そうと相手をどついたのだ。勿論、判定は文句無しに反則。その時、和田くんが発した一言。「触ってねーじゃねーか!!」思いっきり手で相手を抑えたり、
突き飛ばしたりと散々暴れた後のコメントじゃないな。なにせ、まぐの側にいた小学生まで「触ってんじゃねーか!!」とツッコんでたし。
・左サイドで水溜まりに突っ込む松浦。それでも、水溜まりで勢いが弱くなるのを分かってあえて強いドリブル突破。普段なら間違いなく外へ出てしまうぐらい前へ強く蹴ってドリブル。見事に作戦成功で相手を抜き去り、キックフェイント一つで相手を滑らせ、サイドを深くえぐるのにDF
3人を抜き去ってニアサイドの白山へラストパス。しかし、白山は見事な相手GKへのパス・・・。正面へちょこんと蹴ってた。ファーサイドへ流し込みたかったのだろうが、雨降ってるから強く蹴った方が入ったかも。
・相手の人数も一人少ないし、元からヴェルディユースの支配率も高いしDFやっててもしょうがないな。そんな理由で上がる訳ではないだろうが、CBの潤がオーバーラップ。そのまま、白山からの浮かせたパスに潤が反応して、GKと一対一も得点ならず。潤のオーバーラップ自体は得点を取りに行く
ためのものではなかったのだが、白山も潤がフリーなのが見えてか潤を走らせるパスだった。
白山「じゅーん(潤)! そぉれ、このボールを取ってきておくれぇ!」
潤「わんわんっ!!」
・・・・っていう想像が膨らむ・・・。でも、潤のような犬だと言うこと聞かなそうだな。
・ドロドロのグラウンドだからスライディングしてしまうと、体全体が泥まみれになってしまい、乾いてから体が固まってしまう傾向にある。すると、自然と体が重くなったような感じがしてきて動きが鈍くなってしまうもの。だから、今日みたいな試合では極力スライディングは避けて・・・
ってスライディングしまくってる! ま、都並さんサッカーなら激しく行かなきゃダメなのかな。それでも、思いっきりシュートしようとすると軸足に力が入ってしまい滑ってる人もいるな。
・ここで前半終了。今日はいつもより両サイドバックのオーバーラップが多い。和田といい松浦といい、攻撃参加数が多いのだが雨でピッチが最悪なのであまり行かないコーナー付近は水溜まりが特に酷い。相手をドリブルでかわすときに、相手だけでなく水溜まりも抜かないと行けないので
かなり苦労していた。それでも和田からオーバーラップを取ったら持ち味がいきないからね。
−後 半−
・後半からFWにケンが入っていた。代わったのはオーバーラップしまくってた和田くん。調子良かったように思えたが、攻撃し過ぎたのが影響か。下のが代わった後の布陣だけどあまり代わらない。
ケン リッキー ケン
下地 リッキー
↑↑
宏光 白山 宏光
下地 田村 松浦 ↑↑ 田村
↑↑ ↑↑
攻 ↑↑ ↑↑
白山 小野 →撃→ ↑↑ 小野
時 ↑↑
↑↑
松浦 田中 保谷 田中 保谷
本間 本間
なんじゃ、これ? CBが2人しかいないじゃないか! 松木さん以上の攻撃的サッカーってやつですね。でも、これって相手が弱いから良いようなもの。でも、負けてるときのサッカーにするなら見てる分には何をしたいのか分かってよろしい。
守ってる方はやってらんないかもしれないが。攻撃の枚数が多い分、単純に放り込んでも得点取れそう。
・後半になるとエンジンのかかる宏光。(今回はまぐが見てない間に得点したらしいが・・・)ピッチ状態が悪かろうとプレーにはさして影響がないようだ。その宏光がファーサイドに走り込んだリッキーへパス。これをリッキーがGKと一対一のチャンス。
ところが、ゴール前に水溜まりがありボールをトラップできずにリッキーはボールを追い越してしまった。今日はこんなのばっか。
・ヴェルディらしいパス回し。宏光がセンターサークルでキープ。前線でボールをもらいにきたリッキーがダイレクトで田村へ返す。そして、田村がダイレクトで中央に走り込んだケンへセンタリング。これをフリーで抜け出したケンが見事なヘディングで決めて2−0。
ダイレクトパスの連続からという見てる方もなんか楽しい得点だった。っていうかケンの得点を見たのって随分久しぶりだな。
・相手はもう何も出来ない・・・とりあえず、来たボールを前へ蹴り出すしか手はない。GK本間君がこのボールを処理しようと来たのだが、PA内までボールが来るのを待っていた。しかし、地面は最悪のコンディション、ボールは不規則な動きをする。相手FW27番がそのままGK本間に対して突っ込む。
両手でキャッチしようとしたところで相手FWがチェック。股抜きの様な感じになってしまい、無人のゴールへ・・・。2−1と一点を返されてしまった。すぐに蹴り出せば良かったかも。
・その直後、左サイドを駆け上がってきた田村。田村がPA内へ侵入しドリブル突破、足をかけられて転倒。ペナルティーエリアの線がよく見えないがどうやらPKらしい。これを「やしけん」ばりのPKで相手GKおちょくってゴール。GKが動くのを待って逆を蹴るという
職人技で3−1と2点リード。ここで選手交代、PKを奪った田村、痛恨の失点を喫した本間に代わって、DF一柳、GK菅野が投入。
ケン ケン
白山 リッキー
白山 リッキー
宏光
松浦 宏光 松浦 下地
攻
小野 下地 →撃→ 小野
時
一柳 田中 保谷 一柳 田中 保谷
本間 本間
・選手代わって3バックになったけれど相変わらずの攻撃サッカー。それでも、トップと少し似たような布陣。ボランチが瀬沼か小野かってことぐらい。っていうことは瀬沼より小野の方がボランチは適しているということか。
なにせ、ピッチ状態悪いのにロングフィードやりまくってるし。やっぱ、技術もあって、視野が広くて、運動量があるボランチって最高だわ。
・中盤まで下がってボールを触りに来るリッキー。足下が非常に柔らかいので、トラップしてすぐに前線へ流れるようにパスを出せる。これをフリーの宏光があえてDFを引きつけるドリブル。そして、十分に引きつけてから逆サイドの
白山へセンタリング。これをフリーで白山がダイレクトボレー。しかし、相手GKにセーブされる。やはり、白山はチャンスはあれども決まらない・・・。枠の外に蹴っちゃうよりはマシだけど。
・またも縦パス一本で突破をはかる杉並ジュベントス。ユニフォームに書いてある文字を見たらユベントスって書いてあるのかと思っちゃったよ。ブラジルの方のパクりかな。ま、ブラジルもパクってるんだろうけど。またも相手FWが突破にかかる。潤も保谷も足下を取られて抜かれてしまう。
とっさに保谷が後ろからスライディング。そして、相手の足を引っかけてしまいPKかと思いきや、審判は取らなかった。その時、小声で保谷が菅野に言った一言。
保谷:「ちょっと、危なかったなぁ・・・」だって。本人はPK覚悟で飛び込んだらしいや。でも、あれって下手すると一発退場処分ものだぞ。
・その保谷が汚名挽回と最終ラインから前線へロングフィード。これを宏光の新必殺技「ジャンピングヒールパス」(そのまんまだな。)でリッキーへあわせる。こういう持って生まれたセンスというのを魅せる宏光は面白い。
最近は前半からでもエンジンがかかるようになってきた。
・小野が積極的にロングフィードを魅せる。トップの迷監督ってフィードとかサイドチェンジとかいう言葉を知っているのだろうか。そして、そういうのをしていない選手を見て指示とかしないのだろうか。ま、トップの話はおいといて・・・。
小野の必殺技「大陸横断パス」(どんなや・・・)から前線のケンへ見事にあわせたパス。フリーでもらったケンも必殺技発動!「午後は○○、思いっきりシュート!!」(ネーミングセンスはないんだってば・・・)、この必殺技は決まった時はスカっとするけど、
大抵が枠には行かないというデメリットがある。そして、見事に枠の外へ・・・。もう、ケンはこれでいいか。
・久しぶりの菅野の叫び声・・・。本間だとネタにはならないが、菅野だとネタになってしまう。
菅野:「おい!サイドひらけよ!!相手くるぞ!くるぞー!!このヤロー!!」
このヤローってのは指示か? それも誰に対する指示なのだろうか。相手に対しての威圧だとは思わないが、何か笑いを起こすという見事な守備だった。
・ここでまた選手交代。公式試合だけど5人まで交代できるのかな? 11番の下地、ユースの渋すぎるPK職人白山に代えて、タツヤ、髪の毛を黒く戻してますますファンの心を釘付けにしているであろうファランを投入。
ケン ケン
松浦 リッキー
松浦 リッキー
ファラン
宏光 ファラン 宏光 小野
攻
タツヤ 小野 →撃→ たつや
時
一柳 田中 保谷 一柳 田中 保谷
本間 本間
・スローインを行う保谷。周りの選手がだれも近寄って来ないためにどこに投げれない。仕方なく周りに指示をしていたら、審判から遅延行為でイエローカードをもらってしまった。
ま、仕方ないけど今日の審判さんもどこか変な審判だな。ジャッジの基準が無いというか・・・。これで試合終了。3−1でヴェルディユースが勝利を収めました。
第25回日本クラブユース関東予選二次リーグ
駒沢補助競技場 |
杉並ジェントス | VS | ヴェルディユース |
0 | 前−半 | 1 |
1 | 後−半 | 2 |
1 | 合−計 | 3 |
| 得点 | 林 宏光 |
| 得点 | 渡辺 献 |
| 得点 | 白山貴俊 |
・おまけ
・グラウンドコンディションが悪くなければ、それこそ夢の二桁得点も出来るぐらい得点出来たかも知れない。ま、それは言い過ぎかもしれないが、それぐらい押していた。
ま、勝てれば文句は言わないけどね。都並さんもなんかものすごい白熱していたし。
−受賞者−
MOM : FW渡辺 献 初
MVP : MF小野雄平 二度目
MVP : DF松浦裕生 初
・まず、MOMは後半もなかなか得点の入らない所で取った追加点を高く評価。最近、得点自体がご無沙汰だっただけに素晴らしかった。今日は持ち前の熱すぎるプレーも控えて冷静に対処していたし、飛び出しも良かった。
あとは必殺技認定の「午後は○○!思いっきりシュート!」さえ決まれば文句無し。せめて枠の中へ叩き込んでくれ。MVPの小野はプレー自体が今までと代わらないすごさに参った。相変わらずのロングフィードの冴えも魅せ、
勝手に「大陸横断パス」なんてベタなタイトルまで付けられてしまったパスなどは素晴らしい出来だった。松浦は前半での攻撃参加、守備での貢献などどれをとっても良い出来であった。その中でも後半は左サイドでの突破など
攻撃時に目立った。オーバーラップと言えば和田くんという概念だったが、今はやっぱ松浦の方が切れ味があるかも。
−志郎様や都並さん−
残念ながらトップの試合がこのユースの後に控えていた為に、試合終了と同時に一目散に東京スタジアムへ向かった為見てませんでした。
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