第9回Jユースカップ 第3節
・まぐろんにとって久しぶりのユース観戦記、ユースにも色々ありました。都並監督から菊原志郎監督体制への意向とユースっ子も激動の一年となった。でも、その一年間を終える最後の大会がこのJユースカップ。
なんとか良い成績で終われるようにしたいですね。それとまぐ自身初めて見る選手なども増えてきたし、また面白キャラなどを作りたいです。それにしてもトップは引き分けちゃったからユースはなんとか勝ってくれないかなぁ〜。
ヴェルディ第二グラウンド
| 東京ヴェルディユース |
VS | 柏レイソルユース |
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監督 | − | 菊原志郎 | | |
監督 | − | 濱吉正則 | | |
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GK | 1 | 菅野孝憲 | | |
GK | 1 | 蓮沼広樹 | | |
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DF | 2 | 一柳夢吾 | | |
DF | 4 | 近藤直也 | | |
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DF | 4 | 保谷吉昭 | | |
DF | 3 | 鈴木基悦 | | |
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DF | 3 | ぶるーの | | |
DF | 8 | 櫻田征治 | | |
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DF | 6 | 小澤良太 | | |
DF | 20 | 須賀健太 | | |
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MF | 5 | 根占真吾 | | |
MF | 6 | 佐藤雄一 | | |
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MF | 10 | 田村直也 | | |
MF | 7 | 東山裕太 | | |
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MF | 8 | 谷内ゆーま | | |
MF | 10 | 大谷秀和 | | |
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MF | 7 | 白山貴俊 | | |
MF | 15 | 石原 潤 | | |
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FW | 9 | 北脇里規 | | |
FW | 11 | 菅沼 実 | | |
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FW | 11 | 大木雄己 | | |
FW | 9 | 宇野沢祐次 | | |
・知っているとは思うけど「ぶるーの」君はトップのフィジカルコーチでもあるルイス・アントニオ・イナハさんのご子息。正式名称は「ブルーノ・ルイス・イナハ」と言うのですが、当HPでは平仮名表記の「ぶるーの」で通させて頂きます。
ほかにも北脇里規は「りっきー」、谷内悠真は「ゆーま」などになっております。
北脇 大木 北脇 大木
ゆーま 白山
ゆーま 真吾 田村 白山 小澤
攻 ↑↑
→撃→ ↑↑ 真吾 田村
時 ↑↑
↑↑
小澤 一柳 小澤 一柳
保谷 ぶるーの 保谷 ぶるーの
菅野 菅野
・なんだ、この中盤は! まぐが久しぶりに見に来たからなのか、それとも目の錯覚? とにかくゴールキックの度にシステムがラインになる。まぁ、まぐの気のせいなのかもな。でも、
攻撃時には右のような中盤のカタチでした。宏光のいない背番号10番が田村でしたけど、こりゃ来年も10番は決まりでしょうし、1年の時から上手かったからね。これはまぐも納得です。
・試合開始早々、まぐが注目したのは左サイドバックの小澤くん。予選で敗退してしまった日本クラブユースでの唯一の収穫と言われる小澤くん。まぐが最初から注意して見たが・・・一発目でいきなりパスミス。これが効いたのか何度もミスを連発してしまい、
完全に舞い上がってしまった。しばらくの間、左サイドの小澤くんはしばし攻め込まれる事になってしまいました。
・右サイドの白山がドリブルで突破。これまたヴェルディユースは個人技だけやらせちゃうと何でも出来てしまうから恐いんだよなぁ。でも、サッカーは個人技だけでやれるスポーツじゃない・・・・って厳しい面を出したいんだけど、簡単に2〜3人抜けちゃうのさ。
そのままニアに鋭いクロスを送るもこれはカットされる。結構、白山ドリブルも上手くなってるな。
・DF保谷・・・まぐは一年の頃からイジり続けてきた。その保谷の特徴は足だと言った。そして、弱点は悲しいかな上背が無いと酷評した。しかし、今日久しぶりに見た保谷は少し大きく見えた。来年のメンバー表の身長は少し大きくなってる様な気がする。
ま、低いと言ってもまぐろんなんかよりもずっとデカイんですけどね。
・・・・試合内容が悪い・・・・あら、こんなサッカーになっちゃったんだね・・・。柏の前線からの素早いプレスに翻弄され続けるヴェルディ。どうも、サッカーが狭い様な印象を受ける。もっとサイドに開いてグラウンドを広く使ったサッカーをやってほしい。って菅野も
同じ事言ってた・・・。指示も的確になったようだ。来年もGK菅野はイジれるかな。
・そのサイドを有効的に使ったのは柏の方だった。ヴェルディはずっと中央突破ばかりで攻めが単調になった所を突かれてしまい、セカンドボールを拾われ続けてしまった。その見返りがこれ。左サイドからのクロス、FW9番にコースを代えるだけのヘディングで柏が0−1と先制。
完全なる柏ペースのまま前半はちとお寒い内容が続く。
・なかなかヴェルディユースが主導権を握れない状態が続く。その中でCKのチャンスを得た。白山のCKから中央で普通にヘディング、誰もジャンプしなかったのは何故? ぶるーの君だけがジャンプし見事なヘッドも枠の外へ。自分たちのペースにならない試合展開の時に流れを代える
のはやっぱりセットプレイなんだねぇ。結構、白山も良いキックだったし。ここでいきなり選手交代、オーバーラップの回数が少なかった一柳に代えて和田登場。
北脇 大木 北脇 大木
ゆーま 白山
ゆーま 真吾 田村 白山 小澤 和田
攻 ↑↑ ↑↑
→撃→ ↑↑ 真吾 田村 ↑↑
時 ↑↑ ↑↑
↑↑ ↑↑
小澤 和田 小澤 和田
保谷 ぶるーの 保谷 ぶるーの
菅野 菅野
・和田が投入、いつものオーバーラップを魅せてくれ。そして、いきなりだけど、ぶるーの君にイエローカード・・・。
・ところがどっこい・・・和田がいきなりやっちまった。必殺技「ドロップキック」炸裂。GKがボールを地面に落としてハーフボレーで蹴るドロップキックでは無くて、プロレスで両足を閉じて跳び蹴りを食らわすと言う技の方。相手がドリブルで勝負、相手は股抜きをしようと和田の足下へボールを通そうとした。
そこへ足を閉じてブロックしようとしたのだろうが、相手に向かってのドロップキックにしか見えない・・・。相手はモロに食らったのだが警告は出ず。和田もこう見えて面白キャラだったりするんだよね。これで前半は終了。まぐの観戦ノートは半分しか書けないぐらいの内容でした。
・うーん、正直言って内容悪いな。まぐが見たヴェルディの欠点と言うと・・・。
「自分の個人技を100%発揮させるタイミングの見極め」
などが上げられる。まぐとしてこれを強く希望する。理由はまぐの魅力あるサッカーとは個々が持てる力(まぐの言う必殺技など)を発揮しまくっているサッカーが見たいから。ちゃんと不公平無い様にまぐが見る部分ってGKからFWまで一貫してるつもりなんだけど。
その為のサッカーが見たいっていうまぐの勝手。結構、無駄な所での個人技が非常に多かったように見えた。そこで勝負して取られたら一気にカウンターをもらって失点しちゃうような場所でも個人技を出したのでヴェルディペースに持ち込めなかった。本当はまだまだ根本的な
課題もあるんだけど、言葉で説明出来ないし志郎様サッカーだから他に文句は無いっす。ただ、ちと松木サッカーの匂いがするのが気になる。
−後 半−
・さぁ、後半で取り返しましょー。選手交代で大木に代えて小野くん登場。ますます、ガタイが良くなってきちゃって。これから非常に楽しみな逸材であります。
北脇 北脇 田村
田村 小澤 和田
白山 ぶるーの ↑↑ 白山 ぶるーの↑↑
↑↑ ↑↑
攻 ↑↑ ↑↑
小野 ゆーま →撃→ ↑↑ 小野 ゆーま ↑↑
時 ↑↑ ↑↑
↑↑ ↑↑
小澤 和田 小澤 和田
保谷 真吾 保谷 真吾
菅野 菅野
・うーん、実は後半になっても何も変わらない・・・。むしろ、柏の攻勢はまだまだ続く。左からのクロスにFWがファーサイドフリでボレーも外へ。
・ところがサッカーとはたったワンプレーでがらっと変わっちゃったりするもんなのよさ。右サイドでキープ(おそらくは小野?)、そのまましばらくタメてから前線へ放り込む。柏はオフサイドトラップをかけるつもりで上がったのだろうが、裏へ走ったのは二列目の選手。
それも田村とぶるーのの2人で上がった。ボールに追いついたのは田村。相手GKと一対一での勝負、相手GKが突っ込んでくるがそれに対して田村には迷いが無かった。激突覚悟の両者がぐしゃっとつぶれるも、ボールは転々と転がりネットへ。ヴェルディが1−1と同点に追いついた。
・やっぱ、サッカーってわからんもんよ。さっきまで全くの負け試合内容が一気にヴェルディペースへ。ボールさばきもスムーズになり無駄な動作が全く無くなり、チーム全体としてのサッカーになってきた。CB根占を中心としたディフェンスラインには安定感が増し、小野の入った中盤ではひときわサイドを活かした攻めが展開
でき、サイドバックも上がれるようになってきた。流れも良くなってきたところで選手交代。白山に代えてポジショニングの男「下地」登場。
北脇 下地 北脇
田村
田村 小澤 和田
下地 ぶるーの ↑↑ ↑↑
↑↑ ぶるーの ↑↑
攻 ↑↑ ↑↑
小野 ゆーま →撃→ ↑↑ 小野 ゆーま ↑↑
時 ↑↑ ↑↑
↑↑ ↑↑
小澤 和田 小澤 和田
保谷 真吾 保谷 真吾
菅野 菅野
・この下地くんはどういう訳か、素晴らしいポジショニングをしている。相手ボールを奪った後にスペースを嗅ぎ分けては素早くそこへ行く。そこにパスが出ればかなりのチャンスになるであろうポジションなのだが、毎度の事ながらパスが出ないのが特徴。
うーん、下地くんが成功するのは何時の日か・・・。
・ヴェルディの流れで試合が進んでいる間になんとしても逆転しておきたい。そういう時には多少、無理にでもシュートを狙うという姿勢が欲しい。すると、ボランチの小野がオーバーラップ。そのまま、いつも通りのサイドへのさばきや「大陸横断パス」などを魅せる
のかと思いきや・・・なんと遠目の位置からロングシュートを敢行。これがゴールに向かって一直線、見事にネットに突き刺さり2−1とあっさりと逆転。ヴェルディの流れの間に得点できたのは非常に大きい。流れなのに得点出来ないとズルズル行っちゃうからね。
・ところが油断したのか一気にカウンターをもらってしまう。数的不利の2対3。そのままスルーパスを裏へ通されてしまいGK菅野と一対一、これに対して菅野が素晴らしい飛び出しで相手と激突。それにしても飛び出しのタイミングといい、最高のセービング。正直、菅野のキャラクターでネタにしやすいとか、
美声だとか指示・コーチングでの評価は高い菅野だったが、セービング技術がここまで高くなってるとは思わなかった。これはひょっとしたら来年楽しみかも・・・。
・さきほどの菅野への激突で試合が荒れてきた。柏の方がガツガツと体を当てる展開に持ち込んできたのだが、ヴェルディユースを相手にフィジカル勝負を挑んじゃダメだってば・・・余計な事までしちゃうのがいっぱいいるんだから。まず、この展開に一番喜んだのは小野。今までダイレクトでパス回しされてしまい
空回りしていたが、激しく体をぶつけ合う展開になると途端に元気になる。こういう展開は潤なども得意だが、ユースっ子はガタイの弱い子が特にフィジカル勝負をしたがる。ファランとか「たつや」とか居なくて助かった。
・相手DFの判断ミス。GK菅野のロングキック(そう言えば菅野のキック精度も高くなってる。)にDFがノーバウンドでクリアしなければ行けない所を一度ワンバウンドさせてしまった。そうなるとヴェルディの選手がその地点まで行くのに間に合ってしまうのだ。今回はそのボールにりっきーが間に合って奪い取った。
しかも、そのままGKと一対一になり落ち着いてファーサイドへ流し込んだ・・・しかし、わずかに外へ。いつものキャノンシュートではなく狙って外したのが相当悔しそうだった。
・柏の裏がやたらと不安定、そのせいかずっとヴェルディペースが続く。この流れの間に攻め込むのだが得点が入らないと勿体ない。右サイドフリーでオーバーラップした和田へボールが届く。そのままDFをかわして突破。GKと一対一、角度の無い位置ではあったが狙ったシュートはGK正面。それでもGKが前にこぼしてくれた
おかげでもう一度押し込む事が出来て3−1とヴェルディ圧勝ムード。中央にもパスコースが有ったが自分でも狙えたし満足。試合もこれで決まったと思ったのか選手交代。「ぶるーの」に代えてファラン、「りっきー」に代えてヴェルディタワー「中野裕也」くんを投入する。
中野 中野
田村 小澤 下地 田村 和田
下地 ファラン ↑↑ ↑↑
↑↑ ファラン ↑↑
攻 ↑↑ ↑↑
小野 ゆーま →撃→ ↑↑ 小野 ゆーま ↑↑
時 ↑↑ ↑↑
↑↑ ↑↑
小澤 和田 小澤 和田
保谷 真吾 保谷 真吾
菅野 菅野
・これで試合は終わるかなと思われたが、CKからあっさりと失点。ヴェルディの流れの最中に簡単に決められてしまった。これでせっかくの流れは柏へと行ってしまう。柏が2−3と追い上げてきた。
・ロスタイムで最大のピンチ。ヴェルディ陣地PA内で混戦状態から相手FWへとボールが渡る。全員がボールウォッチャーになっていたのと誰もFWに付かなかったので、完全にフリーとなってしまった。しかし、相手FWもまさかボールが来るとは思わなかったかトラップをミス。
それでも絶好のシュートチャンス、菅野が目の前で立ちはだかるも横から和田が必殺「スライディングドロップキック」で相手FWのシュートを防いだ、それでもボールはこぼれるが今度は菅野が飛び出してキャッチ。和田のスライディングでなんとか同点引き分けだけはまぬがれ、そのまま
試合は終了した。和田はケガ無く途中で試合に参加していた。よくやったぞ!和田!
9/30 Jユースカップ
ヴェルディ第二グラウンド |
ヴェルディユース | VS | 柏レイソルユース |
0 | 前−半 | 1 |
3 | 後−半 | 1 |
3 | 合−計 | 2 |
田村直也 | 得点 | |
小野雄平 | 得点 | |
和田 洋 | 得点 | |
−受賞者−
MOM : GK菅野孝憲 四度目
MOM : DF和田 洋 二度目
MVP : MF根占真吾 初
MVP : MF田村直也 二度目
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
勝利に貢献したのはもちろん、失点を最小限に抑えた菅野と和田だろう。和田はロスタイムでのスライディングが全てといってもいい。最高の活躍だった。菅野は正直久しぶりに見て驚いた。
キック精度も上がったしセービング技術も上がった、何より飛び出すか否かの判断能力が付いたのはすごい。トップの選手では未だにぎこちない選手もいるってのに。あとはもう少し、背丈が大きくなるか空中戦の強さも
持てばトップに上がっても普段通り出来るだろうなぁ。根占は普通に後半からのCBでの統率が良かった。それにしても根占を見るのは今年の最初以来か・・・ガタイはそんな代わってないのね。まぁ、無理な筋トレは
背丈伸びなくなるから無理にせんでもいいけど。田村は将来の10番ですな。完璧なオールラウンダーなんだが、あんまりまぐの観戦記では必殺技とか面白キャラではないな。でも、実力は十分。また、来週もJユースカップ
がある。三年生は進路などで忙しいから若い子が出るけど、将来のヴェルディを担ってくれる選手が出てくるかもしれんから今の内にチェックしておかねば。
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