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2014年FIFAブラジルワールドカップ

世界中の国と地域がサッカーの世界一を目指して戦うスポーツ最大の大会。今やオリンピックをしのぐとさえ言われている大会で今までも数々の名勝負を繰り広げてきた。 今大会は開催国のブラジルのみ予選が免除されている。サッカーが文化として根付いているブラジルで開催されるものなのに、現地では工事が大幅に遅れたり死亡事故なども多発している。 好景気と言われるブラジルだが、格差が激しくワールドカップ開催を中止するべきというデモも多発する中での開催となった。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:B 第1節
アレナ・フォンチ・ノバ
スペイン
VS
オランダ
ビセンテ・デル・ボスケ監督  監督ルイス・ファン・ハール
(警告)イケル・カシージャスGK  GKヤスパー・シレッセン
セサル・アスピリクエタ22DF  DFダリル・ヤンマート
ジェラール・ピケDF  DFロン・フラール
セルヒオ・ラモス15DF  DFステファン・デ・フライ(警告)
ジョルディ・アルバ18DF  DFブルーノ・マルティンス・インディ
セルヒオ・ブスケツ16MF  DFダレイ・ブリント
シャビ・エルナンデスMF  MFジョナサン・デ・グズマン(警告)
シャビ・アロンソ14MF  MFナイジェル・デ・ヨンク
ダビド・シルバ21FW  MF10ウェズレイ・スナイデル
アンドレス・イニエスタFW  FW11アリエン・ロッベン
ジエゴ・コスタ19FW  FWロビン・ファン・ペルシー(警告)
        
フェルナンド・トーレスFW
IN
MF20ジョルジニオ・ワイナルドゥム
ジエゴ・コスタ19FW
OUT
MFジョナサン・デ・グズマン
ペドロ・ロドリゲス11FW
IN
DF13ヨエル・フェルトマン
シャビ・アロンソ14MF
OUT
DFステファン・デ・フライ
フランセスク・ファブレガス10MF
IN
FW17イェレマイン・レン
ダビド・シルバ21FW
OUT
FWロビン・ファン・ペルシー


6/14(土)GROUP:B 第1節
アレナ・フォンチ・ノバ

スペイン
 VS 
オランダ

前−半

後−半

合−計

(PK)シャビ・アロンソ

 ロビン・ファン・ペルシー(ブリント)

 

 アリエン・ロッベン(ブリント)

 

 ステファン・デ・フライ(スナイデル)

 

 ロビン・ファン・ペルシー

 

 アリエン・ロッベン


      −スペインメンバー−                   −オランダメンバー−          

         Dコスタ                      ペルシー  ロッベン          
イニエスタ   (トーレス)    Dシルバ            (Jレンス)               
                 (セスクF)                                
                                      スナイデル            
    アロンソ      シャビE                                     
   (ペドロR)                                              
         ブスケツ                      デヨング  グズマン          
                                        (ワイナル)         

Jアルバ  Sラモス  ピ  ケ  アスピリ    ブリント  インディ  デフライ  フラール  ヤンマート
                                    (フェルトマン)           

        カシージャス                        シレセン             



   −プチ観戦記−
・まさか、こんな試合結果になるとは想像だにしませんでしたよ。まさかの1−5。それも前大会優勝のスペインですからね。それとも、オランダのこの超守備的サッカーが不穏な試合を予感しなければいけませんでしたか。なんと、5バックだし真ん中の3名はスペインのそれぞれの選手に対してマンマークで挑みました。 センターサークルへ行っても、サイドへ行ってもずっと着いて行きました。3人が全員PA内から居なくなる事は出来ないので、常に前の3人は誰かがマークするという形だったのです。いやー、参りましたね。PKはジエゴコスタのわざと倒れたプレイ。ここらへんはブラジル人だわ。んで、左サイドのブリントからのクロスを ダイビングループヘッドでファン・ペルシーが決めて同点。後半も左のブリントからクロス、ロッベンが拾ってドリブルでかわしてゴールイン。FKからファーサイドでデ・フライがヘッドで1−3。その後は一方的な展開となり、GKカシージャスにもミスが出てファンペルシーに奪われて4失点。最後はロッベンのドリブルしまくりゴールで5失点。最後のは 若いレンスにゴールあげなよ・・・という訳で超守備的布陣でスペインの長所を封じて挑んだけど、終わってみたらまさかの5ゴールでした。

   −今日の受賞者−

MOM:監督ルイス・ファン・ハール(オランダ)
MOM:DFダレイ・ブリント(オランダ)
MOM:FWロビン・ファン・ペルシー(オランダ)
MOM:FWアリエン・ロッベン(オランダ)
MOM:MFウェズレイ・スナイデル(オランダ)

・やはり、この布陣を敷いた監督の采配が一番大きいでしょうということで、まぐはモウリーニョと同じであんま好きじゃない監督さんですけどMOMです。相手の長所を徹底的に奪うという事に長けてます。ただ、どこか性格的には「激情家」という人が多いので、やっぱまぐには合わないです。 んで、この結果を導いた左サイドバックのブリントもMOM。後は前の3人ですよねー。マンツーマンにした真ん中の3名も良かったんだけど、スペインはマークされてたりするとそこへパス出さないので直接的にはあんまり映らなかったです。さ、面白いのは次節はオランダはどういう布陣で戦うんでしょうかね。 もう相手の長所を消さずともいいんじゃないでしょーか。攻撃的なメンバー多いので、攻撃的に行って欲しいんだけどなー。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:B 第2節
アレナ・パンタナウ
チリ
VS
オーストラリア
ホルヘ・サンパオリ監督  監督アンジェ・ポステコグル
クラウディオ・ブラボGK  GKマシュー・ライアン
ガリー・メデル17DF  DFイヴァン・フラニッチ
ゴンサロ・ハラ18DF  DF22アレックス・ウィルキンソン
エウゲニオ・メナDF  DFマシュー・スピラノビッチ
マルセロ・ディアス21MF  DFジェイソン・デイヴィッドソン
マウリシオ・イスラMF  MF15ミル・ジェディナク(警告)
(警告)チャルレス・アランギス20MF  MFマーク・ミリガン(警告)
アルトゥロ・ビダルMF  MFマシュー・レッキー
ホルヘ・バルディビア10MF  MF23マルク・ブレッシアーノ
アレクシス・サンチェスFW  MF11トーマス・オアー
エドゥアルド・バルガス11FW  FWティム・ケイヒル(警告)
        
フェリペ・グティエレス16MF
IN
DF19ライアン・マクゴーワン
アルトゥロ・ビダルMF
OUT
DFイヴァン・フラニッチ
ジャン・ボーセジュール15MF
IN
FW10ベン・ハロラン
ホルヘ・バルディビア10MF
OUT
MF11トーマス・オアー
マウリシオ・ピニージャFW
IN
FW14ジェームス・トロイージ
エドゥアルド・バルガス11FW
OUT
MF23マルク・ブレッシアーノ


6/14(土)GROUP:B 第2節
アレナ・パンタナウ

チリ
 VS 
オーストラリア

前−半

後−半

合−計

(バルガス)アレクシス・サンチェス

 ティム・ケイヒル(フラニッチ)

(サンチェス)ホルヘ・バルディビア

  

(ピニージャ)ジャン・ボーセジュール

  


         −チリメンバー−               −オーストラリアメンバー−       

       バルガス  サンチェス                   ケイヒル           
      (ピニジャ)                                        

       バルディ  Aビダル             Tオアー  ブレシアーノ  レッキー    
アランギス (ボセジュ)(グディエ) Mイスラ      (ハロラン) (トロイジ)          

          ディアス                    ミリガン  ジェディ        


    メ  ナ  ハ  ラ  Gメデル        デビッド  スピラノ  ウィルキ  フラニチ  
                                             (マクゴワン)

          Cブラボ                       ライアン           


   −プチ観戦記−
・チリはユベントスが多いせいか、あの有名な無敗で優勝した3−1−4−2「ユベントスシステム」を採用してますね。守る時は5−3−1−1、攻める時は3−1−4−2ですよ。上下動が激しいんですがスタミナが持つかどうかが注目でした。んで、やっぱり後半バテましたね。試合のほとんどをオーストラリアに支配され、シンプルに前へ当ててくるサッカーなので中盤を飛ばされてました。 そもそも、PA内に1人しかいないのにクロスをあげてくるんですから。そして、それがケーヒルにどんピシャで合うしね。前半、こぼれ球をサンチェスが押し込み、その後バルディビアのミドルと2点を先行出来たおかげでした。最後はいつ同点になるかっていう試合展開でした。最後は守り切ったご褒美という事でロスタイムにボーセジュールのミドルシュートで3−1で決着。

   −今日の受賞者−

MOM:MFホルヘ・バルディビア(チリ)
MOM:MFマウリシオ・イスラ(チリ)
MOM:FWアレクシス・サンチェス(チリ)
MVP:FWティム・ケイヒル(オーストラリア)
MVP:DFアレックス・ウィルキンソン(オーストラリア)
MVP:MFマルク・ブレッシアーノ(オーストラリア)

・この試合で逆転出来たら、この選手がMOMでしたよ。それがオーストラリアのDFアレックス・ウィルキンソン。チリがGKと一対一の大チャンスを得て、シュートがゴールへ転がったんですけどウィルキンソンがクリアしたんですねー。 あそこで3−1になってたらここまで好ゲームにはなってないですよ。チリは右サイドからイスラ、バルディビア、サンチェスという3枚が大体のチャンスを作ってたので、ここが疲れたら意外とおとなしかったです。オーストラリアはチャンスをものにしてたら逆転も有り得ただけにおしい。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:B 第3節
エスタジオ・ベイラ・リオ
オーストラリア
VS
オランダ
アンジェ・ポステコグル監督  監督ルイス・ファン・ハール
マシュー・ライアンGK  GKヤスパー・シレッセン
ライアン・マクゴーワン19DF  DFダリル・ヤンマート
アレックス・ウィルキンソン22DF  DFロン・フラール
マシュー・スピラノビッチDF  DFステファン・デ・フライ
ジェイソン・デイヴィッドソンDF  DFブルーノ・マルティンス・インディ
ミル・ジェディナク15MF  DFダレイ・ブリント
マット・マッカイ17MF  MFジョナサン・デ・グズマン
マシュー・レッキーMF  MFナイジェル・デ・ヨンク
マルク・ブレッシアーノ23MF  MF10ウェズレイ・スナイデル
トーマス・オアー11MF  FW11アリエン・ロッベン
(警告)ティム・ケーヒルFW  FWロビン・ファン・ペルシー(警告)
        
オリバー・ボザニッチ13MF
IN
FW21メンフィス・デパイ
マルク・ブレッシアーノ23 
OUT
DFブルーノ・マルティンス・インディ
ベン・ハロラン10FW
IN
MF20ジョルジニオ・ワイナルドゥム
ティム・ケーヒルFW
OUT
MFジョナサン・デ・グズマン
アダム・タガートFW
IN
FW17イェレマイン・レンス
トーマス・オアー11MF
OUT
FWロビン・ファン・ペルシー


6/19(土)GROUP:B 第3節
エスタジオ・ベイラ・リオ

オーストラリア
 VS 
オランダ

前−半

後−半

合−計

(マクゴーワン)ティム・ケーヒル

 アリエン・ロッベン

(PK)ミル・ジェディナク

 ロビン・ファン・ペルシー(デパイ)

 

 メンフィス・デパイ


    −オーストラリアのメンバー−                  −オランダメンバー−          

         ケーヒル                       ペルシー  ロッベン          
        (ハロラン)                     (Jレンス)               

  Tオアー  ブレシアーノ  レッキー                   スナイデル            
 (タガート) (ボザニチ)                                          

      マッカイ  ジェディ                    デヨング  グズマン          
                                         (ワイナル)         

デビッド  スピラノ  ウィルキ  マクゴワン    ブリント  インディ  デフライ  フラール  ヤンマート
                                (Mデパイ)                  

         ライアン                          シレセン             


   −プチ観戦記−
・これぞワールドクラス! どちらもスーパーゴールからの幕開け。ロッベンがセンターサークルからのドリブル開始、そのまま独走してロッベンがそのまま対角線にグラウンダーで流し込み先制。逃げたファン・ペルシーがDFを引きつけてるのも好印象。 ところが、その直後に右からマクゴーワンのクロスをダイレクトでボレーを決めたのがケーヒル。スーパーゴールにはスーパーゴールでお返し。後半はオーストラリアがペースを握り、決定的チャンスを多く演出。 しかも、後半7分にはPKも奪取し2−1と逆転に成功。オーストラリアの金星かとスタジアムもザワついたものの、たった4分でファン・ペルシーの一発で同点。更には途中出場のデパイのミドルシュートであっさりと逆転。その後、オーストラリアはケーヒルも交代してしまい、 らしいチャンスも訪れないままオランダのカウンターを浴びつつ試合終了。オランダは後半から5バックをやめて、4−2−1−3と攻撃的布陣に変更した事が功を奏したかもしれない。

   −今日の受賞者−

MOM:FWメンフィス・デパイ(オランダ)
MOM:FWアリエン・ロッベン(オランダ)
MOM:FWロビン・ファン・ペルシー(オランダ)
MOM:MFジョナサン・デ・グズマン(オランダ)
MOM:FWティム・ケーヒル(オーストラリア)

MVP:MFマシュー・レッキー(オーストラリア)
MVP:MFマルク・ブレッシアーノ(オーストラリア)
MVP:MFトーマス・オアー(オーストラリア)
MVP:DFマシュー・スピラノビッチ(オーストラリア)

・前半から途中出場で入ったデパイがチームを救ったと言っても過言ではないですね。同点ゴールのアシスト、逆転ゴールと結果を出してきた。まだ、若い選手なので今後に期待という意味でメンバー入りしたが、シンデレラボーイになりそうな若者になりそうだ。 そして、スーパーゴールのケーヒルとロッベンは当然のMOM。デ・グズマンはもはやプロレスラーって言ってもいいほどの強靭な肉体でオーストラリアの選手に負けてないんですね。お互いふっ飛ばし合いをしてる姿が印象的だったので入れちゃいました。 オーストラリアはレッキーとオアーの両翼が非常に積極的で、オランダの5バックの頃はなかなか抜いた後もカバーが居たのですが4バック後は威力を発揮。ブリントやヤンマート相手に臆せずに勝負を仕掛けてました。オーストラリアは若い選手が育ってるので、 今後もアジアでのライバルになりそうですね。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:B 第4節
エスタジオ・ド・マラカナン
スペイン
VS
チリ
ビセンテ・デル・ボスケ監督  監督ホルヘ・サンパオリ
イケル・カシージャスGK  GKクラウディオ・ブラボ
セサル・アスピリクエタ22DF  DFフランシスコ・シルバ
ハビエル・マルティネスDF  DF17ガリー・メデル
セルヒオ・ラモス15DF  DF18ゴンサロ・ハラ
ジョルディ・アルバ18DF  MF21マルセロ・ディアス
セルヒオ・ブスケツ16MF  MFマウリシオ・イスラ
(警告)シャビ・アロンソ14MF  MFエウゲニオ・メナ(警告)
アンドレス・イニエスタMF  MF20チャルレス・アランギス
ダビド・シルバ21FW  MFアルトゥロ・ビダル(警告)
ペドロ・ロドリゲス11FW  FWアレクシス・サンチェス
ジエゴ・コスタ19FW  FW11エドゥアルド・バルガス
        
コケ17MF
IN
MF16フェリペ・グティエレス
シャビ・アロンソ14MF
OUT
MF20チャルレス・アランギス
フェルナンド・トーレスFW
IN
MF10ホルヘ・バルディビア
ジエゴ・コスタ19FW
OUT
MF11エドゥアルド・バルガス
サンティ・カソルラ20MF
IN
MFカルロス・カルモナ
ペドロ・ロドリゲス11FW
OUT
MFアルトゥロ・ビダル


6/14(土)GROUP:B 第4節
エスタジオ・ド・マラカナン

スペイン
 VS 
オランダ

前−半

後−半

合−計

 

 エドゥアルド・バルガス(アランギス)

 

 チャルレス・アランギス


       −スペインメンバー−                  −チリメンバー−       

          Dコスタ                    バルガス  サンチェス     
 ペドロR    (トーレス)    Dシルバ         (バルディビア)          
(カソルラ)                                            
         Aイニエスタ                   Aビダル  アランギス     
                            メ  ナ (カルモナ)(グティエ) Mイスラ
                                                  
       シャビE  ブスケツ                    ディアス         
      (コ  ケ)                                      

 Jアルバ  Sラモス  ピ  ケ  アスピリ        ハ  ラ  Gメデル  Fシウバ   


         カシージャス                      Cブラボ         



   −プチ観戦記−
・うひゃーーーー、まさかの前大会優勝のスペインが予選敗退。オランダにコテンパンにやられただけでなく、この試合でもしっかりと対策万全で挑まれてしまいました。チリは前回と同様に3−1−4−2ではありますが、 守る時は5−3−0−2になるぐらい守るという手法。前半20分、サンチェスのキープから縦へパス。アランギスが飛び出して折り返し。ここにバルガスが押し込んでチリ先制。更に40分、直接FKをサンチェスが蹴ったこぼれ球をアランギスが押し込んで0−2。 あっさりと追加点まで獲得したチリ。後はスペインの猛攻を守り切ればという試合展開であったが、後半スペインも攻めるもののいつものスペインらしくないまま試合は終了。まさかの2連敗で予選敗退となってしまった。 どうしてか、スペインも運動量が少なく感じるし、いつもの細かいパス回しもあまり見られない。壁パス、ワンツー、ダイレクト。変幻自在でパス・ムーブを繰り返し、常に誰かが誰かを追い越す動きをしてきたものだ。 戦犯扱いする訳じゃないが、CFのジエゴ・コスタにボールが集まるとそこでボールが止まる。しかし、スペインらしいパスワークもまたそこで止まる。ストライカーとして、ジエゴ・コスタは間違ってはいないが、 スペインらしさは損なわれた格好に見えた。

   −今日の受賞者−

MOM:MFチャルレス・アランギス(チリ)
MOM:FWアレクシス・サンチェス(チリ)
MOM:MFマルセロ・ディアス(チリ)
MOM:MFアルトゥロ・ビダル(チリ)

MVP:MFアンドレス・イニエスタ(スペイン)

・選手が選手を追い越す動きをしていたのはスペインよりもチリ。それがこの運動量豊富な中盤によるものだろう。ゴールとアシストで結果に貢献したアランギスは当然として、中盤でボールを拾いまくったディアス、ビダルらもMOM。 メッシやロナウドばりに好き勝手にやらせてもらっていたサンチェスの足技も効果有り。バルサでやってるだけにスペイン相手の守備陣にも果敢に攻め込んでいた。相手もサンチェスをよく知ってるだけに、最初からあまり近づいて対応もしてなかった。 こういう駆け引きの面でスペインでプレーしておくのも重要なんだね。スペインでらしいプレーをしていたのはイニエスタぐらいで、パス&ムーブはイニエスタしかしてなかったかもしれんよ。日本代表もなかなか運動量の面で難しかったんだけど、 スペインも同じ症状に見えたので敗因は環境だったのかな。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:B 第5節
アレナ・ダ・バイシャーダ
オーストラリア
VS
スペイン
アンジェ・ポステコグル監督  監督ビセンテ・デル・ボスケ
マシュー・ライアンGK  GK23ホセ・マヌエル・レイナ
ライアン・マクゴーワン19DF  DFファンフラン
アレックス・ウィルキンソン22DF  DFラウール・アルビオル
(警告)マシュー・スピラノビッチDF  DF15セルヒオ・ラモス(警告)
ジェイソン・デイヴィッドソンDF  DF18ジョルディ・アルバ
(警告)ミル・ジェディナク15MF  MF14シャビ・アロンソ
マット・マッカイ17MF  MF17コケ
マシュー・レッキーMF  MFアンドレス・イニエスタ
オリバー・ボザニッチ13MF  FW20サンティ・カソルラ
トーマス・オアー11MF  FWダビド・ビジャ
アダム・タガートFW  FWフェルナンド・トーレス
        
ベン・ハロラン10MF
IN
MF13ファン・マタ
アダム・タガートFW
OUT
FWダビド・ビジャ
ジェームス・トロイジ14FW
IN
MF10フランセスク・ファブレガス
トーマス・オアー11MF
OUT
FW20サンティ・カソルラ
マーク・ブレシアーノ23FW
IN
MF21ダビド・シルバ
オリバー・ボザニッチ13MF
OUT
MF14シャビ・アロンソ


6/24(火)GROUP:B 第5節
アレナ・ダ・バイシャーダ

オーストラリア
 VS 
スペイン

前−半

後−半

合−計

 

 ダビド・ビジャ(ファンフラン)

 

 フェルナンド・トーレス(イニエスタ)

 

 ファン・マタ(セスク)


    −オーストラリアのメンバー−               −スペインメンバー−      

         タガート                       トーレス         
  Tオアー  (ハロラン)  レッキー         Dビジャ          カソルラ  
 (トロイジ)                     (マ  タ)        (セスクF) 
         ボザニチ                                    
       (ブレシアーノ)               イニエスタ      コ  ケ    

      マッカイ  ジェディ                    アロンソ         
                                   (Dシルバ)        

デビッド  スピラノ  ウィルキ  マクゴワン    Jアルバ  Sラモス  アルビオ  Fフラン
                                                 

         ライアン                       Jレイナ         


   −プチ観戦記−
・まさかのスペイン、オーストラリア敗退により、この3戦目は消化試合となってしまいました。消化試合ならではというか、スペインはまるまるメンバー変更となりました。 それがトーレス、ビジャ、カソルラらの出場。まぁ、ある意味こちらの方がスペインらしいサッカーだったりして。前半からもスペインらしいサッカー全開で細かいパスワーク、 人を追い越す動き、ワンタッチツータッチのパス交換。いやー、オーストラリアはほとんど何も出来ず。前半36分、右サイドファンフランからビジャ。オシャレなヒールシュートですよ。 更にはイニエスタのロングスルーパスをトレースが流し込んで2−0。セスクのクロスにマタが飛び込んで3−0。まぁ、楽しそうにやってるんですが、ゴール後は誰も笑顔じゃない。

   −今日の受賞者−

MOM:FWダビド・ビジャ(スペイン)
MOM:MFコケ(スペイン)
MOM:MFアンドレス・イニエスタ(スペイン)
MOM:FWフェルナンド・トーレス(スペイン)

MVP:MFマット・マッカイ(オーストラリア)

・いやー、MOMはビジャですよ。ビジャが後半に交代させられちゃうんですけど、その時のビジャの涙ね。一筋の涙とかじゃなく、嗚咽もしてるかの様な泣きじゃくり。これを見ちゃうと誰よりもスペイン代表のFWとして出なきゃいけなかった人ですよね。 デルボスケが悪いって訳じゃなく、誰が監督やっても選手選考は迷うぐらい優秀な選手だらけなんですもん。そして、この試合で走行距離ランキング上位者が誕生。それがスペインのコケとマッカイ。12kmオーバーで1位と2位。そのマッカイ選手はなんと13kmも走ってたんですよ。 いやー、南アフリカん時は日本代表も12km走ったとかって話題になってたのに、今回の日本代表は10kmが最長ですもんね。そら、予選敗退しちゃうわ。んで、スペインのFWトーレス。ジエゴ・コスタにレギュラーの座を譲りましたが、この試合では気合入ってましたよ。やはり、裏へ 飛び出してこそのスペインですね。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:B 第6節
アレナ・デ・サンパウロ
オランダ
VS
チリ
ルイス・ファン・ハール監督  監督ホルヘ・サンパオリ
ヤスパー・シレッセン GK  GKクラウディオ・ブラボ
ダリル・ヤンマートDF  DFフランシスコ・シルバ(警告)
ステファン・デ・フライDF  DF17ガリー・メデル
ロン・フラールDF  DF18ゴンサロ・ハラ
(警告)ダレイ・ブリントDF  MF21マルセロ・ディアス
ディルク・カイト15DF  MFマウリシオ・イスラ
ジョルジニオ・ワイナルドゥム20MF  MFエウゲニオ・メナ
ナイジェル・デ・ヨンクMF  MF20チャルレス・アランギス
ウェズレイ・スナイデル10MF  MF16フェリペ・グティエレス
イェレマイン・レンス17FW  FWアレクシス・サンチェス
アリエン・ロッベン11FW  FW11エドゥアルド・バルガス
        
メンフィス・デパイ21FW
IN
MF15ジャン・ボセジュール
イェレマイン・レンス17FW
OUT
MF16フェリペ・グティエレス
レロイ・フェル18MF
IN
MF10ホルヘ・バルディビア
ウェズレイ・スナイデル10MF
OUT
DFフランシスコ・シルバ
テレンス・コンゴロ14DF
IN
FWマウリシオ・ピニージャ
ディルク・カイト15DF
OUT
MF11エドゥアルド・バルガス


6/24(火)GROUP:B 第6節
アレナ・デ・サンパウロ

オランダ
 VS 
チリ

前−半

後−半

合−計

(ヤンマート)レロイ・フェル

  

(ロッベン)メンフィス・デパイ

  


          −オランダメンバー−                      −チリメンバー−        

          ロッベン  Jレンス                     バルガス  サンチェス      
               (Mデパイ)                   (ピニジャ)            

             スネイデル                       グティエ  アランギス      
            (Lフェル)                 メ  ナ (ボセジュ)        Mイスラ

          デヨング  ワイナル                        ディアス          


 Dカイト  ブリント  フラール  デフライ  ヤンマート        ハ  ラ  Gメデル  Fシウバ    
(コンゴロ)                                          (バルディビア)  

             シレセン                           Cブラボ          



   −プチ観戦記−
・オランダとチリの一戦がどちらも予選突破での試合となった。1位か2位かを決める戦い。お互いの特徴が全く同じで守る時はどちらも5バック。チリだけは攻撃時にはもっと人数をかけるってところぐらい。 ただ、この試合ではロッベン、スネイデルの個人能力の高さにビビってか、チリもほとんど5バックで戦っていた。ミラーゲームの様相になってしまい、前半はミドルシュートを中心になかなかチャンスが訪れない展開であった。 このまま、試合が0−0で終わりそうな展開であったが、後半32分にCKくずれからのクロスボールにフェルが合わせて先制。ロスタイムにはロッベンが高速カウンターで飛び出し、そのままの勢いを緩めずに折り返してデパイが追加点。 観客であるブラジルのお客さんは守備的な闘い方をし続ける両クラブにずっとブーイングしてましたとさ。

   −今日の受賞者−

MOM:DFロン・フラール(オランダ)
MOM:FWアリエン・ロッベン(オランダ)
MOM:MFジョルジニオ・ワイナルドゥム(オランダ)
MOM:FWメンフィス・デパイ(オランダ)

MVP:FWアレクシス・サンチェス(チリ)
MVP:MFマルセロ・ディアス(チリ)
MVP:MFフェリペ・グティエレス(チリ)

・MOMは高速カウンターのロッベンとデパイ。今大会のスーパーゴールの1つと言ってもいいぐらいの高速カウンターでした。んで、正の字の数を数えるとフラールとワイナルドゥムがトップだったので選びました。 チリの方は一人だけロッベン級の踊る様なプレイをしているサンチェス、同じく正の字のトップだったディアス、更にはミドル打ちまくったグティエレスでした。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:B まぐベストイレブン

GKヤスパー・シレッセンオランダ
DFマウリシオ・イスラチリ
DFロン・フラールオランダ
DFアレックス・ウィルキンソンオーストラリア
DFダレイ・ブリントオランダ
MFマルセロ・ディアスチリ
MFウェズレイ・スナイデルオランダ
MFアレクシス・サンチェスチリ
MFアリエン・ロッベンオランダ
FWティム・ケーヒルオーストラリア
FWロビン・ファン・ペルシーオランダ


*ちなみにこれは公式見解じゃなくてまぐのベストイレブンです。

・衝撃の前大会王者のスペイン敗退。これがこのグループの最大の魅せ場でしたね。正直、スペインが連覇しちゃうんじゃないかという予想も何ら不自然なものではないし。大会始まるまで失点も2しかないチームが、この初戦だけで5失点。まぁ、3失点目以降は人数の面で仕方ないとしても、ここまでスペインがやられるとは想像していなかった。 おかげでこのベストイレブンもスペインが入ってませんからね。ただ、スペインはオランダに負けたぐらいじゃ何も変わらない。次節のチリに勝てば何て事は無かった。しかし、ここでもvs スペイン対策なのか5バックですよ。オランダは純粋に5バックを敷き、チリは3−1−4−2からの5バックというフォメ。 何か、スペインは研究され尽くしたのかもしれませんね。チリもスペインを下し、まさかの2連敗で予選敗退。やっぱ、ワールドカップは何が起こるか分からないもんです。


・ベストイレブンは上記の通りですが、「?」という選手だけは解説しましょか。まずはDFのウィルキンソン。チリ戦での無人のゴールへ滑り込んで死守したシーンでその試合のMVPにしましたが、結果的に予選は3連敗だったんですけどベストイレブンにしちゃいました。そうでもしないと、このままじゃオランダのデ・フライが入っちゃうので。 ちょっとひいき目の選出もあります。左SBのブリントは空飛ぶオランダ人二世のファン・ペルシーのループヘッドのアシストです。ボランチのチリのディアスは今大会で最も走った選手の一人です。FIFA公式で掲載されている走行距離でも上位ですよ。ケーヒルはスーパーゴールでもあるあのボレーシュートでベストイレブン入りです。 次点の選手はイニエスタ、デパイ、デ・ヨング、ブレシアーノあたりです。スペインはやっぱり選びにくいですねー。1試合だけですけど、ビジャの涙も印象的だったけどねー。


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