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2010年FIFA南アフリカワールドカップ

世界中の国と地域がサッカーの世界一を目指して戦うスポーツ最大の大会。今やオリンピックをしのぐとさえ言われている大会で今までも数々の名勝負を繰り広げてきた。 今大会は開催国の南アフリカのみ予選が免除されている。初のアフリカ大陸での開催となるが、治安の面で最も危険な大会と不安視されている。


2010年FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA ROUND:16 第1節
ネルソン・マンデラ・ベイ/ポート・エリザベススタジアム
ウルグアイ
VS
韓国
オスカル・タバレス監督  監督ホ・ジョンム
フェルナンド・ムスレラGK  GK18鄭 成龍「チョン・ソンリョン」
マキシミリアーノ・ペレイラ16DF  DF22車 ドゥリ (警告)
ディエゴ・ルガーノDF  DF趙 容亨「チョ・ヨンヒョン」 (警告)
ディエゴ・ゴディンDF  DF14李 正秀「イ・ジョンス」
ホルヘ・フシレDF  DF12李 榮杓「イ・ヨンピョ」
ディエゴ・ペレス15MF  MF16寄 誠庸「キ・ソンヨン」
エジディオ・アレバロ17MF  MF金 正友「キム・ジョンウ」 (警告)
アルバロ・ペレイラ11MF  MF17李 青龍「イ・チョンヨン」
ディエゴ・フォルラン10MF  MF13金 在成「キム・ジェソン」
ルイス・スアレスFW  MF朴 智星「パク・チソン」
エディンソン・カバーニFW  FW10朴 柱永「パク・チュヨン」
        
マウリシオ・ビクトリーノDF
IN
FW20李 東國「イ・ドングク」
ディエゴ・ゴディンDF
OUT
MF13金 在成「キム・ジェソン」td>
セバスチャン・アブレウ14FW
IN
FW19廉 基勳「ヨム・ギフン」
アルバロ・ペレイラ11MF
OUT
MF16寄 誠庸「キ・ソンヨン」
アルバロ・フェルナンデス20MF
IN
   
ルイス・スアレスMF
OUT
   


6/26(土)ROUND:16 第1節
ネルソン・マンデラ・ベイ/ポート・エリザベススタジアム

ウルグアイ
 VS 
韓国

前−半

後−半

合−計

(フォルラン)ルイス・スアレス

 イ・チョンヨン

ルイス・スアレス

  


        −ウルグアイ−                    −韓  国−        

      カバーニ  スアレス                    朴 柱永         

        Dフォルラン               金 在成   朴 智星   李 青龍  
  Aペレイラ        アレバロ                              
         Dペレス                    金 正友  寄 誠庸      

Jフシレ  ゴディン  ルガーノ  Mペレイラ    李 榮杓  李 正秀  趙 容亨  車ドゥリ

         ムスレラ                       鄭 成龍         


   −プチ観戦記−
・どちらも攻撃的なチーム同志の決戦。決定的チャンスが両エースにやってくるという展開。パク・チュヨンのFKはポスト。フォルランのボレーはGK正面。ただ、ウルグアイにはエースがもう一人存在する。 オランダリーグで30得点以上あげているFWルイス・スアレスだ。フォルランの折り返しに反応すると、難しいハーフボレーで流し込み先制。分かっちゃいるけど浮かせがちな難しいシュートでした。 ここからは韓国の猛攻がスタート。すると、FKからのこぼれに反応したイ・チョンヨンがヘッドで流し込む。GKの飛び出しが遅れた事で余裕のゴールとなった。ここからはお互いノーガードの撃ちあい。 ただ、撃ち合いとなると先ほどのルイス・スアレスに分があった様で。サイドから巻いて入る絶妙なシュートを突き刺してウルグアイ2−1。それでも、韓国はロスタイムにイ・ドングクがGKと一対一になる チャンスを外して試合終了。延長戦になってもおかしくない好ゲームでした。

   −今日の受賞者−
MOM : FWルイス・スアレス        (ウルグアイ)
MOM : FWディエゴ・フォルラン      (ウルグアイ)
MOM : MF李 青龍「イ・チョンヨン」   (韓国)
MVP : FW朴 柱永「パク・チュヨン」   (韓国)
MVP : MF寄 誠庸「キ・ソンヨン」    (韓国)
MVP : DFマキシミリアーノ・ペレイラ   (ウルグアイ)
MVP : DF車 ドゥリ           (韓国)
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で気に入った選手を選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)。
ウルグアイは何と言ってもこのコンビ。スアレスとフォルランは外せませんよ。フォルランだけかと思ってたウルグアイに待望のエースのゴールですよ。それもストライカーらしいゴールでしたね。 今後はフォルランだけマークしてても一発で勝負を決めてきそう。Mペレイラは右サイドバックですが、この試合で何度もオーバーラップをみせていました。逆に韓国も逆サイドの車 ドゥリが果敢に攻撃参加。 まぁ、車ドゥリはもともとFWの選手だけどね。ゴールを決めた李 青龍は当然MVP。更に今後の韓国を引っ張っていきそうな存在のキ・ソンヨンもMVP。これは今後確実に日本の前に立ちふさがりそうなので名前だけでも 覚えておきましょう。韓国らしくない繊細なテクニックと、ピッチを広く使える戦術眼の持主。さばき役です。FWのパク・チュヨンはもっとゴール取れた選手でしたね。決定力不足はどこのチームも課題ですから。


2010年FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA ROUND:16 第2節
ロイヤルバフォケンスタジアム
アメリカ
VS
ガーナ
ボブ・ブラッドリー監督  監督ミロバン・ライエバック
ティム・ハワードGK  GK22リチャード・キングストン「キングソン」
(警告) スティーブ・チェルンドロDF  DFジョン・ペイントシル
ジェイ・デメリット15DF  DFジョナサン・メンサー
(警告) カルロス・ボカネグラDF  DFジョン・メンサー
ジョナサン・ボーンスタイン12DF  DFハンス・サルペイ
マイケル・ブラッドリーMF  MFアンソニー・アナン
(警告) リカルド・クラーク13MF  MF23ケヴィン・プリンス・ボアテング
ランドン・ドノヴァン10MF  MF21クワドウォ・アサモア
クリント・デンプシーMF  MFサミュエル・インコーム
ジョスマー・アルティドール17FW  MF13アンドレ・"デデ"・アイェウ (警告) 
ロビー・ファインドリー20FW  FWアサモアー・ギャン
        
モーリス・エドゥ19MF
IN
DF19リー・アディ
リカルド・クラーク13MF
OUT
DFハンス・サルペイ
ベニー・フェイルハーバー22FW
IN
MF10ステファン・アッピアー
ロビー・ファインドリー20FW
OUT
MF23デレク・ボアテング
ヘラクレス・ゴメスDF
IN
FW20クインシー・オウス・アベイエ
ジョスマー・アルティドール17FW
OUT
MFサミュエル・インコーム


6/13(日)ROUND:16 第2節
ロイヤルバフォケンスタジアム

アメリカ
 VS 
ガーナ

前−半

後−半

前−半

後−半

合−計

ドノヴァン

 ボアテング

 

 ギャン()


        −アメリカ−                     −ガーナ−        

      ファイン  アルティ                   Aギャン         
                          アイエウ              インコム
  デンプシ          ドノバン                            
                             ボアンテン      アサモア    
      クラーク  ブラドリ                   Aアナン         

ボンスタ ボカネグラ  デメリト チェルンドロ   サルペイ ジョナサン  メンサー  ペイント

         ハワード                     キングストン        


   −プチ観戦記−
・観客席にはクリントン元大統領まで観戦してました。ホワイトハウスではオバマ現大統領も応援してたとか・・・本当に興味あるのかどうかは別として。ただ、ガーナに対しては開催国の南アフリカが敗退してるせいで、 全てのアフリカ人の期待を背負うというプレッシャーがかかっております。そのため、前半からガーナペースで展開。すると、開始7分でいきなりドリブルで独走し、ギャンが裏へ走った分だけコースも空いた。左足グラウンダーで 流し込んで0−1とガーナが先制。GKのハワードの反応が若干鈍かったのはシュートじゃないと思ったんでしょうね。ついつい、ギャンのコースを追ってしまったと。ここからは大味な展開へ。相手の守備陣を破るという 戦術的な戦い方は無く、単純に遠目からでもシュートを撃ってしまいどちらもチャンスをすぐに潰してしまう。このまま、0−1で進展の無いまま終わるかと思いきや、デンプシーのドリブル突破(股抜き)からメンサーがスライディング。 これでPKを獲得しドノヴァンが同点へ。延長戦でも試合内容は先の後半と全く一緒。延長前半のロングボールをギャンが思い切り蹴り込んで1−2と更に突き放す。ここから、またアメリカの猛攻にあうも時間切れ。アフリカの期待は どこまで続くのか。

   −今日の受賞者−
MOM : GKリチャード・「キングソン」   (ガーナ)
MOM : FWアサモアー・ギャン       (ガーナ)
MOM : MFケヴィン・プリンス・ボアテング (ガーナ)
MVP : MFランドン・ドノヴァン      (アメリカ)
MVP : MFクリント・デンプシー      (アメリカ)
MVP : MFマイケル・ブラッドリー     (アメリカ)
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で気に入った選手を選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)。

ガーナのGKキングソンは好セーブを連発しました。デンプシーやドノヴァン、特に決定機だったのがアルティドールとの一対一。2回ぐらいあったような。シュートコースが正直とはいえ、決定的チャンスをセーブすると チームも勇気付けられるしね。後はゴールを決めた選手を評価しました。アメリカのドノヴァンとデンプシーは今大会でも上位クラスのサイドアタッカーでしたね。 最後のPKはポストに当たって入るというちょっと危なっかしいPKでした。




2010年FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA GROUP:C 第5節
ネルソン・マンデラ・ベイ/ポート・エリザベススタジアム
ドイツ
VS
イングランド
ヨアヒム・レーヴ監督  監督ファビオ・カペッロ
マヌエル・ノイアGK  GKデビッド・ジェームス
フィリップ・ラーム16DF  DFグレン・ジョンソン (警告)
(警告) アルネ・フリードリッヒDF  DF15マシュー・アップソン
ペル・メルテザッカー17DF  DFジョン・テリー
ジェローム・ボアテング20DF  DFアシュリー・コール
バスティアン・シュバインシュタイガーMF  MFフランク・ランパード
サミ・ケディラMF  MF14ギャレス・バリー
トーマス・ミュラー13MF  MF16ジェームス・ミルナー
ルーカス・ポドルスキー10MF  MFスティーブン・ジェラード
メスト・エジルMF  FW19ジャーメイン・デフォー
ミロスラフ・クローゼ11FW  FW10ウェイン・ルーニー
        
ピオトル・トロホウスキー15MF
IN
MF11ジョー・コール
トーマス・ミュラー13MF
OUT
MF16ジェームス・ミルナー
マリオ・ゴメス23FW
IN
FW21エミール・ヘスキー
ミロスラフ・クローゼ11FW
OUT
FW19ジャーメイン・デフォー
ステファン・キースリングFW
IN
MF17ショーン・ライト・フィリップス
メスト・エジルMF
OUT
DFグレン・ジョンソン


6/27(日)ROUND:16 第3節
ネルソン・マンデラ・ベイ/ポート・エリザベススタジアム

ドイツ
 VS 
イングランド

前−半

後−半

合−計

クローゼ

 アップソン(ジェラード)

(ミューラー)ポドルスキー

  

(ポドルスキー)ミューラー

  

(エジル)ミューラー

  


        −ドイツ−                    −イングランド−        

         クローゼ                   ルーニー  デフォー       

 ポドルス    Mエジル   ミューラ        ジェラド          ミルナー   

     シュタイガー ケディラ                ランパド  Gバリー       

ボアテン  メルテザ  フリード  Pラーム    Aコール  Jテリー  アプソン Gジョンソン

         ノイアー                      ジェムス          


   −プチ観戦記−
・世紀の誤審、再び。1966年のワールドカップで語り継がれたクロスバーの伝説。今度は南アフリカの地で同じ事が起こるとは・・・などと盛り上げてみましたが、半世紀も前とは話が違います。なんせ、世の中ハイビジョンですよ。 更には3Dで飛び出そうってな御時世。うん、普通にゴールインですよ。ランパードのシュートはクロスバーを当たって明らかにゴール内に入っておりました。ただ、それをノーゴールと判定してしまったと。これがキッカケでビデオ判定とか は止めて欲しいですね。試合自体はドイツの圧倒的なペース。イングランドのお株を奪うサイド攻撃とカウンター。更にはエジルのトリッキーなテクニック。うん、正直クロスバーでたとえ同点になってたとしてもカペッロの言う「逆の結果」 にはならんでしょう。完敗ですよ。中央を突破されてクローゼ、最終ラインの裏を通されてミューラーからポドルスキー。カウンターからポドルスキーに渡ってミューラー、エジルからミューラーで4ゴール。

   −今日の受賞者−
MOM : MFトーマス・ミュラー      (ドイツ)
MOM : GKマヌエル・ノイアー      (ドイツ)
MOM : MFルーカス・ポドルスキー    (ドイツ)
MOM : MFメスト・エジル        (ドイツ)
MVP : MFフランク・ランパード     (イングランド)
MVP : MFスティーブン・ジェラード   (イングランド)
MVP : FWミロスラフ・クローゼ     (ドイツ)
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で気に入った選手を選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)。

何だか、ドイツびいきが酷いですね。ミュラーはカウンターを通す際のロングフィードにも長けてますね。正確なロングキックは今大会は難しいとされてますが、ドイツでは日本と同じく「ジャブラニ」を使用しております。当然、蹴れて当たり前ですね。 イングランドはランパードとジェラードの気迫というか闘志を前面に押し出して戦ってきました。こういう選手が居ると心強いんですが、やはりこの試合でもルーニーはらしさを取り戻せないまま。これはカペッロサッカーの被害者とでも言うべきでしょうか。 本来のルーニー無双を見たいのでプレミア開幕ユナイテッド待ちですかね。ランパードはクロスバー以外にもゴールのチャンスはありましたが、ノイアーのスーパーセーブに阻まれました。若干、アップソンのゴールで判断ミスがあったので心配しましたが、その後は 安心して見ることが出来ました。次のドイツも楽しみです。




2010年FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA ROUND:16 第4節
ヨハネスブルグ・サッカーシティ・スタジアム
アルゼンチン
VS
メキシコ
ディエゴ・マラドーナ監督  監督ハビエル・アギーレ
セルヒオ・ロメロ21GK  GKオスカル・ペレス
ニコラス・オタメンディ15DF  DFリカルド・オソリオ
マルティン・デミチェリスDF  DFラファエル・マルケス
ニコラス・ブルディッソDF  DFフランシスコ・ハビエル・ロドリゲス
ガブリエル・エインセDF  DFカルロス・サルシド
ハビエル・マスチェラーノ14MF  MFヘラルド・トラード (警告)
マクシミリアーノ「マキシ」・ロドリゲス20MF  MF16エフライン・フアレス
アンヘル・ディ・マリアMF  MF18アンドレス・グアルダード
リオネル・メッシ10MF  FW17ジオバンニ・ドス・サントス
ゴンサロ・イグアインFW  FW14ハビエル・エルナンデス
カルロス・アルベルト・テベス11FW  FW21アドルフォ・バウティスタ
        
ファン・セバスチャン・ベロンMF
IN
MFパブロ・バレーラ
カルロス・アルベルト・テベス11FW
OUT
FW21アドルフォ・バウティスタ
ホナス・グティエレス17DF
IN
FWギジェルモ・フランコ
アンヘル・ディ・マリアMF
OUT
MF18アンドレス・グアルダード
ハビエル・パストーレ23MF
IN
   
マクシミリアーノ「マキシ」・ロドリゲス20MF
OUT
   


6/28(月)ROUND:16 第4節
ヨハネスブルグ・サッカーシティ・スタジアム

アルゼンチン
 VS 
メキシコ

前−半

後−半

合−計

(メッシ)テヴェス

 Jエルナンデス

イグアイン

  

テヴェス

  


       −アルゼンチン−                    −メキシコ−        

      テヴェス  イグアイン                  バウティスタ        
                           Jエルナ              サントス
         Lメッシ                                    
   Dマリア        Mロドリ           ガルダド        フアレス   
        マスケラーノ                      Gトラド         

エインセ  ブルディ  デミチェ  オタメン     サルシド  ロドリゲ  マルケス  オソリオ

         ロメーロ                       Oペレス         


   −プチ観戦記−
・またですか。この試合でも誤審出ちゃいました。しかも、FIFAの会長まで謝罪してるし。テヴェスがGKと一対一を突っ込み、こぼれた所でメッシがループ。しかし、このループに反応したテヴェスがヘッドで流し込んで先制。ここで テヴェスが押し込んだ所でラインを出た。しかも、スタジアムで放送しちゃったらしくて、両チーム入り乱れて収拾つかず。結局はゴールを認めて試合開始。集中を切らしたのか直後にミスからイグアインが追加点。あらかた、さっきの誤審で 結果が決まってしまった。ドイツ、イングランドと違いメキシコに立て直す力は無かったか。テヴェスの目の覚める様な維持の一発でトドメ。まるで、「これで文句無いだろ?」ってなド迫力。メキシコは来期からユナイテッドへの移籍が決まった ハビエル・エルナンデスのテクニカルなゴール(トラップ一発で2人を抜いた)は手土産になりそーっていう感想ぐらいしか無かった。結構、強かったんだけど興を削がれた格好。

   −今日の受賞者−
MOM : FWカルロス・アルベルト・テベス  (アルゼンチン)
MOM : MFリオネル・メッシ        (アルゼンチン)
MVP : FWゴンサロ・イグアイン      (アルゼンチン)
MVP : FWハビエル・エルナンデス     (メキシコ)
MVP : DFカルロス・サルシド       (メキシコ)
MVP : FWジオバンニ・ドス・サントス   (メキシコ)
MVP : DFラファエル・マルケス      (メキシコ)
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で気に入った選手を選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)。
テベスの2ゴール、イグアインの1ゴールで決着。またしても、メッシにゴールは生まれなかった。あのオフサイド以外でメッシがゴールを取れるほどのチャンスは無く、ロスタイムでのシュートだけ惜しかったぐらいかな。実はメッシはこの試合で 珍しいぐらいのボールをカットされていた。ドリブルもあっさりと奪われるなどらしくないプレーが目立った。実はそのシーンでは常に同じバルセロナのDFラファエルマルケスが陣取っていた。あのメッシですら苦笑い。ファール無しで奪い取る技術 にメッシも脱帽だったかな。左サイドバックのサルシドは無回転シュートを持っているのか、試合中に何本も狙ってました。ちと無謀な気もしたし、仲間もまた撃つのかよってな雰囲気にさせたのはややマイナスか。ハビエル・エルナンデスは ユナイテッドだそうで期待しておきましょう。アーセナル戦以外で活躍してくれたまへよ。





2010年FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA ROUND:16 第5節
ダーバンスタジアム
オランダ
VS
スロヴァキア
ベルト・ファン・マルバイク監督  監督ヴラジミール・ヴァイス
(警告) マールテン・ステケレンブルグGK  GKヤーン・ムハ
グレゴリー・ファン・デル・ヴィールDF  DFペテル・ペカリーク
ヨン・ヘイティンガDF  DF16ヤーン・ジュリツァ
ヨリス・マタイセンDF  DFマールティン・シュクルテル (警告)
ジョバンニ・ファン・ブロンクホルストDF  DFラドスラフ・ザバフニーク
ナイジェル・デ・ヨングMF  MF19ユライ・クツカ (警告)
マルク・ファン・ボメルMF  MF17マレク・ハムシク
ウェズレイ・スネイデル10MF  MFヴラジミール・ヴァイス・Jr
ディルク・カイトFW  MF15ミロスラフ・ストフ
(警告) アリエン・ロッベン11FW  FW11ロベルト・ヴィッテク
ロビン・ファン・ペルシーFW  FW18エリク・イェンドリシェク
        
エルイェロ・エリア17FW
IN
MF20カミル・コプーネク (警告)
アリエン・ロッベン11FW
OUT
FW18エリク・イェンドリシェク
クラス・ヤン・フンテラール21FW
IN
MF10マレク・サパラ
ロビン・ファン・ペルシーFW
OUT
MF17マレク・ハムシク
イブラヒム・アフェライ20MF
IN
FW14マルチン・ヤクブコ
ウェズレイ・スネイデル10MF
OUT
DFラドスラフ・ザバフニーク


6/28(月)ROUND:16 第5節
ダーバンスタジアム

オランダ
 VS 
スロヴァキア

前−半

後−半

合−計

ロッベン

 ヴィッテク(PK)

(カイト)スネイデル

  


        −オランダ−                    −スロヴァキア−       

         ペルシー                    エンドリ  ヴィッテク     
  ロッベン          Dカイト                            
         スネイデ                ストッフ         ヴァイス   

      デヨング  Vボメル                 ハムシク シュトゥルバ     

ホルスト  マタイセ ヘイティンガ ヴィー    ザバフニク シュクルテル  ジュリツァ ペカリク

         ステケレ                       ム  ハ         


   −プチ観戦記−
・何だか労せずして勝ってしまうオランダ。今回はトータルフットボールだの目新しい戦術でもなく、のらりくらりと試合をして何となく勝ってしまうイメージ。それでも、勝ち上がってるのにいよいよ「ロッベン」スタメン復帰ですよ。これで更なるスペシャルな プレーがプラスされます。前半はほとんどが様子見の展開、お互いミドルシュートなど中・長距離からの攻防。そんな中でもゴールを取れちゃうのが今大会のオランダ。まだ様子見なのに。ロングフィードからロッベンがキープ。大外をぐるっと回るファンペルシーに コースを空けさせられてしまい、ロッベンのカットインからシュートであっさりと先制。後半も同様にリスクをかけずに徹底して、中・長距離からの仕掛に終始するオランダ。まさにそのカウンターからカイトが繋いでスネイデルの追加点で勝負有り。 スロヴァキアは途中から中央のバイタルエリアでボールを持てる様になると、ハムシクからストッフ、ヴィッテクへのスルーパスでチャンスを作る様になる。GKと一対一のシーンもしかり、ロスタイムのPKもしかり、意外と中央突破には苦戦を強いられた。 それでも反撃のPKと同時に試合終了。また、労せずして勝ちあがった印象を受けた。

   −今日の受賞者−
MOM : FWアリエン・ロッベン      (オランダ)
MOM : MFウェズレイ・スネイデル    (オランダ)
MOM : GKマールテン・ステケレンブルグ (オランダ)
MVP : FWディルク・カイト       (オランダ)
MVP : FWロビン・ファン・ペルシー   (オランダ)
MVP : FWロベルト・ヴィッテク     (スロヴァキア)
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で気に入った選手を選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)。

それにしても、さすがはロッベン。ちゃんと結果出すんだわ。カットインからのシュートってのは今大会のキーワードかもね。ほとんどの選手がこればっかだもんね。かつてはアンリというイメージだったんだけど、最近ではカットインからのシュートはよく入るんだわ。 んで、サイドへのパスの散らし役になってたのがスネイデル。本来のスルーパスなどよりもパスコースが格段に増えたね。ただ、カットインからのシュートが多くなってスネイデルのゴールは減るかと思いきや、カイトからのお膳立てでゴール。あの追加点はオランダを楽にした。 なので、カイトとペルシーもMVP。ペルシーはあそこまで大外を走らなくても良さそうなもんだけどね。得点王予想したのに献身的に動き回っちゃって・・・。ステケレンブルグはヴィッテクとの一対一でセーブしたところを評価。あそこではまだ1−0の段階だったので、 同点にされたら結果はまだ分からなかったはず。まぁ、そのヴィッテクも最後はPKもらったしね。大会4ゴール目。結果としては、上出来でしたね。




2010年FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA ROUND:16 第6節
ヨハネスブルグ/エリス・パークスタジアム
ブラジル
VS
チリ
ドゥンガ監督  監督マルセロ・ビエルサ
ジュリオ・セーザルGK  GKクラウディオ・ブラボ
マイコンDF  DF18ゴンサロ・ヤラ
ルッシオDF  DFパブロ・コントレーラス
ファンDF  DFイスマエル・フエンテス (警告)
ミシェウ・バストスDF  DFアルトゥロ・ビダル (警告)
ジウベルト・シウバMF  MFカルロス・カルモナ
(警告) ラミレス16MF  MFマウリシオ・イースラー
ダニー・アウベス13MF  MF15ジャン・ボーセジュール
ロビーニョ11MF  FWアレクシス・サンチェス
(警告) カカ10MF  FW11マルク・ゴンサレス
ルイス・ファビアーノFW  FWウンベルト・スアソ
        
ニウマール21FW
IN
MF10ホルヘ・バルディビア
ルイス・ファビアーノFW
OUT
MF11マルク・ゴンサレス
クレーベルソン20FW
IN
MF21ロドリゴ・テージョ
カカ10MF
OUT
DFパブロ・コントレラス
ジウベルト・メロ16FW
IN
FW20ロドリゴ・ミジャール (警告)
ロビーニョ11MF
OUT
DFマウリシオ・イースラー


6/15(火)ROUND:16 第6節
エムボンベラスタジアム

ブラジル
 VS 
チリ

前−半

後−半

合−計

(マイコン)ファン

  

(カカ)ルイス・ファビアーノ

  

(ラミレス)ロビーニョ

  


        −ブラジル−                     −チ  リ−        

        Lファビアノ                      Hスアソ         
                           ボーセジュル           サンチェス
  ロビニョ   カ  カ   アウベス                             
                             Mゴンザレス      イースラー   
      ラミレス  Gシウバ                    カルモナ         

バストス   ファン  ルッシオ  マイコン     ヴィダル  フエンテ  コントレ  ヤ  ラ

         セーザル                       ブラーボ         


   −プチ観戦記−
・南米同志の対決をワールドカップで再現すると上位が残りますね。予選ではホームで勝って、アウェーで分けるというサッカーの基本戦術があります。ただ、本大会で第3国開催となっても意外と攻撃的になれないのがチリ。もっと、ブラジル相手に攻撃してもいいのに、 どうも腰が引けてしまう。結局、まるでブラジルのホームで試合をしてるかの様な展開へ。そうこうしてる内に、CKからファンが労せずに先制。追加点も早く、カカからのダイレクトスルーパスからルイス・ファビアーノがGKもかわして2点目。後半開始早々も あっさりとカウンターからラミレス、ロビーニョと繋いでゴール。3−0になっても手を緩めないブラジルはゴールを奪いたくて、カカもロビーニョもシュートを撃ちまくり。結局、最後は二人とも休みを取らせる交代で終了。うーん、カカにゴールが出るまで使って欲しかったけど イエローを1枚もらってたという意向もあったみたい。ブラジルが順当に勝ち上がり。チリも何度か攻めたんだけど、ゴールされる時間帯が悪かった。

   −今日の受賞者−
MOM : MFカカ          (ブラジル)
MOM : MFロビーニョ       (ブラジル)
MOM : FWルイス・ファビアーノ  (ブラジル)
MVP : FWウンベルト・スアソ   (チリ)
MOM : DFファン         (ブラジル)
MOM : DFマイコン        (ブラジル)
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で気に入った選手を選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)。

DFコンビで先制点。CKを蹴ったのがマイコンで、決めたのがファン。このCKゴールは非常に展開を楽にしたのだが、それまでの内容の時点でゴールを奪うのも時間の問題だった。オフサイドぎりぎりのカカのアシストで追加点を奪った方を上位に評価しました。 対して、チリはスペイン戦でのハイテンションサッカーを期待していたのだが、出場停止選手も多く機能していませんでした。ブラジル相手にだってあのサッカーは通用すると思ったんだけどね。思った以上の大差が付いて負け。それにしても、カカもロビーニョも 交代と言われた時の顔はびっくりしてたね。まだまだ、サッカーし足りないという表情でしたよ。ドゥンガは次も考えて休養を与えたつもりなのにね。そして、実際カカとロビーニョが下がってからの数分間はスペクタクルな展開は期待出来ませんでした。 うーん、やっぱり顔見せ程度というか将来の為にも「パト」を入れておけば良かったのにと思いましたよ。




2010年FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA ROUND:16 第7節
ロフタス・ベルスフェルドスタジアム
パラグアイ
VS
日本代表
ジェラルド・マルティーノ監督  監督岡田 武史
フスト・ビジャールGK  GK21川島 永嗣
カルロス・ボネットDF  DF駒野 友一
パウロ・ダ・シルバ14DF  DF22中澤 佑二
アントリン・アルカラス21DF  DF田中マルクス闘莉王
クラウディオ・モレルDF  DF長友 佑都 (警告)
ネストル・オルティゴサ20MF  MF阿部 勇樹
エンリケ・ベラ13MF  MF17長谷部 誠
(警告) クリスチャン・リベロス16MF  MF遠藤 保仁 (警告)
ルーカス・バリオス19FW  MF松井 大輔 (警告)
エドガル・ベニテス10FW  MF16大久保 嘉人
ロケ・サンタクルスFW  FW18本田 圭佑 (警告)
        
ネルソン・アエド・バルデス18FW
IN
FW岡崎 慎司
エドガル・ベニテス10FW
OUT
MF松井 大輔
エドガル・バレットMF
IN
MF14中村 憲剛
ネストル・オルティゴサ20MF
OUT
MF阿部 勇樹
オスカル・カルドソFW
IN
FW11玉田 圭司
ロケ・サンタクルスFW
OUT
FW16大久保 嘉人


6/29(火)ROUND: 第7節
ロイヤルバフォケンスタジアム

パラグアイ
 VS 
日本代表

前−半

後−半

延長前

延長後

合−計

P−K

 

  


        −パラグアイ−                    −日  本−        

        サンタクルス                      本田圭佑         
ベニテス              バリオス     大久保嘉人            松井大輔 

   リベロス        ベ  ラ           遠藤保仁        長谷部誠   
        オルティゴサ                      阿部勇樹         

Cモレル  アルカラ  ダシウバ  ボネット     長友佑都 トゥーリオ  中澤佑二  駒野友一

         ビジャル                       川島永嗣         


   −プチ観戦記−
・同じシステム、同じ戦術、同じサッカー・・・完全なるミラーゲームでの闘いで起こる事。「0−0延長PK戦」・・・まさに定石通りの結果になりました。そして、そうなる事を両監督ともに分かっていたかの様なコメントも意味深。どちらも リスクを負いバランスを崩してまで勝つ気は無かったと。今までやってきたサッカーを最後まで貫き通した姿には参りました。ただ、120分間の試合の中で決定的チャンスが訪れにくい試合となった。パラグアイは決定的なチャンスを川島にスーパーセーブで弾かれ、 日本は難しいシーンから松井、本田のミドルで反撃に転じるもパラグアイほどの決定的チャンスは来ないまま幕を閉じた。惜しむらくは延長後半ロスタイム、岡崎のヒールに玉田がダイレクトで左足を振り抜かなかったこと。4年前のブラジル戦さながらのシュートを期待してました。


・思った以上の力の差を感じたのは単にパラグアイが南米であること。今まで通じてきたハイテンションなまでの猛プレス、パラグアイは全ての選手がこれをキープ出来ることにあった。「いなす」という表現がもっとも近いかもしれない。トラップ、ドリブル、フェイント、クイック様々な テクニックでプレスを無効化する姿はカメルーンやデンマーク、オランダのどれとも違う異質なもの。これがジャブの様に効果的に日本代表のスタミナを奪い、最終的にはノープレッシャーというハンデをパラグアイに与えてしまった。大会が始まる前の弱気な日本に逆戻りしたかの様な 横パス、勇気を振り絞っても足が前へ出ない最終ライン、気付けば間延びしている中盤。それでも、最後はPK戦までもつれ込んだことで勝機はあると思いました。しかし、ここでも南米。全員がまともに蹴ってきやしない。GKを見て蹴る遠藤みたいな選手、ど真ん中決め打ち、蹴る前に フェイントを入れる選手・・・川島が先へ動いてしまうのは経験の無さか。先に動いたら負けなのも知ってるだろうが、我慢が効かなかったのだろう。2度もPKを止めてる自信が身体を一瞬早く動かせたかもしれない。駒野が外してしまったが、誰かが外さないと終わらないのがPK戦。 だが、やはり非常に悔しい。今回のサッカーはここで解散。これからは新しい選手・新しい監督・新しいサッカーで4年後もこの舞台で真っ向からぶつかりたい。今度はもうちょっと応援しようと思う。

   −今日の受賞者−
MOM : GK川島 永嗣        (日  本)
MOM : DFパウロ・ダ・シルバ    (パラグアイ)
MOM : DFクラウディオ・モレル   (パラグアイ)
MOM : DF中澤 佑ニ        (日  本)
MVP : FWルーカス・バリオス    (パラグアイ)
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で気に入った選手を選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)。

全員を入れてもいいと思ったが、あくまでもこの試合限定で。GK川島は実に2度の決定的チャンスをセーブした。これが単純に決まっていれば0−2で敗戦した可能性が高い。PK戦では相手に一杯食わされたが、一対一では負けなかった訳だ。大会前はやっぱ楢崎でしょと思ってました。 考えてみたら、川崎の試合なんてそんなに見てない。だって、まぐはJ2だもの。最終ラインが引いてしまうと輝くのが中澤。近代サッカーでは、ややついてこれない部分も多くなってきた中澤だが、最終ラインが引いてしまった場合は空中戦の強さを発揮できますね。引いた事で怖かったけど、中澤と トゥーリオはやり易かったのかもな。パラグアイのダ・シルバは本田をシャットアウト。今までは本田が無理矢理にでもキープしてくれたが、この試合は難しかった。このダ・シウバがすっぽんマーク。常にそばに張り付いていた。決定的チャンスを何度も演出し、左サイドからアーリークロスをあげ続けたのが モレル。パラグアイはこの左サイド偏重攻撃だったね。駒野が外したのもモレル対応で疲労してたからかもね。バリオスは次の決定機では幾らでも決めていいから。今回ばかりは決定力無くて助かりました。ただ、DFとの対人勝負は強さがありました。




2010年FIFA WORLD CUP SOUTH AFRICA ROUND:16 第8節
ケープ・タウン/グリーン・ポイントスタジアム
スペイン
VS
ポルトガル
ビセンテ・デル・ボスケ監督  監督カルロス・ケイロス
イケル・カシージャスGK  GKエドゥアルド・カルバーリョ
セルヒオ・ラモス15DF  DF21リカルド・コスタ (退場)
ジェラール・ピケDF  DFリカルド・カルバーリョ
カルレス・プジョルDF  DFブルーノ・アウベス
ホアン・カプデビラ11DF  DF23ファビオ・コエントロン
セルヒオ・ブスケツ16MF  MF15ペペ
(警告) シャビ・アロンソ14MF  MF19チアゴ (警告)
シャビ・エルナンデスMF  MF16ラウール・メイレレス
アンドレス・イニエスタFW  FW11シモン・サブロッサ
ダビド・ビジャFW  FWクリスチアーノ・ロナウド
フェルナンド・トーレスFW  FW18ウーゴ・アウメイダ
        
フェルナンド・ジョレンテ19MF
IN
FW10ダニー
フェルナンド・トーレスMF
OUT
FW18ウーゴ・アウメイダ
ペドロ・ロドリゲス18FW
IN
MFペドロ・メンデス
ダビド・ビジャFW
OUT
MF15ペペ
カルロス・マルチェナDF
IN
MFリエジソン
シャビ・アロンソ14DF
OUT
FW11シモン・サブロッサ


6/29(火)ROUND:16 第8節
ケープ・タウン/グリーン・ポイントスタジアム

スペイン
 VS 
ポルトガル

前−半

後−半

合−計

(シャビE)ダビド・ビジャ

 


        −スペイン−                     −ポルトガル−       

         トーレス                      Hアウメイダ        
   Dビジャ        イニエスタ       Cロナウド            シモンS 
         シャビE                                    
                             Rメイレレス      チアゴ     
      シャビA  ブスケツ                    ペ  ペ         

カプデビ  プジョル  ピ  ケ  セルヒオ     コエトロ  アウベス  リカルド  Rコスタ

        カシージャス                     エドゥアルド        


   −プチ観戦記−
・EUROの時はスペインを応援しましたよ。非常にスペクタクルで内容も結果も手に入れる最高のサッカーを披露してくれた。ただ、何故だろう。今大会のスペインは応援する気になれないのだ。そして、その答えがこの試合で見つかった。 それは左ウィングに存在した。恐らくはスペイン史上最高のストライカーと称されるであろう。だが、まぐが応援する気にならないのが、その「ダビド・ビジャ」の存在なのだ。左サイドへ開き対面のDFと一対一で勝負する。そして、縦には突破せずにカットインからのシュート。これがこの試合で何度も見られた。 今大会のキーワードとまぐは位置付けている「カットインからのシュート」だ。そして、その流行りに数年早く飛びついたであろうクリスティアーノ・ロナウドも同じ技を使用する。おかげでこの試合はカットイン合戦となった。これがまぐが応援する気になれない理由だ。 個人技のスペインを見たかった訳ではない。シャビの良質のスルーパスがビジャの為のパスとなっている点も気に食わない。流れる様な試合展開、うっとりする程魅入ってしまうパスワーク、雪崩の様に飛び込む選手達、点と点が線となる瞬間・・・これらが見られないのだ。 それでも、今大会はセスク投入時に若干パスワークが見られるが、試合の大勢が決まった後の展開では面白みも半減だ。結局、試合は正にシャビのスルーパスからビジャが決めるというもの。確かにゴールシーンはパスワークだったし、まぐも前のめりの姿勢になった。ただ、やはり何かが違う。 最高のサッカーをやっているチームが優勝するとは限らない。だが、それを覆したのがスペインだったはずだ。ワールドカップの優勝とは、スペインでさえもそういうチームに変えてしまう魔力があるのかもしれない。

   −今日の受賞者−
MOM : FWダビド・ビジャ        (スペイン)
MOM : MFシャビ・エルナンデス     (スペイン)
MVP : MFラウール・メイレレス     (ポルトガル)
MVP : GKエドゥアルド・カルバーリョ  (ポルトガル)
MVP : DFセルヒオ・ラモス       (スペイン)
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で気に入った選手を選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)。

まぁ、何だかんだ言ってもこの試合を決めたのはビジャ。内容でもビジャのシュートチャンスばかりでしたからね。そういや、トーレス居たっけか?ってな具合。ポルトガルはメイレレスがボールを持つ事が非常に多く、攻撃の起点となっておりました。ただ、いかんせんクリスティアーノ・ロナウドにボールが渡りませんでしたね。 もっともポルトガルが近付いたのがメイレレスからのクロス。どんピシャでロナウドの足元へ行きそうなボールでした。ボレーで鮮やかにネットを揺らすと確信するシュートチャンス・・・ところが、直前で出てきたのがウーゴ・アウメイダ。コースをほんのちょっと変えるだけのヘッドでロナウドのゴールを奪うし・・・ 実際、これしかチャンスはありませんでした。もっと、ボールを触れる位置での起用方法とか無かったんでしょうかね。まぁ、それでボールに触っても中央へドリブルしての遠目からのシュートばかりでしたがね。ジャブラニの効果は遠目から打たせてしまう弊害がありましたね。GK泣かせのボールでも無かった様で。




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