2005年　サテライトリーグ第４節

・前節は０−３の負けではあったが、内容は見るべきものもたくさんある見事な試合だった。しかし、今回はどうだろうか。相手はなかなかの猛者で有名なザスパ草津。 本気メンバーの浦和レッズを相手に勝利を収めたというだけに油断は禁物。知らない人はいないと思うが、ザスパ草津のザスパは「ＴＨＥ　ＳＰＡ(温泉)」つまり、草津温泉って意味なのよ。

・うーん、ザスパ草津のバスを見ると、あーんな事やこーんな事をしたくなる。そう、スポンサー契約があの「サカつく」なのだ。リアルサカつくで色んな選手を掻き集めたくて仕方ないぞ。 まずは草津から何人か獲得しちゃおっかなーっ。

ヴェルディ第一グラウンド
東京ヴェルディ１９６９
ＶＳ
ザスパ草津
ベルトラン−監督　 監督−佐野　達
常澤　聡１ＧＫ　 ＧＫ１棗　正志
笠松亮太５ＤＦ　 ＤＦ９杉山琢也
金沢真吾３ＤＦ　 ＤＦ５柳澤宏太
坂口達也２ＤＦ　 ＤＦ４富松範臣
三原直樹４ＤＦ　 ＤＦ２野口哲平
小野雄平６ＭＦ　 ＭＦ７高向隼人
村杉聡史７ＭＦ　 ＭＦ19氏家英行
玉乃　淳10ＭＦ　 ＭＦ８後藤　涼
弦巻健人８ＭＦ　 ＭＦ13豊原慎二
文　濟天「ムン・ジェチョン」９ＭＦ　 ＦＷ20御給　匠
平本一樹11ＦＷ　 ＦＷ11樋口知行


・うーん、知ってる選手は氏家と御給のみ。そっかー、こんなんで浦和にも勝ったのかー。メンバー見てみるとほとんどが大卒即戦力選手。平成国際大やら筑波、順天堂、東海大、浜松大などの選手らしい。結構、前に福岡が大卒高卒を何十人も入団させて、１年で解雇させるという画期的な方法を取ったけど有りだなと思う。 その中で生き残ってこそ本当の力があるってことさ。ヴェルディも「繋げる」選手のみ残して一斉に獲得ってやってみたら？ 

　　　　　ムン　　　　一樹　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一樹
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ムン　　　　　　　　玉乃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　弦巻　　　　　　　　　　玉乃　　　　　攻　　　　三原　　　　　　弦巻　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→撃→　　　↑↑　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　村杉　　　　小野　　　　　　　　　　　　　↑↑　　　村杉　　　　小野　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時　　　　↑↑　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑　　　　　　　　　　　　　　
三原　　　　　　　　　　　　　　笠松　　　　　　　　三原　　　　　　　　　　　　　　笠松
　　　　　坂口　　　　金沢　　　　　　　　　　　　　　　　　　坂口　　　　金沢


　　　　　　　　常澤　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　常澤
・４バックは毎度お馴染みのユースで作るシステムです。ＦＷでついこないだ獲得した新戦力のムン・ジェチョン選手が初出場。どれどれ、どんなタイプの選手なのか見極めてやろうじゃないの。

・開始早々、右からのクロスにＰＡ内中央で待っていた御給がダイビングヘッド。ゴール真正面も常澤の重心が左に寄っていた為、そのままゴール。これはＧＫのせいじゃないね、残念。ともかく、トップもサテライトもユースも普通のセンタリングやクロスで集中を切らすシーン多いね。そういや、昨日もアウグストから黒津だったしなー。

・ここで相手の選手でなかなか良さそうな選手を発見。それは順天堂大学出身のＧＫ棗　正志。「ナツメ」とでも読むのだろうか。なかなかの美声だしコーチングもなかなか。ヴェルディが攻め上がるシーンで味方のＤＦラインに声出し、「おいっ！人を見ろっ！」「枚数足りてないぞー、戻ってこいよ○○っ！！」「絞れ絞れ！」など指示も的確。 現在、ＧＫは小島でベンチに岩丸のようですが、ナツメを鍛えてトップへ送り出すという方が良さそうだな。え？ いらない？ ならヴェルディで引き取りますか。

・対して、ヴェルディのＧＫは常澤。考えてみると常澤が試合に出てるのを見るのは２度目か。あんまり、見た事無かったんだよね。今回は常澤の実力がどこまで成長したのかを確認しよう。右サイドの裏へのロングフィード、これを常澤が追う。このままならゴールラインを割りそう・・・しかし、草津の選手が勢い良く追いかけてくる。これに対して、常澤はキープ。 おいおい、取られたらどうすんの。相手を背負ってキープするも取られそうになって外へけりだす。まだまだ、要所要所の判断に迷いがあるね。ここらへんが属に言う「ＧＫは経験」という意味なんだろうな。

・小野っちょが中盤でボールを奪いすぐにスルーパス。これをもらったのは一樹。さぁ、中央からいつものヤツ行きますか・・・「おらーっ！！どけどけーーっ！！」必殺直線ドリブル発動。それーいけーっ！草津ＤＦを相手に勝負だーっ！ スピードに乗った一樹は誰にも止められない。まず、一人目のＤＦをかわして突破。この時点でシュートコースガラ空き。トップが相手だと 一樹は左利きだというのがバレている。しかし、サテライトではそんなの知らないらしい。さー、久しぶりのサテライトキャノンぶっ放しますかーっ？ そーれ、どっかーーーんっ！！・・・ってループシュート。これはギリギリで外へ。うーん、一樹って結構ループ好きなんだよね。ＧＫが前へ突っ込んで来ない場合のループって入った試しが無いんだ・・・でも、アイデア良し。

・草津がバックパスでＧＫ棗へ返す。しかし、このボールが中途半端なボール。これを狙って弦巻がＰＡ内へ侵入する。これに対して、ＧＫ棗が弦巻に恐るべき必殺技を繰り出す。ハルクホーガンばりのアックスボンバーッ！！弦巻ダウン・・・弦巻に何をしてくれとんじゃーっ！！ ここは迷わず、観客へ耳を澄ますポーズをしてから、レッグドロップでフィニッシュ・・・。 などと変な想像を膨らましてますが、弦巻が無事だったから言ってる訳で。ともかく、ＧＫハリウッド・ハルク・ホーガン・ナツメは獲得交渉しときましょう。試合の事をほとんど書いていませんが前半終了。




　　　−後半−
・ここでも元気に一樹が爆発。というか悪さ爆発。決定的なチャンスを全く作れないヴェルディとしては、セットプレイに活路を見出すしかない。そこでＣＫ。ＰＡ内中央へ飛んだボールはＧＫ棗が飛び出す・・・と同時に一樹も飛び出して空中でショルダータックル一発！棗吹っ飛ぶ・・・それでもかろうじて棗が手を出してクリア。草津ＤＦ猛抗議も実らず、再びＣＫ。 それにしては一樹のフィジカルも凄いもんだ。もう一度、ＰＡ内中央へ送ったボールを一樹と棗が競り合う・・・しかし、今度はやり過ぎ。棗に対して「爆魔龍神脚」(飛び膝蹴りおこと)。勿論、吹っ飛ぶ棗。今度はさすがにファールです。 

　　　　　ムン　　　　オサマ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オサマ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ムン　　　　　　　　玉乃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　弦巻　　　　　　　　　　玉乃　　　　　攻　　　　三原　　　　　　弦巻　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→撃→　　　↑↑　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　村杉　　　　小野　　　　　　　　　　　　　↑↑　　　村杉　　　　小野　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時　　　　↑↑　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑　　　　　　　　　　　　　　
三原　　　　　　　　　　　　　　笠松　　　　　　　　三原　　　　　　　　　　　　　　笠松
　　　　　坂口　　　　金沢　　　　　　　　　　　　　　　　　　坂口　　　　金沢


　　　　　　　　常澤　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　常澤
・一樹にかえてオサマ。一樹の運動量がかなりリセット。やはり、あの天皇杯での発言「試合後に足がツった」という程の動き出しは飯尾がいないとやらないのだろうか・・・。フォローしたり、プレスしたりとお仕事は沢山あるよん。勿論、ゴールもね。

・この試合の玉乃は久しぶりにノーガードドリブルやり放題。左サイドで左右にブレながらのドリブル・・・まるでこれから分身すんの？ ってなぐらいのフェイント。これで左サイドを縦に突破すると見せかけておいて中央へドリブル。そのまま、ミドルシュート。 ゴール右上に飛んだシュートはクロスバーへカキーンッ！！・・・くぅ、後半はそこそこカタチになってますが、ゴールが遠いな。

・これもまた単純な攻め。右サイドを果敢にオーバーラップした杉山。センタリングが見事だったので「杉さん」と呼んでやろう。そのまま、三原と対峙したまま勝負せずに普通にセンタリング。これがＰＡ内中央へ巻いて入る綺麗なセンタリング。前へ飛び出した常澤と御給が激しく正面衝突。 それでも、ビクともせずに頭で落とした御給。このこぼれに反応した樋口がボレーシュートで流し込んでゴール。常澤にブチ当たったのでＧＫチャージかと思ったがノーファール。これで０−２。普通のセンタリングで沈む事が多いな。

・先ほどからほとんど３トップ。何故なら、三原が前に張ってしまい戻ってこないからだ。え？ そんなトコに居たの？っていうシーンばかりで面白いのだが、いかんせんケガ上がりで調子はまだまだ悪い。一対一の勝負にもキレが無いっす。それなのにナビスコでベンチ入りしてるしね。 まだ、ユースなんだし無理せんといてぇー。 

　　　　　　　　オサマ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　オサマ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　河野　　　　　　　　玉乃
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　河野　　　　弦巻　　　　玉乃　　　　　攻　　　　三原　　　　　　弦巻　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→撃→　　　↑↑　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　村杉　　　　小野　　　　　　　　　　　　　↑↑　　　村杉　　　　小野　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時　　　　↑↑　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑↑　　　　　　　　　　　　　　
三原　　　　　　　　　　　　　　笠松　　　　　　　　三原　　　　　　　　　　　　　　笠松
　　　　　坂口　　　　金沢　　　　　　　　　　　　　　　　　　坂口　　　　金沢


　　　　　　　　常澤　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　常澤
・文　濟天「ムン・ジェチョン」にかえてユースの「大中小」ちゃんこと河野。身内ネタで激しくスマン。身長は160cmと表記されているが、もっと小さく見える。まぁね、身長186cmの御給とかいるしで感覚おかしいのかもしれん。分かりにくいが、トップのサッカーに「大中小」ちゃん が混ざってる感じなのだよ。

・左サイドから攻めあがってくる草津。オーバーラップしてきたサイドバックの野口がＰＡ内左エリアで待っていた御給へパス。これを御給がちょっと大きめにトラップ、ここに走り込んだのはさっきパスした野口。ＰＡ内で軽く壁パス。これを野口がダイレクトでシュート。ゴール右下へ 流し込んで０−３。うーん、結局３得点全てに御給が絡んでますよ・・・まったく。こうなったら仕方ない、スカウトマンに御給を取りに行ってもらおうか。

・しかし、この試合の最高の場面。草津のＧＫ棗がやっちまった。左サイドからＤＦへパスを返したところ、何と走りこんできた「大中小」ちゃん・・・おっとと、河野がボールをカット。そして、そのまま独走。あわててＧＫ棗がゴールへ戻ってくるのだが、河野はゴール右下へ流し込みシュート。棗はゴールに向って走り出していた為、重心が左へ移っていた。 そこへ右にシュートを打たれたもんだから、行き過ぎてしまいゴール左へ横滑り。後からゆっくりと無人のゴールへころころころころ・・・これで１−３と一矢報いる。思わず、「大中小」ちゃーーーんっ！と叫んでしまいましたよ。これで試合終了。

６／５（日）サテライトリーグ−第４節−
ヴェルディ第一グラウンド

東京ヴェルディ１９６９
　VS　
ザスパ草津

０

前−半１

１

後−半２

１

合−計３

河野広貴

　御給　匠

　

　樋口知行

　

　野口哲平


　　　−おまけ−
・ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
注目の文　濟天「ムン・ジェチョン」。注目して見ました。うーーーーーーん、どーでしょーーー。(長嶋茂雄風) 得意の左足のシュートというのは見れなかったので保留ってとこかな。動き出しに関しても左サイドのフォローや開く動きはそこそこ人並には出来る程度。裏への動き出しもまぁまぁ、相手に囲まれた時のキープ力もまぁまぁ、フィジカルは若干吹っ飛ばされる回数多し ってなとこか。まだ、周りとの連携はイマイチなので何とも言えない。もう、２〜３試合見ないと何とも・・・。同じ左利き同志で組んだ２トップにも問題あるしね。次は町田と組むだろうし、そこで注目しましょ。

　　　−今日の受賞者−
ＭＯＭ　：　ＦＷ　御給　匠　　　　　　　　草津サカつくだってば
ＭＯＭ　：　ＭＦ　高向隼人　　　　　　　　草津サカつくだってば
ＭＶＰ　：　ＧＫ　棗　正志　　　　　　　　草津サカつくだってば
ＭＶＰ　：　ＭＦ　河野広貴　　　　　　　　初選出


・勝利に貢献した選手にはＭＯＭ、まぐが独断と偏見で選ぶのがＭＶＰ(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
３得点全てに絡んだ御給は文句無しの受賞です。高向は良い所で顔を出すし、セカンドボールは拾えるし、万能型。結構、嫌らしい感じのサッカーだったのでなかなかのプレーヤーですよ。棗はなかなか面白かったので是非。最後の失点さえなければＭＯＭにしても良かったかも。 河野はあの流れで良くぞ１ゴール決めてくれました。ユースではまだまだ途中出場でしか見た事無いので、今後のユースで注目したいと思います。もう、「大中小」ちゃんとは呼びませんよ。

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