2005年 J1リーグ第4節


・久し振りの等々力競技場。武蔵小杉から歩けるだろうか・・・ちと、不安だ。駅を出てバスターミナルを左に抜けて、タワープレイス前に出る。みんな知ってるかな?昔はここにヴェルディーノがあったんだよ。よく入り浸っていたもんだ。確か携帯関係のお店で「au」のお店になってるって風の噂で聞いた。どれどれ、本当なのかどうか見てみようじゃないか・・・すると、今度は「ボーダフォン」になってるではないか。 真っ赤ですよ、真っ赤。カエラはメールし放題ってか。隣の飲み屋はまだ健在のようだ。昔、小見さんや松木、都並さんがここに入っていく姿を拝見したなぁ。

・途中、セブンイレブンで買い物。はぁ、前もそうだったなぁ。ここで買ったんだよ。そんで、戻って小道に入る。んで、西明寺の目の前を通過するパターン。あー、何もかもが懐かしい。まぐは極度の方向音痴で迷子になりやすい。それでも、それでも覚えていたか・・・等々力に通いまくった事で身体が覚えているのさ。今のフロンタサポのほとんどが知らない成長する等々力を見てきたんだ。 なーんて、言っても仕方無いわな。さっさと等々力行こ。もう、ここはアウェーなんだ。

・等々力到着、迷子になりやすいまぐが一発で到着。お見事でした。そんで、試合前に軽く花見なんぞ始めますか・・・っておーい、花見なのにお酒出てないんじゃないのーっ!?、これじゃ何の為の花見だよ(本末転倒・・・桜見ろよ)。・・・ってお酒を飲めない年齢が多いわけで仕方無いのです。仕方無しにちびちびとやっておりましたさぁ。以下、画像は等々力花見です。

画像コメント画像コメント
・等々力競技所のアウェー側にある広場。ここは花見の絶好の場所だね。上野などで問題起こすよりこっちの方が空いてていいや。 ・桜にも種類がありますね。染井吉野と枝垂れ桜、八重桜ですかね。あ、ちなみにまぐは桜詳しく無いですからね。適当に知ってるの言っただけっすよ。見たってどれがどれやら・・・
・見上げても桜。花びらがお酒に入っちゃうねぇ・・・風流だねぇ・・・。 ・ここでお酒を飲んでるのは何人かなぁ・・・数える程度しかいないような気もします。しばらくすると、ここにいる人数が増えていきますよ。
・そういや、前はあの1階席で一人で見てたな・・・。そういや、前はあの2階席で応援してたな・・・。懐かしいっすねぇ。 ・がーん! 等々力カレーや等々力ラーメンを食べれないなんて・・・。開幕の浦和のせいだな、開幕でホームとアウェーを自由に入れないようにしたんだから・・・今年は全部そうするか?って具合で決めたな。
・等々力から見る桜ってこんな感じでしたよ。それにしても、なかなかの桜ポイントです。だって、人来てないもん。 ・あー、やっぱ2階席って見やすいんだよな。ゴール裏で1階席だとグラウンダーシュートの軌道が見えない。ネットが揺れて初めてゴールだと分かるという競技場です。だから、サイドネットで外したのに喜んでたりもする・・・。


等々力競技場
川崎フロンターレ
VS
東京ヴェルディ1969
関塚 隆監督  監督 アルディレス
吉原慎也GK  GK21高木義成
箕輪義信DF  DF20李 康珍
寺田周平13DF  DF林 健太郎
伊藤宏樹DF  DF米山篤志
谷口博之29MF  MF林 健太郎
中村憲剛14MF  MF山田卓也
長橋康弘20MF  MF22平野 孝
アウグストMF  MF小林大悟
ジュニーニョ10FW  MF32小林慶行
マルクス10FW  FWワシントン
我那覇和樹FW  FW11平本一樹


・相馬が右ひざ側副靭帯損傷。全治2週間だってさ。さぁ、これで相馬のかわりに平野、平野の位置にコバが上がり、やしけんがコバの位置に上がるという布陣へ変更。戸川も復帰し3バックはようやくベストのメンバーで試せるカタチになった。とはいえ、相馬頼みばかりで攻めのアイデアが不足がちのヴェルディから、相馬がいないことでどんな試合になるのか検討も つかない。まずはじっくりと静観しますか。前回は4−4とお互いの良さと悪さが出ちゃったので、この試合は守備からがスタートだろな、0−0だけは勘弁。

     一樹    シトン                 一樹    シトン
                                   
                            慶行    大悟    山卓  
     慶行    大悟            平野              
                     攻   ↑↑                 
平野              山卓  →撃→  ↑↑                 
↓↓     やしけん          時           やしけん      
↓↓                                        
↓↓                                          
   康珍        米山              康珍        米山            
        戸川                        戸川  


        義成                        義成
・平野の位置が下がりまくり。はなっからそういうサッカーをやろうという事なのか、平野が守備を懸念して自主的に戻ったのかは分からない。平野もだいぶ守備にも行動するようになってるので、ジュニーニョ対策の一環なのかな。スペースを与えなければ何とかなるわけだし。

・前半開始・・・から20分ぐらいまで。まずは当初の予定通り0−0でシュートも無し。そうそう、これでいいのよ。試合開始15分以内での失点が多いのでまずは第一関門突破だ。膠着状態ではあるものの、フロンタのカウンターも機能してないし大丈夫だ・・・でも、こっちの攻めも機能してない。 ただ、中盤ではあるけれど繋ぐサッカーでキープは出来ている。このまま、支配率を上げてリズムに乗ろう。

・ロスタイムに失点する川崎、試合開始に失点するヴェルディ。ここまでは様子見なんだけど、向こうも完全に引いてますね。むむむ・・・我慢我慢。

・前半途中からワンサイド。フロンタのカウンターも発動しないほどのヴェルディパス回し選手権開始。相手に穴が無いし、まだ前半。リスクを背負ってまで攻め込むシーンでもないのでパスを回しまくり。それでも、クロスボールを適当に放り込んだだけじゃ中央が堅くて効かないっすね。それと守備意識がかなり高いのでなかなかスペースも無いしで動けない。 やばい、やばいぞー。観戦記のネタも無いほどにやばいぞ。

・前回のナビスコでもフロンタのDF陣の裏へ放り込むフィードが効果的だった。今回もこのロングフィードがチャンスを握る。コバのロングフィードで裏へ抜け出したワシントン。空中戦で相手の背中を軽く押す・・・これによりボールを裏へ通す事が可能なのだ。これでPA内左エリアへ飛び出して相手を背負いながらシュートも外へ。それとも、ループを狙ったのだろうか、ミスなのだろうか。 とにかく、この試合でシトンの唯一の決定的チャンスでした・・・

・もひとつ最大のチャンス。山卓が競り合ってこぼれたボールを一樹が落として大悟がミドルシュート。コースは甘かったのだが、クロスバーへカキーン!! うーん、惜しい。こういうゴールで先制出来ると負けないサッカーが出来るんだけどなぁ・・・。フロンタは完全にこの試合リアクションサッカーに徹してるので0−0でもまぁ、満足しましょ。決定的なシーンも2度作って相手は終了間際の折り返しぐらいのもの。 シュートなんか1本。DFに当たったものを含めれば2本。決定的な仕事をさせなかったのはヴェルディも守備に重点を置いていたから・・・さぁ、後半どう動く?前半終了。

*「Magta」のコーナー継続。ちなみに公式記録とは違うよ、なんせ、まぐが良いと思ったヤツしか数えてないし。独断と偏見のコーナーさ。
シュート・・・公式記録に入らないシュートへの意図さえあれば数に含む。打った後でオフサイドも含む。
大悟3   米山1   一樹2   シトン3

繋ぐパス・・・横パス、バックパスなどは含まない。縦パス重視。
戸川1   慶行5   平野1   林1    シトン1  大悟1

ゴールへのパス・・・アシストになりそうなパス。ラストパスの意図さえあれば含む。
慶行2   康珍2   大悟5   山卓4   米山2   平野1

1・2パス・・・ダイレクトなどで繋ごうとしたもの。
シトン1  慶行2   林2    一樹1

DF・・・失点ものを防いだだけでなく、中盤で奪ったものや遅攻に追い込んだものも含む。
林3    義成1   康珍3   平野2   大悟1   慶行1   山卓2   一樹1   戸川2

ナイスプレイ・・・個人技、フォロー、テクニック、必殺技など。
康珍2   大悟1   山卓1





   −後半−
・後半開始、どちらもメンバーを変えてはこなかった。しかし、フロンタは相変わらずの引き気味なのに比べてヴェルディは若干攻撃に重点を置き始めてきた。戸川からのロングフィード、山卓が一気にオーバーラップ。後ろからのボール、難しいトラップを胸で抑えて右足でシュート。センタリングも考えられる位置でのシュートだけに一瞬GKもびびってたね。それでも、見事な反応でセーブ。 山卓があそこまで一気に飛び出すシーンを多く作れればチャンスもおのずと増えるだろうはず。

・「おらーっ!どけどけどけーーーーっ!!」必殺、直線ドリブル。前半のそれは途中でボールより自分が先に走ってしまい失敗。しかし、今度は右サイドから中央に向って独走。さぁ、DFと一対一かわせーっ!!・・・ってとこでさっき抜いた奴に追い付かれてカット。うーん、どこのチームにもバレバレですね一樹のドリブルは。明らかに左寄りに対処してるのに左に突っ込むしかない一樹のドリブル。最初っから左は空けてくれないって。 逆に右側はガラ空き。普通に右へドリブルしても、シュートが右足じゃ無理かぁ・・・。

・今度はやしけん。気付いたら背番号から「4様」と声がかかることもしばしば。平野が左サイドから中央へドリブル。そこを中央へ向って走りながらもヒールパス。そこにはボランチのやしけんが上がってきていた。そして、PA内左エリアで切り返しキックフェイントで中へかわす。もう一人近寄るもまたキックフェイントで切り返して中へ・・・っと、ちょっとはしゃぎすぎ。珍しくやしけんが技術を見せびらかしちゃいました。 前に浦和戦で見せたかわしてかわしてシュートにちょっと似てたのでゴール出来るかと思ってしまいましたが・・。それにしても、巧いっす。今度、フットサルで試しちゃる。

・山卓がアウグストとの勝負に敗れてボールを奪われてしまう。そこからジュニーニョに繋がれてしまいタメを作る。ここで大悟も米山もジュニーニョにつられてしまい、サイドを空けてしまったのだ。ここにスルーパスを通されてしまいアウグスト独走。また、トラップが巧いんだ。PA内左エリアまで運んで行って、中央を伺う。中へ送るボールも視野に入れつつのグラウンダーシュート。これが見事に義成のわきの下を擦り抜けて ゴールイン。1−0とフロンタが良い時間帯でゴールを決めて先制。今までリスクを背負ってまでは来なかったアウグストがここで一気に攻めあがるとは・・・ベテランならではか。試合の見極めというか経験というか・・・これを見ると、林も山卓もまだまだ若い。

     森本    シトン                 森本    シトン
                                   
                            慶行    大悟    山卓  
     慶行    大悟            一樹              
一樹                   攻                      
                山卓  →撃→                     
       やしけん          時           やしけん      
                                          
                                            
   康珍        米山              康珍        米山            
        戸川                        戸川  


        義成                        義成
・平野を下げて森本。一樹を左サイドに配置・・・ふーん、3トップじゃないのか。どーも、未だに一樹左サイド案を熱望する人がいますが、それはどうかなと思うぞ。今度はフロンタがボランチを投入。中村憲剛が一列前へ上がって林徹底マークへ(by 加茂情報)。 いやー、やりますなフロンタ関塚。林を徹底マークしておけば中盤でタメを作られる心配も無いってか・・・良い作戦だ。

・1−0になってから忘れていた事を思い出した。米山が一気に攻撃参加。そういえば、勝ってるときって両サイドのCBが攻めあがってくるんだけど、全然そんな素振り無かったね。そういや、山卓が攻めあがるときはいつも一人ぼっちだ。控えにヤナギいるけどどう?

・左サイド深いところでコバがキープ。そこからマイナスパスで大悟へ。大悟も中へ切り込んで行ってミドルシュート。ゴール左下を狙ったシュートもGKの横っ飛びセーブ。うんうん、やっとシュートらしいシュートが出た。とはいえ、相手は決定的機会無かったのに先制。 サッカーって難しいな。フロンタがどこまでも引き始めてるので清水パターンになってきてる。こういうの崩せないんだよなぁ。

・一気にジュニーニョが突破・・・スピードだけで抜きに行くというのが苦手。テクニックよりも急がば回れ。大外を回ってドリブルしてきて義成と一対一。冷静に肩口へシュート。義成も何とか弾くがボールはゴールへ。そのまま無人のゴールへふわーっとしたボール・・・これに全力で追いかけていった李 康珍が必殺「飛燕斬」(↓ためて↑+キック)で何とかクリア。 それにしても、李 康珍は今日ジュニーニョを吹っ飛ばしたね。試合に出れば出るほど、ますます強く巧くなっていく。詠さんと帰りに話してたんだけど、李 康珍ってまだ18歳なんだよね(数日で19歳)。U−20代表で世界にも行くわけで、Jのレベルで充分活躍出来る李 康珍だもん大丈夫だろう。しかし、李 康珍を見てると・・・日本代表は大丈夫なのか不安になります。

・森本と佐原秀樹が激突・・・吹っ飛ぶ秀樹。うーん、同い年の秀樹がこうも簡単に森本に吹っ飛ばされてしまうとは。なんか、悲しくなるな・・・そんな気分で試合終了。

*「Magta」のコーナー継続。ちなみに公式記録とは違うよ、なんせ、まぐが良いと思ったヤツしか数えてないし。独断と偏見のコーナーさ。
シュート・・・公式記録に入らないシュートへの意図さえあれば数に含む。打った後でオフサイドも含む。
山卓1   慶行1   大悟3   康珍1

繋ぐパス・・・横パス、バックパスなどは含まない。縦パス重視。
戸川1   山卓2   シトン1  慶行1   一樹1

ゴールへのパス・・・アシストになりそうなパス。ラストパスの意図さえあれば含む。
平野1   大悟1   米山1

1・2パス・・・ダイレクトなどで繋ごうとしたもの。
山卓1   シトン1

DF・・・失点ものを防いだだけでなく、中盤で奪ったものや遅攻に追い込んだものも含む。
米山1   山卓2   一樹1   大悟1   戸川2   康珍2

ナイスプレイ・・・個人技、フォロー、テクニック、必殺技など。
一樹1   山卓1   林1    康珍1



4/9(土)Jリーグ−第4節−
等々力陸上競技場

川崎フロンターレ
 VS 
東京ヴェルディ1969

前−半

後−半

合−計

アウグスト

  


   −おまけ−
ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
・うーん、相馬いないとクロスすら上がらないですね。サイドでの一対一も勝負すらしないので、「もしかして」というシーンすらありませんでした。単発でゴールになりそうなのはありましたが、どうも決定的なシーンの連続にはなりませんでした。相手が引いていたのもあるけど、それは清水戦で言った様に攻めのアイデアを沢山持つしか無いんです。 平野がだいぶ下がっていましたが・・・いっそのこと4バックにでもしてみたらどうですかね。サイドのケアは楽になりますし。え? ヤナギを使いたいから言ってるじゃないかって・・? いえいえいえ、そんな事滅相もありません。えこひいきしませんよ、・・・んで、ヤナギを右サイドで使ってみるってのどうよ?

   −今日の受賞者−
MOM : MF アウグスト    フロンタじゃん
MVP : DF 李 康珍     初選出
MVP : MF 林 健太郎    2度目/通算17度目


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
この試合の勝利はアウグストのおかげです。そうは言っても、まぐが知ってる限り2試合はアウグストのミスからロスタイム同点ゴールなんです。いろいろと負い目もあったでしょうね。今回はアウグストのおかげで勝ち点3とは見事です。でもさ、それをヴェルディ戦でやらんでもいいがな。まったく・・・良い盛り上げ役じゃないか。 DFは李 康珍にMVP。飛燕斬で2−0を阻止したり、ジュニーニョやマルクス相手にどつき回す見事な守備を披露。韓国代表でたびたび魅せるリベロ化はヴェルディで見られないけれど、その内攻め上がりでゴール決めてやってくれぃ。やしけんもMVP。途中でPA内でドリブル突破をしたシーンは沸きましたね。やっぱ、やしけんはボランチにいてこそです。 こうでなくちゃ、年間4ゴールなんて出来ませんよ。そろそろ、今期初ゴールでも決めてダイジェストの連載で喜びの声を聞きたいです。ヤナギでオチを取らずにさ。


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