2004年 第84回天皇杯 4回戦


・おらーっ!京都行くぞーっ!と気合は入ったものの、そんなに賛同する者無し。頼みの綱、加藤 望のテンションも低い。そうか、こうなったら一人で京都まで行ってくれるわ。ただでさえ迷子になりやすいまぐにとって一人旅というものが、どれだけの大冒険になるかは覚悟の上。 さぁ、待ってろ西京極!!

・出足からつまづく。まず、簡単に各駅停車の旅を楽しめると考えていたが甘かった。朝5時半の各駅停車はなんと13時に京都到着・・・むむむ、試合に間に合わないということか。ちっ、8420円で京都まで行こうと考えていたのに・・・これは高くつきそうだ。仕方無しに新幹線で京都へ向かう事に。 朝6時新横浜からの「京都1Dayツアー」という企画も見つけたが、一人だったし何かツアーってやった事無いので不安。安いのだが断念した。く、くそっ・・・高速バスもあっさりと売り切れ。アウェーに行くと決めたなら、もっと早めに行動しましょ。

・そんな訳で金券ショップで新幹線指定席回数券が安く売っていたので購入(つっても割引額千円程度)。これで朝はぐっすりと寝て自分の思い通りの時間に出よう。そして、サッカーを見た後は・・・むふふふふふ。清水寺ぁ〜、金閣寺ぃ〜・・・うふふ、どこへ行こうかなぁ〜。それとも、歴史ものに疎い望も居ないし 新撰組ツアーで壬生寺行こうかなぁ〜、旧前田邸とか、八木邸も見て回ろうかなぁー。それとも、晴明神社や北野天満宮でも見ようかなぁ・・・うふふふふふ。

・そして、当日。新幹線の指定席を購入しようと緑の窓口へ。すると「喫煙席しか御座いませんが、よろしいですか?」と。時間をズラして遅らせようと思ったが、どれも満杯だと。くぅ・・・煙たいが仕方無い。すると、どうだろう。喫煙席のお客さんの層がこれまた酷い。みーんなおっさんだらけ。端から見たら お前もオッサンだよ・・・というツッコミは無視。しかも、3人席の真ん中。逃げられないじゃないか。そして、みーんな「仕事で行くんだよ、観光じゃねーんだよ!」という雰囲気が漂っている。はぁ・・・浮いてるなぁ。ゲームボーイなんかやって時間を潰してるまぐが浮いてるなぁ。はぁ、早く時間よ過ぎろ。

・んで京都下車。地獄の2時間も終り、さっそうと自転車屋さんへ。事前に京都観光は自転車が楽しいだろうと予想し、レンタルサイクル屋さんを調べておいたのだ。これがあれば西京極へもあっという間さ。・・・んで、本当にあっという間に売り切れだとさ。店長さんに聞いたところ、「前日にネットで予約出来るんですよ。 当日の貸し出し枠もあるんですけど開店前にずらーっと並んでて、大抵は10分程で無くなりますよ。」ガーーーーーンッ!!すでにまぐの計画は終わった。楽しい京都観光が出だしで大失敗。あわてて、バスで西京極へ出発。ここでもバスを30分も待つハメに。そして、乗っても遅いしで結局試合開始15分前に到着。あれ?・・・京都駅に 11時30分には到着してたのに・・・。まぐの計画性の無さに失望・・・だから、よく迷子になるんだろな。

西京極競技場
京都パープルサンガ
VS
東京ヴェルディ1969
柱谷幸一監督  監督オジー「アルディレス」
平井直人GK  GK21高木義成
鈴木和裕DF  DF米山篤志
手島和希DF  DF林 健太郎
鈴木 悟DF  DFクラウディオ・ウベダ
三上卓哉35DF  MF32小林慶行
斉藤大介16MF  MF小林大悟
石丸清隆MF  MF22平野 孝
熱田 眞17MF  MF山田卓也
美尾 敦19MF  MF15相馬崇人
中払大介14FW  FW16桜井直人
「チェ・ヨンス」崔 龍洙21FW  FW11平本一樹


・川ア、山形に敗れて、湘南、甲府に勝つという京都。これで完全に昇格争いは切れた感じ。成績こそ中位クラスと言えども個人個人ではなかなかの選手が揃っている。崔 龍洙の一発だけには 注意しなくては。ま、最近のヴェルディサッカーを見せ付ければ苦も無く勝てるはずさ。特に先制点の時間帯次第で楽勝も可能なはず。

        一樹                     一樹    桜井   
                          相馬          
        桜井                ↑↑   平野    大悟   山卓
                          ↑↑   ↑↑    ↑↑   ↑↑  
  相馬          山卓     攻    ↑↑   ↑↑    ↑↑   ↑↑
                    →撃→   ↑↑              ↑↑
    平野      大悟       時            慶行 
        慶行     
            
   ウベ        米山              ウベ        米山   
       やしけん                      やしけん   


        義成                        義成
・ベストメンバーが揃ったのだが、森本は負傷。それだけでヴェルディ温存かよ!と言われてしまった。それと久しくJ1を見てないせいか、アツまで温存かよ!と話してる連中もいる始末。ふっふっふ、鬼の相馬、イジメっ子相馬の怖さを思い知らせてやる。

・前半開始早々、中盤での小刻みなショートパスが繋がる。コバ→大悟→相馬→平野と繋いで左サイドの裏へスルーパス。ここにオーバーラップした相馬が攻め上がり、ダイレクトでセンタリング。京都のCBが身体をはって身体にぶつけて外へ。うんうん、相馬のイジメっ子ぶりは今日も見れそうですよ。ただ、中盤でボールを詰めに来ないあたり全員守備を 敷いてるなという印象はすぐに分かった。こりゃ、中央は固そうだぞ。だって、守備こそはしていないが引いた位置にいる崔 龍洙ってのも珍しいし。相手は全員自陣か・・・辛い戦いが始る。

・↑で得たCK。これはすぐにカットされてしまう・・・すると、どうだろう。まるで雪崩の如し。あの7−2の埼玉スタジアム程の恐さは無いが、あれに似た感じのカウンター。左右・中央に人がどわ〜っと押し寄せる。そのまま、中払が運ぶドリブルで最終ラインと対峙、そして崔 龍洙へ預けて自分は裏へ。崔 龍洙もシュートに行くようなモーションからスルーパス。右サイドから一気に 中央へ入ってきた熱田へ。PA内右エリアで義成と一対一になるも、果敢に前へ飛び出してセーブ。ほっ・・・前半開始早々で失点したらいかん。でも、このシーンが試合全体の行く末を暗示していましたね。これは我慢の試合だ。

・なんのなんの。たかが、1回ぐらいチャンスになったぐらいで何を言ってるのよさ。対した事無いよ。すると、京都のコーナーキックに中央で待っていた崔 龍洙が頭一つデカイジャンプ力でヘディングシュートも外へ。・・・・・な、なんじゃーありゃーっ!!まるで京都駅の前にそびえ立つビルディング郡におかしなタワーがニョキっと生えたかのような違和感。 全員ジャンプしてるのに崔 龍洙だけ頭一つ分出てるんだよぉー。こ、こりゃ空中戦勝負は絶対に避けなければならない。セットプレイはご用心。

・相手に京都タワーがあるとなると結構厄介だな。こっちはJ1でも屈指の空中戦の低さを誇ってますからね。それでも、意外とコーナーキックからのゴールもあるってのは蹴る側の精度ってことか・・・。ピカーーンッ!!(頭の上に豆電球が光ったイメージで。) 閃いた。それならば、こっちは高さよりも精度で勝負。CKは全部ショートコーナーにしよう。 大悟がセットしたコーナーキックをショートコーナーで相馬へ。そして、フリーの状態で蹴る相馬のクロス。そっかぁ、精度の相馬にセンタリングを蹴らせればいいんだ。あったま良いー。ヴェルディのセットプレイに新たな作戦技導入。

・相手が引いて守るためにこっちは手数をかけて、相手の綻びを待つしかない。山卓から相馬へパス。相馬が左サイドを勝負。あ、話のコシを折るけどさ、西京極で応援するときって物凄く平坦な為に距離感が全く掴めないのです。だから、若干違うかもしんないよ。そして、相馬が一気にサイドラインぎりぎりをドリブルしてマイナスパス。そこに走りこんだコバがミドルシュートもホームラン。 流れとしては悪くないんだが、いかんせん数多く形を作れない。うーん、全くどうしたものか。支配率は8:2ぐらいでヴェルディだが、攻めあぐねてしまいカウンターもしっかりと貰ってます。

・空中戦では全く勝てない崔 龍洙。敵ながら天晴れだ。しかしなぁ、ここまでうちのウベダがやられて黙ってる訳が無ぇだろう。行くぞ! 崔 龍洙! 空中戦はこっちも競り合ってやるぜ!バキッ、ドカッ、バキッ、ドカッ・・・・・あのね、二人とも危ないっすよ。なにせ、二人で空中戦に肘を突き出し合ってるんですから。正統な空中戦の競り合いなぞ、 知った事かとばかりに肘は出すわ、空中で押すわ、ユニフォームは引っ張り合うわで、途中から審判もこの二人の争いに限り目をつむる事に。まったく、審判が止めなかったら誰が止めるんだよ。不戦の約定を解くんじゃない! あ、でも二人とも楽しそうだわ。

・僕の名前は熱田といいます。ずーっと待ってるのにボールがまわってこないんです。僕、嫌われてるんでしょーか。さっきから何度も左サイドの相馬くんの裏へ走って待ってるんですが、ボールをくれないんです。僕がずっとアナタの裏を狙ってるにも関わらず・・・相馬くんでさえ僕に気付いてくれないんです。横断幕では「帝王」なんて書いてあるけど・・・ ボールくれないんです。・・・・なーんて、弱々しいキャラにしちゃった熱田。前半からずっとカウンターの際に右サイドへ開く動きを見せてるんですが、誰も使ってくれない不憫な選手。前半も終盤にかけて、その熱田にボールが集まり始めるとラストパスまで出てくるようになった。その熱田からアーリークロスでファーサイドに待っていた崔 龍洙がヘッド。 ゴール右下にワンバウンドする見事なヘッドも義成が「猫パンチ」ではじいてクリア。こぼれもシュートされるも、これも外へ。ふぅ・・・・さっきから熱田がフリーなんだよぅ。

・うーん、なかなかチャンスは作るんだけど、フィニッシュまで行かないんだよな。サイドから相馬のクロスも何本も上げてるんだけど、最後がなぁ・・・崔 龍洙なんか羨ましいだろ? 相馬のクロスにPA内で常に山卓を置いておきたいんだけど、バランスを重視する人なので無理してまでは飛び込まないし・・・うーん、難しいっす。中盤でフリーになった 大悟がミドルシュート。・・・グラウンダーでてんてんてんと転がるのだが、西京極の平面観戦なので距離感掴めなかった。これはゴールの外へ転がるのだが、会場では何故か「お〜〜〜〜〜〜っ!!」と歓声が上がった・・・なんで? まさか、入りそうだった?

・今度はこっちのカウンター。桜井と手島がボールを追いかけっこ・・・しかし、このボールを手島がスライディングでカット。何故か、TVのダイジェスト映像ではコレで終了。こっからがチャンスなんだけどな。わざとカットしやがったか? この手島がカットしたボールを相馬がタックルでボールを奪い返して、結局独走。一人でサイドライン深くまでえぐってからセンタリング。 今度はカウンターの分だけ中央の人数も少ない。その上でGKも飛び出してきた・・・誰にも触れずにボールは中央で待っていた一樹のもとへ。さぁ、ゴールは無人だ! 一樹ゴールもらったーっ!!・・・・ってホームラン。あれ? クリア? 何があったの?

・−各地の途中経過− J2チーム 0−0 J1チーム・・・・・みたいな経過が電光掲示板に載る。試合中だよ、それなのに経過が出る。まるで、ヴェルディに対して「どこも0−0なんだから、点取れなくてもいいだろ?」みたいな意図と解釈。しかも、わざわざ次ページでこんな事をする。「佐川急便 2−1 磐田」・・・・これオチかい? わざわざご苦労なこって。ともかく、試合会場が経過を見てざわついてしまう。試合中に選手の集中を切らすような事すんなって。まぐもしばらく見ちゃったじゃないか。

・前半も終盤でヴェルディの猛攻。今度は林がロングフィードで右サイドのスペースへパス。ここに米山が走って拾うとすぐにアーリークロス。二アへ飛び込んだ山卓ヘッドも外へ。立て続けに相馬からのセンタリングをニアで一樹が下がりながらヘッドもGK正面。・・・・むむむむ、ここに来て一気に3度も得点のチャンスだったのにぃ・・・。 取れる時に取らないと磐田戦のようにあっさりとヤラれちゃうんだからぁ。もっと、気を引き締めていきましょう。結局、前半は京都ペースというより互角の内容でした。「京都圧倒!」とかの記事で新聞を鵜呑みにしちゃ嫌よん。・・・でも、互角でも嫌じゃーーーっ!! もっとゴールへ迫ってくれぇー。前半終了。




   −後半−
・まずは相馬が普通にセンタリング出来る状況なので、後はそれにいかに合わせるかが勝負。PA内に人がいないのでかなり厳しいが、PA内に入ってくるのをイチイチ待っていたら、相馬までボールを下げ始めてしまう。そして、延々と繰り返す「悪玉パス回し選手権」が増えてしまうからね。そうじゃなく、「善玉パス回し選手権」を増やしていかないと。 後半開始早々、左の相馬が普通にセンタリング・・・中には一樹一人。無理だろ、相手は全員守ってるんだから。・・・と思ったら、相手CBが空中戦を見誤り裏へこぼれる。ここに桜井が走りこんできてシュート・・・って地面蹴っちゃった。チャンスボールも外へ。

・前半と比べてもパススピードが上がったのとポジションチェンジが増えてきた。これがその一例。後半9分、右サイドで桜井と山卓がボール交換して桜井がしばしタメる。そして、前線へアーリークロス。中央へ走りこんできたのはコバ。そのまま、ヘッドでゴールを狙うも・・・シュートしたのか、ボールが届かなかったのか分からず。 それでも、段々ヴェルディらしくなってきたぞ。ここらへんでゴールしないと。

・またも相馬から。相馬のオーバーラップで一対一を勝負。相手は誰か遠くて見えなかった。誰がイジメられてたんだろ。勝負して縦を突破するのがいつもの相馬・・・でも、今回は中へ切り込もうとしたがDFカット。まぁね、いつもいつも勝てるとは限らないさ。・・・と思っていたが、相馬の怒りレベルMAX!!奪ったDFに向かって立ち大斬り!! ズバッ!!・・・PA内でスライディングタックルで奪い返す相馬。そのまま、相馬がグラウンダーで折り返し。ここで桜井が詰めてゴールイン・・・もオフサイド。残念。

        飯尾                     飯尾    桜井   
                          相馬          
        桜井                ↑↑   平野    大悟   山卓
                          ↑↑   ↑↑    ↑↑   ↑↑  
  相馬          山卓     攻    ↑↑   ↑↑    ↑↑   ↑↑
                    →撃→   ↑↑              ↑↑
    平野      大悟       時            慶行 
        慶行     
            
   ウベ        米山              ウベ        米山   
       やしけん                      やしけん   


        義成                        義成
・一樹が右サイドでボールをもらって中央へドリブル。さぁ、打つぞ、打つぞ、打つぞ・・・・・・って早よ打たんかーいっ!!・・・結局、打てずに終了。サテライトキャノン不発。 これで一樹交代。↑の布陣で飯尾と桜井は交互に移動を繰り返してました。ただ、若干桜井の方が右へ行くシーンが多かった様に思えました。

・懲りずに相馬クロス。今までと違ってPA内で動き回るアクションが加わっただけでいきなりチャンスに。右サイドからニアへ走ってきた飯尾がヘッドでシュート。GKの横っ飛びセーブ&クロスバーに跳ね返ってゴールならず。むーん、まだ入らないのかー。

・ここまで圧倒的にヴェルディペース。後半は京都に前半のようなカウンターは見られず。まさか、もう疲れた訳じゃあるまいが、カウンターも遠目からシュートで終わってしまう印象。そのため、ずっとヴェルディが攻め込む展開に。コバのミドルシュートが平野へ。これを平野がトラップして左足アウトサイドループ。 ちょっと高く浮きすぎてしまいGKキャッチ。なかなかのアイデア。平野はアイデア豊富だね、前の寝そべりディフェンスといいコレといい。

        飯尾                     飯尾    桜井   
                                      
        桜井                     大悟    山卓   アツ
                               ↑↑ 慶行 ↑↑   ↑↑  
  大悟          山卓     攻    相馬   ↑↑ ↑↑ ↑↑   ↑↑
                    →撃→   ↑↑      ↓↓      ↑↑
                     時    ↑↑     やしけん     ↑↑
    やしけん   慶行             ↑↑              ↑↑
                          ↑↑              ↑↑
相馬              アツ        相馬              アツ
     ウベ    米山                  ウベ    米山


        義成                        義成
・4バックです。若干、びくびくしながらの観戦へ。予想通りに右サイドはアツが入った。さぁ、これで守備はひやひやですが、攻撃ではセットプレイの一撃が出来る事に。直接FKをくれ! アツに一発決めてもらいましょー。

・中盤で美白のボランチに復活した林。これで自由自在に動けるぞ。その林から一気に右の山卓へサイドチェンジ。このボールを山卓が頭で落として上がってきたアツへ。そのアツが中を良く見てからクロス・・・のフリしてPA内右エリアへスルーパス。ここに走った桜井が相手を背負ったまま、振り向き様に浮かせたシュート。ゴール左上へ飛んでいくも外へ。 アツが入ったことにより右サイドからでも機転が作れる事になりました・・・。うぅ、ヤナギより精度高いんだよな。

・後半30分まで京都はあんまりシュートも打てなくなっていたが、ここからカウンター戦術を諦めた。なんと、中盤でしっかりと繋いでサッカーをしてきたのだ。そのまま、右に左にフラれる最悪の展開をさせてしまい、中央の崔 龍洙をフリーにさせてしまいPA内右エリアからシュート。対角線にグラウンダーシュートも義成が横っ飛びセーブで失点ならず。 やばいやばい、ここで一気に試合展開が騒がしくなってきたぞー。

・コバ→山卓と繋いで右サイドの桜井へ。ここまでは比較的にJ1チームよりも楽に侵入出来る。ただ、こっからが堅いのだ。桜井が一対一を勝負してワンフェイント入れてセンタリング。ここにファーサイドからニアへ走りこんできた大悟がダイビングヘッド。叩き付けた見事なシュートもGK平井が横っ飛びセーブでクリア。くっそーーーっ!!これでも 入らないんか。頼む、そろそろ決めてくれないと観光が・・・おっとと、元旦の夢がぁ〜っ!!すると、そのCKをショートコーナーにせずに直接蹴りこむ大悟。みんな、またショートコーナーだろと思ったのか誰も人を見てない状態になり、ファーサイドでフリーだった 桜井がヘッドでゴール。0−1!!長かった・・・ホントに長かった。これで後は祭りが始るのさ。

・おらーっ!もう押せ押せだーっ! いきなりミドルシュート連発。そのこぼれをコバがもう一度ミドルシュート。これがDFに当ったのか飯尾に当ったのか定かではないが、GKの目の前へこぼれる。しかも、飯尾も山卓も詰めてる状態。山卓があわてて飛び出したGKの頭上を抜くループシュートで0−2。 あっさりと追加点。これで勝ったーーー・・・・って喜んで。ふぅと一息ついて、お茶なんぞ口に運んでる最中でした。夕陽がやけに眩しくて、実際にあるそれよりも遠くに感じた。綺麗な弧を描いて落ちるボール、義成が精一杯手を伸ばしている姿、そして・・・揺れるゴールネット。ぽかーーーん、あっさりと1−2。 まぐは慶行が蹴ったボールが崔 龍洙に当ったのだと思っていました。会場では得点者が「崔 龍洙」になってたので。

・楽な試合展開を自らの手で逆行へと転ずる。そんな戦いが大好きなヴェルディ。残り数分は京都の猛攻をただただ耐え忍ぶだけ。相手にまだイケルという自信というか、何か勇気を与えてしまったようです。相手の攻撃はいずれも向こう側でやってるので全くもって見えません。ただ、うちのウベダがPA内でもお構い無しに派手なスライディングタックルを繰り返す姿は目撃しました。 こっちはこっちで他人のフリをするみたいな気持ちでそれを眺めていました。試合終了・・・感想は天皇杯みたいな試合でした。





11/13(土)第84回天皇杯
西京極競技場

京都パープルサンガ
 VS 
東京ヴェルディ1969

前−半

後−半

合−計

OWN GOAL

 桜井直人(大悟)

 

 山田卓也(慶行&飯尾)


   −おまけ−
・ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
うーん、こりゃ辛いですね。やっぱ、これが天皇杯ですよ。いかにしてガチガチの相手からゴールを奪うか、カウンターでゴールを奪われないようにするか・・・難しい試合ですねぇ。なんとか、勝ったけれど年に1回だけでいいですこんなの。 前半は互角の内容ですが、J2相手に互角ではいけません。どうも、序盤は相手のサッカーをさせてしまう傾向にあるヴェルディですが、J2の精度の低さに助けられました。ただ、後半の頭から30分近くはヴェルディタイムでした。ここでゴールを出来なかったのが、勝負を面白くしちゃいました。 攻めあぐねてセットプレイから失点して負け。自分達が先に仕掛けて、カウンターをモロに食らって負け。どっちを選んでも難しいのが天皇杯です。とりあえず、気持ちとしては仕掛けた方が面白いんですけど、これが天皇杯なんですよ。これぞ!我がチームというカタチを持ってるチームはさすがに天皇杯で負けませんでしたね。 うちはやっぱりしつこいほどのパス回しで相手をじらす感じですかね? 先にゴール裏の方がじれちゃうんですけど。

   −今日の受賞者−
MOM : MF 高木義成   9度目/通算17度目
MOM : FW 桜井直人   5度目/通算13度目
MOM : MF 山田卓也   3度目/通算16度目
MVP : DF ウベダ    5度目


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
前半の京都の攻撃を何とか抑えた義成がMOM。あそこで先制されてると、さすがにキツイ。そういう意味ではやはり義成。しかし、こっちも決定機を確実にしていればもっとマシなカタチになったのに。 ってほとんど「たられば」になっちゃうけど。FW桜井はずっとチャンスメイクに力を入れていたけど、最後はコーナーキックからのゴール。またもや、桜井様からのメールに「なしてそんな所で点を取るとですか?」と送られた。 そう、選手系のファンこそ自分が行かない時にゴールするもんさ。山卓はあの位置で詰めていた事だけでなく、アツが入った後にはやたらと飛び込んでました。それまではなかなか飛び込まなかったのに、バランスが取れたんでしょうかね。それとも、 やしけんが中盤になったからカバーがあったからでしょうか。なるべく、PA内に入ってくださいね。ウベダは崔 龍洙との争いだけでMVP。肘を出し合ったお互いが満足した試合。夕陽をバックに 「お前のパンチ効いたぜ」「お前もな・・・」みたいな感じか? 見てる分には「また、やってるよ」ってな具合だけど。ってか、二人ともいい加減にしなさーいっ!


・んで、試合後・・・嫌な気持ちで会場を後にする。なんとも言えない面持ちで京都観光を行う。うーん、結局行きたいところを全部見る事は叶わないようだ。何か一つに絞ろう。「陰陽師」ツアーか「新撰組」か・・・うーん、そうだ。NHK大河ドラマのおかげで混んでると思ったので、 あえてその逆を行く。陰陽師ツアーでどうだ。まずは北野天満宮をまわって晴明神社へ行ってと・・・こっからは下の画像で堪能してくださいね。

画像コメント画像コメント
・京都駅に到着・・・なんと、京都駅で新撰組のコーナーがあったのだ。どれどれ、見てみよう・・・って完全にNHKの大河ドラマのコーナーでした。 ・まぁ、それでもちゃんと所縁の品の展示もあり。木刀もおいてあったのですが、とてもじゃないが想像を超えた太さ、重量感にびっくり。これじゃ、練習中に死んじゃうよ。
・な、なぜこんな所にブラックジャック先生が・・・。これは京都駅にある手塚治虫ワールドの告知。どれどれ、ん? ブラックジャックの50分劇場版を放送だって?・・・むむむ、これは絶対にこなければなるまい。18:30分が最終上演時間か。よしっ、覚えておこう。 ・試合終了後、今出川駅で降りて相国寺へ。修学旅行生も多いので鳴き龍はキャンセル。ここだけ誰もいないのでジゴちゃん激写。
・ここでも激写。ここでちょっと休憩しました。それにしても、自転車借りたかったなぁ。 ・北野天満宮到着も足が痛い。やっぱ、駅から遠いよ。もうすでに陽がくれてきた。
・あれ? 出店が閉まってるぞ。お腹空いたけど何も食べれないのか・・・まぁ、いい。一気にお参りしていくぞ! ・誰も人がいない・・・何故だ?小銭を落としてヴェルディに願掛け。誰もケガしないよーに。無理なお願い聞き入れて。
・これを見る頃には人っ子一人いないぞ? どういうことだ? ・・・・なーんだ閉館時間なんだ。そりゃ、人いないわ。ん? もう終わりなの? 観光って2つしかまわってないよー。 ・すでにジゴちゃんを撮る事すらかなわず。来るときと出るときでだいぶ陽が暮れたのが分かるね。
・えぇ、ネタです。これからも平野選手が元気に走り回れますよーにと願掛け。おい、自分の事はいいのか? ・巨大ロボットに変形出来そうな京都駅。周りに神社仏閣あるのに京都駅だけ空気読めてねー。なんか無理矢理近代化って感じ。
・しかも、もっと外観を損ねる京都タワーも健在。夜だとさすがに綺麗だったけど、やっぱねぇ・・・。さぁ、新幹線で帰るぞー。


・以上、まぐの京都観光でした・・・。京都の紅葉、神社仏閣を見て回り心が洗われるような思い、眼福に浸る予定だったのに。いやぁ、もちょっと自分に計画性があれば・・・来年こそ、京都満喫します。ってか、早く京都上がって来い!来年も見れないじゃないか。帰りに北野天満宮からバスで京都駅まで向ったらなんと1時間以上もかかってしまい、 「ブラックジャック」見れませんでした。あー、もう何から何まで大失敗だよぉー。でも、みどりの窓口でチケットの買い方を教えてくれたお姉さんは物凄く美人でした。うっとり・・・。こっちもある意味、眼の保養か。ま、結果オーライってことで。

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