2004年 Jリーグ1stステージ第6節


・さぁ、完全に舐めきって参りましょう。相手は広島です。前節、神戸には先制点を取ったわりに追い付かれて、逆転負け試合を展開されそうな嫌な内容をしちゃいました。最近、ヴェルディらしさのカケラもない試合が多いので、ここらで内容も結果も圧倒したいですね。

・試合前から、森本がスタメン落ちだとか、アツがケガしたとかの情報を持ちつつ味スタへ。何だか、良い陽気なのでビールなんぞ試合前から頂いてしまい、気分も良くキックオフでございます。

味の素スタジアム
 
   東京ヴェルディ1969
VS
   サンフレッチェ広島
  監督アルディレス 「オジー」   監督小野 剛 
  GK21高木義成   GK下田 崇 
  DF13柳沢将之   DF19井川祐輔 
  DF米山篤志   DFリカルド 
  DF林 健太郎   DF28吉田 恵 
  DF三浦淳宏   MF16李 漢宰 
  MF山田卓也   MF32田村祐基 
  MF32小林慶行   MFサンパイオ 
  MF10ウーゴ   MF森崎和幸 
  MF22平野 孝   MF17服部公太 
  FW11平本一樹   MF森崎浩司 
  FWパトリック・エムボマ   FW真中靖夫 


・そっか、森本起用は諦めたか・・・。ま、神戸戦で評価を上げたらしい一樹にはチャンスが来た。ここで広島相手にゴールでも決めた日には、FW争いでトップに躍り出る事になるのだ。 んで・・・桜井様はどったの?

     ボマ    一樹                 ウゴ  ボマ  一樹
      
        ウゴ                             
                           アツ  平野    山卓  柳沢
  平野          山卓     攻     ↑↑            ↑↑  
                    →撃→    ↑↑            ↑↑
        コバ           時     ↑↑     コバ     ↑↑
                           ↑↑            ↑↑
                           アツ            柳沢
アツ   米山   やしけん  柳沢             米山   やしけん


        義成                        義成
・ウーゴになると中盤フラット4−4−2が出来なくなるね。こういう意味でもウーゴの起用は結構難しいかも。なんせ、仲間とポジションがかぶる事の多さはやばい。単にウーゴの特徴をまだ掴んで無いからかも。もう一度、 ウーゴのタメにもベストメンバーで練習してほしい。んで、ミニキャンプはやらんの?

・うーん、自信を無くしてる・・・っていう意味が分かる気がする。ヤナギが猛然とオーバーラップ・・・なのに、仲間はフォローどころか走ってるヤナギを見つめてるだけ。そして、取られて裏のスペースを使われる始末。ドリブルしたら3人に囲まれ(広島の中盤、人多すぎ)、裏へパスを出したら、そういう時に限ってもらいにくるFW達。 なんか、やる事なす事裏目に出てるね。

・開始15分経過・・・うーん、ただの球蹴り状態。しかも、ヴェルディの一番最悪の現象でもある「最終ラインパス回し」である。勝ってる時なら、ブーイング期待してやってみたり、一からビルドアップし直そうという意図があって面白いが、今回ばかりは単に攻めあぐねてるだけ。それもそのはず、広島は様子見。サイドまで深く引いてるし、中央も人数で構える。これは堅い。J2での戦いがここまで広島の守備を強くさせたか。 個人個人での守りではなく、組織での守りではなく、人数で守る。放り込めるもんなら放り込んでみろってな感じ。むむ、ただでさえ空中戦弱いのに。中盤にも人数を多くしてるので中盤での「繋げ繋げ繋げぇー!!」という名文句も飛び出さない。これは我慢比べか。

・前半24分経過・・・シュートゼロ。むむむむむむ・・・広島め。しかし、ヴェルディには滅多に成功しないが、山卓が復帰したのならこういう作戦があるのだ。「おらーっ!上がれ上がれ!ロングスロー作戦だ、ばっきゅーんっ!」こんな事山卓は言わない。これをようやっと動いたエムボマがヘッドで後ろへ落として、平野がダイレクトでミドルシュート!!これはゴール左上へ。GK下田でさえも動けなかったシュートはクロスバーへカキーンッ! く、くぅ。こんなシュートでもいいから入れてくれよー。ってか、開幕してコンディションが絶好調なのって義成と平野だけね。

・徐々に広島ディフェンスにも慣れてきたのか、右サイドでヤナギがDFを引き連れオトリで走ったスペースを使って、山卓がセンタリング。これを平野が足で落としてウーゴへ。ウーゴがPA内左エリアへスルーパス。DFの裏を回って入った一樹へ絶妙のスルーパス。これは開幕の磐田戦でみせた一対一と同じパターンだ。・・・しかし、一樹は飛び出す瞬間に足を滑らせてしまい終了。うわー、勿体無いよー。またしても一対一のチャンスになるとこだったのに。 一樹がFWやると1試合でチャンスだけは必ず作れるんだけどなぁ。

・その後、ウーゴがどっかんミドルシュートも外へ。シュートの意識が乏しいヴェルディだから、打ってもらっても構わない。なんせ、チャンスほとんどなくて最近のヴェルディはまぐの観戦記も進まないってもんよ。

・右から森崎のスルーパス、中央で真中がGK義成と一対一へ。うわー、広島最大のチャンス到来。しかし、すぐ側で邪魔していたヤナギのおかげでシュートはずっこけ。これで何とか無失点で切り抜けた。0−0で前半終了。それにしても、生で見てたら最後のヤナギスライディングはPKかと思っちゃったよ。触れてもいなかったのね。ヤナギは悪くない、ヤナギは悪くない、ヤナギは悪くない・・・・。

・前半終わって、平野とウーゴって何かかぶっちゃう時あるね。全部ダメって訳じゃないけど、たまにどっちかが邪魔だよってシーンもあるしでここらへんは練習かなぁ。それと、今日は林が最終ラインになってるのでボールのタメ所も最終ラインになってしまってる。監督は中心をコバにしたいけど、実質的なチームの中心は林なんだよね。最終ラインの横パスばっかだったし。 それと、ボマったら試合出れば出るほど落ちていく。暖かいから今日は大丈夫だと思ったんだけどなぁ。夏までは爆発しないかな、こりゃ。

*「Magta」のコーナー継続。
シュート・・・公式記録に入らないシュートへの意図さえあれば数に含む。
平野1   ウーゴ1

繋ぐパス・・・横パス、バックパスなどは含まない。
平野3   山卓1   ヤナギ2  コバ5   ボマ1   ウーゴ2  アツ1

ゴールへのパス・・・アシストになりそうなパス。
ヤナギ3  ウーゴ4  山卓3   ボマ1

1・2パス・・・ダイレクトなどで繋ごうとしたもの。
一樹1   平野1   ウーゴ1

DF・・・失点ものを防いだだけでなく、中盤で奪ったものや遅攻に追いやったものも含む。
平野1   林1    コバ4   米山3   ヤナギ1  義成1

ナイスプレイ・・・個人技など。
一樹2   平野1   ヤナギ3

*ダイレクトの意識も少ないねー。

   −後半−
     ボマ    一樹                  ボマ    一樹
      
        大悟                   平野        山卓
                           アツ     大悟     柳沢
  平野          山卓     攻     ↑↑            ↑↑  
                    →撃→    ↑↑            ↑↑
        コバ           時     ↑↑     コバ     ↑↑
                           ↑↑            ↑↑
                           アツ            柳沢
アツ   米山   やしけん  柳沢             米山   やしけん


        義成                        義成
・運動量と飛び出しを期待してウーゴの投入だったのだが、中盤、最終ラインにびっちりと人数をかけてきている広島を相手じゃ効果無し。そういう意味で、従来の繋ぐサッカー通り大悟を投入。 これで中盤でのボール支配も上回りたいところだ。あとは大悟の感覚、COOL&SPACY(スペイシー)を合言葉に頑張ってもらいたいところだ。これだけで元ネタ分かった奴は凄い。そういう訳で大悟ファンの方、これからは大悟 は不遇の扱いを受けるであろう・・・。あぁ、大悟が変なキャラ設定になっちゃうんだね。

・中盤でボールを繋ぐ事も前半よりは機能したのかな。平野が中盤でパスカット、そのまま、ドリブルしてサイドをえぐる。そして、浮かせたボールをエムボマへ。ふっふっふ、ようやっとエムボマにゴールへ向う体勢でボールが渡った。さぁ、旧世紀の文明を魅せてみろ!・・・・ぽーんっ・・・・あ、トラップミス。 コノヤローッ!!せっかくのどフリーでボール貰ったのにトラップミスだとぉぉぉぉーっ!!そこはもらったら勝負するとか、左足で巨神兵がドーンッ!並のシュート繰り出す絶好のチャンスだろぅ・・・はぁ、エムボマもまだまだ充電中か。ガンバ時代のエムボマを期待するのは無理なんかなぁ。それとも、パナソニックの乾電池で動くんかな。

・ヴェルディはセットプレイに弱い。CKを放り込まずにファーサイドまで送ると広島の選手がしっかりとトラップしてシュート。義成も飛び出したが後ろへ通した・・・しかし、これはエムボマがクリア。このこぼれを高木もシュート、今度は山卓がカット! 失点したらズルズル行くのがヴェルディだからね、点取られてなるものか。

・たった2本で決定的なチャンス・・・うーん、やっぱこれが最近の主流なのかな。小気味よく繋いで繋いでゴールってダメなんかなぁ。アツが一気にロングフィード、これを左サイドに開いていた一樹が拾う。そして、ダイレクトでセンタリング。中央にはDFと一対一で入ってきたエムボマだぁーっ!そーれ、FC東京戦で見せた相手を吹っ飛ばすヘディング行ってみよーかー! って、遅れて歩いてるし・・・。これじゃ、入らないわなぁ。ってか、一樹も中見てセンタリングしてないな。

・うんうん、中盤でつなげてるぞ。平野が奪って大悟へ。大悟→山卓→コバとダイレクトで繋いで、コバが縦のエムボマへパス。ボマも一樹へ。おーーーー、これよこれ。これぞヴェルディ繋げ繋げサッカーですよ。そして、一樹はどう繋ぐんだい?・・・って勝負してあっさりカット。右のヤナギはフリーで呼んでるのに渡してもくれない。 もしかしたら、良い角度だったし「じぇっとすとりーむあたっく」でも飛び出したかもしれんのに・・・。

・平野のパスを森崎和がカット。そのまま、一気に独走状態へ。人数も互角。PA内左エリアへパス。しかし、これはヴェルディのDFに当たって右エリアでフリーのチアゴへ。そのまま、切り替えして左足でシュート。ゴール右下を狙ったシュートは義成がスーパーセーブ! 威力があったシュートなので弾いてゴールへ。これも右のポストが守ってくれてノーゴール。 うおーーーっ!義成は神!!最近、寿命が減ってるんじゃないかというぐらいの神セーブ連発。ノートに人の名前書いたら、殺せちゃう死神憑いてない?大丈夫?

     一樹    飯尾                  一樹    飯尾
      
        大悟                   平野        山卓
                           アツ     大悟     柳沢
  平野          山卓     攻     ↑↑            ↑↑  
                    →撃→    ↑↑            ↑↑
        コバ           時     ↑↑     コバ     ↑↑
                           ↑↑            ↑↑
                           アツ            柳沢
アツ   米山   やしけん  柳沢             米山   やしけん


        義成                        義成
・飯尾好きにはたまらない瞬間ですね。ヴェルディユース時代からの定番メニュー。右ウィング気味の飯尾が勝負して、中へ折り返して一樹が豪快に決めるというカタチを魅せてくれ。あ、逆でもいいよ。

・ところが、どういう訳か流れが悪くなってたりして・・・。チアゴのおかげで前線でタメを作れるというかオトリになって、他の選手がフリーになるというか・・・やばい、広島ペースだ。サンパイオ、高木が立て続けにシュート。こぼれを森崎和がシュート・・・せずにロブ。これをPA左エリアへ走りこんだ服部がどフリーでヘッド。ゴール左上へ飛んだシュートも義成が神セーブ! ふぅ、義成には毎度お世話になります。

・ちびちびがようやっと仕事。相手を背負ってキープ。そのまま、下がり続けてどこまで行くの?と思ったら、いきなり反転スルーパス。これを中央で待っていた一樹へ。一樹も一気に飛び出してGK一対一を右下へころころころ・・・おーっ!一樹が流し込むシュートを覚えたぞ。ってオフサイド。GKも棒立ちでした。

・まだまだ広島ペース。森崎和からスルーパス。チアゴが一対一の大ピンチ。しかし、米山が最後まで諦めずにチェック、チェック、チェック・・・。最後までしつこく、くっついていたので最後はシュートもヨネに当ててしまい失敗。ふぅ、すっぽんマーク米山の勝ちぃー!

     一樹    飯尾                  一樹    飯尾
      
                             平野        大悟
  平野          大悟           アツ    やしけん    柳沢
                     攻     ↑↑            ↑↑  
                    →撃→    ↑↑            ↑↑
     コバ   やしけん       時     ↑↑     コバ     ↑↑
                           ↑↑            ↑↑
                           アツ            柳沢
アツ   米山    戸川   柳沢             米山    戸川


        義成                        義成
・あらま、山卓のスタミナ切れ。ってか、まだまだ山卓は本調子じゃないのは明らかですね。それでも、山卓を使わざるを得ないのもヴェルディだねぇ。かわりの選手なんていないもの。 そんな訳で戸川がJデビューです。おめでとう。

・ところが、山卓を下げたからというより・・・やしけんをボランチに上げた事で、ボールの収まり所が中盤へと変化。これにより、ヴェルディらしさ復活! 中盤で繋いで平野が左サイドへスルーパス。これを待っていた一樹がトラップ&センタリング。ニアの飯尾には合わないものの、ファーサイドまで走りこんだ大悟☆スターダストがボレーシュート!・・・もホームラン。 うーん、残念。それにしても、大悟のボレーって枠行ったためし無いね。スライディングした後にキラキラが見えるぅ。

・CKを平野が蹴る。GKがこぼしたボールを柳沢が頭でちょこんと繋ぐ。すると、まるでオットセイのショーみたいに頭で「あう♪あう♪あう♪」とばかりに繋ぐ。林→米山→と繋いでコバが飛び出してきたっー! GKと一対一のチャンスをボレーで狙うも下田が飛び出してきてスーパーセーブ・・・ちっ!決定的チャンスだったのにぃーっ!

・中盤で林、大悟☆スターダスト、平野と繋いで左サイドをドリブルで上がる。その時、後ろで回っていた飯尾が前へ走りこんで平野の目の前を猛烈なスピードで抜いていく。この動きのおかげで平野の前にいたDF陣がみんな飯尾につられて動いた。そう、霧は晴れた。 平野がセンタリング。ファーサイドで待っていたやしけんが下げて、コバがミドルシュート!・・・もDFブロック。そして、もう一度ミドルシュート!・・・も正面。くぅーーーーっ!!、これで試合終了。そ、そんなぁーーーっ!!3試合連続引き分けっす。

*「Magta」のコーナー継続。
シュート・・・公式記録に入らないシュートへの意図さえあれば数に含む。
ボマ1   大悟1   コバ3   一樹1   林1

繋ぐパス・・・横パス、バックパスなどは含まない。
平野4   ボマ1   山卓1   大悟2   コバ1   アツ1   林2     米山1

ゴールへのパス・・・アシストになりそうなパス。
アツ2   一樹2   平野5

1・2パス・・・ダイレクトなどで繋ごうとしたもの。
柳沢1   平野1

DF・・・失点ものを防いだだけでなく、中盤で奪ったものや遅攻に追いやったものも含む。
平野5   コバ2   ボマ1   山卓1   林1    義成2   米山2

ナイスプレイ・・・個人技など。
平野2   大悟1   飯尾1




4/17(土)J1ファーストステージ
味の素スタジアム

東京ヴェルディ1969
 VS 
サンフレッチェ広島

前−半

後−半

合−計

 

  


   −おまけ−
・ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
何だか、小野監督にやられた感じもするが、終盤でのチャンスを活かせなかったのも問題。それに広島ペースの時間帯で失点しなかった事でつながった攻撃だしね。試合全体でヴェルディのらしさが出なかった事が課題か。エムボマ、山卓などの個人個人のコンディション不良さえ治れば大丈夫でしょ・・・と楽観視してみる。 とにかく、みんなで練習すれば大丈夫さ。

   −今日の受賞者−
MOM : GK 高木義成     2度目/通算10度目
MVP : GK 高木義成     3度目/通算8度目
MVP : MF 平野 孝     4度目/通算9度目


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
まぁ、義成のニ冠王は当然でしょ。平野は相変わらず動き回ってくれてありがとさん。早く、他の面子のコンディションが良くなることを祈ろう。

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