2002年 練習試合
・相手は東洋大学・・・。どこだ、それ? 去年の天皇杯で当たった大学か? あれは東海大学か。実力の程が分からないので調べてみた・・・すると、関東大学リーグに一度も上がったことのないチームで
東京都大学一部リーグの上位チームだと言うのだ。これは・・・楽勝過ぎて練習にならんな。
ヴェルディ第一グラウンド
| 東京ヴェルディ1969 |
VS | 東洋大学 |
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監督 | − | サンドリ | | |
監督 | − | 芳賀 敦 | | |
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GK | 12 | 柴崎貴広 | | |
GK | 1 | 清水谷 | | |
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DF | 24 | 川口卓哉 | | |
DF | 3 | 真住法勝 | | |
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DF | 17 | 相馬直樹 | | |
DF | 4 | 林 健陸太郎 | | |
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DF | 5 | 菊池利三 | | |
DF | 5 | 手島裕樹 | | |
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MF | 8 | 北澤 豪 | | |
DF | 2 | 堀切良樹 | | |
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MF | 32 | 小林慶行 | | |
MF | 6 | 横山純洋 | | |
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MF | 20 | 高木成太 | | |
MF | 7 | 飛田将吾 | | |
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MF | 30 | 高橋宏幸 | | |
MF | 8 | 宮下大輔 | | |
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MF | 10 | 永井秀樹 | | |
MF | 10 | 関 隆倫 | | |
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MF | 11 | 前園真聖 | | |
FW | 9 | 高部 聖 | | |
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FW | 25 | 平本一樹 | | |
FW | 11 | 安川洋介 | | |
・ま、大学生相手ですからメンバーも落とすわな。それにしても相手のFW高部くんがまたデカイんだ。もう、これだけで面白くて仕方無い。山卓が相手にいたら即ロングスローを頼みたい。
一樹 一樹 永井
成太
前園 永井 利三 前園 ↑↑
高橋 ↑↑ ↑↑
↑↑ ↑↑ 慶行 ↑↑
高橋 成太 攻 高橋 ↑↑ ↑↑ 成太
慶行 北澤 →撃→ ↑↑ ↓↓
時 ↑↑ 北澤
↑↑
利三 川口 利三 川口
相馬 相馬
柴崎 柴崎
・攻撃時のメンバーで1人だけ無茶な事をやっている人がいますが、これは現実です。別にまぐの誇大脚色ではありません。
・利三はさっそく、バックパスミスでピンチに。相手FW安川がそのまま運んでシュートも枠の外へ。こういう決定力が無いので助かったが、即失点もののピンチ。一樹なら一点ものだった。この決定的ミスに反対サイドの成太が一言。
「オォォォーーーーーイィィィ!!!トシィィィィィ!!すぐに動かせよォォォ!!!!」
GKでもなく相馬でもなく・・・ましてやキーちゃんでさえ何も利三に対して言わないのに、成太の絶叫がランド中に響く。今日の試合は成太が実質的なキャプテンに決定。
・そんなミスをしでかしちゃう利三だが、攻撃参加では何か楽しそうだ。高橋をカベ役に使って左サイドを突破。そのまま、DFを引き連れたままセンタリング。ニアに走り込んだ一樹が強烈にボレーを狙うもDFにぶち当たりクリア。センタリングの精度も今回は高かったな。
・ん?あの11番は誰だ? 永井が空中戦落としたボールを上がってきた11番がダイレクトで永井とワンツーパス。しかも、そのままもらったボールをまたもダイレクトで左サイドの一樹へスルーパス。得点チャンスにはならなかったのだが、グラウンドを広く使う姿勢、ダイナミックな展開力、ダイレクトのイメージ。
あら? 大悟が試合に出てるのかな?と混同するほどのプレー・・・・あれ? もしかして、前園?
・相手FWの安川くんがまたしても突っかかる。その前に川口がコースを阻んでそのままGK・・・って2人でお見合い。危なく失点しそうな程のピンチ。ここでまたしてもキャプテンから一言。
「オォォイ・・・・・オオォォォォォイィィィ・・・・・オォーーーーーーーーーーーーイィィィィ! 何やってんだよォォォーーーー!!」
この後、どえらい指示が飛ぶ。声かけろだとかどっちが出ろとか色んな指示いっぱい。ってかキーちゃんの存在感が薄いな・・・成太がデカすぎるのか。
・左サイドから上がってきたMF飛田くんからの浮かせたパス。これにファーサイドで誰もいない。そう、利三の上がったスキをやられた。長身FWの高部がフリーで落ち着いて流し込み0−1と東洋大学が先制・・・。あれ? 何の試合だこれ。
・大学生相手に前半で唯一の決定的チャンス。右サイドを上がった相馬がアーリークロスってかロングフィードか。これを一樹が落としてゾノ。ここで前園がまたしてもダイレクトで左サイドの永井へ。永井が一対一を縦に突破。そのまま、中を良く見てニアサイドへグラウンダー。これを前園が走り込んで押し込むも
GKがキャッチ。うーん、やっぱ前園は前園ファンの前では決して活躍しないんだよ。でも、これで謎が深まった・・・あの、9番の中には一体誰が入っているのか。そして、前園はもう自滅技「こねくりフェイント」をしなくなったのか。興味は尽きない。
・バックパスをミスしたのか知らないけど、いきなり一樹にボールが渡る。あんたねぇ、一対一で一樹に勝てると思ってるわけ? そうなんです、勿論ここは超必殺技「直線ドリブル」の出番っすわ。まずは目の前にいた選手をあっけなくワンタッチで左サイドから抜くとそのまま、もう1人がファーサイドのシュートコースを切る。
ファーサイドを切ったにも関わらず、シュートは強烈キャノンでファーサイドネットの天井にぶちかまし1−1の同点に。そうか、一樹・・・とうとう「タイガーショット」まで身につけたか。矢野以来のキャノンは久しぶりに見たぞ。あぁ、スッキリした。
・来たぞ前園の永遠の必殺技だ。利三が左サイドを突破。そのまま、ファーサイドで待っていた前園へセンタリング。ここで前園が例のごとく「こねくりフェイント」で東洋大学をこねくった。シュートコースを切りに来たDFを一発フェイントでかわして中央へ。そこでも当たりに来たDFをもう一回、こねくってからミドルシュート。
以外にも相手が見事にこねくられてシュートを打ったけどGK正面。これが入ったらカッコ良かったのになぁ。これが入ったらAMANOくん、のぶさんに自慢出来たな。前半はこれで終了。ちなみにボール支配率内容共に互角・・・それはマズイのでは。
−後半−
大久保 大久保 マル
前園 マル 利三 前園 佐野
高橋 ↑↑
↑↑ ↑↑ 慶行
高橋 佐野 攻 高橋 ↑↑ ↑↑
慶行 北澤 →撃→ ↑↑ ↓↓
時 ↑↑ 北澤
↑↑
利三 川口 利三 川口
成太 相馬
柴崎 柴崎
・練習生大久保? なんだこいつは。余りにもデカイ。もう、側にいる桜井様が興奮気味。「よぉーし、山卓のロングスローでアイツ狙えーっ。」だってさ。よし、後半は放り込んでみよう。
・今日は全然活躍出来ないのは新人の高橋くん。相手が大学生だからとかじゃなく、そもそも年齢では大学生よりも年下。フィジカルの勝負では全てが負けていた。でも、時折フリーでもらう場面ではサイドチェンジなど才能の片鱗も見せていた。
今年中のデビューはこの時点では無さそうな感じだけど、今はじっくりと頑張っていこう。まずは、サテライトのレギュラーからだ。
・高橋のサイドチェンジから佐野、佐野だって大学生より若いけどセンスが違う。そう、彼は天才なのだよ。石塚や財前、志郎様のそれとは違う、つまり天才肌では無い。だけれど、全ての判断が天才的頭脳を持っている。李さんに好かれた意味も良く分かる気がする。
その佐野が一点突破。サイドで縦を簡単にかわすとニアへグラウンダーのパス。これに大久保が合わせるもシュートは空振り。
・来たぞ、マルキーニョス。相手のこぼれ球に即座に反応して中央突破。PA内に侵入するがいきなり急停止。そこから必殺の「こねくりフェイント」炸裂・・・ってあれ? マルってばそんなプレースタイルじゃ無かったはずなのに。
しかも、PKも取れずにこねくりまくって奪われてカウンター。うーん、やっぱマルは去年と違う。
大久保 大久保 マル
石塚 マル 利三 石塚 佐野
高橋 ↑↑
↑↑ ↑↑ 大悟
高橋 佐野 攻 高橋 ↑↑
ぶる 大悟 →撃→ ↑↑
時 ↑↑ ぶる
↑↑
利三 川口 利三 川口
成太 相馬
柴崎 柴崎
・やっぱ、大悟が入ると一本筋が通った感じがしてサッカーになるね。大悟からのセンタリング。ファーサイドで待っていた長身FW大久保のヘッドも枠の外へ。
・「お前はブラジル人かッーー!!」という卑劣極まりない野次を一身に受けているマルキーニョス。この試合でも健在だった。マルキーニョスが突破。ところが大学生相手に1人も抜けないし、むしろ圧されてる。
散々、こねくりこねくり右サイドへ逃げようと思ったが、そのマルキーニョスの進行方向に居たのは佐野。そのまま、マルとクロスする動きでボールを預かった佐野、大学生はみなマルに気を取られていてコースを空けていた。そこへ
躊躇無くミドルシュート。左下ポストに当たるもボールはネットへ。2−1と佐野のゴールで逆転。
・大久保の弱点。それはバックチャージ。でも、ファール無しで続行。石塚がそのまま独走体勢に。ここで石塚とマルが華麗にワンツーパスを披露。バックラインの裏に出た石塚がGKと一対一。そして、いきなり石塚が大学生相手にエゲつない技を魅せた。
なんといきなりボールを優雅にまたぎ始めたのだ。カズのそれでは無く、まるで踊るかの様な繊細なフェイント。そのまま、GKに突っ込むも直前で石塚はひらりとかわして無人のゴールに流し込み3−1と追加点。日頃の鬱憤を大学生相手にかえした。
・直接FK。蹴るのは何故か・・・マル。おーい、石塚か大悟に蹴らせようよー。もう、蹴る気満々の格好。でも、去年はマルが蹴ったFKって全部壁の正面にぶち当てるだけの散々なキックだったじゃんかー。やめようよーと文句たれていたのだが、いざ蹴ってみるとやはり別人。
しっかりとコースを狙ってゴール左上隅を狙う繊細なキック。あれ? どっかーんって蹴らないの? やっぱ、こいつニセモンだよぉー。でも、惜しくも枠の外へ。これで試合終了。マルキーニョスに散々、疑念をかけながらも中断空けにはきっと元に戻ってくれるさと思う超甘甘なまぐでした。
5/18(土) 練習試合
ヴェルディ第一グラウンド |
東京ヴェルディ1969 | VS | 東洋大学 |
1 | 前−半 | 1 |
2 | 後−半 | 0 |
3 | 合−計 | 1 |
平本一樹 | | 高部 聖 |
佐野裕哉(マル) | | |
石塚啓次(マル) | | |
−おまけ−
・ま、そんな訳で個人で気になった事をいくつか。
試合の内容は最後まで大学生相手に互角の試合を演じ続けました。シュート数も五分だったと思います。そう、皆さんのご想像通りのサッカーを大学生相手に展開してくれました。個人では川口はやっぱ上手いなと再認識しました。他にリベロ相馬は別にやる意味は無いんじゃないかと思います。
正直、後半の成太がやったほうがしっかりしていた。相馬はやっぱ左サイドでお願いします。利三は言うに及ばず、攻撃参加ではかなりのチャンスを作るけど、守備では危険極まりなかったです。最初から前で使いましょう。北澤と慶行と永井が何だか普通の選手に見えました。存在感ゼロって感じっす。
この2人の内容じゃポジションを追われても仕方無いです。次、頑張りましょう。高橋くんやブルーノくんはやっぱまだ新人ですので仕方ないっす。でも、去年のかんぺーは新人で目立ってたなぁ。ま、じっくり育てましょう。前園は比較的活躍した方だったけど、無難過ぎ。もっと目立てなきゃ使われない。マルも同様です。
2アシストという結果が何かムカツク。以上です。
−今日の受賞者−
MOM : DF高木成太 2度目
MVP : FW佐野裕哉 4度目
MVP : FW大久保哲哉 初選出
MVP : MF石塚啓次 3度目/通算5度目
MVP : FW平本一樹 3度目/通算4度目
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
やっぱ、成太はすごいわ。お披露目でいきなりレッドカードやっちゃったのはもう払拭されましたよ。あんだけ、守備能力や指示・コーチング能力に秀でていれば当然っす。相馬や山卓以上の統率力です。下手すると来年は主将?・・・これは言い過ぎか。逆転ゴールでの判断といいサイドでの起点の回数といい合格したのは
佐野。やっぱ、天才。他にはGKおちょくりまくりのゴールの石塚や直線ドリブル、タイガーショットの一樹。そして、以外にも空中戦やキープでは負けなかった大久保の活躍は良かったです。後は得点出来れば良かったかな。もっかい、言うけど大学生相手にこれはマズイんじゃない?
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