2002年 練習試合


・風邪引いてしまって前回の練習試合を見れなかった・・・だからこそ、今回はしっかりと観戦記も書いて頑張ります。ところでtohsukeくん情報によると 「エジムンド出るみたいですよ」・・・あのオヤジは絶対ケガしてなかったな。それを確かめる為にも行って来ました。

ヴェルディ第一グラウンド
 
東京ヴェルディ
VS
青山学院大学
  監督小見幸隆   監督上倉 功  
  GK高桑大二朗   GK田中淳一  
  DF 山ノ井隆義(練習生)  DF13今村重人  
  DF14富澤清太郎   DF米山洋史  
  DF15杉山弘一   DF川田尚弘  
  MF28小林大悟   DF32山巻大輔  
  MF29柳沢将之   MF43対馬浩之  
  MF菊池利三   MF大関欽也  
  MF18羽山巧巳   MF28清水 健  
  MF10永井秀樹   MF22川辺 淳  
  MF11前園真聖   MF25駒形嘉則  
  FWエジムンド   FW33吉井稔貴  


・ってこれは反則じゃーーーー! マジでトップにエジムンド出てやがる・・・・・しかも、ツーシャドーに前園と永井・・・大学生相手にいいのか。

        エジ                    永井  エジ  前園   ↑↑
                              ↑↑  ↑↑  ↑↑   ↑↑ 
     永井    前園                 永井  ↑↑  前園   ↑↑           
                         羽山       エジ       利三
                         ↑↑                ↑↑
 羽山            利三     攻  ↑↑                ↑↑
                     →撃→       大悟    柳沢         
     大悟    柳沢         時        
                                       
   杉山        山井              杉山        山井
        富澤                        富澤


        高桑                        高桑
・ストッパーの子は山ノ井隆義くん。練習生で専修大松戸高校、おそらくではあるが「ヴェルディSSレスチ」あたりから引っ張って来たのかもしれない。結構、ヴェルディではよく見られる風景だし。でも、かんぺーに真ん中をやらせるというのはどうも・・・。

・前半開始直後、エジムンドが無理矢理キープ。そのまま、例の如く必殺「引きずりドリブル」でDFを3人連れたまま突き進み、足を伸ばして取りに来たDFの足下をするりとかわし、決して速くないのにDF全員抜いちゃってGKと一対一、最後はGKが突っ込むのが速くて得点にはならなかった。 でも、こいつ絶対ケガなんかしてなかったな。始まってすぐに全力で動けるじゃん。

・「KくんにAMANOくんにのぶさん!!ゾノファンなら必見だぞ今日は!!」まぐがゾノに求めていたプレースタイルをようやく分かったらしい。ゾノがボールを持ってゴールに向かう。DFを引き連れてキックフェイントからスルーパス。そもそも、ゾノの魅力はドリブルでは無くフェイント。フェイント一つで抜く事をドリブルと勘違いしているだけ。 でも、やっていい時と行けない時を区別無くフェイントするから、ゾノの自滅技「こねくりフェイント」になっちゃうだけ。このスルーパスにエジムンドが反応。GKと一対一になるも、エジムンドが右足アウトサイドでかるーくループシュート。これが見事にGKの頭上を越えてゴールイン。1−0とあっけなく先制。 それにしてもエジムンドは容赦無いな・・・。

・GK高桑に向かって杉さんがバックパス・・・・これが思いっきりパスミスでゴールラインを割ってしまいコーナーキックをプレゼント。その時、杉さんが顔を隠しながら片手を精一杯あげて・・・「はーい、ボクがやりましたー。」みたいな格好。なんか可愛い。 でも、フリーの体勢でどこ蹴ってるんだか。

・相手FWも勢い良く突破を試みる。幸いにして相手は練習生の山ノ井くんだったので迷わず勝負に来る青学。だが、彼は目の前の好機に目がくらみ周りの殺気に気付かなかった。右側から「自称:破壊王」ことかんぺー、左側から「みちのくの守護神」・・・あ、違った菊池利三が恐ろしい形相で挟んでいたのだ。次の瞬間、地面にもろくも崩れ去る青学。 2人のコンビプレイで見事玉砕、しかし、審判は何故か山ノ井にイエローカード。どう見てもあの2人のダブルチャージがいけなかったように見えたけど・・・。

・はしゃぎすぎ。エジムンドが味方陣内でループパスなど小粋な事をやっちゃった。これが原因で相手がカット。強烈なミドルシュートを打たれクロスバー直撃・・・Jではこんな事しないように。いくらエジムンドでも怒るぞ! それより周りが怒れ・・・無理か。

・ここまで散々、足を引っ張った永井がふっきれた。ゾノばっか活躍させねーぞとでも思ったか必殺の「スピードドリブル」炸裂。ボールが足下にあるにも関わらず、速度の落ちないドリブルで勝負。カウンターなどでボールを運ぶ時が最高の状態。そのまま、中央を突破しようとして潰された・・・でも、このこぼれ球に反応したのは 前園。GKと一対一を冷静に狙うもGK正面。あれ? 冷静に狙ったんじゃ・・・。

・今日も健在だぜ、オッサンやなぎ。ボランチの位置なので魅力は薄いがやってくれた。おっさんヤナギのロングフィード(正確)から左サイドに開いていた永井へピンポイント。これを永井が調子に乗ったか二度目のスピードドリブルで突破。そのまま、GKと一対一でアウトサイドキックを披露するもエジムンドの様にはいかず、GK正面。 永井はまだケガ明けの印象が強いな。

・前園のコーナーキック、ニアに詰めていたのは杉山。見事なヘッドで杉山の得点かと思われたがGKがナイスセーブ。得点ならず・・・・しかし、GKのはじいた所にいたのがエジムンドだった。そのまま、流し込んで終了間際に2−0とリードして折り返した。




   −後半−
・後半から青山学院大学がメンバー交代・・・あ、あれは元ヴェルディユースのMF塩沢 昴くんじゃないかーー。そっか、彼も頑張ってるんだなー。是非、かんぺーとの戦いを見たいぞ。

・あっけなく願いは叶った。ヴェルディ陣内でこぼれたボールを拾ったのは昴。そのまま、キックフェイントでPA内へ侵入。GK高桑めがけてグラウンダーのシュートを放つも目の前でかんぺーがスライディングクリア。ユース対決でした。これだけ見るとクリーンな戦いだなーと思うけど、 かんぺーが何度か後ろからケズるシーンもあり、昴もかんぺーが敵だと嫌だなと思った事だろう。

・おっさんヤナギがボールをカット。そこからすぐに縦の永井へ。永井もしっかり引きつけてスルーパス。裏に走り出した前園がフリーでキープ。前へ出てきたGKの頭上を越すこちらもループシュートで3−0。前園の得点は骨折以来だね。そういえば、いつもはGKと一対一になったら必ず 自滅技「こねくりフェイント」をやってたけどしなくなったな。判断も速いし繋ぎもシンプルにまとめてる。ようやく本調子の前園になってきたかな。

・今日の永井は完全チャンスメーカー。これぞ背番号10番。左サイドをじりじりとドリブル。左サイドでものすごい甲高い声で呼び込んだ羽山が裏を走る。そこへ永井がわざわざ反対方向を無理矢理見てノールックパス。サイドの深い所までもぐりこんで中を見る。中央にはオッサンやなぎが血圧上がりそうな程全力で詰めてくる。 そこをあえて通さずに強烈にニアサイドをフィニッシュ。GKも中を通すと思ってか、重心が逆になってしまいゴールイン。4−0と簡単に点が入る状態になってきた。ここでお役御免とケガ人が退く。エジムンド、永井、山ノ井が交代。

        西脇                    前園  西脇  佐野   柳沢
                         羽山   ↑↑      ↑↑   ↑↑ 
     前園    佐野            ↑↑   前園      佐野   ↑↑           
                         ↑↑       大悟       ↑↑
                         ↑↑                ↑↑
 羽山            柳沢     攻  ↑↑                ↑↑
                     →撃→          成太         
     大悟    成太         時        
                                       
   杉山        利三              杉山        利三
        富澤                        富澤


        高桑                        高桑
・来た来た来たーーー。右サイドにおっさんヤナギだぁーーーー。そして、ツーシャドーの一角には佐野裕哉もきたーーーー!! エジムンドの位置に入ったのは西脇だぁーーーー・・・・って誰? とお思いの方もいるでしょう。説明しましょう。元ジェフ市原のFW西脇良平さんでーす。 最近はSV Wacker Burghousenとかいうクラブにいたそうです。どこでしょうか? まぐはしりません。でも、体格ががっしりとしていて足も太くフィジカルなどは申し分無いと思われます。後はゲームでどれだけ動けるかですね。

・来たぞ佐野裕哉。彼のポジショニング、動きだし、フォロー、サイドヘのひらき、タイミング、縦への速さ・・・どれを取っても一級品。「行くよ、ゆーや君」「うん、だいご君」まるで翼くん岬くん状態のゴールデンコンビで佐野が裏へと抜ける。青学はオフサイドトラップをかけたので裏がスカスカだったが、佐野の位置は 二列目だったので無事。そのまま、右サイドからセンタリング。中央に絞ってきた羽山がヘッドもGK正面。

・永井、羽山と絡んで一気にオーバーラップしてきた杉山がどフリーで中をよく見てセンタリング。綺麗なセンタリングは見事に一山越えて中央に位置していた佐野へどんピシャ。マーカーを外す動きをした佐野に対して、杉さんの正確なセンタリング。佐野も落ち着いて叩きつけるヘディングで5−0。 よっぽどセンタリングが嬉しかったのか、ゴールを決めた佐野よりも満面の笑みで喜ぶ杉さんに好印象でした。

・佐野がクサビのプレーをして大悟へ預ける。誰もが予想する大悟・佐野の黄金コンビ。ところが大悟は佐野へ出さずに二列目から全力疾走してきたおっさんヤナギへロングフィード。これが全力疾走していたおっさんにピタッとあわせてGKと一対一に。ここでおっさんヤナギが粘って粘って中へ折り返す。走り込んだFWの西脇がスライディングで無人の ゴールへ押し込み6−0。根性無しシュートとか100%ゴールとか呼び名は結構あるらしいが、このカタチでの得点はなんか嬉しいな。

・だんだん、要領を分かったのか前園も佐野とクロスして裏を狙う仕草を見せ始める。次第にゾノもフリーになってきた。いつもはこんなに動かない選手なのに佐野やおっさんヤナギにつられたのだろう。前園が走り回って受けたボールを中央へ行くと見せかけたキックフェイントから左サイドへスルーパス。 これを左サイドから羽山がグラウンダーでシュート。こぼれ球には詰めていた成太が押し込んで7−0。ボランチが攻撃参加出来る、センターバックも上がってくる、攻守共にポジションチェンジも増えてくる、よって攻撃のバリエーションも増えてくる。新しいヴェルディのチーム像が見えてきたかもしんない。

・前園がほぼ司令塔の位置でのチャンスメーカーになってきた。前園がキープしてると、どっからともなく大声が。「ゾノオオオオオオォォォォォォォ!!!!」この声を発した奴の顔を見て、自分より年上だと判断したのかすぐにロングフィード。二列目から全力疾走で上がるのはおっさんヤナギ。そのまま、GKと一対一でシュートを打つも正面。 それにしても、新人で呼び付けですからね。あ、誰も新人や若手だと思ってないのか。早く試合に出ないとベテランがJデビューですとか言われちゃう。

・かなり使えるかもしれんぞ西脇。がっちりとした体格からキープ。すぐに大悟へと横パス。こっからまるで関ヶ原の戦いの様な異様なシーンが見れた。大悟が持って前を見渡すと・・・。大悟がいる位置より前に全力で走る選手達の姿が。右サイドを走るのは先ほどキープしていた西脇、左サイドには羽山、大悟の左横には前園、 正面、中央突破を試みるのは成太、佐野、おっさんヤナギ・・・・と何故か利三。数的有利も何もこの人数で全力で走ってみ、相手GKはどうしたらいいんだよ。大悟が出したのは勿論、佐野にだったけど。これは得点にはならなかったけど、ヴェルディのサッカーでこんだけみんなが走るのを見たのは何か新鮮だ。みんな走ろう。これで試合終了。

3/26(火) 練習試合
ヴェルディ第一グラウンド

東京ヴェルディ1969
 VS 
青山学院大学

前−半

後−半

合−計

エジムンド(前園)

  

エジムンド(杉山)

  

前園真聖(永井)

  

羽山巧巳(永井)

  

佐野裕哉(杉山)

  

西脇良平(柳沢)

  

高木成太(羽山)

  


   −おまけ−
・ま、そんな訳で個人で気になった事をいくつか。
とりあえず、エジムンドはケガなんかしてなかったと・・・それだけ。普通、手術終わってこんだけで全力で走れるか? ボール蹴れるか? まったく、ネタだと思ったのにマジだったとは。 今回の試合は完全に調整試合でしたね。でも、エジムンド下がった後のサッカーはかなり迫力もあり、Jで十分通用しちゃうんじゃないでしょうか。最後にエジムンドは柏戦出るぞ。

   −今日の受賞者−
MOM : MF柳沢将之      2度目
MOM : FWエジムンド     初選出/通算2度目
MOM : MF前園真聖      初選出/通算2度目
MVP : FW佐野裕哉      2度目
MVP : MF永井秀樹      初選出/通算3度目
MVP : FW西脇良平      初選出


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
普通に勝ったのはエジムンドの開始すぐの先制点と堅実な守りのおっさんヤナギのおかげでしょう。他には前園が意外とシンプルに繋いでくれたのが、早いパスワークサッカーになってくれたと思います。 縦へ無駄なく繋げたし、相手のマーカーを寄せ付ける時間も与えなかった。それと今日はあまり「こねくりフェイント」してませんでした。佐野は文句無し、これからも裏へ裏へのスピードハンターでよろしく。 永井は最初、前園ばりのこねくりこねくりでしたが、途中からスルーパス連発、必殺技連発で面白かったです。練習生のFW西脇はフィジカルがっちりでポストかと思いきやサイドヘひらいたり、積極的に動き回ってました。 テスト中というのなら獲得しちゃうというのも有りかも。ますます、一樹は出れなくなるか。



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