2002年 Jリーグ1st第6節
・まぐも当HPで散々煽ってしまった「小見解任論」・・・まさか、現実のものとなるとは思わなかった。早いフロントの決断には敬意を表します。そもそも、まぐが解任してほしいと語ったのには理由があります。
まず1.チームの方向性が見えない。(3−6−1で良かったが、京都戦で4−4−2への変更) 2.選手起用に基準が無く、ケガ明けの選手を結果も無しに起用する。(当時、前園の方が良い内容を魅せたのに永井起用)
3.選手交代で流れを代えられない采配。(これは昨年から) 最後はエジムンドのおかげで残れた小見サッカーなのに、批判したのはまずかったね。これらの条件が京都戦で全部出たので見切りました。まぐはあんま監督を代えろという
事はしない方なんだよ。李さんは3年目もやって欲しいと思ったし、ニカノールは後期もやってほしかった。
・ま、さておき小見さんに変わって推したサンドリさんが監督になりました。今のところはナビスコまでの結果を見て監督をどうするか判断するらしいけど、サンドリで行こうよ。今日はスタメンで富澤、大悟、ベンチに柳沢と豊富な若手の
真の実力を魅せる時だ!!
東京スタジアム
| 東京ヴェルディ1969 |
VS | ヴィッセル神戸 |
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監督 | − | サンドリ | | |
監督 | − | 川勝良一 | | |
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GK | 1 | 高桑大二朗 | | |
GK | 1 | 掛川 誠 | | |
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DF | 24 | 川口卓哉 | | |
DF | 7 | 吉村光示 | | |
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DF | 23 | 米山篤志 | | |
DF | 5 | シジクレイ | | |
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DF | 14 | 富澤清太郎 | | |
DF | 17 | 土屋征夫 | | |
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MF | 2 | 山田卓也 | | |
MF | 10 | 望月重良 | | |
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MF | 28 | 小林大悟 | | |
MF | 4 | アタリバ | | |
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MF | 3 | 西田吉洋 | | |
MF | 8 | 岡野雅行 | | |
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MF | 17 | 相馬直樹 | | |
MF | 22 | 平野 孝 | | |
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MF | 19 | 長田道泰 | | |
MF | 20 | ダニエル | | |
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FW | 7 | エジムンド | | |
MF | 13 | 播戸竜二 | | |
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FW | 9 | マルキーニョス | | |
FW | 11 | 三浦知良 | | |
・ベンチには京都戦で別に柴崎のせいじゃないけど交換でGK高木義成、DF林、MF柳沢、MF桜井、FW一樹。爆発しちゃった一樹に期待してるぜ。それと勿論だけど「オッサンやなぎ」のJデビューも待ってるぜー!
何回も言うけど、「まぐまぐまぐろん」は「オッサンやなぎ」を応援します。
マル マル
長田
エジ 長田 相馬 エジ ↑↑
↑↑ ↑↑ 西田
↑↑ 大悟 ↑↑ ↑↑
相馬 西田 攻 ↑↑ ↑↑ ↑↑
→撃→ 山卓
大悟 山卓 時
富澤 川口 富澤 川口
米山 米山
高桑 高桑
・エジムンドはフリーで動き回る。ほとんど中盤に控えさせていた。後はマルや長田が散るというカタチの攻めを期待。
・ドイスボランチに大悟と山卓が入った。これは目に見えて評価が出来る。山卓が奪ったボールを大悟へと繋ぐ、ここでコバと大悟との違いが見られた。
コバはしっかりとタメを作ってさばくのに対して、大悟はシンプルにダイレクトで繋ぐ。今までダイレクトで繋ぐというヴェルディになかったプレーのおかげか長田やエジムンドまでダイレクトではたくようになってる。
・全員がシンプルに繋いでサッカーをやろうとしているというのに、1人だけ勘違いしてる選手がいた。それはマルキーニョス。エジムンドが預けてくれたボールを無理矢理ドリブルしようとするのだ。そして、カットされてカウンター。
ちなみにこの時にエジムンドから、かなり激しく怒られていた・・・おそらくだが長田がフリーで走ってるんだから使ってやれよと言ったかも。その後はヘッドで長田に渡したりと改心したようだ。
・ボールを繋いでPA内でエジムンドがキープ。なんとか、エジムンドが縦を突破してセンタリング。ふわーっとしたセンタリングはファーサイドでフリーになっていた大悟のもとへ。これを大悟がおもむろに叩きつけたボレーシュートで狙うも叩きつけすぎてクロスバーの上を通過してしまった。
大悟のJ初ゴールはお預けか。
・くぅ・・・この試合でも目に見えるミスを繰り返す山卓。ダイレクトで繋ごうとしたらしいが目で確認しなかったため、動かなかったダニエルに見事なパスをしてしまった。これをそのまま運ばれてしまいミドルシュートも枠の外。ふぅ、危ない危ない。
・平野からのスルーパスに反応したのはダニエル。そのまま、ゴールに向かって米山と一対一。しかし、頭脳派将軍の弱点。それは一対一での勝負弱さ。ダニエルが左に右にキックフェイントを食らってしまい、米山の腰はガッタガタ。慌ててフォローに来た相馬や富澤のチェックも間に合わずに
2度目の切り返しから強烈なシュート。コースも今度は高桑を惑わすファーサイドへのシュートで0−1。神戸が先制してしまった・・・またも先制点を取れず。
・自称「破壊王」こと富澤。失点を食らったシーンでは米山とポジションチェンジしていたため、本来はダニエルとの勝負は富澤になるはずだった。一対一に強い富澤が入った方が失点は防げたはずだ。(だって、ヨネの方がカバー上手いし) そのショックを引きずらないのが若手の良い所。
富澤が猛然とボールを持って運ぶ。そのまま、前線のマルキーニョスにスルーパス。これを遠目からシジクレイそっくりのバウル土屋がマルを倒してPK・・・・と思ったが外。直接FKはエジムンド蹴るも壁。
・高桑がボールをキャッチするけど相変わらず押し上げも遅く、誰も欲しがらない。だから、苦手なキックをさせられるのが今までのパターン。でも、今回は猛然ともらう動きをしたのが大悟。そのまま、大悟へと預けて大悟がキープ。そして、すぐにマルキーニョスへとパス。そして、さっき怒られた
マルキーニョスが珍しいクサビのプレーを魅せて、走り込んだ大悟へ。そして、大悟もまた右へ開いたマルキーニョスへダイレクトでスルーパス。そのまま、右サイドを走ったマルキーニョスがダイレクトでセンタリングを上げるも掛川。この流れはすごい綺麗だった。今までのサッカーでこんなにスムーズに攻めたのってあるか?
しかも、全てのプレーがダイレクトなんすよ。
・パスミスは目立つけれども、やっぱりファイター。相手のバックパスミスを強烈なチャージで奪い取った山卓。そのまま、岡野の守備を力でねじ伏せ中央へとフィード。これをエセブラジル人バウル土屋が目測を誤ったジャンプでボールはエジムンドへ。バウンドするギリギリでちょっとだけ足先に当ててコースを変え、平野の飛び込みも
回避するとすぐにスルーパス。これをマルキーニョスがもらって独走。シジクレイも追いつかずGKと一対一を落ち着いて左ファーサイドに流し込み1−1とヴェルディが同点! でも、カンバリョッタは?
・今日はかなり調子の良い大悟。昨年は出るだけで精一杯の感じがしたけど、今日は絶好調。エジムンドがキープしたボールを大悟とエジムンドでパス交換。大悟はエジムンドを見ながらも右のマルキーニョスへ一気にサイドチェンジを狙う。見事な展開力で先ほどと同じように攻められると思ったが・・・なんと、このサイドチェンジを
マルキーニョスがトラップミス・・・。あまりものショッキングなシーンに隣に居た詠さんが一言。「マルー!!お前は本当にブラジル人かい!!」 まさにそんな感じ。
・神戸のコーナーキック、西谷のシュートがそのままネットを突き刺したが・・・オフサイド。どうやらシュートコースにラインを越えた播戸が入って触ったらしい。ところがその後、マルキーニョスが何をトチ狂ったのか殺人スライディングを後ろからやってしまいイエローカードをもらってるではないか。
これで次節の浦和戦にマルキーニョスが出場停止となってしまった・・・ってことは次は佐野かな?
・マルキーニョスがスルーしたボール、アタリバが当たりに来るけど、そのまま反転。マルキーニョスがそのまま、独走体勢になる。しかし、そこは相手もシジクレイが現れてクリア・・・・って神戸のベンチに向かって強烈なクリアを魅せた。まさか、川勝さんを狙って休養に追い込む気じゃ・・・。
・エジムンドがキープ、マルキーニョスの動き出しをじっくりと見たいのだが左サイドで相馬が動かない。フリーで欲しがってるのだが・・・そこで相馬に渡しても仕方無い。もっと、裏へ走り出す動きを見せてくれないとエジムンドからボールなんて一生来ないぞ。頼むから裏へ走ってくれ、そうしないとマルキーニョスにしか
ボールを渡さないぞ。結局、マルキーニョスはトラップ出来ずにこぼれたボールを長田がダイレクトでシュートを放つが掛川がセーブ。これで前半終了。大悟がめちゃくちゃ良かった。
−後半−
・センターサークルでキープしたエジムンド・・・ところがダイレクトで右サイドの西田へと預けたから、マークはエジムンド寄りになってしまい西田とバウル土屋のみで争いになる。ところがバウルはまた肘は入れるわ、あげくの果てにモモカン食らわせて西田をノックアウト。
なんてことしてくれるんじゃー!! クラッシャーめ!。
・エジムンドがキープ。そして、中央でもらいに来たマルキーニョスへパス。この際、エジがもらうために裏を回ったのだが、神戸はみんなエジムンドをケアしようとする。しかし、マルキーニョスの出したコースは長田だった。これを完全にフリーになった状態でのスルーパス。
ファーサイドに走り込んでいたのはエジムンドだった。完全に入ったと思われたボールだったが、直前で望月が滑り込んでGKがキャッチ。
マル マル
長田 柳沢
エジ 長田 相馬 エジ ↑↑ ↑↑
↑↑ ↑↑ ↑↑
↑↑ 大悟 ↑↑ ↑↑
相馬 柳沢 攻 ↑↑ ↑↑ 柳沢
→撃→ 山卓 ↓↓
大悟 山卓 時 ↓↓
↓↓
富澤 川口 富澤 川口
米山 米山
高桑 高桑
・西田が結局、立ち上がれずにリタイア。前と同じ場所をやっちゃった感があるけど大丈夫か? ただのモモカンじゃなかったらしい。せっかく治ったと思ったのに・・・。
・完全に神戸ペースへ。ダニエルのフリーでのシュートは相馬がコースに入ったおかげで枠の外へ蹴りこみ。播戸のシュートはなんとか高桑がセーブした後、ポストも助けてくれたりと
ツキも味方になんとか我慢。
・この試合は直接入りそうな位置でのFKが多い。しかし、蹴れば蹴るほど精度が悪くなると言う不思議なキッカー、エジムンドや強烈に壁にぶち当てるマルキーニョスだったりと入る気配すらない。
それでキッカーを米山に変えて狙ってみるけど、蹴った瞬間に入らないと分かるホームランだし。ねぇ、大悟にも蹴らせてあげようよ。って言ってる側から交代。もう、クタクタで動けなくなってたっす。
一樹 マル 一樹 エジ マル
柳沢
相馬 ↑↑
エジ ↑↑ 林 ↑↑
↑↑ ↑↑
相馬 柳沢 攻 ↑↑ 柳沢
→撃→ 山卓 ↓↓
林 山卓 時 ↓↓
↓↓
富澤 川口 富澤 川口
米山 米山
高桑 高桑
・大悟に代えて美白のボランチ復活の林、長田に代えて出場停止がとけた一樹が出場。
・味方がボールを奪った時にはすでにセンターサークルを越えて走ってる。それが「オッサンやなぎ」の特徴。川口から早いタイミングでロングフィードをもらうが、あまりにも早すぎてPA内には誰もいないという状態。
仕方なしに林へパス。見事なトライアングルでエジ−林−一樹−林−エジと全てダイレクト。一樹がもらいに来た事でマークを引きつけてくれたので前にはスペースがあったのだ。
そこにエジムンドが突進。マルキーニョスもボールをフルーしてエジムンドへ。エジムンドがシジクレイを柔らかい足先だけのタッチでかわすと股抜きシュート。しかし、これは掛川セーブ。こぼれをもう一度狙うも外へ。
・ボールをカットした山卓。このこぼれを奪った一樹がお久しぶりの必殺技「直線ドリブル」を敢行。しかし、途中で倒されてFK。またもエジムンドが狙うも枠の外へ。うーん、セットプレイの回数は多いんだけどね。
・林がボールをカット、すぐにエジムンドへスルーパス。今度はエジムンドも右サイドのマルキーニョスへスルーパス。そして、マルキーニョスがセンタリングもDFに当たりコースが変わる。こぼれを林がヘッドで一樹へ繋ぐ。一樹が落として相馬がダイレクトシュート。
これを掛川がセーブするも前へこぼしてしまい、林が無人のゴールへプッシュ・・・・・って何でこれを外すねーん!! これを決めてくれたなら・・・京都戦の溜飲も下げただろうに。
・コーナーキックを上がりたがった富澤。しかし、恐ーい先輩達に「お前は下がってろっ!」とたしなめられてしまった。それでも、本心は上がりたい。ところがその時、途中交代で上がった先輩の1人が・・・「俺が行くよりお前が上がりな」と言ってくれた・・・。
あぁ、何て良い先輩なんだろう。さっそうとコーナーキックへ上がる事が出来たとさ。さぁ、問題。恐い先輩と良い先輩。果たして誰の事でしょうか。でも、ここで嬉しくって攻め上がる時に全力で上がるから足ツったんじゃないか富澤は。
・分かるかい? オッサンやなぎの凄さが。セットプレイで数的不利の状態。完全に3VS5の状況だった。その時に相手が出したパス。普通の選手なら追いつけないボールを全力疾走で追いかけてスライディングで奪い取り、すぐに起きあがって逆サイドの一樹までサイドチェンジを
蹴れる。こんな選手を待っていた。おっさんヤナギのプレーの偉大さを知らしめてやるー! これで後半は終了、延長戦へ。
−延長前半−
・足をツっていた富澤に代えて桜井を投入。
一樹 マル 一樹 エジ マル
柳沢
相馬 ↑↑
桜井 エジ ↑↑ 桜井 ↑↑
↑↑ ↑↑
攻 ↑↑ 柳沢
相馬 山卓 柳沢 →撃→ 山卓 ↓↓
時 ↓↓
↓↓
林 川口 林 川口
米山 米山
高桑 高桑
・おっさんヤナギの攻め上がりはことごとく成功。しかも、マルやエジムンドからもボールが回ってくるので新人なのにすでに信頼だけはされてるのだ。
・でも、一樹の直線ドリブルはほとんど機能せず。裏にスペースがあってもそもそも、バウル土屋、シジクレイはそもそも足の速さがあるため一樹の直線ドリブルもほとんど効かないのが現状だ。
・おーい!! 桜井がイエローカードもらっちゃったよー!!せっかくの浦和戦に出られないなんてー・・・。
・西谷のセンタリングを空中戦を競った林だったが、ボールは裏へ。ここにいたのは城だった。すぐにニアの抜くシュートを狙うも相馬が体を投げ出したプレーでセーブ。危ない危ない。
・ここからオッサンやなぎの絶好調。エジムンドから随所にパスがまわってくる。でも、センタリングは一本も上げられなかったのは今後の課題。ボランチの横に常に攻め上がるのは正直相馬も見習って欲しいぞ。
ボールが来ないから文句を言うのではなく、ボールを来させるためにはどういう動きがいいのかを考えよう。おっさんヤナギはそれがすごく出来てるのだ。
・オッサンやなぎのセンタリングミス・・・奪われてカウンター・・・左サイドからセンタリングもヤナギがカット・・・?すごい全力思想。
・エジムンドがボールをキープ。右のおっさんヤナギへ。おっさんヤナギも中をよく見てアーリークロス。これをファーサイドに開いた一樹が頭で落として桜井のシュートも枠の外へ。
むーん、なぜ点が入らないんだーーー!! これで試合終了・・・がっくし。
4/13(土) J1リーグ第6節
東京スタジアム |
東京ヴェルディ1969 | VS | ヴィッセル神戸 |
1 | 前−半 | 1 |
0 | 後−半 | 0 |
0 | 延長前 | 0 |
0 | 延長後 | 0 |
1 | 合−計 | 1 |
マルキーニョス(エジ) | | ダニエル |
−おまけ−
・ま、そんな訳で個人で気になった事をいくつか。
京都戦は夢? 小見さんには悪いがサンドリさんの方が選手への評価がしっかりしている様に思える。山卓のコメント通り、解任に責任を感じているというが、今日の試合は十分に選手達の統一感も見えた。
大丈夫。このまま、続けていく事が次に繋がるはずだ。
・個人的に気になった選手は前半ではMF長田のスペースを埋める動き。もっと、貪欲に裏を狙う動きを出来る様になればもっと目立てるはずだし、得点も生まれるはず。長田は次にも期待しましょう。
他にはボランチの大悟、一番シンプルに簡単にはたこうと言う意図が見えた。その上で自分の色でもあるダイレクトスルーパスなども魅せたので今日の試合は合格点と言えるでしょう。ブラジル人DF獲得とか
聞きましたが、かんぺーも無難にこなしたしミスも無かった。後は延長まで出来る体力がつけれれば文句無し。山卓は前半はミスも多かったが、後半から林と組む様になったり延長ではそつなくこなしていた。
ただ、山卓の場合はパスはちゃんと目で見て出しましょう。それとエジムンドはやっぱ、ワールドクラスなんだなと思った事とマルキーニョスはブラジル人じゃないという事が分かりました。
−今日の受賞者−
MOM : 該当者無し
MVP : FWエジムンド 2度目/通算4度目
MVP : MF柳沢将之 2度目/通算2度目
MVP : MF小林大悟 2度目/通算4度目
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
エジムンドはほぼMOM級の働きだったんだけど勝てなかったのでMVPです。その他には勝ち点3以上の収穫ということでおっさんヤナギと大悟にプレゼントです。
次節も頼むぜ!!
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