2000年練習試合


・さぁ、今日も練習試合である。終わってから飲み会もあるから、車ではなく久しぶりの登山をすることになった。 ところが、遊歩道の状況が最悪。いたるところがぬかるんでおり、足を踏み入れたら平気で5cm〜10cmは沈んでしまうのだ。 みなさん、くれぐれも練習に見に行く際に雨が降っていたら、バスを使うことをおすすめします。とりあえず、今日も 試合前に確認の取れた選手は下のスタメン選手と矢野、森、平本、高木、小林弘らがサブメンバー。他に練習生の黒ペス (レイナルドの可能性大!)とコンサドーレ札幌から完全移籍した村主博正選手。他に知らない2名の練習生もいた。 逆に居なかった選手はケガの選手達。今回も前回と同じ面子がいなかった。雨のせいか本並さんも居なかった。そして、 タケさんも・・・。ちなみに今日の練習試合相手は帝京高校です。

     桜井    金 鉉錫                 金 鉉錫 (三上)
                         (杉山)  桜井     ↑↑     
   石塚        山田           ↑↑          ↑↑
                     攻    ↑↑  石塚   山田 ↑↑    
                    →撃→   ↑↑          ↑↑
     林     金 都根      時    ↑↑    金 都根  ↑↑   
                          ↑↑          ↑↑   
杉山              三上        杉山    林     三上  
     米山    池端                 米山  池端

        小針                      小針
・今日の試合も30分X3本の変則マッチで行われた。前回の清水商はフランス代表ユニフォームで今度の帝京はブラジル代表。なんか変な感じだな。 前半5分さっそく、CKをグラウンダーで桜井へ。これをミドルシュートで決めて1−0。高校生相手だから入ったかな?という感じのミドルだった。 トップでは通用しないだろう。

・その後、すぐに15分で誰かは分からなかったが、スルーパスを桜井がGKと一対一をかわして、無人のゴールに流し込んで2−0。桜井がいきなり 2得点を上げる。桜井もここまでは決定力もあり、良かったのだが・・・・。

・前半の序盤は右サイドの三上の攻め上がりのシーンが何度も見られ、なかなか良さそうに見えた。そして前半も終盤になると、今度は左の杉山が オーバーラップを見せるようになり、両サイド共に決定的なシーンを作り上げた。前半26分にはそのサイド攻撃が実り、CKを石塚がニアサイドへ上げて、 飛び込んだ山卓が頭をすってゴールに決めた。角度を変えるだけのヘッドはいいな。

・相手の帝京の攻撃も単発で面白みに欠ける。しかし、右サイドから勝負を仕掛けた田中達也が米山をドリブルで抜き去り、速いクロスを中にいた11番の FWがヘッドで決めてまさかの失点。3−1となるも米山が抜かれると失点という癖は治りそうもない。池端にも中沢にもカバーの能力は厳しいか・・・。 このまま前半は終了。


・また金 都根の評価をすると、この試合に限ってはボランチをやっていた。彼はボランチの能力は高くないと思った。確かにそこそこは出来る。ただ、ボランチが 本職の林(守備面では黒ペス)よりも劣るかも知れない。もっと攻撃時には前がかりになってもいいと思う。攻撃時にも林と同じところにいてはしょうがない。攻撃的MFで 前線をかき混ぜるような選手なので、ボランチ起用は難しいと思う。ただ、パスセンスはあるんだけどさ。



−中半−

・中半に入って選手交代は杉山に代えて平本を投入。そのまま左サイドに入ったので布陣の変更は無し。その平本はなんと実質2分強で途中交代。 攻め上がった際にクロスの精度も低く、ドリブルで行って欲しいのに行かなかったとかのプレーをやってしまったのだろう。交代選手は札幌から前日に 入ったばかりの村主選手。その後帝京の11番のスライディングが顔に入ってしまい、GK小針が交代して小林が練習ジャージ姿で投入された。その際の 布陣はコチラ。

     桜井    金 鉉錫                 金 鉉錫 
                         (三上)  桜井         
   石塚        村主           ↑↑         
                     攻    ↑↑  石塚   村主(山田)   
                    →撃→   ↑↑          ↑↑
     林     金 都根      時    ↑↑    金 都根  ↑↑   
                          ↑↑          ↑↑   
三上              山田        三上    林     山田  
     米山    池端                 米山  池端

        小林弘                     小針
・今日は三上につきっきりで指導している李総監督。わざわざ左サイドに来た三上のためにマグロン達の前まできてしゃべっていた。 しかもグラウンドでタバコ吸ってるし・・・。ま、いいもの見れたかな。

・中半13分に右サイドからのパスが何故か誰にも当たらずに金 鉉錫の足下へ。これをループで狙う。一応GKが手に触れるものの、そのまま ネットへと吸い込まれた。これで4−1。FW2人の桜井、金 鉉錫が何度も決定的なシーンを作り出していて、なかなか相性は良さそう。

・中半20分に桜井か村主が出したパスに山卓が走り込んで、落ち着いて押し込み5−1。清水商の時よりも決定的なところでみんな決めてくれる。 決定力がないとね。

・一応これで中半は終了。村主選手の個人評価に参ります。中盤で攻撃的なポジションを任せられたが、多分、西田選手の右サイドの充実で獲得した 感があるが、ボランチも出来るので中盤の戦力が欲しかったんだろう。ボールの無い所での動きだし、そしてボールを持ってる選手に必ず近寄るフォローを 忘れない。(これをやる選手って今のヴェルディにいる?キーちゃんぐらいじゃない。?)ただ、二列目からの飛び出しに関してはまだ仲間との呼吸が合わない からか、得点には絡めなかった。試合時間も少なく、もちょっと見てみたい。



−後半−

・村主選手を意図的に使おうと右を走らせるプレーが続く。意外と足も速くなかなか面白くなりそうな選手ではある。後半はこの村主選手に替えて練習生 を投入。ちょっと杉山さんに似ているが、ナイキのシャツを着ていたのでNIKEとしておく。GKもケガから復帰の高木へ。

     桜井    金 鉉錫                 金 鉉錫 
                         (三上)  桜井         
   石塚        NIKE         ↑↑         
                     攻    ↑↑  石塚   NIKE(山田)   
                    →撃→   ↑↑          ↑↑
     林     金 都根      時    ↑↑    金 都根  ↑↑   
                          ↑↑          ↑↑   
三上              山田        三上    林     山田  
     米山    池端                 米山  池端

        高木                      高木
・左サイドを突破した三上選手が倒されてPK。これを高校生相手にも容赦しない林のPKで6−1。相変わらずの人をおちょくったような PKはさすがだ。右サイドではあの練習生のNIKEが再三、オーバーラップを見せる。村主選手とはまた別のタイプなので、多少気になる。

・後半20分に石塚のスルーパスから金 鉉錫がGKと一対一になり、これをドリブルでかわすのだが桜井みたいに上手くは行かず、かなり角度がきつくなってから シュートを放つもポストへ。ポストへ当たるとは思わなかった帝京のDFに当たり自殺点となった。7−1。この後、金 鉉錫がかなりムキになってドリブル突破 をしかけるが無理なものは無理です。

     桜井    金 鉉錫                  金 鉉錫 
                         (森)  桜井         
   石塚        NIKE         ↑          
                     攻    ↑   石塚    NIKE   
                    →撃→   ↑           
     林     金 都根      時    森   林   金 都根     
                                         
森               山田                     
     米山    池端               米山  池端  山田

        高木                      高木
・高校生相手(李さんが相手っていう感も・・・。)に足をつってしまった三上に代えて、森を投入。なんだかRAINさんが森投入ってだけで嬉しそうなんだけど。 つい、三ヶ月前の開幕の時には・・・ま、これは言いっこなしか。

・このあと、NIKEがDFを一人かわして、右サイドを深くえぐってマイナスパスを金 都根がシュートを打つ。これはこの試合初めてのホームランとなりました。 ネット越えってやつですよ。ユースの時はけっこう見るけど、トップでも北澤以外でやるとは。

・ここから右はNIKE、左は森が果敢な攻めを披露。ただ、両サイドがそこまで頑張ってくれてるのに、前線の金 鉉錫と桜井には疲労がたまっているので動きません。 結局、このまま試合は終了した。7−1でヴェルディの勝利でした。



−おまけ−

・NIKEの個人評価に入りますが、足が速く右サイドを何度も突破しておりました。森選手と似たような感じですが守備の時の腰の高さは無く、守備も賢明にこなし攻守の切り替えが 早いです。正確なクロスの技術、結構柔軟な足下の技術と言いなかなか気持ちの入った良い選手です。そして見る感じ若そうですが、当たり前のプレーが出来ているしなにより、 判断が早いです。自分のスペースを使われて攻撃されそうな時はすぐに戻ります。仕方なく森選手の左サイドを攻めてるシーンもありました。またも試合終了後に富樫さんに 聞いたところ、北朝鮮代表の「リャン」選手だそうです。マグロン一押しの選手です。

・も一つおまけですが、この試合で金 鉉錫選手が得点取らなきゃいけないシーンで決められなかった回数は前半に2つ、中半に2つ(1つは得点)、後半に3つ。いっぱい 得点できたのにこんなに入らないとは・・・。彼は難しいシュートの方が入るようです。やっぱ、公式試合になったら「ひょ〜ん!うごけ!」とか言わないとダメみたいですね。

練習試合
ヴェルディグラウンド
ヴェルディ川崎 VS 帝京高校
          3 − 
          2 − 
          2 − 
          7 EX 
桜井直人(石塚)得点11番のFW(田中)
桜井直人得点 
山田卓也(石塚)得点 
金 鉉錫得点 
山田卓也(桜or村)得点 
林 健太郎(PK)得点 
OWN GOAL(金 鉉錫)得点 


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