2000年練習試合


・今日の試合は後期前の調整、練習試合である。相手は清水商。小野の弟や佐野裕哉らも見たかったが、 居たかどうかは全く分かりませんでした。試合前に簡単な練習を行う。ざっと選手を見たが、全く見たことのない選手がいる。 「なかざわーるど」の掲示板で「みゆ」さんが言っていた新しい外国人だ。本当だ見たことがない。ヒゲを生やしている姿が どうも呂比須に似ていることから。黒ロペスと名付けたが、RAINさんのひらめきにより「(黒ペス)クロペス」に短縮した。 以来、試合中ずっと「クロペス」になってしまった。他には練習場に居ない選手がいる。西田・廣長・小針・武田の4人がいない。 長田・岩本は退団したので居なかった。他には練習の段階で金 都根はコンディションも良さそう。ちょっと杉山が重い印象 (太った?)だった。最後にシュート練習では矢野のシュートがすべて枠に飛ぶ。それもゴールから遠く、ミドルではなく、ロングレンジ から打ったシュートなのだが、バティもびっくりのキャノンだった。

     桜井    金 鉉錫               桜井  金 鉉錫
                         (金 都根)            
   金 都根      石塚              ↑  石塚         
                     攻       金 都根   山田     
                    →撃→  (杉山)        (三上)  
     林     山田        時    ↑↑    林     ↑↑   
                          ↑↑          ↑↑   
杉山              三上        杉山          三上  
     米山    池端                 米山  中沢

        本並                      本並
・やはり、注目は金 都根。このためだけに見に来たようなもの。この練習試合は30分ハーフX3本の変則マッチ。まず前半はずっとヴェルディペース で試合は進む。主に左サイドの杉山・金 都根で形を作る。前半10分に金 鉉錫がなんとか無理矢理打つも枠の外。ただ、今回は右サイドの三上が イマイチ。右サイドで相手FWを抑えたかに見えたが、あっさりと抜かれてクロスをあげられてしまう。なんとか池端のクリアがあったが、危険なシーンだった。

・金 都根がキープし、タメを作ってヒールで杉山にながしたパスや、右サイドに行った桜井のクロスにヘッドで合わせたりと、金 都根の動きばかりが目立つ。 そのクリアミスをドリブルで上がった石塚がミドル。これも枠の外。ここらへんから攻めに転じた三上の戻りが遅い。そのたびに池端の守備で助かっている。

・金 都根、杉山のパス交換が妙にスムーズ。長年やってきた者同志の様な動き出しはさすが。それを金 都根が突破しようと試みるが、金 鉉錫がフリーだったのが 目に入ったのかすぐにパス。これを金 鉉錫がダイレクトでシュート。惜しくもポストに当たる。

・相手のセットプレイからチャンスを与えてしまうものの、空中戦は全て池端の独壇場と化していた。ただ、三上は一回も競り勝てなかった。 ただ、その三上も攻撃時は果敢なオーバーラップで敵陣深く攻め上がり、正確なクロスを見せた。三上−石塚−金 鉉錫と渡り、シュートを放つも GKの正面。

・清水商のDF4番に一回も競り勝てなかった金 鉉錫。一応、相手は高校生なんですけど・・・。これにつられてか米山も大事な場面でミスが出たりと つられてしまった。ただ、相手に与えたCKを自分でクリアしてるのはさすが。結局前半は0−0で終了。


・前半を見る限り金 都根はかなり使える選手だと言うことが分かった。金 鉉錫と同じであまり韓国人っぽいプレーではなく、どちらかというと柔らかい 選手だ。ただ、守りの時には韓国特有のガツガツ行く守備は健在だった。空中戦も強いし、キープもできる。パスは上手いし、何より周りを活かそうとする 動きや広い視野などでこれからも間違いなく活躍できる選手だ。自分で得点するのも期待できる。



−中半−

・選手交代は本並に代えて、いつのまに来たのか小針が投入。この時、クラブハウスでラモスを発見。そしてなんとタケさんも発見しました。 どうやら何かラモスに何か相談してるみたいだった。このまま試合も見ずに帰ってしまいました。残念。試合に戻りましょう。石塚のスルーパスに金 鉉錫がグラウンダーで 狙うもGKキャッチ。

・さぁ、みなさんお待ちかねの森 勇介が帰ってきました。守備の悪かった三上に代えて森を投入。さして代わらないけど、一応下のが布陣。

     桜井    金 鉉錫               桜井  金 鉉錫
                         (金 都根)      (森)   
   金 都根      石塚              ↑  石塚    ↑     
                     攻       金 都根  山田 ↑     
                    →撃→  (杉山)         ↑ 
     林     山田        時    ↑↑    林     ↑   
                          ↑↑          ↑   
杉山              森         杉山          森 
     米山    池端                 米山  中沢

        小針                      小針
・前半は左の杉山、金 都根で攻めを作っていたが、中半からは森の右サイドが大活躍。右サイドにスペースが出るとみるや、 徐々にポジションを前へと移動していき、一気にダッシュ。その森が右サイドを深くえぐって中へとクロス。桜井どフリーもヘッドを外へ。 これは決めましょう。その直後、また森が右サイドをえぐる。今度は相手DFと勝負し、抜き去ってクロスを上げるなど去年の天皇杯時に 戻った感がある。

・その後清水のFW11番が池端と勝負し、一旦は抜き去るもシュート時に池端にカットされる。ただ、もしこれを打たれてたら失点ものの 大ピンチでした。小針のポジションも悪かった。

・復活、森の活躍はまだ続く。森が右サイドをえぐり、勝負ではなく裏を回った石塚にパス。なんと森が右サイドでタメを作ってからパスを出した のだ。なんという技術だ! それをもらった石塚がマイナスパスを金 鉉錫へ。これをシュートの達人金 鉉錫がジャンピングボレー。惜しくもクロスバー。 弾いたのを山卓が狙うもGK正面。今日は文句を言わなかったので金 鉉錫が決めれなかったかな。

・中半の最初は清水に押されていたが、ここからヴェルディの猛反撃が始まる。山卓が中央をドリブル突破からDF2人を抜いてシュートも外へ。 同じパターンで石塚もシュートを狙うが外へ。だいぶ、森が声を出してアピールしている。時々ミスして「ヤベッ!」と言っているシーンも多く感じたが、 守りはやっぱりイマイチですな。この後、小針に代えて全治三ヶ月から復帰したGK高木を投入。

・中半で初めてであろう、左サイド杉山のクロスを金 鉉錫の頭を越えて、金 都根のボレー。DFに当たったかしたのか、ボテボテのゴールを決めて、やっと 清水商相手に1−0で先制した。少し、金 都根の上がりが少ない。疲れが見えてるかも。得点の直後にまたも杉山からのクロスを山卓がフリーでヘッドも ゴールの中でDFがクリア。

・清水商も息を吹き返し、ミドルを一本、ヘッドで一本狙うも枠に行かない。これのカウンターを右サイドでもらった石塚が中央へ切り返してミドル。 これが決まって2−0で中半終了!!金 都根は完全に動けなくなってた。前半にはしゃぎすぎたかな?



−後半−

・ここで選手を一斉に交代。FW金 鉉錫に代えて矢野。桜井に代えて平本。金 都根に代えて黒ペスが投入された。

     平本    矢野                    矢野
                           平本        (森)  
   石塚        山田               石塚  山田  ↑    
                     攻                ↑ 
                    →撃→               ↑
     林     黒ペス       時        林   黒ペス ↑  
                                      ↑   
杉山              森                     森
     米山    池端               杉山  米山  池端

        高木                      高木
・ちょっと攻撃時の攻めがいつもと違った。意図的にやったのかは知らないが、トップに矢野、左サイドに疲れたからか杉山は前へ上がらなくなった。 それのせいで3バックになっているように見えた。森も戻ってこないしね。謎の外人黒ペスはボランチということが判明した。山田・石塚が居れば良いのだが、 時折、矢野−平本−森のトライアングルになっていたのが、妙に恐かった。

・開始早々、平本の突破で得たCKを石塚がファーの池端へ合わせる。これを池端が胸でトラップしてそのままシュートであっさりと3−0。 しかも、その直後には山卓からのスルーパスに矢野がキャノンシュート。ゴール右上隅に突き刺さるキャノンシュートだった。試合前に練習で見たとおりの シュートでした。4−0。

・意外に守備が上手い黒ペス。カバーリングも日本語も大丈夫みたい。その黒ペスのフィードを矢野が胸でトラップして、またもキャノンシュート。これは GK正面。今日の矢野は絶好調。キープは抜群、サイドへの散らしも裏への走り出しも的確だった。この分だと後期での試合出場も近い。GK高木に代えて 小林。

・この後、清水商も遠目から狙うも小林のセーブもあり、ノーゴール。CKから米山が狙ったり、ボランチから上がっていった黒ペスのミドルなど攻勢は続いたが、 やたらとうるさい(犬?)GKの賢明なセーブでお互い決められない。こんな時こそミスが命取りになります。案の定、相手のミスからまたも山卓から矢野へのスルーパス。 これを矢野が落ち着いてGKをよく見て、ちょん浮かしで決めて5−0。これで試合は終了。

−おまけ−

・黒ペスの個人評価に入りますが、運動量もそこそこあり、カバーリングも申し分ない。高さはないものの(165cmのマグロンと同じぐらい。)空中戦は強い。 速さもあり、シュートも左右両方で打てる。マグロンの評価としては契約するのに十分な選手だと思う。ボランチとしての能力は小林以上と言っても良いです。 ただ、試合時間が短すぎたかな。もうちょっと見てみたかったです。個人的にはかなり気に入りました。林も技術はあるのですが、冷静で相手に渡さない技術はあるが、 持ちすぎてしまい取られる傾向がありますが、そのカバーに長けている黒ペスは十分戦力としてもいいのでは。ちなみに試合後に聞いた富樫さんによると、黒ペスの 名は「レイノルズ?」とか言った様に聞こえました。ただ、これからも黒ペスで行きましょう。

・もう一つ、タケさんは試合終了時に出待ちをしたら、もうすでに車も無く帰ってしまっていました・・・。ラモスと一緒に帰っちゃったみたい・・・。他には、 坂田社長が「社長」と書いてある荷物を持っていたりとか、西田選手に足の具合を聞いてみたら、すごく悪そうだと言うし・・・。もしかしたら、靱帯をやっちゃった かも・・・。

練習試合
ヴェルディグラウンド
ヴェルディ川崎 VS 清水商
          0 − 
          2 − 
          3 − 
          5 EX 
金 都根(杉山)得点 
石塚啓次得点 
池端陽介(石塚)得点 
矢野隼人(山卓)得点 
矢野隼人(山卓)得点 


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