2000年ナビスコ杯三回戦第2レグ
・先週、等々力ホームでぬるい試合を行ってしまった。だから、ここは本気で勝ってもらいたい。川崎不敗神話を達成するのだぁ〜!!
ところがヴェルディにとって不運な出来事が起きてしまった。(いや、別に・・・。)昨日、徹夜で麻雀にふけって朝帰ってから寝た。爆睡していたのだが、
右足に違和感を覚えて飛び起きた。右足のふくらはぎがツッてしまったのだ。足の指なら可愛いものだが、ふくらはぎだと激痛が走る。
痛みが退いて起きてみると歩けない。そう、歩こうとするとまたツりそうな感覚がずっと残っている状態になってしまい、等々力は断念
した。すぐに午後からある一次予選(一次面接)を後日に延期してもらい、忙しかった詠さんにも電話し、今日は負傷欠場と言うこと
になった。大体、自分が行けない試合に限って大勝するんだろうと思いながらTVを見た。その観戦記である。
等々力競技場
| 川崎フロンターレ |
VS | ヴェルディ川崎 |
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監督 | − | 今井敏明 | | |
(総)監督 | − | (李 国秀)張 外龍 | |
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GK | 1 | 浦上壮史 | | |
GK | 12 | 小針清充 | |
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DF | 24 | 塩川岳人 | | |
DF | 3 | 森 勇介 | |
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DF | 31 | 西沢淳二 | | |
DF | 4 | 林 健太郎 | |
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DF | 15 | 土居義典 | | |
DF | 5 | 米山篤志 | (主将) |
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DF | 23 | 久野智昭 | | |
DF | 6 | 三上和良 | |
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MF | 34 | 原田武男 | | |
MF | 2 | 山田卓也 | |
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MF | 16 | 大塚真司 | | |
MF | 23 | 金 都根 | |
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MF | 25 | 大石鉄也 | | |
MF | 34 | 村主博正 | |
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MF | 37 | リカルジーニョ | | |
MF | 13 | 石塚啓次 | |
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FW | 27 | 我那覇和樹 | | |
FW | 14 | 廣長優志 | |
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FW | 35 | イジドーロ | | |
FW | 10 | 金 鉉錫 | |
TV神奈川で放送されたこの試合。いきなりRAINさん、詠さん、まりこさん、TAGさん、姫さん、お父さん(名前しらないです・・・。)
が映る。あぁ、「金 鉉錫充電中」を持っていけば間違いなく、映ったんだろうなぁ・・・。がっくし。それと同時にスタメンのメンバーを
見た途端にまさかみんなケガなのかと思った。でも控えに梅山と杉山って入っている。なんかあったのかな。一応↓のが布陣。
金 鉉錫 金 鉉錫
廣長
石塚 廣長 村主 石塚 村主
攻 (三上) 都根or山田 (森)
山田 金 都根 →撃→ ↑↑ ↑ ↑
時 ↑↑ 山田 金 都根 ↑
三上 森 ↑↑ ↑
米山 林 三上 米山 林 森
小針 小針
・ヴェルディは試合前に全員がサッカーをやること。攻撃して先に得点を取るためには基本を守り、全員がサッカーを楽しまなくては
ならない。という事を話したという。だが、中盤でしっかりとキープし、サイドへさばくためには「やしけん」の存在が無くてはならない。
この試合の鍵は山田と金 都根だろう。
・前半、ヴェルディは左サイドを中心に攻める。しかし、これは右サイドの森が村主と合わないために自然と左からという形になったように見えた。
森は森で上がってもパスが来ない。村主は村主で森に出せないから石塚へ出すという風に右で形は作れなかった。そんななか、左から三上のスローインをカットされ、
そのままイジドーロがセンターサークルから前線へ一気にスルーパス。やしけんのスライディングも届かずに我那覇が飛び出す。小針と一対一になるも落ち着いてドリブルで
かわして無人のゴールへ・・・。1−0フロンタがリード。
・これでヴェルディの思惑は崩された。前半はむしろ様子見だったのかな、しかしあっさりと失点を許した事によりゲームプランを修正しなくてはならなくなった。
それは村主に代えて桜井という早い選手交代でも明らか。村主は森とあまりパスがあわず、村主の能力を活かす事は出来なかった。下のが布陣。生で見てないので、
前線がちょっとこんな風に見えたけど気のせいかも。
金 鉉錫 廣長 金 鉉錫 廣長
石塚 桜井 桜井
攻 (三上) 石塚 都根 (森)
山田 金 都根 →撃→ ↑↑ ↑
時 ↑↑ 山田 ↑
三上 森 ↑↑ ↑
米山 林 三上 米山 林 森
小針 小針
・廣長とヒョンが横に並んじゃったらキープ出来ないんじゃないか? 廣長は動き回ってパスをもらいに行くからクサビにもなるし、タメも作れる。
でも2人ならんで身体を張ってキープするタイプではない。前でタメないとサクも石塚もトグンも前へ上がれないよ〜。それとボランチを卓一人にするな。
しかも卓も平気で上がっちゃうし・・・。
・サクが入って少し流れが良くなる。桜井のスルーパスからヒョンがシュート・・・・打たずに中央へ返してしまう。あれはシュートを打つか、逆サイドへ
早いボールを送る、シュート勢のボールならGKがはじいてヒロが押し込むという形が出来たと思う。でもここはヒョンである。無理矢理でも打つべきだ。
ヒョンはシュートを打ってこその選手(ある意味シュートしかない?)だから打たなきゃ。でもすぐ後に都根がフリーでのシュートをクロスバーに当てたり、
あわやPK?のチャンスまで作った。サクの交代はやはり正解だったようだ。桜井と森って合うのかな? やたらと森も目立つようになってきた。
・フロンタの弱点・・・それは決定力不足。しかも枠に行かない。フロンタの方がシュート数は断然上なのだが、いかんせん枠に行かない。かなり決定的な
シーンも我那覇が外した。これは本当に重傷ですな。お互い様だけど・・・。これで前半は終了。チャンスの数もシュートの数も支配率もフロンタの方が6:4
ぐらいで上でした。
・ハーフタイムで五輪代表に選ばれた中沢が映った。その時に「大胆不敵!中沢佑二」というたまさんの横断幕が映った。RAINさんも代表ユニを持って
たのが映った。なんかやたらと二階席ばかり映りますな。
−後半−
後半に入って、攻撃的にサイドの選手もやたらと前へ上がっていく。その裏をつかれてはいるものの、フロンタもパスが三本以上通らないという悪癖が出てきているので、
助かってはいる。けれど、ヴェルディの攻撃陣も単調。桜井がサイドをえぐったのに、勝負せずにマイナスパスを出してしまう。誰もいないのだから勝負しようよ。
見たいよサクのドリブルを。
・ケガで出れない選手が映った。中沢・西田・本並・レイナルド・小林・富樫さんが映ったが、あなた達が出れればこんな試合にならなくて
済んだのに・・・。ここで選手の交代です。上がると戻らない病気が出てきて交代、梅山はまだケガをしてるとのこと。仕方なく使っている
みたいな事をアナウンサーが言った。
金 鉉錫 廣長 金 鉉錫 廣長
石塚 桜井 桜井
攻 (三上) 石塚 都根 (梅山)
山田 金 都根 →撃→ ↑↑ ↑↑
時 ↑↑ 山田 ↑↑
三上 梅山 ↑↑ ↑↑
米山 林 三上 米山 林 梅山
小針 小針
・これでフロンタのカウンターも恐くない・・・・と思いきや、フロンタもなかなか頭が回るようで右がダメなら左だと三上の裏を狙うように
なってきた。梅山投入で右は安心できたが、左はいまだ恐い。まさか杉さんもケガしてるのか?
・後半14分、桜井のスルーパスにタイミング良く飛び出した廣長が浦上と一対一に。それも浦上自身あまり良いポジショニングではないのだが、廣長のシュートを
ナイスセーブ・・・・いや、シュート自体がゆるすぎて誰でも取れたかもしれない。ヒロが取られた後に叫びながら地面を蹴っていたからキックミスだろう。もしかしたら
ふわっと浮かせたシュートを狙うつもりだったのかも。
・ボールを取りに行った石塚に足を高くあげて、蹴り上げようとしたリカルジーニョ。その後、石塚に体を寄せられてしまい、ボールを取られそうだからと手で体を抑える。
石塚も腹がたってリカルジーニョの胸ぐらを掴むシーンも・・・実はこの後、この2人は試合終了後までやりあっていました。しかも、イジドーロまで参加し始めて・・・。
もうすでにヴェルディの猛攻になっており、支配率も7:3ぐらいでヴェルディになってるから、イジドーロもリカルドもイライラしてたのかもね。
金 鉉錫 飯尾 金 鉉錫 飯尾
石塚 桜井 桜井
攻 (三上) 石塚 都根 (梅山)
山田 金 都根 →撃→ ↑↑ ↑↑
時 ↑↑ 山田 ↑↑
三上 梅山 ↑↑ ↑↑
米山 林 三上 米山 林 梅山
小針 小針
・後半30分に飯尾を投入。ちょっと遅すぎやしないか。たとえスペースが無くても飯尾は使えるぞ。そしてすぐにチャンスが訪れる。飯尾が右の桜井へクロスを上げて、
桜井がよく見て金 鉉錫へ。ヒョンもダイレクトで逆サイドへシュート。しかし、ギリギリで外れる。カーブがかかってしまい、枠に行っていたが直前で曲がってしまった。
ヒョンはシュートだけだからちゃんと決めてくれ!!
・FKからトグンがクロス。これを米山がしっかりとヘッドでつなぎ、フリーの金 鉉錫へ。これをダイレクトボレーで狙うも、たたきつけすぎて枠を越えてしまう。絶対に
決められると思ったシュートだけにこれは悔しい。そしてサッカー格言の一つ。「チャンスの後にはピンチ有り」←本日、最大フォント
(一回やってみたかった・・・。姫さんすまんです。)イジドーロまでカウンターでつながれてしまい、大石にミドルを決められ2−0・・・・これで勝負は決まった。しかも
失点までパスが4回もつながってしまった・・・。
・これで試合は終了。ナビスコ杯至上歴史に残る決勝戦が約束させられてしまった・・・ベスト4は名古屋VS鹿島(なんだか事実上の決勝戦)、川崎Fvs京都。
J2降格争いまっただ中の2チームのうちどちらか一方は必ず決勝へ行くことが出来る算段になってしまった。そして来期たとえJ2に落ちたとしても、ナビスコ杯は
シード扱いになることも決まった。
・おまけ
はぁ〜、せっかくの川崎不敗神話が消えてしまった。これで公式記録としては1勝1敗2分・・・・。事実上はこうなる。しかし練習試合などで完勝を誇ってきた相手だっただけに
五分という成績は納得がいかない。こうなったら天皇杯で必ず当たるようにし向けて欲しい。それとJユースカップは覚えてろ!!完膚無きまで叩きのめしてやる。
・個人の評価を行きましょうか。GKの小針は無難でした。時々、ポジショニングが悪いときがあるけれど、今回はそれもなかった。まぁ、シュート自体が枠に飛んでこないしね。
DFではまず森に行きましょうか。森の魅力はと言うと「やんちゃ坊主(あ、王子だっけ?)」のネーミング通り、サイドを駆け上がっていく所だろう。常にサイドへ行ったら勝負!
勝負しない森では意味がない。せっかくの個人技なんだから。それと攻め上がった後の戻りの遅さもあるから、積極的に前へ行きにくいのもあったろうが、判断は速くしましょう。
左の三上は攻撃では目立っていた。しかし、相変わらずのクロスの精度。ここは鍛えましょう。それと守備面でのポジショニングももちょっとお願い。CBはヨネもやしけんも悪くはなかった。
しかし、両サイドがあまりにも空いてしまうためそっちに気を取られてるようにも見えた。梅さん杉さんの守備でのサポートの良さが分かる。中盤のボランチは余り良くなかった。
特に金 都根はまずいね。ボランチの選手じゃないのは分かってるけど、ちょとね。中盤のポジションニングと最終ラインの間にスペースが空いているのがこの試合での敗因だと思う。
やはり、ボランチはやしけんです。攻撃陣では村主は可哀相だった。森とのコンビの不具合もあってか力を発揮できなかった。廣長も途中からヒョンとの
2トップ(それも横)はきついものがある。キープできない2トップでは何も出来ないからね。石塚はイラついてたとこもあるけど、もっと積極的にシュートを打ってくれよ。清水戦の
キャノンシュートが忘れられないよ。ヒョンについては最悪!!彼はシュートを決めてなんぼの選手なんだから、決めなきゃ10人で試合やってるのとかわらんよ。他には飯尾の投入時間
が遅すぎたように思えた。なんか考え合ってのことなんだろうけど・・・。
・この試合を最後に11月まで試合が無いのはショックだ・・・・なんとか、気分を晴らすためにも、もう一つの川崎ダービーである。ヴェルディユースVSフロンターレユースでも見に行って
、ぼこぼこにする姿でも見てスッキリするか。最初は行く予定は無かったけど、これ見たら面接も満足に出来ないよまったく・・・。ちなみに試合は平日の夜19時・・・・やっぱ、止めようかな・・・。
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