2000年ナビスコ杯二回戦第2レグ
・相手はセレッソ大阪。前期逆転で優勝を逃したとはいえ、実力は十分すぎる相手だ。そして先週、長居スタジアムでは
ヴェルディが金 都根の得点を守りきり1−0で勝利してるため、セレッソ側としては0−1以上で勝たないと行けない。
逆に先制すると強いのがヴェルディ。最近はそうでもないけど・・・。
等々力競技場
| ヴェルディ川崎 |
VS | セレッソ大阪 |
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(総)監督 | − | (李 国秀)張 外龍 | | |
監督 | − | 副島博志 | |
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GK | 12 | 小針清充 | | |
GK | 28 | 小沢英明 | |
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DF | 33 | 梅山 修 | | |
DF | 30 | 久藤清一 | |
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DF | 22 | 中沢佑二 | | |
DF | 3 | ペリクレス | |
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DF | 5 | 米山篤志 | (主将) | |
DF | 15 | 斎藤大輔 | |
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DF | 15 | 杉山弘一 | | |
DF | 14 | 鈴木 悟 | |
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MF | 4 | 林 健太郎 | | |
MF | 4 | 田坂和昭 | |
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MF | 23 | 金 都根 | | |
MF | 10 | 廬 延潤 | |
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MF | 32 | 菊池利三 | | |
MF | 8 | 森島寛晃 | |
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MF | 13 | 石塚啓次 | | |
MF | 11 | 西谷正也 | |
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FW | 14 | 廣長優志 | | |
FW | 9 | 西沢明訓 | |
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FW | 9 | 矢野隼人 | | |
FW | 18 | 上村崇士 | |
まずはスタメン発表。ベストメンバーとかなんとかで
制裁を食らいそうだったチームもあるらしいが、うちも似たようなものか?
矢野 矢野
廣長
菊池 廣長 石塚 菊池 石塚
攻 (杉山) (梅山)
金 都根 林 →撃→ ↑↑ 金 都根 林 ↑↑
時 ↑↑ ↑↑
杉山 梅山 ↑↑ ↑↑
米山 中沢 杉山 米山 中沢 梅山
小針 小針
廣長がボールをもらいに行くため、こういう風に見えたのかも知れない。ただ、自分は縦に並んだFWだという見方。廣長
はトップ下ってわけじゃないということ。両サイドバックもそんなに上がってこなかった。
前半からボールを支配したのはヴェルディ。ほんとに支配しただけで勢いよく攻めたわけじゃない。林・金 都根から
ボールが前へとつながるのだが、いかんせん廣長・矢野のキープの時間が短い。もっと長い間キープするか、クサビのプレーで早く
返すか。どちらかを瞬時に判断してやってほしい。
前半、あまりヴェルディにチャンスというチャンスがない。一度でいいからトップの試合で矢野のキャノンシュートを見てみたいものだ。
サテライトと練習試合ではかなりイキイキしてるのに、トップになると練習の時の動きが見れない。頑張ってくれ。
前半も半分を過ぎた当たりから、セレッソのペースになる。田坂を中心にワイドな攻めを展開する。両サイド右の久藤に左の廬 延潤の突破
が目立つ。センタリングも上げられているので相手の時間帯になる。そんな中で右の久藤のグラウンダーの折り返しを中で西沢(又は上村)
が後ろの西谷に預け、西谷はダイレクトで後ろに戻したところを森島がダイレクトシュート。枠をわずかに外れたから良かったもののセレッソお得意の
攻撃パターンとなる。森島のシュートがダフっているので助かった。
まだセレッソの攻撃、右の久藤からのクロスにニアで西沢(これは上村だと思う。)が高いジャンプからヘッド。角度を変えてファーポストに決めようと
いうものだったが、小針がスーパーセーブでこれをクリア。小針はこのプレーのおかげで完全にノってしまったようだ。
これで前半を終了。終盤には完全にセレッソのペースになってしまったところを無失点で切り抜けたのは大きい。前半を0−0で終えて後半へ
−後半−
後半に入って動きの悪かった矢野に代えて飯尾を投入。矢野はせめてキープをしっかりして欲しかった。でも飯尾の方がキープが上手いということは
背の高さやガタイの良さよりも身体の使い方次第でキープってのは出来るんですな。でも飯尾くんにばっかキープさせないでよ。つぶされてばっかだよ。
飯尾 飯尾
廣長 (梅山)
菊池 廣長 石塚 菊池 石塚↑↑
攻 (杉山) ↑↑
金 都根 林 →撃→ ↑↑ 金 都根 林 ↑↑
時 ↑↑ ↑↑
杉山 梅山 ↑↑ ↑↑
米山 中沢 杉山 米山 中沢 梅山
小針 小針
飯尾が入ったけど、布陣の変更は全く無し。ただ飯尾の投入のおかげで前半はあまり活躍してなかった石塚が急に元気になる。石塚はボールを持ったら
常に飯尾の姿を見ておく。飯尾もちゃんとフォローや裏への走りをしてるので石塚はやりやすいんだろうな。左に飯尾が走り抜けるので杉山の上がりがあまり無く
なってきた。そして右の梅山のオーバーラップが目立つようになる。
後半5分に右CKは石塚が蹴るのだが、左側のは金 都根ではなく菊池利三が蹴りにいった。ちょっと意外だった菊池のCKは低くて速い正確なクロスだった。
そしてそれをGKと相手DF、米山が争うが誰にも当たらずに後ろにいた中沢が押し込んで1−0とヴェルディが先制。これでヴェルディは合計で2−0と追加点を
取ったことになる。ところがリプレイを見てみると中沢は押し込んだどころか足もだしておらず、中沢をマークしていたセレッソの選手の足に当たって入っていたので
、オウンゴールということになった。
得点を決めた直後に右サイドを果敢にオーバーラップしていた梅山が、セレッソDFに足をかけられて倒れる。主審は反則を取らなかった(岡田正義)が、梅山の
食らったのはかなり痛そうだった。担架で運ばれて治療を受けていたが、なんとそのまま担架で運ばれたまま退場していった。代わりに山卓が出場するのだが、なんでこうも
サイドバックがいなくなるんだ。ちょっと足の靱帯とかが危険そうです。
飯尾 飯尾
廣長
菊池 廣長 石塚 菊池 石塚
攻 (杉山)
金 都根 林 →撃→ ↑↑ 金 都根 林
時 ↑↑
杉山 山田 ↑↑
米山 中沢 杉山 米山 中沢 山田
小針 小針
果敢に攻めていた梅山が居なくなった事によって、ちょっと試合自体が膠着状態となる。ここからセレッソの流れがまたやってくることになる。セレッソの
両サイドからの攻め右の久藤に左の廬 延潤の攻めが前半以上に鋭くなる。相手の攻めはすべてクロスを上げるまでで終了してるため、あまり恐くはないが続かないで欲しい。
フィニッシュは打てないが、両サイドのクロスだけは何度も放り込んでくる。後半からは特に左の廬 延潤が厳しい。
それでも後半33分頃にセレッソの右サイド久藤も負傷交代する。これでセレッソの攻めもあまり活きなくなってくる。そして李総監督の大好きな三上和良選手の登場だ。
頼むからしっかりやってくれよ。菊池に代えて三上の投入。
飯尾 飯尾
廣長
三上 廣長 石塚 三上 石塚
攻
金 都根 林 →撃→ 金 都根 林
時
杉山 山田
米山 中沢 杉山 米山 中沢 山田
小針 小針
布陣はまったく変わらず・・・・廣長を右に据えて石塚をトップ下にして欲しかった。このまま試合は終了して1−0でヴェルディが勝利した。
合計で2−0と三回戦進出ベスト8となった。それにしてもセレッソ相手に2試合連続で完封するとは・・・。今日の試合は非常に満足なのだが、詠さんとこと
背景バトルをするはずの柏レイソルがなんと川崎フロンターレに敗れたために、ベスト8にはまたも川崎ダービーが実現することとなった。
・おまけ
非常に気になったのだが、この試合の観客動員数は1800人ぐらい。そしてセレッソ大阪のサポーターは若干10〜20人ぐらいだろうか。そのセレッソサポの
真下の横断幕に「等々力JACK」と書いてあった。あの人数でジャックされてもなぁ。ただ、センスは良いので◎。なんか面白かった。それと出待ちの際、
セレッソバスにも手を振っていたら、負けたから手を振らなくてもいいのに森島はヴェルディサポにも手を振っていた・・・えぇ人やぁ。それと梅山はヴェルディバスに
歩いて乗り込んでいたので靱帯に影響は無さそうだ。良かった良かった。
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