2000年ナビスコ杯一回戦第２レグ

・この試合は最初から新聞の情報で「武田修宏」がスタメンで出場するということを知っていた試合だった。 そう、マグロンにとって待ちにまった試合でもある。ところが、選手が練習を開始しているときにもタケさんの 姿ばかり追ってしまった自分としては、この試合のスタメンが誰かはまったく考えても居なかった。そして スターティングイレブンの発表でマグロン(多分、誰もがみんな)は凍り付く・・・・。

　　　　　金　鉉錫　　武田　　　　　　　　　　　　　　　　金　鉉錫　　武田
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　−控え−
　　杉山　　　　岩本　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　岩本　　　　　　　　本並健治
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　攻　　　　　　杉山　　　　　　　西田　　　中沢佑二
　　　　　林　　　　　小林　　　　　　　→撃→　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山田卓也
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時　　　　　　　　林　　　小林　　　　　　石塚啓次
三上　　　　　　　　　　　　　　西田　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平本一樹
　　　　　米山　　　　池端　　　　　　　　　　　　　　三上　　　米山　　　池端

　　　　　　　　小針　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小針
おいおい、金　鉉錫と武田の２トップって何考えてんの？ 絶対に組ませちゃいけない２トップに見えるんだけど。 案の定、武田は中盤に下がってまでボールを受けてあげようという意図は見えるのに、金　鉉錫は相変わらず。何にも してくれないのさ。頼むから競ってくれよ。そして走ってくれよ。・・・ま、いいか。もう諦めてるし。 話を戻して、今回も岩本−杉山、小林−林はその時々によってポジションを変えるということもしてたと思う。 例えば小林が敵を追っかけていてボールを奪う。その時に小林のポジションに岩本が走り込んだりとその 程度のモノ。要は当たり前のことだね。開幕戦からずっと同じだ。ただ、攻撃で西田が戻ってこない時だけ ３バックで守るという布陣を試していたように見えた。ずっと３バックだとは思わなかった。そして、 西田がもっと前へ上がるということをしてくれると良かったのにな。

　前半早々、左サイドから単純にクロスをあげる。そして、こういうときだけ走って見たこともないぐらいの跳躍力で ヘディングシュートをあっさりと決める金　鉉錫。得点だけはしてくれるけど、まぁしょうがない。これが取り柄なんだから。 もし、このシュートがクロスバーに当たってたら、間違いなくタケさんが詰めたのになぁ。相変わらずタケさんはこういう 時のポジショニングはＪでも屈指。

　この直後に、左サイドの杉山がサイドを深くえぐる。そして、そのまま強烈なグラウンダーシュート。これはＧＫががっちりと キャッチしてくれたが、これをもしこぼしたらタケさんが目の前に走ってた。こういうのを狙う選手っていないよね。飯尾君も しっかりとこういうのも覚えてね。素質はあったのが栗原か。

　武田が中央をぎこちないドリブルで攻め上がる。そして、やっと走ってくれた金　鉉錫にスルーパス。これは見事なパスだったのだが、 金　鉉錫がＧＫの正面に蹴ってしまい、せっかくのアシストが・・・・。前半はハッキリ言ってヴェルディペースでした。そしてマグロンは タケさんしか見てないのだ。全体的な内容は詠さんとこね。

−後半−

後半に入ってやっとタケさんのシュートチャンスが訪れる。右サイドからのクロスを金　鉉錫が体を張ってキープしようとするが、そのボールが タケさんの前にこぼれてボレーシュート。しかし、力無くＧＫの正面へ行く。ここらへんから得点しそうな攻めが続く。しかし意外にその得点 自体は入ったのかどうか分からない様な曖昧な得点だった。ＣＫを池端(もしくはＧＫ)に当たり、ふわっと浮いたボールがそのまま枠に 入ったもの。もっとネットを揺さぶる得点が見たかったが、贅沢は言ってられない。

　この後、審判のミスジャッジにも苦しめられる。岩本がＰＥ内で倒れる。しかし、審判は岩本のダイビングに対して一枚目の警告を出す。 しかし、審判は二枚目と勘違いをしてしまい、退場処分のレッドカードを出す。最初、自分たちはテルが退場した物だと思いこみ、審判に対してかなり 厳しい野次を飛ばした。結局、あとで誰も退場してないことに気付くがそれでも審判への怒りは止まるはずはないけど。

　得点の後に武田に代えて平本を投入する。そのあと、鳥栖の背番号３番のＦＷ朴に得点を許すが、その直後に西田に代えて 山田、小林に代えて石塚を投入する。タケさんの交代があまりにもショックだったのか、こっから先はあまり覚えていない。布陣がどうだったのかも 全く見ていない。ただ、言えることは平本がＦＷで石塚は二列目だったこと。他には小林の交代はケガでの交代だと言うこと。担架で運ばれてから かなり長い時間治療していたので、これからの試合への影響も気になる。

　これで試合は終了。結果は２−１でヴェルディの辛勝。アビスパ福岡がベストメンバーじゃないということで事情聴取を受けているが、 それにしてもヴェルディの方も似たようなもの。本並・中沢・山田・石塚をスタメンから外しているのだから。まぁそれでも選手のコンディション が悪かったからと言われればそれまでか。頼むからＪリーグを敵に回すのは止めようよ李さん。ケンカ売ってるでしょ？絶対・・・。それでも 李さんに着いていきますけど。

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