第45回ヨーロッパクラブ選手権−UEFAチャンピオンズリーグ−

ヨーロッパクラブ選手権とは欧州の各国々で行われているリーグのチャンピオンに よる大会である。今大会から出場枠が一気に増えたそのため予選が行われる。イタリアなどでは 1位・2位が本戦出場で3位・4位がこの予選への出場となる。今までは3・4位にはUEFA カップへの出場となっていたが、これでチャンスが増えたことになる。でもヨーロッパクラブ ランキングの上位チームだけだけどね。他のチームは優勝チームだけとなる。

第45回UEFAチャンピオンズリーグファイナル
スタッド・ドゥ・フランス
レアルマドリッドのメンバー
監督 ボスク
GK27カシージャス
DF15エルゲラ
DF2サルガド
DF12イヴァン・カンポ
DF18カランカ
DF3ロベルト・カルロス
MF6レドンド
MF8マクマナマン
MF7ラウール
FW19アネルカ
FW9モリエンテス

IN FW11サビオ → OUT FWモリエンテス
IN DF5サンチィス → OUT FWアネルカ
IN DF4イエロ → OUT DFサルガド

バレンシアのメンバー
監督 クーペル
GK1カニサレス
DF20ジョセリン・アングロマ
DF5ミロスラフ・デュキッチ
DF2マウリシオ・ペレグリーノ
DF31ゲラルド
MF8ファリノス
MF6メンディエタ
MF18キリ・ゴンザレス
MF14ジェラルド・ロペス
FW10アングロ
FW7クラウディオ・ロペス

IN FW11イリエ → OUT DF ゲラルド


      −前半試合内容−
前半開始からお互いの良さが出てくる。個人の技術で相手に渡さないキープ力、一発のパスで局面を変えてくるのはさすがレアル。 それに加えて、しっかりとした組織サッカーとカウンター重視のバレンシアというお互いの持ち味が最初から出た試合となった。

結構、お互い攻めている内容の割に、しっかりと内容の濃い試合である。バレンシアはカウンターでシュートで終わるし、レアルの方は 個人の突破でシュートを打ってくる。前半終了時点ではシュート本数も同じくらい打っていたようだった。それでも支配率は断然レアルの 方に分がある。

前半序盤で、左サイドからラウルが単純に中にクロスを上げる。それを中にいたアネルカがヘッド。バレンシアのGKカニサレスがなんなくキャッチするも しっかりと左上角を狙っている。

前半39分、レアルがFKを獲得。お約束のロベルト・カルロスがシュート。壁に当たるも、アネルカがキープし、それを中に サルガドへ返し、ファーサイドに倒れ込みながらセンタリング。それをファーで待っていたモリエンテスがヘッドで落ち着いて決めて先制点!! 1−0。レアルが先制して前半を終了した。

WOWOWでの前半ハイライトを見てみると、結構、バレンシアにも決定機はあったようだ。ミドルが中心ではあったようだが、それも枠に行けば 必ずなんらかのアクションが帰ってくるもの。お互い、慎重な試合運びだが、その中でも持ち味を出しているように見える。



      −後半試合内容−
後半は始まってから、お互い前半よりも慎重な試合運びをする両チーム。序盤は角度の無い所から、アネルカが狙ってみたりとかはあったものの。 中盤でのせめぎ合いといったところで、前線への飛び出しもあまりない。

その中でも、レアルの左サイドのロベルト・カルロスがオーバーラップして中へセンタリングを上げるも低すぎてすぐにクリア。逆にロベカルの上がったスペースを 使われて速攻を受ける形になってしまう。しかし、後ろからもの凄いスピードで帰ってきて、そのボールをすぐに奪い返してしまうのはさすが。それと自分が取られた ためってのもあっただろうが、素晴らしいプレーだった。

途中にラウルがループシュートを狙ったシーンがあったが、惜しくもカニサレスにセーブされた。入っていたら、ものすごくカッコイイゴールだっただろうなぁ。 ラウルもファンタジスタなんて言われちゃってるよ。でも確かにそんなイメージがだいぶ付いてきたかな。

後半 分、ロベカルのスローインをバレンシアDFがクリア。しかしそれをマクマナマンが空中二段蹴りのような格好で得点。2−0と突き放しにかかった。 それにしてもあの格好で蹴って入るとは、さすがだ。

後半30分、CKを取ったバレンシアがショートコーナーでなんとか不意を付いて得点しようとしたものの、カウンターを食らってしまう。しかも、バレンシアは全員前がかりになっていたために、 ラウルが完全にどフリーでセンターサークルにいた。そのままずっとドリブルで駆け上がっていって、GKカニサレスをさらっと交わして無人のゴールに流し込んで追加点!! これは完璧にバレンシアの息の根を止める一撃であった。ちなみに下のがその時の得点シーンです。




そしてこれで試合終了。レアル・マドリード完全勝利!!3−0と試合終了までなんの心配もなく、優勝を遂げた。前回がロスタイムでの決着だっただけに、今回も心配だったが、 3−0では及ぶはずもない。レアルマドリードがビッグイヤーを獲得した。ちなみに下のがその時の得点シーンです。

スタッド・ドゥ・フランス
Real Madrid VS Valencia CF
           1 − 
           2 − 
           3 − 
モリエンテス  
マクマナマン  
ラウール  



得点ランキング
順位選手名 チーム名得点数
ラウール・ゴンザレス レアル・マドリッド10
リバウド バルセロナ10
トーレ・アンドレ・フロー チェルシー10
ジャルデウ FCポルト10
セルヒ・レブロフ ディナモ・キエフ
シモーネ・インザーギ ラツィオ
フェルナンド・モリエンテス レアル・マドリッド
パトリック・クライファート バルセロナ
ルイス・エンリケ バロセロナ
ガブリエル・バティストゥータ フィオレンティーナ
ロイ・キーン マンチェスター・ユナイテッド
12クラウディオ・ロペス バレンシア
12ジョン・カリュー ローゼンボリ


戻る