EURO2000一次予選A組第2節



フィリップス・スタジアム(NET)
 
   ポルトガル
VS
   イングランド
  監督ウンベルト・コエーリョ   監督ケビン・キーガン 
  GKヴィトール・バイーア(主将)(警告)  GKデビッド・シーマン 
  DFジョルジュ・コスタ   DFギャリー・ネヴィル 
  DFフェルナンド・コウト   DFフィリップ・ネヴィル 
  DF13ディマス・マルゲス   DFソル・キャンベル 
  DF14アベル・ザビエル   DFトニー・アダムス 
  MFホセ・ルイス・ヴィディガル   MF14ポール・インス(警告)
  MFルイス・フィーゴ   MF11スティーブン・マクマナマン 
  MF17パウロ・ベント   MFデヴィッド・ベッカム 
  MF10ルイ・コスタ    MFポール・スコールズ 
  FWジョアン・ピント   FW10マイケル・オーウェン 
  FW21ヌーノ・ゴメス   FWアラン・シアラー(主将)
INMF11セルジオ・コンセイソン  INFW19エミール・ヘスキー 
OUTFWジョアン・ピント  OUTFW10マイケル・オーウェン 
INDF16ベト  INMF17デニス・ワイズ 
OUTMF10ルイ・コスタ  OUTMF11スティーブン・マクマナマン(ケガ)
INMF19ヌーノ・カプチョ  INDFマーティン・キーオン 
OUTFW21ヌーノ・ゴメス  OUTDFトニー・アダムス 




・この試合はなんといっても中盤。イングランドのベッカムVSポルトガルのルイ・コスタの対決、これが見所と言えるだろう。 この対決でまず先手を打ったのがベッカム。前半開始直後にベッカムの鋭いクロスから中のスコールズがヘッドをクロスバーにあてながらも 得点し、先制はイングランドで1−0。その後ポルトガルに中盤を支配され、ポルトガルの優勢で試合を進める。しかし、またもベッカム。 ベッカムのクロスをニアでシアラーが入り込むが、ベッカムが出したのはファーサイドでフリーになっていたマクマナマンへ。 これをボレーで決めて2−0と決定力も高いイングランドが2−0と一気に勝負を決める。ところが、それでも支配するのはポルトガル。 フィーゴが中盤でフリーでボールをもらい、そのままロングシュート。これがゴール右上隅に突き刺さり2−1と追い上げる。このまま、折り返すかと 思われたが、前半38分に右からベッカムに負けじとルイ・コスタのクロスをジョアン・ピントがダイビング・ヘッドで決めて2−2の同点! これで前半を終了。戦前の予想通り得点の取り合いとなっている。

・前半は得点がいっぱい入っても、後半はこのままゼロ行進で終了というのはよくあること。だがこの試合はお互い、次の一点が勝負を分けるだろう というのが分かっていたのか、お互い得点を取ろうという意欲が見えた。だが、イングランドにとっては不運が起きる。マクマナマンが足を痛めたのか 、ゲストの奥寺さんは靱帯が危ないとか言ってた。これで交代。ここからポルトガルの攻撃が始まる。まずはルイ・コスタのスルーパス(キラーパスといってもよい。) でヌーノ・ゴメスがGKと一対一を確実に決めて3−2。2点差を完全にひっくり返した。この後もヌーノ・ゴメスが決めるがこれはオフサイド。 しっかりとした中盤での技術と支配力でイングランドを寄せ付けずこのまま試合は終了。3−2でポルトガルがイングランドを制した。個人評価としては ルイ・コスタの勝ちと言いたい。ベッカムも前半は完璧だったが、後半は完全に姿を消していた。オーウェンも前半あまり出てこなかったので後半に 代えられている。これは得点力の問題を克服した感があるポルトガル旋風が吹き荒れるかも。

一次予選A組第2節
フィリップス・スタジアム
PORTUGAL
 VS 
ENGLAND
         2 前半 
         1 後半 
         3 合計 
     フィーゴ スコールズ
 ジョアン・ピント マクマナマン
  ヌーノ・ゴメス  

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