EURO2000決勝トーナメント準決勝
キングボード・ワン・スタジアム(BER)
| フランス |
VS | ポルトガル |
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監督 | − | ロジェ・ルメール | | |
監督 | − | ウンベルト・コエーリョ | |
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GK | 16 | ファビアン・バルテズ | | |
GK | 1 | ビトール・バイーア | (主将) |
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DF | 15 | リリアン・テュラム | | |
DF | 2 | ジョルジ・コスタ | (警告) |
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DF | 5 | ローラン・ブラン | | |
DF | 5 | フェルナンド・コート | |
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DF | 8 | マルセル・デサイー | (警告) | |
DF | 13 | ディマス・マルゲス | (警告) |
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DF | 3 | ビセンテ・リザラズ | | |
MF | 4 | ホセ・ルイス・ヴィディガル | (警告) |
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MF | 7 | ディディエ・デシャン | (主将) | |
MF | 7 | ルイス・フィーゴ | |
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MF | 17 | エマニュエル・プティ | | |
MF | 15 | コスティーニャ | |
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MF | 4 | パトリック・ビエイラ | (警告) | |
MF | 14 | アベル・サビエル | |
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MF | 10 | ジヌディーヌ・ジダン | | |
MF | 10 | マヌエル・ルイコスタ | |
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FW | 9 | ニコラ・アネルカ | | |
MF | 11 | セルジオ・コンセイソン | |
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FW | 12 | ティエリー・アンリ | | |
FW | 21 | ヌーノ・ゴメス | |
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IN | MF | 13 | シルヴァン・ヴィルトル | |
IN | MF | 17 | パウロ・ベント | |
OUT | MF | 9 | ニコラ・アネルカ | |
OUT | MF | 4 | ホセ・ルイス・ヴィディガル | |
IN | MF | 11 | ロベール・ピレス | |
IN | FW | 8 | ジョアン・ピント | (警告2) |
OUT | MF | 17 | エマニュエル・プティ | |
OUT | MF | 10 | マヌエル・ルイコスタ | |
IN | FW | 20 | ダビド・トレゼゲ | |
IN | DF | 3 | ルイ・ジョルジ | |
OUT | FW | 12 | ティエリー・アンリ | |
OUT | DF | 13 | ディマス・マルゲス | |
・全然関係無いけど、この大会を通して自分の価値を倍以上に跳ね上げたヌーノ・ゴメスの話題を少々。実はこのヌーノ・ゴメスの本名は
「ヌーノ・ミゲル・スアレス・ペレイラ・リベイロ」と言い、ゴメスという名前はどこにもない。実は彼の少年時代にFCポルトで活躍し、憧れていた「フェルナンド・ゴメス」という選手のゴメスを
無理矢理自分のニックネームにしたんだとか・・・。これも余談だがスペイン代表のDFパコも本名では無い。試合が始まるとフランスもポルトガルも勝ち気はあった。それでも様子見というかお互い
膠着状態だったが、前半20分頃に右からのデシャンがボールを奪い前を伺っているところに後ろからS・コンセイソンのチャージを受けてしまい、
そのこぼれをヌーノゴメスがダイレクトでミドルを狙う。誰もこのミドルのコースにも入っていないし、まさかダイレクトで打つとは思ってなかったのか
、みんな棒立ちでそのままネットへ。GKバルテズも一歩も動けなかったシュートでポルトガルが0−1先制。この後フランスのジダンの美しい
パスやドリブルなどで攻めを作るもポルトガルのヴィディガルに抑えられ、なかなか攻撃も決定的なものは無かった。支配率はフランス。このまま
前半は終了。
・後半に入って、フランスではシラク大統領が観戦に来ていたりとVIPの方々も注目のこの試合。ところが、この試合で唯一動き出しが悪く、ゲストの水沼さん・進藤さん両方とも不服と
言ったアネルカが本当に調子悪い。ジダンがボール持ってるときに動かないとは何事だ。それとお互いの4番がキレている。ヴィディガルは守備面で多大な貢献をしているし、ビエイラも
攻撃面で活躍とこの2人の対決も面白い。そんな事を言っている間に動かなかったアネルカにボールが渡り、中央でフリーになったプティへマイナスのパス。ところがこのパスをアンリが途中で奪い取って
、無理矢理シュート。これにプティも両手をあげて怒ろうとしていた。「なんで取るんだ!!」って感じで。しかしアンリのシュートはネットをゆすり、1−1の同点へ。プティの怒るために上げた両手は
喜びの万歳に変わった・・・。それと一点目に絡んだ事によってアネルカが良くなってきた、なんてヤツだ。後半も中頃になるとフランスのプレスが効いてきてるので、フランスの完全支配が続く。それでも
ロスタイムにFKフィーゴマジック。フィーゴのクロスにサビエル合わせるもGKバルテズスーパーセーブで難を逃れる。今大会初の延長戦に突入。
・延長に入り、ただでさえ全員疲れているのにフランスのスペースを使った攻めにお互いやたらと倒れている時間が長くなっていく。ここらではミスが失点になる可能性が高い。そして交代選手の出来が試合を
左右する。これも延長前半終了スルもフランスの圧倒的支配で終える。延長後半に入り、ジョアンピントの決定的なミドルシュートもわずかに外へ。ポルトガルも時折見せるカウンターが光る。それにしてもジダンの
ボールさばきは上手い。ところが、延長後半にハンドを取られてしまう。(故意ではなかった。)これに激昂したフィーゴは途中でPKを見ずに帰ってしまう。このPKをジダンが決めて延長ゴールデンゴール!2−1
でフランスが勝利し、決勝進出を決めた。せめてPK戦まで粘って欲しかった・・・・。
*この試合で試合終了後に審判にレッドカードをもらった選手が何人かいた。そのせいか、決勝戦での放送時にWOWOWのアナウンサーがポルトガル代表のDFでハンドをしてしまった
サビエル選手に対してFIFA公認国際Aマッチ約9ヶ月出場停止、ヌーノゴメスに対して同じく8ヶ月出場停止、パウロ・ベントに対して半年間の出場停止を命じたと発表した。
決勝トーナメント準決勝
キングボード・ワン・スタジアム |
FRANCE | VS | PORTUGAL |
0 | 前半 | 1 |
1 | 後半 | 0 |
0 | 延前 | 0 |
1 | 延後 | 0 |
G2 | 合計 | 1 |
アンリ | | ヌーノ・ゴメス |
ジダン | | |
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