2004年 サテライト第1節
・磐田帰りですぐにサテライト観戦。睡眠時間も平均6時間以上は寝るまぐにとって、かなり辛い。それでも、何とかランドに到着。例の通り、鹿島サポでごった返すサテライトでございます。
みんなは埼玉スタジアムでアテネ五輪最終予選のバーレーン戦を見に行っているはずです。まぐはサテライトをとりましたです。
ヴェルディ第一グラウンド
| 東京ヴェルディ1969 |
VS | 鹿島アントラーズ |
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監督 | − | 岸野靖之 | | |
監督 | − | 奥野僚右 | |
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コーチ | − | 都並敏史 | | |
コーチ | − | 石井正忠 | |
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GK | 1 | 水原大樹 | | |
GK | 1 | 杉山 哲 | |
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DF | 3 | 一柳夢吾 | | |
DF | 2 | 内田 潤 | |
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DF | 5 | 戸川健太 | | |
DF | 3 | 岩政大樹 | |
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DF | 14 | 富澤清太郎 | | |
DF | 4 | 池内友彦 | |
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MF | 8 | 根占真伍 | | |
DF | 6 | 石川竜也 | |
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MF | 7 | 小林慶行 | | |
MF | 7 | 大谷昌司 | |
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MF | 6 | 小野雄平 | | |
MF | 5 | 青木 剛 | |
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MF | 9 | 久場政朋 | | |
MF | 8 | 増田誓志 | |
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MF | 16 | 清水康也 | | |
MF | 10 | 野沢拓也 | |
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FW | 10 | 玉乃 淳 | | |
FW | 9 | 田中康平 | |
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FW | 11 | 飯尾一慶 | | |
FW | 11 | 中島裕希 | |
・メンバー見てビックリ。なんて豪華な。岩政、池内のセンターバックなんてトップレベルじゃないですか。中盤も青木、野沢の五輪コンビだし。ヴェルディも1人で平均年齢を上げてる水原、
戸川、富澤のコンビ。ボランチにはコバですよ。普通にレギュラーだし。こりゃ、案外面白い試合になりそうだ。いつもはお互いユースがスタメンって事もあるんだよ。
飯尾 タマ 飯尾 タマ
小野
康也 久場 康也 ↑↑ 久場
↑↑
小野 ↑↑
コバ 根占 攻 コバ 根占
→撃→
時
富澤 夢吾 富澤 夢吾
戸川 戸川
水原 水原
・うーん、相馬はいないのか。3−5−2というヴェルディに似合わない布陣を敷いてきたぞ。3バック、ほぼ3ボランチを狙った理由は・・・単にそのポジションの選手が多すぎるというだけだろう。
この試合ではどれだけコンディションが復活してるかコバ、そして他にトップで試合に出てもおかしくない好調な選手を見ていきたいとおもう。
・試合開始、ロングボールに競り合うタマちゃん。すると、相手の目の前でくるっと回転。おおっ、タマちゃんったら何をする気だ。新必殺技の練習にするつもりか。競り合う気が無いのだろうと余裕のジャンプを見せて池内がクリア。その真下で競り合わずにまだくるっと回るタマちゃん、すると・・・「うぎゃぁーーーっ!!」・・・ドスッ!・・・。池内が空中で体勢を崩して倒れた。
素知らぬ顔で通り過ぎるタマちゃん。審判も何があったのか分からずにノーファール。しかし、まぐは見た。回転して通り過ぎる瞬間、池内の右脇腹に強烈な「スピニング・エルボー」を食らわしていたことを・・・。ますます、ヒールになっていくなぁ。
・飯尾が落として、中央のコバへ。ここでコバが絶妙のロングフィード。GKとDFの間に落とした見事なフィード。これに池内との徒競走で競り勝ったタマちゃんが前へ出る。さっきのお返しだ。食らえっ! GKと一対一になっていたタマちゃんだったが、いきなりGKの目の前で転倒。そのまま、池内と転げまわる。しかし、判定はノーファール。岸野さんも「ファールだろーっ!おーいっ!!」と叫ぶほど。
ただ、まぐの目も欺いた程の見事なシーンだった。真横で見ていたが・・・、シュミレーションにも見えたし。うーん、微妙。そんなに当たり強かった訳じゃないので堪えて流し込みも有りだったんじゃない?
・空中戦は無い2トップ。左右どちらかが突破したところで普通のセンタリングでは池内と岩政の前には無力。だって、こっちは飯尾と玉乃だよ。競り合う事すりゃしねぇ。そうなると、攻めのカタチは繋いで繋いで中央突破。それでも、チャンスは出来るもんで。右サイドへ開いた飯尾。そのまま、PA内右エリアで勝負に出て、キックフェイント入れて左足シュート。ゴール右下に飛んだシュートもGKの守備範囲内。ちょっと、威力に欠けたかな。
でも、シュートを打つ積極性はナイス。
・直接FKのチャンス。ゴールほぼ正面の絶好球。アツいないしなぁ。誰がセットプレイ蹴るんだろ。すると、FK側に寄ってきたのはコバ、根占、かんぺー。うん、根占は普通に上手そうなので有りだろう。コバも何となく分かる・・・でも、かんぺーっすか? 強烈なシュートは持ってるけどFKは壁にズドンっていうイメージだよね。さぁ、誰が蹴るんでしょ。最初に走り出したのは根占。ねじくんが狙ってるよっていうオーラを醸し出してシュート・・・ってスルー。
やっぱり、後ろのコバが蹴るんだ。って思ったら、直前でかんぺーがシュート。コースを狙った絶妙なFK。シュートは壁を越えてゴール右下へ・・・しかし、外。ギリギリ外れる惜しいシュートでした。かんぺー上手いな。
・柳沢 敦U世。富山からのお客さんの波をここで止めてはいけない。第二の柳沢を生み出さなければ・・・という柳沢プロジェクトで誕生したFW中島裕希(すんごい失礼だな)。その中島が中央でドリブル、後ろからコバが極悪なスライディング炸裂。すると、背中にも目があるのか、軽やかにかわす。着地地点を狙ってかんぺーも激しいタックル。これもかんぺーとフィジカル勝負はせずにかわす。そして、カバーリングしていた戸川をスピード一番で突破・・・おいおい。
柳沢U世の割にプレーは本山?、気付いたら全員突破されてて、GK水原のみ。そのまま、スピードは殺さずに水原が飛び出す前に左足シュート。ゴール左を狙ったアウトサイドキックという色気も出してみたが外へ。ふぅー、危ない危ない。結構、厄介なタイプだね。
・小野が右サイドを突破。すると、後ろからタマちゃんが平野ばりに裏を回る動きを見せた。ほー、珍しい。献身的な動きなどしそうにないタマちゃんが小野っちょを助ける。そして、裏で呼び込み。「溜めろ、溜めろ、溜めろ・・・出せっ!!」・・・って言われた瞬間に小野っちょはセンタリング。そっちかーいっ!!と思ったであろうタマちゃんは怒り狂う。おいっ!オレの前だろ普通よぉ・・・と独り言をぶつぶつ。
・アテネ五輪の青木。何の因果か日本ラウンドで無念の代表落ち。本来ならサテライトリーグではなく、Jリーグに出場出来るレベルの選手だ。そして、U−23の選手のはずだ。だけど、わざわざ来てくれてありがとさん。ヴェルディもいい練習相手になるってもんよ。そんな訳で右サイドで対決。ヴェルディの若きカリオカ、久場 vs 青木。ところが、勝負は一瞬だった。久場くんが抜く為に各種フェイントをし始めたと同時に、青木の足がボールだけを的確にヒット。その左足を軸に
青木が回転。気付いたらボールを軸に久場くんを背負いキープするという格好へ。う、うまい。こいつぁ、一本取られたね。鹿島らしくない守備を見せる男、青木。こいつはさすがだ。
・ええいああ、君からもらい泣き♪ やさしいのは、誰です〜♪・・・誰もやさしくないっす。今日はずっとケズり合う仲の池内 vs タマちゃん。タマちゃんがボールをキープして上半身を小刻みにフェイントを繰り返す独特なアトレティコドリブル発動。池内もあっさりと抜かれてしまったので、PA内に入る前に始末せねば・・・後ろから殺人スライディングズドーンッ!!勿論、ボールに行ってるはずもなくファール。イエローは出なかったかな・・・。ますます、険悪なムードを漂わせる両者であった。
果たして、決着はつくのか・・・。
・たびたび、サイドがフリーになる。しかも、センターバックとしてはやってはいけないプレー。オーバーラップしてきた選手を横からスライディング。相手がよっぽどボールタッチを前めに取った場合意外は危険な技である。案の定、かんぺーがやってしまい内田がどフリーで突破。サイドを深い位置まで上がられてセンタリング。
次々と二列目の選手がニアサイドへ飛び込んでくる所をファーサイドへ上げる。一柳も中央へつられてしまいファーサイドで田中がフリー。そのまま、ボレーシュートで左下へ。水原もニアにいたため、無人のゴール。0−1鹿島が先制。
・飯尾が一気に飛び出してカウンター。そのまま、DFを得意のドリブルで切り裂く。左サイドから結局中央までドリブルしてきた所で、PA内左エリアへスルーパス。ここには裏を取ろうと全力で飛び出すタマちゃんが・・・しかし、横から勢いよくスルーパスをカット。
誰もがボールウォッチャーになっているところで、見事な危険察知能力だ。奪ったのは・・・青木。また、お前かーっ!
・コバのふわっとしたパスをPA内中央でタマちゃんがフリー。しかも、左では飯尾が裏を狙ってる。さぁ、何をするタマちゃん・・・すると、ボールが来たというのに無視して背中を向けた。左足のカカトでボールをぽーんっと弾いて自分で裏を狙ったのだ。予想とおりに自分の背後にボールを落とす芸術的な技・・・しかし、ここにはタマちゃんを散々
邪魔しまくってる池内がいた。さしものタマちゃんも池内の身長を超える程は浮かせていなかったのでカット・・・ちぇっ。エジムンドみたいにカッコイイゴールかと思ったのに。
・マンマーク気味でタマちゃんイジメに走る池内。CFZ・ド・リオ vs アトレティコ・マドリード。センターサークルでタマちゃんが切り返しで鮮やかにかわすと、池内のいない守備陣ではタマちゃんを止められない。そのまま、最終ラインまで独走。そして、右エリアへスルーパス。ここには飯尾が走りこむ。さぁ、あとはGKと一対一だけが待っているぞーっ・・・
ってまた青木にカット。ほんと、厄介な池内と青木に脱帽。試合終了間際に水原の神セーブも発動して0−1で前半終了・・・。
−後半−
・後半開始。かんぺー、康也と渡り、ニアサイドのタマちゃんへ。タマちゃんがキープして、もう一度康也へ。康也がセンタリング。普通のセンタリングじゃ意味ないぞと思ったらファーサイドでコバがフリー。これを持ち込んでPA内付近からミドルシュート・・・も外へ。
むむむ・・・コバがミドルを外すとは。まだコンディション万全じゃないんか。
・ヴェルディの弱点。右に左に振られる事が大ッ嫌い。ま、好きなチームはいないやな。鹿島が左右に揺さぶりをかけてくる。これでかんぺー、一柳のセンターバックのポジションがグダグダへ。そこを狙って入った中島がボレーシュート。
ゴール右下へ鋭いシュートも水原が見事な横っ飛びスーパーセーブ!・・・ふぅ、水原も神になるねぇ。
・CKをタマちゃんが蹴る。中央へ戸川やらかんぺーやらが突っ込むものの得点にはならない。このこぼれ球を飯尾が叩きつけボレー。ワンバウンドしたボールは見事にゴール前へ絶妙の放り込みへ。
GKの目の前でコバが猛然とダッシュ。直前でコースを変えてやろうという意図のシュートもGK杉山が先にキャッチ・・・ちぇっ。
飯尾 林 飯尾 林
小野
三原 宇佐美 三原 ↑↑ 宇佐美
↑↑
小野 ↑↑
コバ 根占 攻 コバ 根占
→撃→
時
富澤 夢吾 富澤 夢吾
戸川 戸川
水原 水原
・本当は二人で交代して、後に林が入ったんだけど面倒なので一気に交代。久場に変わって宇佐美、康也にかわってゴールドセイント三原、タマちゃんにかわって林 陵平の投入。
・攻撃陣がユース勢に変わったことで何か変わるかと思ったが、一気に鹿島ペースへ。一柳の裏を狙ったロングフィードに中島が突破する。そのまま、GKと一対一の状況を作り出す事に成功。さぁ、あとはゴールへ流し込めばいいだけ。しかし、ここには水原が飛び出してきていた。中島もドリブラーなら抜くだろうと思ったが、流し込もうとして水原セーブ。いやぁ、水原ったら神だよ神。
でも、菅野との競り合いに負けてしまったのが不思議なぐらいだ。このあと、9番の田中もシュートを打つが水原セーブ。
・三原がスライディングしてファール。すると、これに一柳が激怒。主審の位置からではボールに行ったか、足に行ったかは微妙な具合だったはず。正面で見えたまぐはノーファールだと思います。鹿島の選手がボールを足から離してしまい、三原がそれにタックル。一応、自分の足も危ないだろうから、避ける意味で倒れた。だから、シュミレーションでも無いはず。だけど、ファール取られちった。
今回の審判さんはポイント修正も厳しい人でした。
・左からのクロス、右サイドで田中が落として中央に走りこんだ山本がミドルシュート。ゴール左下サイドネットへズバッと決めて0−2。ロスタイムぐらいに決まったのでトドメ。これで試合終了。鹿島が0−2で勝利しました。
うーん、前半の方が楽しかったなぁ。
3/14(日)Jサテライトリーグヴェルディ第一グラウンド |
東京ヴェルディ1969 | VS | 鹿島アントラーズ |
0 | 前−半 | 1 |
0 | 後−半 | 1 |
0 | 合−計 | 2 |
| | 田中康平 |
| | 山本拓弥 |
−おまけ−
・ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
3バックは正直辛そうでした。かんぺー、一柳、戸川の持ち味も全然出ていなかったし。選手にとっては辛いでしょうが、4−4−2で見てみたいなぁと思います。そうなると、誰か出れなくなるしね。
ボランチのコバもちょっとコンディションはイマイチ。得意のパスは出せるのですが、守備では後手後手に回るシーンも。反則でしか止められないというシーンまであるほど、体のキレが戻っていませんでした。
柏戦はどうやら強行出場になりそうです。小野っちょはトップ下だったり、ボランチだったりと縦の上下動が目立ちました。もともと、そういう役割だったのでしょうが、無駄に体力を使ってしまう場面ばかりでした。
小野っちょが悪いとかそういう問題じゃないな。FWの飯尾もタマちゃんが相棒だったので、タイプが一樹みたいなポスト役が欲しいですね。
−今日の受賞者−
MOM : −該当者無し− 負けたってば
MVP : GK 水原大樹 初選出
MVP : FW 玉乃 淳 初選出/通算5度目
MVP : DF 池内友彦 鹿島だってば
・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
負けた試合なので勝利に貢献した選手はいません。鹿島もコイツが一番良いという選手は無く、全員で勝った試合といえます。青木は良かったけどね。
・GK水原のスーパーセーブが無かったら0−5の試合ですね。GKと一対一のシーンを何度となくセーブしまくってました。後半は完全にカウンターサッカーのみで対応されちゃったので、試合展開そのものが鹿島寄りでした。支配はすれども、決定的チャンスは作れない。そんでもってカウンターというヴェルディの負けパターンですね。
玉乃と池内はコンビで受賞。二人ともやり過ぎです。まぐとしては面白い試合だったけどね。
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