2001年東京ヴェルディサテライト練習試合
・今日はサテライトの練習試合です。一体、どんなメンバーがサテライトにいるんでしょうか。それよりもこの試合の注目点は去年までユースに在籍していた
MF清水康也のラスト試合というのもあったのです。これからは国士舘大学で彼のプレーを見る事は出来ますが、ランドで見る康也はしばらくお休みです・・・
って羽山みたいに成長して帰ってきたら面白いですよね。
ヴェルディ第一グラウンド
| 東京ヴェルディサテライト |
VS | 関東大学選抜Aチーム |
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監督 | − | 松木安太郎 | | |
監督 | − | 宮崎純一 | (青学大) | |
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GK | | 高木義成 | | |
GK | 1 | ???? | | |
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DF | 2 | 高橋勇氣 | | |
DF | 5 | 木村 誠 | (駒大) | |
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DF | 4 | 松原忠明 | | |
DF | 4 | 斎藤 竜 | (国士館) | |
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DF | 3 | 望月 | | |
DF | 13 | 岩政大樹 | (東学大) | |
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DF | 6 | けーじ | | |
DF | 12 | 相馬崇人 | (国士舘) | |
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MF | 5 | ???? | | |
MF | 15 | 迫田和憲 | (東海大) | |
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MF | | 瀬沼正和 | | |
MF | 6 | 堀之内 聖 | (東学大) | |
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MF | 13 | ???? | | |
MF | 7 | 榎本周平 | (東学大) | |
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MF | 10 | もり? | | |
MF | 14 | 小谷春晃 | (青学大) | |
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FW | 9 | えんどー | | |
FW | 9 | 巻 誠一郎 | (駒大) | |
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FW | 11 | せき | | |
FW | 11 | 白尾秀人 | (国士舘) | |
・12番の相馬くんは知ってる人いると思うけど、ヴェルディユース出身の選手です。トップの選手ではGK高木・野田、MF瀬沼、FW矢野が入っていました。それにしても、矢野・・・。
そろそろ爆発しないと・・・。別の意味で爆発するなよ。
せき 遠藤 せき 遠藤
もり 13 瀬沼 高橋
もり 13 ↑↑
攻 ↑↑
瀬沼 5 →撃→ 5 ↑↑
時 ↑↑
6 高橋 6 高橋
望月 松原 望月 松原
高木 高木
・前半から松原が声を出して指示をしている。結構、声は出しているようなのだが、望月の方が美声なのでよく声が通る。こっちの方が指示が伝わってよろしい。それにしてもサテライトの人数が増えたらしい。
合格者数よりも多いが別口から入ってきたヤツもいるのだろうか・・・。
・前半、右サイドを上がってきた高橋が落ち着いてファーサイドへセンタリング。これをFWの関が上手くトラップしてアウトサイドキックでシュート。しかし、相手GKにセーブされた・・・。この右サイドの高橋はかなり目立つのだが
いかんせん目立つだけ。このクロスの精度が上がればそこそこやれるのではないだろうか。
・瀬沼に関してはボールテクニックは確かに良い。しかし、プレー自体は自分でわざわざ難しい事をやろうとして失敗するケースが非常に多い。簡単にさばけばいいのを高度な技を使おうとしてしまう。こういう所は相変わらず。
・サテライトのDF2人がハイボールの処理をミス。これを相手のFW巻が拾って独走。ゴールから左45度ぐらいでGKと一対一のチャンス、これを巻がグラウンダーでファーサイドに流し込もうとするが、高木が見事なセービングを見せてこれをクリア。
いつもならここでテンパってしまうのだが、これは落ち着いて処理した。しかも、望月に対してカバーしてくれという指示までする余裕ぶり(いや、GKには基本事項)も見せた。高木は格段に成長の兆しが見えてる所が面白い。
・さっきは誉めておいて次は一気に批判する。これが週刊誌のやり方。相手のCKのチャンス。これを見事なセンタリングを上げる。低くて速い理想のクロスに高木が前へ飛び出すも迷ってしまい、結局下がって触れなかった。こういう瞬時の判断で迷ってしまったらお終いだ。
もし、ファーサイドに誰か走り込んでいたら間違いなく失点していただろう。
・サテライトの評価としてFWがマズイ。なにせ、どちらも足下でもらおうとするし、裏へは一切走り込まない。それだけでなくサイドがオーバーラップしたときに誰もニアサイドへ走っていかない。どちらも背がデカいのでポスト役になろうとするが、
ポスト役も不十分。ちょっとダブル船越という印象しか無かった。前線でキープ・タメが作れなければ良い攻めは決してうまれない。
・結局、前半は関東大学選抜の独壇場。左サイドでボールをもらった相馬が一気にサイドチェンジ。それも走り込んだ右サイドの選手が全速力で走って丁度ピッタリ収まるクロスだった。これほどまでに正確なサイドチェンジを持っている選手ってすごいぞ。
詠さんが言う通り、この相馬くんは離してはならない存在だったんだよ。卒業したら獲ろうよマジで。あ、それと今年初めて詠さんを見た。あんなに笑顔を振りまく詠さんを見るとは、よっぽど辛かったんだろうなぁ。前半が終了・・・見所なし・・・。
−ハーフタイム−
・久しぶりに詠さんと話をしていると詠さんが今年初めて毒を吐いた。
「このサテライトって作った意味あったの? JFLに出ても一勝もできんぞ!!」
確かに。それほど、今回の試合はひどかった。それよりも前回のは相手がユースだし、なにより富澤清太郎が試合に出てるだけで、富澤以上の選手がいないようではトップ昇格という言葉は出てこないだろうな。
−後半−
・まず、ヴェルディサテライトが選手交代。10番の森、13番、9番の遠藤を下げて、15番の清水康也、8番「しんや」、そして、矢野隼人を投入。
せき 矢野 せき 矢野
康也
しんや 康也 しんや 高橋
瀬沼 ↑↑
攻 ↑↑
瀬沼 5 →撃→ 5 ↑↑
時 ↑↑
6 高橋 6 高橋
望月 松原 望月 松原
高木 高木
・しんやが矢野にハイクロスを上げる。これに直線距離を走らせたらかなり早い矢野が突進する。GKの目の前で見事なループ。これの落下地点へ走った矢野がダイレクトでシュート・・・・って枠を外すな!!
それと、高木笑いすぎ。矢野もあれを外すようではマズイな。転がすだけで得点だよ。GKのいない無人のゴールなんだから。
・まず、なによりサテライトの実力が全体的に低いため、FWにボールも来ない。たとえ、FWが船越のようであってもボールぐらいは渡してあげようよ。それでもFWも何かしら指示しようよ。ここにくれ!とかよこせ!とか
言ったら? その間にボランチの5番がミドルシュート。強烈だったがGK正面。
・出ました康也のドリブル! まぐろんはこれを見たさにランドに来たのだ。右サイドからドリブルを開始してDF3〜4人抜き去ってからシュートもGK正面。なんで康也のドリブルは盗られないのだろう・・・。
しかし、FK時に康也のポジショニングをジョージが修正。それもものすごい大声で「コーヤー(康也)!!ギャクゥ!!イケー!!」って騒いでいた。ジョージも相変わらずお元気そうで何よりです。
・しぶしぶ康也が逆サイドへポジショニングするが、FKはなんなく高木の所へ。GKがキャッチしたのに周りの選手はゆっくりと上がっている。もっと、速く走ってもらおうとする選手が一人もいない・・・あ、康也が欲しがってる。
こういう事をする選手がだれもいないのも問題じゃないか? そして、康也はフリーでボールをもらってまたもあのドリブル炸裂。しかも、切り返してすぐにサイドチェンジ。こういう発想を誰もしないのかね。ボールが来てから動いてるようじゃ
トップは遠いな。
・相手の攻撃。左サイドから相馬がオーバーラップ。かなり深い位置までえぐってからグラウンダーのクロス。これを中央で相手FWがシュート。しかし、これはシュートコースを上手い具合にカットしていた高木が胸に当ててセーブ。しかし、これの
こぼれ球をもう一人の選手がプッシュ。しかし、それはDF望月がカット。この望月は失点察知能力でもあるのか危険な所は必ず出てくる。それでも、このプッシュは望月が居なくとも高木がすぐに飛び込んでいたので結局は高木がセーブしたかも。
今日の高木は声も良く出てるし、なんか伸び伸びとやっているように見えた。
・後半終了間際、右サイドを矢野がドリブルで突破。そして、キープして康也に預ける・・・しかし、ここで矢野は仕事が終わったとばかりに歩いている。ここから中央に切れ込んでボールをもらえばチャンスになるのに。
結局、矢野は動かず。康也があげたクロスは見事に低く速いパスとなりファーサイドにいた「しんや」がヘッドで中央に折り返す。この折り返しには矢野がいるはずだが、勿論居ない。ボールが来た時点で走り込んでいるようでは遅すぎる。
矢野の爆発はもうちょっと後になりそうだ。あのシュート力は誰でも欲しがる絶対武器なのに。
・選手交代、FW11番の関に代わって、FW14番宮地 宏投入。このFWはさっきまでのW船越と違い、背はそこそこ線は細いが良く動くし、よく走る。どちらかというとこちらのFWの方がずっと使える。
結局、このFWが入って少しだけ流れが来たものの試合は終了。0−0で引き分けで終わりました。
ヴェルディ第一グラウンド
ヴェルディ第一グラウンド |
ヴェルディサテライト | VS | 関東大学選抜Aチーム |
0 | − | 0 |
0 | − | 0 |
0 | − | 0 |
| 得点 | |
・おまけ
まず、何が問題かって? それはもう問題ヤマ積みでしたよ。まず、サテライトで実力を発揮できない矢野と瀬沼にちと問題あり。矢野もかんぺーの様な性格を持てば救われるのにな・・・たとえば、ユニフォームを返さなかったり、ボールを返さなかったり。あ、これはマネするな。
矢野の欠点といえば、一つ一つの動き自体が一回で終わるケースが多い。例えば、サイドへ開いた時、ボールを持っている選手が渡す渡さないに関わらず、それで自分の動きが終わりだと認識してしまうこと。サイドへ開いてボールが来なかったら、そのままゴール前へ自分が行かなければ
決して得点は取れない。もしくは、ボールを持っている選手のポジションに自分が入ってカバーしてあげるとか。一つのプレーに執着せずに常に先の動きを予測して動いていないとゴールを奪う姿勢は作れないと思う。このままだとあの世界レベルの強烈シュートを持つ男を飼い殺しにして
しまうかもしれない。柏の北嶋の様に才能開花してくれる日を心待ちにしてましょう。
MOM : GK高木義成 初
MVP : −該当者無し−
・目立っていた選手はいたにはいたが、今回は受賞者は無しです。MOMは失点のシーンを幾度も救ったという事で高木が受賞です。実際、関東大学選抜が2−0ぐらいで
勝ってもおかしくはなかった。高木自身にも危ないプレーが無かった訳ではないのだが、良かったシーンだけを考慮して受賞させました。
それにしても高木ファンの某応援団金髪男が見てない時にだけ活躍するんだなぁ。ま、所詮そんなもんよ。
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