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2000年J1サテライトリーグ

サテライトリーグとは主にトップチームでの試合出場がない選手にも試合経験・試合感を忘れない ように開かれているもので、時には日本代表選手がずらりと並ぶチームもあったりする。 今期からしっかりとサテライトもおっかけていきたいと思う。試合に出場した選手は「ヴェルディ試合出場表」 にも記録される。

2000年JリーグサテライトリーグB組
ヴェルディ第二グラウンド
 
ヴェルディ川崎
VS
名古屋グランパス
  監督大石和孝   監督ジョナス 
  GK小針清充   GK岸川義隆 
  DF菊池利三   DF藤田泰成 
  DF廣長優志   DF山道高平 
  DF米山篤志(主将)  DF松田 勉(YOUTH)
  DF三上和良   DF小川誠一(主将)
  MF林 健太郎   MF秦 賢二 
  MF金 都根   MF山口 慶(YOUTH)
  MF山田卓也   MF原 竜太 
  MF石塚啓次   MF10宮原裕司 
  FW11平本一樹   FW富永英明 
  FW10金 鉉錫   FW11氏原良二 
−サブ・メンバー−
−サブ・メンバー−
 GK16高木義成   GK16富永康博 
 MF12レイナルド   DF12伊藤和人(YOUTH)
 MF13村主博正   MF13森 賢一(YOUTH)
 FW14矢野隼人   FW14北本 充(YOUTH)
 FW15梁 圭央   FW15山本崇仁(YOUTH)


・スタメンを見てまず驚いた。ユース中心だった今までのサテライトとはうってかわってベストメンバーで挑んでいる。ちなみに森は前回の警告が二枚目のため、 出場停止となっている。今日は道も空いていたので早めにランドに到着しました。そこで、今日は練習から状態を見ていきましょう。まずサブ組は全員でボール回し。 期待の村主は控えから。足をやたらと押さえているのが気になったのでじっくりと見てたら、お尻の方まで湿布を張っていた。何か痛めたのだろうか。今日はシュート練習 も山卓のクロスからの展開で練習。ヒョンはやたらとシュートをふかしていた。ヨネとトグンが縦への突破をイメージした練習を繰り返していた。ヒロはヨネとしゃべってるだけ。 あ、ヨネってば事故ったんだって? 詳しくは分からないけど・・・。あ、ユースの林こーへーが歩いていった。いつも何かを飲んでいる。今日も髪の毛が豊富だ。下のが今日の布陣。

     平本    鉉錫                   平本    鉉錫
      
                          (三上)     
  石塚          山田           ↑↑石塚    都根    山田
                           ↑↑             (利三) 
                     攻     ↑↑              ↑↑
     林     都根       →撃→    ↑↑      林       ↑↑
                     時     ↑↑              ↑↑
                           ↑↑              ↑↑
三上              利三         三上              利三
     米山    廣長                   米山    廣長

        小針                         小針
・都根の位置はかなり不規則。今日はフリーランニングも多いし、相変わらずの運動量が活きていました。森の欠場で出番の出来た三上には期待。利三のサイドバックも なかなか定評があるので、ここも見所。あとは最近不調の金 鉉錫の出来。そしてPK以外の得点パターンを是非とも見たいところ。わざわざランド遠征してくれた「やまと@4645」さんや、 「さくら」さんのためにも少しぐらいはいい試合を見せたいものだ。

・前半2分、いきなりのクロスに金 鉉錫が落として山卓がミドル。しかし、これは惜しくも外へ。RAINさんが「もー、シュート打ったよぉ〜。」と一言。確かに今までの練習試合ではこんな早くシュートは 打っていないし、全体的にシュートは少なかった。ここで初めて気付いたが、相手の2トップの富永・氏原。身長が富永189cm、氏原が184cmと超大型のFW。しかし、2人揃って線の細いFWなのでそんなに 恐くはない。某ベルマーレの長身FWよりはキープが上手いのが難。

・前半12分、左サイドで起点を作り、石塚のスルーパスに金 鉉錫が上手いトラップで相手をかわし、体を反転してシュート。これはクロスバーを越える。今日のヒョンはやたらと動き回っている。しかし、悲しいかな。 ヒョンが動くときは余り調子が良くない証拠(そうなのか?)。今日も得点は期待できそうにない。三上が守備時に縦を突破されるミス。これは相変わらずだったけど、縦へのケアをもっと早くしてほしい。前半の 序盤で富永がやたらと目立つ。廣長も米山も競り負けたし、キープされてしまう。しかし、せっかくヨネをドリブルでかわしたのに足がもつれて転んでしまう。とっさにまぐろんが口にした言葉は「足が長すぎたな。」 だった。勿論、イヤミである。

・攻撃はすべて左サイドで組み立てているのだが、これが面白い様に決まる。石塚のスルーパスと三上のオーバーラップがだいぶ良くなっている証拠だ。その三上からのセンタリングに山卓が胸でトラップ、 シュートを放つも惜しくもサイドネットへ。三上のセンタリングの精度が上がっている・・・。今度は三上が平本へスルーパス。これもなかなか素晴らしいスルーパスだった。三上も何か開眼したのかもしれない。

・前半24分に、石塚が左サイドでキープ。徐々にドリブルし、やしけんにパス。これをやしけんがダイレクトでスルーパスを三上へ送る。それを三上がゴールラインすれすれで勝負。相手DFをかわしてPA内に 入り込み、思いっきりシュート。ゴール右上隅に突き刺す見事なゴール。ヴェルディが三上の得点で1−0先制しました。あのシュートを見た時点で歓声があがった。

・前半38分、林のスルーパスにまたも三上がダイレクトでクロスを送るが、DFがカット。しかし、そのこぼれ球をヒョンがシュート。しかし、これはキックミス。そのボールを石塚が取り返してクロス。ファーサイド で待っていた廣長がこれをダイレクトボレーでたたき込んで2−0。廣長はセットプレイからの攻撃だったので攻撃参加していたのだ。それにしても今日は三上Dayと言えよう。このまま前半を終了。下の画像は得点シーンです。見づらいかな?矢印の青色はボールの動き、黄色はドリブル、白は選手の動きです。
     

・前半終了時に思ったことは、石塚・三上・利三を中心にサイドチェンジが多くなってる。今まではやろうともせずにやしけんを経由してサイドまで来たので時間がかかってしょうがなかったのだ。他にも三上のオーバーラップ の数は多くなったし効果的な攻め上がりだった。ただし、守備時には相変わらずだった。まず縦を切ってから他の選手がケアしに来なきゃしょうがない。これは全く同じ事をヨネにも言われていた。そして全体的にフリーでボール をもらう動きが非常に良かった。ボールを持っている人へのフォローも実に良かった。なによりもシュート数が9本もあった。今までには無かった・・・。

−後半−

・後半3分、廣長がボールを奪われシュートを打たれるも外へ。ここから少し流れが変わるがすぐにヴェルディのペースになる。後半7分、FK石塚のクロスに中央で待っていた金 鉉錫がフリーでヘッド、それを押し込もうとしたヨネ。 しかし、ヨネはゴール前でクリアしてしまう・・・。その直後、菊池利三の上げた素晴らしいクロスにもフリーでヘッドするヒョンだが、これも外へ。いずれもフリーでのチャンスで外している・・・ヒョンはこれを決めなきゃ意味ないよ。

・後半15分、下を向いてノートを取っている間に失点。どうやら混戦状態になっていたのを押し込まれた感じ。2−1になったところで選手交代。 ヴェルディは平本・金 鉉錫・菊池利三に代えて矢野・梁 圭央・村主を投入。名古屋は宮原に代えて山本。ここでトグンのループシュート後にまたも 選手交代。米山に代えてレイナルドを投入。下のが布陣。
     梁     矢野                   梁     矢野
      
                          (三上)     
        石塚                 ↑↑都根    石塚    村主
                           ↑↑              
   都根         村主     攻     ↑↑              
                    →撃→    ↑↑      レイ     (山田)
        レイ           時     ↑↑              ↑↑
                           ↑↑              ↑↑
三上              山田         三上              山田
     林     廣長                   林     廣長

        小針                         小針
・やしけんは完全に守備的MFとして下がっているが、このレイナルドに限っては攻撃参加もするので村主・石塚がそれぞれボランチの位置まで下がっている。 ここでちょっとした小話。石塚はよほど信頼していないとパスは出さない。村主と石塚のパス交換が結構あったので連携は取れてきたのかも。

・後半27分に名古屋のチャンス。右からのクロスに長身FW富永がヘッド。叩きつけたものの小針がなんとかセーブ。こぼれをもいっかい富永に打たれるもそれもセーブ。 やはりボランチとしてレイナルドはまだまだやしけんの足下にも及ばない。これがドイスボランチならまだしも・・・。

・後半37分、村主が出したスルーパスに山卓が反応。卓はそのままダイレクトでクロスを上げるが、いかんせん精度が悪くハイボールを送ってしまう。しかし、それを矢野がなんとかヘッドで 折り返して梁 圭央がヘッド。しかし、これは枠の外。決定機が幾度もあるが決められない・・・。

・後半43分、梁 圭央が村主へ返す。村主はミドルを打てる位置だったが、あえて打たずに矢野へとパス。これを矢野がボレーで狙ったがクロスバーの上へ。これを外して試合は終了。 なかなか面白い好ゲームとなった。相手はサテライトだったから満足はしてはいけないが、前回の練習試合では湘南のサテライトを相手に中途半端な内容だったので、今回は残りのリーグ戦にも 期待のもてる内容であった。



ヴェルディ第二グラウンド
ヴェルディ川崎VS名古屋グランパス
          2
          0
          2
三上和良 宮原裕司
廣長優志  


・おまけ
今回も個人の評価と参りましょう。GK小針はさすがに安定感もあるし美声だし、見ていて遜色はない。しかし、今日に限ってはキックミスで相手へ渡したり、ラインを越えてしまったりというミスも多々あった。 DFではヨネはそこそこ(いつも通り。)、廣長に関してはポジショニングに難有りも中澤に対抗してなのかやたらと前線へのフィードを見せている。中澤よりかは上手いかも。(ちょっと意外でした。)サイドバックでは三上の攻撃参加は本当に 光った。これが今日に限ってはクロスの精度も高いし日頃はボールも出てこない石塚からのスルーパスも連発していたし、三上もフォローに見せるシーンもあった。三上もここにきて期待のもてる選手となってきたぞ。森とのポジション争いは 本当に熾烈だ。利三は無難な出来だったが三上にばかり目がいってしまい、余り目立った活躍は無かったが守備面では明らかに三上以上。やしけんも攻撃の為のサイドへのパスは良い。本当にうちのチームはやしけんから攻撃が始まるのだ。 FWの平本も矢野と争ってはいるが、今のところどっちもどっち。お互いここだけは負けないという個人技を持ってるだけにそこを活かすための工夫次第ですぐにポジションは取れそう。


・4645
今日は久しぶりに出待ちをしました。それは誕生日になる某Fコーチのため・・・あ、ここでは別に伏せ字しなくてもいいか。藤川GKコーチです。かなり長時間待ってやっと出てきて、「やまと」さんがプレゼントを手渡し、 サインをもらおうとしたところ、そのサインを頼んだ品物が「極真魂」なる本。藤川さんも
「かなりマニアックだなぁ〜!おい!」(フォントを大きくしたのは藤川さんの声の大きさを表しています。)
とのこと。「やまと」さんもこれは宝物として大事にせねばなりませんな。

 それとまぐろんは初めてクラブハウス内に侵入いたしました。それは「やまと」さん、「さくら」さんに勝手に便乗した訳ですが。今度はさくらさんの用事の方。せっかく来たのだからトガちゃんにもプレゼントと言うわけで侵入しました。 たまたま側にいたオジサンに「富樫さんに渡して下さい。」と訪ねたら、「いや、本人を呼んでくるよ。」ということになり、サウナで汗を流していたのに無理矢理呼びつけてしまいました。ここでしばらく雑談。今度は松浦くんも参加してくださり、 4645のコーナーの「釣られ隊」の画像の話になり、大変面白い話を聞かせて頂きました。いやぁ〜、まぐろんも実に良い体験を致しました。みなさまもこれからの出待ちは大変暗くなるので気を付けて帰りましょう。なるべく選手も早く出てきてね。



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