南米選手権−コパ・アメリカ−

南米選手権とは世界最古の大会といわれ南米の各地で開かれる。毎年参加国を募って、 繰り広げられる大会である。周知の通り、南米はＷ杯には出られないけど 実は強い国がたくさんひしめいているのだ。ブラジルやアルゼンチン が強すぎるのもあるけど・・・。そのために、この南米大会では 大番狂わせはけっこうある。ブラジルやアルゼンチン代表は欧州に移籍 している選手が全員出るとは限らないからだ。それに今大会はアメリカ代表の 辞退に代わり、アメリカ大陸以外の国を推薦して日本代表が選ばれたのだ。 ＴＶ観戦させてほしいが、どこかで放送していないのだろうか？ 今大会はＮＨＫ−ＢＳさんありがとう。
南米選手権一次予選Ｃ組第１節

セロ・ポルテーニョスタジアム
ウルグアイのメンバー
監督　プア
ＧＫ１カリン
ＤＦ４ピルポウスカス
ＤＦ２ロペス
 ＤＦ14レンボ
ＤＦ22ベルカラ
ＭＦ８ヴェスパ
ＭＦ５フレールキン
ＭＦ17コエーリョ
ＭＦ10マガラネス
 ＦＷ９サライエタ
ＦＷ11アラベス

IN　MF６ギグ　←　OUTヴェスパ
IN　←　OUT
IN　DF３ピクン　←　OUTフレールキン
コロンビアのメンバー
監督　アラベス
ＧＫ１カレロ
ＤＦ18ギンタナ
ＤＦ５ベルムデス
ＤＦ２コルドバ
ＭＦ４ヴィヴェロス
ＭＦ13ボラーノス
ＭＦ８ロサーノ
ＭＦ20グリサレス
ＭＦ14ベタンクルスト
ＦＷ９ボニージャ
ＦＷ19リカルド

IN　FW17モンターノ　←　OUTリカルド
IN　FW　サンブラーノ　←　OUTボニージャ
IN　MF６ラミレス　←　OUTグリサレス


セロ・ポルテーニョスタジアム
ウルグアイ　VS　コロンビア
　　　　　　　　　　　０　−　１
　　　　　　　　　　　０　−　０
　　　　　　　　　　　０　−　１
　　ボニージャ

・試合内容
前半はコロンビアがキープして、ウルグアイが少数カウンターで攻めるといった構図となっている。 前半15分頃、ＣＫのこぼれをヘッドで中に折り返したのをコロンビアのボニージャが落ち着いて インサイドでシュート。１−０コロンビアが先制。その後も展開は上の通り。 後半最初にユニフォームを間違えてきてしまった選手が着替えている時に審判から最初は このまま始めるからピッチから出てけと言われウルグアイは10人で試合を始めるというシーンも あった。その後この選手は決定的チャンスを二度も逃している。後半からはウルグアイのペースで 試合が進むもＤＦロペスの退場で意気消沈。その後ももう一人退場になったが、ウルグアイはそれでも カウンターをやり続けた。結果は１−０でコロンビアの勝利です。

・この試合をみて、私の感想を言ってみる。
この試合は緩急のついた攻めが素晴らしいかった。攻めるときは全員上がってラインを押し上げ 、中盤の選手はボランチまで全力で前線まであがっていく。守るときはＦＷ陣はしっかりと体力を 温存し、中盤と守備陣が相手をしっかりとチェックし、奪ったときはボールをキープする。こんな 当たり前のことだけど、日本代表はこれが出来てないなぁと痛感しました。コロンビアと言えば バルデラマですが、ＦＷだとアスプリージャでしょう。しかし、どうやら銃発砲事件やらで事情聴取 の最中だって。ちなみにこの試合の予備審判は日本の岡田正義さんでした。

スポルティボ・ルケーニョスタジアムスタジアム
アルゼンチンのメンバー
監督　ピエルカ
ＧＫ１ブルゴス
ＤＦ４イバーラ
ＤＦ２アジャラ
ＤＦ６サムエル
ＭＦ３ソリン
ＭＦ８サネッティ
ＭＦ５シメオネ
ＭＦ22リケルメ
ＭＦ11ロペス
ＦＷ７バルケロット
ＦＷ８パレルモ

IN　MF16ググリエルミンピエトロ　←　OUTロペス
IN　MF21ゴンサーレス　←　OUT７バルケロット
IN　DF18カーニャ　←　OUTリケルメ
エクアドル代表のメンバー
監督　カルロス・セビージャ
ＧＫ１セバロス
ＤＦ３ウルタド
ＤＦ５モンターノ
ＤＦ21キノネス
ＭＦ６デラクルス
ＭＦ17テノルト
ＭＦ８ブラントン
ＭＦ16カラバリ
ＭＦ７モレイラ
ＭＦ13デルガド
ＦＷ９グラジアニ

IN　FW12カヴィエデス　←　OUTデルガド
IN　MF10アギナガ　←　OUTモレイラ
IN　MF19サモラ　←　OUTカラバリ


スポルティボ・ルケーニョスタジアム
アルゼンチン　VS　エクアドル
　　　　　　　　　　　１　−　０
　　　　　　　　　　　２　−　１
　　　　　　　　　　　３　−　１
シメオネ　カヴィエデス
パレルモ　　
パレルモ　　

・試合内容
アルゼンチンが攻めて、エクアドルがカウンターで攻めるというおきまりのパターンで始まった 試合だったが、最近勝てないアルゼンチンを象徴するように、攻めがちぐはぐで形にならない。 しかし前半15分頃にＦＫからシメオネがヘッドで決めて先制。しかしボール支配率はアルゼンチンでも 決定的な形や攻めのリズムとしてはややエクアドルペースで前半を終了する。 後半早々、ペナルティスポットをさしてＰＫかと思ったが、ダイビングだったという変な ジャッジもあった。後半７分右サイドからのクロスをアルゼンチンＦＷパレルモがワントラップシュートで ２−０。その分後、右サイドからのクロスを相手ＤＦがクリアミス、その位置にいたパレルモが右足 ダイレクトボレーでたたき込んで３−０。後半28分、ＦＫをとったエクアドル。蹴るのはカヴィエデス 。右足で蹴ったボールは壁の上を綺麗に越えてネットを揺らした。ＧＫは一歩も動けなかった。エクアドルが 一点を返した。

・この試合をみて、私の感想を言ってみる。
この試合はブラジルとは違い、以外にもアルゼンチンのメンバーが知らない選手ばかりだったので ちょっと拍子抜けした。知ってるのはブルゴス、アジャラ、サムエル、サネッティ、シメオネぐらいか。 オルテガもいたがワールドカップの頭突きの出場停止がまだ続いてるので今日はでれないみたい。 後半になってエクアドルがセリエＡのペルージャに在籍しているＦＷカヴィエデスを投入してきた。 ＮＨＫではまるで城みたいだと言っていた。(悪い意味じゃなくて走り方がね。) それにしてもＦＫ直接ねらってあんなにうまかったとはペルージャでも決めてほしかったのに・・。 途中アルゼンチンのＭＦでググリエルミンピエトロとなっているが、セリエＡのＡＣミランで 活躍するグリエルミンピエトロのこと。アルゼンチン(スペイン語)の読み方ね。

南米選手権一次予選Ｃ組第２節

セロ・ポルテーニョスタジアム
ウルグアイのメンバー
監督　プア
ＧＫ１カリン
ＤＦ４ピルポウスカス
ＤＦ３ピクン
ＤＦ14レンボ
ＤＦ22ベルカラ
ＭＦ７コエーリョ
ＭＦ５フレールキン
ＭＦ21パチェコ
ＭＦ18ガルシア
ＦＷ９サライエタ
ＦＷ11アラベス

IN　MF20カレハス　←　OUTパチェコ
IN　MF６ギグ←　OUTベルガラ
エクアドル代表のメンバー
監督　カルロス・セビージャ
ＧＫ１セバロス
ＤＦ３ウルタド
ＤＦ５モンターノ
ＤＦ21キノネス
ＭＦ６デラクルス
ＭＦ17テノルト
ＭＦ８ブラントン
ＭＦ16カラバリ
ＭＦ10アギナガ
ＦＷ12カヴィエデス
ＦＷ９グラジアニ

IN　MF19サモラ　←　OUTカラバリ
IN　FWベルガド　←　OUTグラジアニ
IN　MF７モレイラ　←　OUTテノルト


セロ・ポルテーニョスタジアム
ウルグアイ　VS　エクアドル
　　　　　　　　　　　０　−　１
　　　　　　　　　　　０　−　０
　　　　　　　　　　　２　−　１
サライエタ２　ボニージャ

・試合内容
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

・この試合をみて、私の感想を言ってみる。
・・・起きれなかった・・・。悔しい・・・。

スポルティボ・ルケーニョスタジアムスタジアム
アルゼンチンのメンバー
監督　ピエルカ
ＧＫ１ブルゴス
ＤＦ13ビヴァス
ＤＦ２アジャラ
ＤＦ６サムエル
ＭＦ３ソリン
ＭＦ８サネッティ
ＭＦ５シメオネ
ＭＦ22リケルメ
ＭＦ７バルケロット
ＦＷ９パレルモ
ＦＷ21ゴンザレス

IN　DF18カーニャ　←　OUTソリン
IN　DF４イバーラ　←　OUTビヴァス
コロンビアのメンバー
監督　アラベス
ＧＫ１カレロ
ＤＦ13ボラーノス
ＤＦ５ベルムデス
ＤＦ２コルドバ
ＭＦ４ヴィヴェロス
ＭＦ18ギンタナ
ＭＦ８ロサーノ
ＭＦ９ボニージャ
ＭＦ14ベタンクルスト
ＦＷ19リカルド
ＦＷ20グリサレス

IN　FW17モンターノ　←　OUTベタンクルスト
IN　FW11サンブラーノ　←　OUTボニージャ


スポルティボ・ルケーニョスタジアム
アルゼンチン　VS　コロンビア
　　　　　　　　　　　０　−　１
　　　　　　　　　　　０　−　２
　　　　　　　　　　　０　−　３
　　コルドバ
　　コンゴ
　　モンターノ

・試合内容
アルゼンチンの攻撃にコロンビアがカウンター気味に戦う前半だったが、あっけなく得点のチャンスが訪れた。 左からファーサイドにあげたクロスをコロンビアのＤＦが手でクリアしてＰＫ。しかしパレルモのシュート はクロスバーに阻まれる。そして前半10分にコロンビアもＰＫを奪い、ＤＦのコルドバがシュートを決めて 先制。後半早々、またもＰＫとなるが今度はアルゼンチンのＧＫブルゴスがナイスセーブ。後半32分、またも ＰＫを獲得。ＦＷパレルモがＰＫを蹴るが、今度は大きく枠を外してしまう。この後、監督のピエルカ監督が 退席処分になった。審判へ対する暴言か何かだろう。その直後に右サイドからのクロスを一人目がスルーして 中にいたコロンビアのコンゴがヒールで流し込んで２−０。代わって入ったＦＷモンターノがスルーパスを 出すのかなと思わせておいて、ミドルシュートを放っていって少しＤＦに当たってコースが代わってループ 気味に決まって３−０。これで打ち止めかと思っていたがまたもＰＫを宣告。そして今日二度も外している ＦＷパレルモ。そして三度目の正直で打ったシュートは猛スピードでやっと枠内に入ったが、ＧＫカレーロの ナイスセーブで今日三度目のＰＫを外したパレルモ。一日で５回もＰＫを見ることになるとは思わなかった。

・この試合をみて、私の感想を言ってみる。
私はアルゼンチンの攻撃力を見たかったのだが、どうもアルゼンチンの攻撃がかみ合わない。 シメオネもサネッティももっと攻撃参加してほしかった。でもサネッティはシュート打ちまくってたけどね。 それと今回の主審はやたらペナルティエリアでの反則をとる。ＰＫはお互い２本ずつ取っている。 合計４本のＰＫで入ったのは一本だけってのも寂しいなぁ。それにアルゼンチンらしさってのも見たかったのに ・・・。

南米選手権一次予選Ｃ組第３節

スポルティボルケーニョスタジアム
コロンビアのメンバー
監督　アラベス
ＧＫ12イギータ
ＤＦ16ゴンサレス
ＤＦ15ポルトカレーロ
ＤＦ21ジェフェス
ＤＦ３ポルテス
ＭＦ４リベロス
ＭＦ20ギリサレス
ＭＦ６ラミレス
ＭＦ10モランテス
ＦＷ19リカルド
ＦＷ11サンブラーノ

IN　FW17モンターノ　←　OUTサンブラーノ
IN　FW７コンゴ　←　OUTリカルド
IN　FW９ボニージャ　←　OUTモランテス
エクアドル代表のメンバー
監督　カルロス・セビージャ
ＧＫ１セバロス
ＤＦ３ウルタド
ＤＦ２コロネル
ＤＦ４アナンゴノ
ＭＦ６デラクルス
ＭＦ５モンターノ
ＭＦ８ブラントン
ＭＦ16カラバリ
ＭＦ10アギナガ
ＦＷ12カヴィエデス
ＦＷ９グラジアニ

IN　MF14アジョル　←　OUTカラバリ
IN　MF20サンチェス　←　OUTアギナガ
IN　FW11アセンシオ　←　OUTカヴィエデス


スポルティボルケーニョスタジアム
コロンビア　VS　エクアドル
　　　　　　　　　　　２　−　０
　　　　　　　　　　　０　−　１
　　　　　　　　　　　２　−　１
モランテス　グラジアニ
リカルド　　

・試合内容
この試合はすでに突破が決まっているコロンビアと今日勝たないと突破が厳しいエクアドルとの 試合。コロンビアは警告を一枚でも持っている選手はことごとくベンチに置き、スタメンをがらっと かえて試合に挑んできた。あの有名な攻撃的ＧＫイギータもスタメンだった。しかし前半序盤はコロンビア がボールを支配して試合を進めるが、決定的チャンスはむしろカウンターのエクアドルの方だった。 カヴィエデスがシュートを何本も打っている。前半37分、右サイドからのクロスを中央にいたコロンビアの選手が ヒールで後ろに流して、モランテスの強烈なシュートで先制。そしてその２分後、コロンビアのＦＷリカルドが ボールをキープし、ＤＦ二人に囲まれながら無理矢理前に抜きながら脚を伸ばしてごり押しって感じで２−０。 後半に入ってエクアドルのカウンター、グラジアニが一人で独走。相手ＤＦを一人かわしてそのままＧＫと一対一。 落ち着いて右下に転がすようなシュートで一点を返す１−２。その後も攻めていたが効果なく１−２でコロンビアの勝利。

・この試合をみて、私の感想を言ってみる。
すごい久しぶりにイギータを見た。こんなに太ってたっけ？・・・なんてのは失礼だな。 この試合では日本の岡田正義さんが主審をつとめた。岡田さんはけっこう笛を吹かない タイプの主審だよね。それにしてもエクアドルのＦＷカヴィエデスってあんなにうまかったかなぁ。 ドリブルも走る動きも全然違った。

スポルティボ・ルケーニョスタジアムスタジアム
アルゼンチンのメンバー
監督　ピエルカ
ＧＫ１ブルゴス
ＤＦ13ビヴァス
 ＤＦ２アジャラ
ＤＦ６サムエル
ＭＦ３ソリン
ＭＦ18カーニャ
ＭＦ５シメオネ
ＭＦ22リケルメ
ＭＦ７バルケロット
ＦＷ９パレルモ
ＦＷ21ゴンザレス

IN　DF14ポシェッティーノ　←　OUTバルケロット
IN　MF11ロペス　←　OUTパレルモ
IN　DF17フサイン　←　OUTカーニャ
ウルグアイのメンバー
監督　プア
ＧＫ１カリン
ＤＦ17コエーリョ
ＤＦ３ピクン
ＤＦ14レンボ
ＤＦ22ベルカラ
ＭＦ７コエーリョ
ＭＦ５フレールキン
ＭＦ10マガラネス
ＭＦ８ヴェスパ
ＦＷ９サライエタ
ＦＷ11アラベス

IN　MF６ギグ←　OUTフレールキン
IN　MF21パチェコ　←　OUTアラベス


スポルティボ・ルケーニョスタジアム
アルゼンチン　VS　ウルグアイ
　　　　　　　　　　　１　−　０
　　　　　　　　　　　１　−　０
　　　　　　　　　　　２　−　０
ゴンザレス　　
パレルモ　　

・試合内容
試合は前半からアルゼンチンペースで進む。ウルグアイ側はあまり攻めの人数を多く使ってはいない。 自然とアルゼンチンの攻勢にウルグアイのカウンターという形になる。先制点は非常にうまかった。 ＦＫを後ろに下げて後ろにいたゴンサレスが強烈なシュートをグラウンダーで決めてアルゼンチン先制。 後半13分、リケルメがＧＫをフェイントで転ばせ、ＤＦを切り返しさぁシュートだという所にフリーのパレルモ へ出す。外しまくった前回の借りを返す強烈なシュートをネット上段にたたきこんで２−０。 その後、ビヴァスが故意に肘うちを決めてしまい一発退場。しかしそのまま試合終了。

・この試合をみて、私の感想を言ってみる。
この試合はどっちも本心は負けたいと願っているのではないかと思わせるものになった。 なぜなら、この試合で勝った方が決勝トーナメントの一回戦でブラジルと当たってしまうのだ。 でも両方とも最初から戦う姿勢を見せていた。どこと当たっても同じだよとでも思ってるのか。 それにしてもブーイングはアルゼンチンのパレルモ。ＰＫ三回外しはものすごく嫌われる 要因となってしまった。しかし後半パレルモはそれをふっしょくするゴールで振り切った。

Ｃ組
順位チーム名勝点 得点数失点数得失点差
１コロンビア９ ６１５
２アルゼンチン６ ５４１
３ウルグアイ３ ２４-2
４エクアドル０ ３７-4


得点ランキング
順位選手名 チーム名得点数
１パレルモ アルゼンチン３
２サライエタ ウルグアイ２
２カヴィエデス エクアドル２
４シメオネ アルゼンチン１
４ゴンザレス アルゼンチン１
４コルドバ コロンビア１
４モンターノ コロンビア１
４ボニージャ コロンビア１
４モランテス コロンビア１
４リカルド コロンビア１

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