アヤックス育成システム
ここではサッカー通とはすこし離れて有名なアヤックス育成システムを紹介して
いく。草サッカーなどで子供たちに教えている人などは知っておいた方がいいかも。
ここに書いてあるアヤックス育成システムは全面的にNHKで放送されてものを
使用しています。本当にNHKさんありがとうございます。
Vol.6 −アヤックスの強さ−
今回はアヤックスがいかにして今までの地位と名誉を獲得できたかを解説することにしよう。
アヤックスの成功はすべて選手の育成によるものです。それらは最前の方法でコーチングをしているからです。
育成の課程では自分の体について知るよう指導されます。自分がサッカーができるかどうかの自己判断です。
ケガをしていてもサッカーに影響がない場合もあります。例えば打撲がそうです。しかし足首などの靱帯損傷では絶対にプレーしてはいけません。
そのようなことはユース年代の若い選手では多少の痛みも我慢してしまうものです。それではせっかくの選手を再起不能にしてしまいかねません。
そのためアヤックスでは各年代のユースすべてにチームドクターが付いています。そのドクターから体の状態等やケガなどを指導されます。
サッカー選手にとって足は大切な物です。その中でもバランス感覚はもっと必要です。この感覚が無くなったらシュートすら満足に打てません。
そのため家にいるときも片足で立ってみたりとか、簡単なバランス調整はかかせません。
ことサッカーに関してはいくら注意してプレーをしていても、相手が関わってきてボディコンタンクトをしてきます。体力面だけを鍛えていても
サッカーでは意味がありません。サッカーに必要なのは器用さとタイミングです。そのためサッカーでは複合的な動きが重要なのです。サッカーにも
筋肉は必要ですが、全体的な筋力が必要です。そのためユース年代(中学生以上)からはボディコンタクトの面での練習も組み込んでいきます。
最初は選手同士での競い合いから、そのうち負荷をかけての練習もやっていきます。そのうち体がバランスと力のいれ加減、踏ん張りを覚えていきます。
そしてサッカーでは何km走るかが問題なのではありません。ボールを何km走らせるかが問題なのだと言うことだ。そしてボールを仲間に渡したときのパスによって
選手のダッシュの質が決まります。ハイレベルのサッカーでは長距離ではなく短距離ダッシュをいかに繰り返すかが勝負のカギとなっているのだ。
そしてボールを返すときなどは主にリズミカルに動かすことが重要なのだ。そしてアヤックスではスピードのある頭脳的なプレーを要求されます。それだけでなく
正確な判断と先を読むプレーなども要求されます。パスなどの間隔・速度などが速ければ速いほど相手のDFは対処しづらくなります。そして相手はそれにつられて
ボールに付いていくので余計な体力とエネルギーを消耗していきます。それでもなお攻め続けるのがアヤックス。これがアヤックスの戦い方である。
アヤックスでの主な練習としてチーム対抗とポジショニングです。チーム対抗では自分のポジションから離れることはあまりありません。しかしポジショニング
の練習ではなるべくフリーでボールを受けるために動き回ります。よくサッカーをやる前にやる遊びとして六角形を作って真ん中に鬼を二人置き、取られないように仲間にパスを
出していき、鬼に取られたらその人が鬼になるという遊びをやったことがあるはずだ。アヤックスではこれをトップチームになっても続けているのだ。確かヴェルディでは昔、
足でやるバレーボール(ネットはテニス)のようなものをやっていたが、これが一番いいのかもしれない。
・アヤックスでは「TIPS」の完璧なテクニック、優秀な判断力、いかなる状況でも判断できる力、スピードが求められます。これがアヤックスの強さの
秘密であると同時にアヤックスのすべてであると言っても過言ではない。
アヤックス育成システム −その7−
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