2005年 Jユースカップ第4節


・Jユースカップでございます。サハラカップだなんて名前知りませんよ。おかげで第1節を見逃してしまった・・・そういう訳で見に行ける近場のものは全部行きますよ。試合日が近いので残念ながらFC東京戦の観戦記は省きます・・・だって、芝生がずるずるなんだもん。 ちょっとショックだったから。もっと良い試合出来たはずなのに・・・。んで、今日は新潟戦です。アウェーで2−2と引き分けた相手です。どうやら、試合内容としては完全に新潟さんの勝ち試合だったそうです。どれどれ、新潟ユースの底力を見てやろうじゃないの。

ヴェルディ第二グラウンド
ヴェルディユース
VS
アルビレックス新潟
柴田 峡監督  監督ファエル・ジョゼ・ジュニア
高木 駿GK  GK20松下泰士
古川将大15DF  DF清水雄介
笠松亮太DF  DF12小島和也
坂口達也DF  DF岩渕陵平
三原直樹DF  DF松本 馨
征矢貴裕MF  MF大野和成
奥田大二郎17MF  MF11川嶋 祥
高橋大樹25MF  MF10斎藤一行
弦巻健人10MF  MF小熊大海
エルサムニー・オサマ11FW  FW15小谷礼王
征矢智和12FW  FW長谷部彩翔


・FC東京戦とはメンバーを変更。前回は柴田サッカー得意の「相手の長所を消す」サッカーが出来なかったようだ。そのため、メンバーを変更して新潟のサッカーをさせないというお手並みを拝見しましょ。

     智和    オサマ                 智和    オサマ   
                              
                     攻        ←←←←弦巻→→→→        
                           三原            征矢様
弦巻   大樹    奥田   征矢様 →撃→    ↑↑   
                           ↑↑  大樹    奥田           
                     時     ↑↑               
                           ↑↑
三原   坂口    笠松   マサ           坂口   笠松   マサ


        高木                        高木
・そういえば、高円宮杯の準決勝からはずっとこの布陣を採用している。中盤フラット4−4−2だ。守備する際にゾーンで対処しやすいし、相手にスペースを与えない最高の布陣だ。しかし、攻める時は縦横無尽に走る。基本的に走れない奴は使わないという厳しいサッカーだ。うーん、この時点でまぐはヴェルディユースに入れない。(その前にヘディング出来ない・・・)

・ヴェルディユースに指令!「ドキドキ!放り込めロングボール大作戦」で行くぞー。おー!・・・と前半はロングボール大作戦を展開。昔は空中戦なんか競らないよという元名古屋のウェズレイばりのスタンスだったオサマが必死にボールに食らいつく。柴田さん、これをワシントンにも教えられるだろうか・・・。そして、そのこぼれを拾うとヴェルディユースのヴィエリこと征矢智和が奪って突進する。 うーん、かたやゴールの嗅覚を持つストライカー「ピチブー」ことウェズレイにヴィエリ。なんて、素晴らしい2トップなんだ。確かにロングボールだけでもゴール取ってくれそうだわ。

・そんなウェズレイ・・・おっとと、オサマがピッチでうずくまる。どうやら、何か足を抑えている。空中戦を競った際に捻ったのだろうか・・・試合早々に早くも暗雲。実際、雨は降ってるので試合前から暗雲だったりもする。ま、それはさておき・・・ここでオサマが交代。オサマが「ピチブー=猛犬」だとすると、交代した河野は「チワワ」? ・・・どうするぅ、アイ●ルぅ〜♪ みたいな感じか。さぁ、首輪を外され、野に放たれた河野はもう止まらないぞ。

     弦巻    智和                 河野      智和   
                              ↑↑  弦巻
                      攻       ↑↑     
                           三原            征矢様
河野   大樹    奥田   征矢様  →撃→   ↑↑   
                           ↑↑  大樹    奥田           
                      時    ↑↑               
                           ↑↑
三原   坂口    笠松   マサ           坂口   笠松   マサ


        高木                        高木
・普通に河野を左のFWにすえるかと思いきや中盤でした。弦巻を1列前へあげてFWへ。でも、弦巻が単純にFWやる訳ないじゃん、河野が単純にMFやる訳ないじゃん。前線でタメてる間に河野がうりゃうりゃうりゃうりゃと抜き去ってFWに陣取ってました。まぁ、河野はこれで良しとしますか。何だかんだで 結果残す人だし。

・「ほーれ、取ってこーいーっ!」と河野の裏へどんどん放り込む骨・・・いやいや、ロングボール。これを河野がたとえ相手に取られていてもチェックチェック。1回ぐらいフェイントに引っかかっても食らいつく。うん、1回ぐらい噛んでもバレないから。すると、たまにボールを奪う事がある。前線からのプレスで10回に1回でも取れれば即得点。 これを弦巻に繋いでDFを引き付ける。そして、遠い目をしながらキープに酔いしれてるフリをしてスルーパス。これを右エリアから一気にニアの左エリアへ斜めに走る動き。これで突破すると左足で強烈フィニッシュ。DFにカットされるも何だか高度なサッカーやるじゃない。これよこれ、これが見たいのよさ。

・最終ラインから左の三原が前線を伺う・・・そして、一気にロングフィード。どこまでも真っ直ぐに飛ぶ見事な精度のボールはヴィエリ征矢の頭へ。しかし、ここには屈強なDFが競り合っていてボールに触れない・・・すると、逆サイドの選手がオーバーラップしていた。これはチャンス、まぐのサッカー脳では右サイドを深くえぐってセンタリング、ヴィエリ征矢 ズドンというゴールが描かれた。ところが、右サイドはマサ古川だ。一発目のトラップの時点でPA内に突っ込もうという気マンマン。説明しよう、CBマサ古川は相手のPA内に入るとFW「流し込みのマサ」へ変身してしまうのだ。「流し込みのマサ」はそのまま無理矢理PA内に入るとGKと一対一のチャンスに思いっきりシュート。あら、流し込まなかった。 ゴール右上を狙ってサイドネット・・・残念。

・ヴェルディユースと言うと・・・攻めたがりや、目立ちたがりや、ラッパ我リヤ・・・ん? 何か言った? そんなヴェルディユースの中で非常に地味な選手がいる。そう、「俺とお前と大二郎ぉ〜♪」こと奥田大二郎だ。1人淡々とボールを拾い、さばき、繋ぐ。前任者でもある小野雄平とは正反対のボランチだ。ボランチ?・・・いや、懐かしき守備的MFと呼ばせてもらおう。 この試合も何気に奥田の位置でほとんどボールが止まってる。今日は比較的、守備面では楽そうだ。

・今日は本当に厄日だ。たまにはこんな日もある。その厄日に当たってしまったのは高橋大樹だ。チーム全体として運動量豊富な走るサッカーをやっていたので、しばしの小休止。最終ラインパス回し選手権の時間だ。最近、トップチームが後半30分で動けなくなるのはコレが理由だと思う。パス回し選手権で体力回復する時間が無いからだ。パスを繋ぐ事は悪い事じゃないんだよ。 でも、途中でボールを奪われてしまっては意味が無い。大樹が後ろからボールを奪われてしまい大ピンチ。そのまま、DFと一対一のところを横パス。もう一人のFWがGKとも一対一になって流し込み。0−1・・・新潟が先制してしまった。はぁ、こんな日もあるさ大樹。大丈夫、汚名ってのはいつでも返上する機会があるものさ。その時に魅せてもらおう大樹の力を。

・0−1になってわずか数秒の出来事。新潟ユースが「勝てる」と思った矢先、ほんのわずかな油断がうまれた。弦巻が前線でキープ、タメを作る。この時に新潟DFは弦巻に一点集中・・・これが罠だった。3人に囲まれた針の穴のごとく小さい隙間にスルーパス。これを狙っていたのか左サイドの裏へ飛び出した河野がフリーで突破。そのまま、ゴールラインぎりぎりからマイナスパス。 ファーサイドからニアサイドに走るヴィエリ征矢お得意の「ダイアゴナルラン」(←あってる?)でプッシュ。ゴール右下へ流し込んで1−1と数秒で同点へ。この時の新潟ユースの肩の落としようを見た時点で、今日は勝ったと思える試合になった。プランでは1−0で逃げ切るみたいな格好だったのかもな。

     智和    弦巻                 河野      智和   
                              ↑↑  弦巻
                     攻        ↑↑     
                           三原            征矢様
河野   大樹    奥田   征矢様 →撃→    ↑↑   
                           ↑↑  大樹    奥田           
                     時     ↑↑               
                           ↑↑
三原   坂口    マサ   小林裕          坂口   マサ   小林裕


        高木                        高木
・さきほどの失点の責任を取らされてかどうかは知らないけど、笠松が交代。考えてみれば大樹のミスというより、あそこでパスを出したのも問題だったか。戦術上の問題かも知れないけど、なんとなくまぐはそう思っちゃった訳で。とにかく、マサ古川がCBの位置に入りました。これで変身する事は無さそうだ。

・新潟屈強なCB岩渕陵平。初めて見たCBだったんですけど、フィジカルと対人プレーはさすが。とにかく、相手と肩が触れただけで吹っ飛ばすほど。それが仇となろうとは、誰も思わなかった。右サイドから弦巻の苦し紛れのクロス。クロスにしてはお粗末なハイボール、これは余裕でGKが処理出来るレベルだ。ところが、その新潟CB岩渕がこのボールを味方GKと競り合って吹っ飛ばしてしまったのだ。 当然、味方同志なのでファールも無く、こぼれたボールは征矢貴裕が無人のゴールへころころころ・・・これで逆転2−1。うぅ、お気の毒としかいいようがない。そんな状態なのに、まぐは不謹慎にもこんな歌が頭の中で流れてました。「ナ〜イフみたいに尖っては〜♪、触〜るもの皆、傷付けた♪。あーあ、わかってくれとは言わないが♪ そんなに俺が悪いのか♪」悪くない、悪くないよ。前半終了。




   −後半−
・さぁ、いきなり汚名を返上しに来たよ。前線へのボールがこぼれた所に大樹が突っ込む。そして、いきなりミドルシュート!・・・もひょろひょろ。あちゃー、これじゃ入る訳も無い。・・・と思ったら、こんなシュートなのにGKが取れないで後ろへこぼしてしまう。あわやゴールか?というシーンでしたが外へ。ま、まさか味方CBの岩渕くんのタックルが原因でビビってしまったのではないか。 例えるなら、日向小次郎のシュートを顔面で受けてしまった森崎くん状態。おろおろ、こうなったら翼くんみたいに誰か岩渕のタックルを食らうんだ。大丈夫、タックルは友達♪って言ってあげるんだ。うん、血祭り覚悟で・・・残念だが、まぐは頑張れとしか言えないなぁ。

・後半リズムがかわった。右サイドの攻撃が活発になったのだ。前半は大人しい征矢様(弟はヴィエリ征矢、兄は征矢様)だが、後半になると変貌するのはここ何試合かで見られる特徴の一つ。しかし、今日は征矢様の出番は無かった。征矢様の位置を追い越す程に全力疾走。ピンポイントパスなら俺に任せろ、小林裕紀の登場だ。後半になって何度も得点もののアーリークロスを放り込む。今までは高いボールを あげていたが、ビビってるGKの目の前へあえて上げてみる。すると、GKは飛び出そうにも迷ってしまい行けなかったのだ。そこへヴィエリ征矢がオーラ全快で突進してくる。うひー、こ、恐いぃーっ!と腰が引けてしまったGKはその場でぺたんとお尻をついてしまった。対して、ヴィエリ征矢もヘッドが頭にちょこんと当たっただけのヘッド。これが決まって3−1と追加点。うん、今日は枠にさえ飛べば入るぞ。

・小林裕紀キレキレ。その後も調子に乗って右からのアーリークロスを上げまくる裕紀。最終ラインとGKの間に落とす見事なクロス。それには当然ビビらせ役のヴィエリ征矢を飛び出させてビビらせる、そして裏の河野がボレーという展開。残念ながら2〜3度決定的なシーンを作るもののクロスバーへ当たったり、枠の外へ行ったりとゴールにならない。 うーん、枠にさえ飛べば絶対に入るぞ、今日のGKなら。

・これぞ弦巻マジック。左サイドでボールを受けたヴィエリ征矢。そのまま、中央へ切り込んでくる仕草を見せて弦巻へパス。すると、弦巻が魅せた。パスを出してくれたヴィエリ征矢を見つめたまま、ノールックで右足を開きパスをダイレクトで河野へのスルーパスにしたのだ。うーん、言葉で伝えるのって難しい・・・そうだな、Jリーグマニアならきっとわかってくれるはず。 ジーニョからノールックパスでエバイールへ渡したパスと同じだ!・・うーん、もっと分かりにくいし。このボールをGKと一対一になった河野が流し込んで4−1。・・・かわいそうにビビってたGKが交代させられちゃいました。

     智和    弦巻                  河野    智和
                                  弦巻
                                            
  河野          征矢様           三原          小林裕
                      攻           征矢貴        
                     →撃→                     
     三原    大樹         時               
                                  大樹        
                                            
マサ              小林裕          マサ        吉田
     坂口    吉田                     坂口    


        高木                        高木
・サッカーで3点差ついたら安全圏。さぁ、遊びはじめてもいいよん。自分の持つ最高のアイデア、センス、テクニックを存分に活かして好きな事をやりましょー。久しぶりのフレーズだ、「繋げ、遊べ、好きにやれーっ!!」 実際に弦巻はロナウジーニョばりの左サイドでキープして攻め上がってきた選手にヒールパスしたりと堪能。対して、 ヴィエリ征矢はまだまだこういうとこは高校1年生だ。DFと一対一で自分の前に仲間が居ないのならば、勝負しちゃいましょう。1人で持って行って1人でシュートするという格好のチャンスだったのに。そうそう、「遊べ」というと聞こえ悪いね。色んな事に「チャレンジ」しよう。

     智和    金沢       
                    
                    
  河野          征矢様   
                    
                    
     三原    弦巻       
                    
                    
マサ              小林裕 
     坂口    吉田       


        高木           
・大樹にかえて金沢・・・ん? またしてもFWですか? 背番号5番FW金沢ですか? 確かに複数のポジションをこなせるというのは有利ですけどね。今までFWがCBへコンバートされるのは見てきましたけど、CBがFWへコンバートってのも珍しいですね。 結局、1タッチでもボールに触れたかどうかの確認は出来ずに試合終了。




11/6(日) 第13回Jユースカップ
ヴェルディグラウンド

ヴェルディユース
 VS 
アルビレックス新潟

前−半

後−半

合−計

(河野)征矢智和

 小谷礼王

(弦巻)征矢貴裕

  

(裕紀)征矢智和

  

(弦巻)河野広貴

  


   −おまけ−
ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
・うん、今日は途中から「ドキドキ!放り込めロングボール大作戦」ではなく「ワクワク!繋げショートパス大作戦」に変更されたので見ている分には楽しくなりました。 これでJユースカップはヴェルディ、FC東京、アルビレックス新潟と三つ巴で面白くなってきました。

   −今日の受賞者−
MOM : DF 小林裕紀   2度目
MOM : MF 河野広貴   2度目
MOM : MF 弦巻健人   4度目/通算8度目
MVP : FW 征矢智和   初選出
MVP : MF 奥田大二郎  初選出
MVP : DF 古川将大   3度目


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
・小林裕紀は試合を方向付ける決定的なチャンスを何度も作ってくれました。後半は負ける気しなかったです。裕紀がオーバーラップしてくるだけで非常に頼もしかったです。これからも是非。 河野は0−1から数秒で同点にした起死回生のアシストを評価しました。裕紀からのアシストはしっかりと決めてあげてね。ともかく、出れば絶対に結果を残すタイプなので注目です。同じく同点ゴールへのスルーパスを評価して弦巻にもMOM。個人的には ノールックアシストに惚れ惚れしてます。カッコいいなー、あんなプレー出来たらサッカー面白いだろうなー。

・ヴィエリ征矢は普通に2得点を評価しました。前の背番号が32番なんで勝手にヴィエリにしちゃったけど、本当は全然違う選手が好きだったりして・・・。 ま、詳細が分かったら変更します。守備的MFの奥田はいいですね、そろそろ「4代目:いぶし銀」の称号を与えたいですよ。高校生とは思えぬ堅実な守備、いやぁー、こういうのも好きなんですよ。マサ古川は1度きりのオーバーラップシュートを評価。たまーにFWの嗅覚が出てくるんですよ。でも、今日のは決めて欲しかったな。

・帰りに大雨が降ってきたのでさっさと帰りました。ところが、ユースっ子のあの運動量、走力、体力ってのは試合後に培ったものなんですよね。ランドの外で西ヶ谷さんとユースっ子が一緒に走っていました。このランドの急な坂を上り下りしてるんだもん、体力も付くってもんだ。そんなユースっ子を尻目にまぐは車で帰りたいと思います。 そりゃ、体力無い訳だ。




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