2003年 Jユースカップ第4節


・約2ヶ月ぶりのご無沙汰でした。ユースですよ。何で、2ヶ月近くも大会が無かったんでしょうか。中間テストでしょうか、文化祭でしょうか。 ま、仕方無いですね、高校生ですもの。

・今回はまぐが初めてユースの観戦記を書いた場所、大宮サッカー場に来て見ました。ここでかんぺーがさまぁ〜ずの三村並のツッコミというか、ボケツッコミを連発してる プレーを見たのです。あれ以来、ユースの虜になりました。すでにかんぺーはトップチームに昇格しているのに、まだユースを見てます。将来、トップに上がってくるのが楽しみ でしょうがないのよ。

・大宮駅ってのは前から思ってたんですけど人が多いですね。新宿の人の多さだけでも大変なのに、まさか埼玉でもあんなに人がいるとはね・・・。前回来た時は大宮公園から来たかもな。 氷川神社とかいうところを通るんですけど、樹齢何百年みたいな鬱蒼とした木々がいっぱい。なんだか、とても神聖な感じがします。実際、お参りするほど時間は無かったのです・・・。 まぐは遅刻魔ですから。←最低だねぇ。

氷川神社大宮サッカー場
 
   大宮アルディージャ
VS
   ヴェルディユース
  監督   監督与那城ジョージ 
        GK前川善洋 
        DF富田晋伍 
        DF塗師 亮 
        DF15須藤右介 
        DF13小澤良太 
        MF20野中伸基 
        MF小野雄平 
        MF29弦巻健人 
        MF30萩尾勇真 
        FW10北脇里規 
        FW下地 奨 


・あっはっはっは。普通に遅刻しました。もう、エバっちゃいますよ。前日の夜に行ったフットサルが効いてます。でも、最近体重も体脂肪も変わらないけど、 体を動かす時に自分が考えている動きと実際の動きにギャップが無くなりつつあります。足がもつれるだの、空振りするだのはありませんよ。話が脱線しちゃったけど、 前半25分頃に到着。アルディージャサポが応援してるのかと思ったら、隣の高校野球の応援でした。

     下地    北脇                  下地    北脇   

                             萩尾        弦巻 
   萩尾        弦巻                   小野      富田
                                  ↑↑      ↑↑
                     攻                    ↑↑
     小野    野中       →撃→   小澤      野中      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
小澤              富田        小澤              富田
     須藤    塗師                  須藤    塗師


        前川                        前川
・とりあえず、基本はラインを高くして全力で走り回るY浅が好きそうなサッカー。特に裏へ走りスペースを見つけるのが得意な下地、パスセンスに優れる弦巻、Y浅好きしそうな萩尾、Y浅が嫌いそうな野中など攻撃のバリエーションはかなり多彩です。ここに榛地などが混ざるともっとY浅嫌いなサッカーを展開出来ます。 まぐはそっちの方が好きだなぁ。ファンタジスタ大好きですから。

・いやぁ、うれしいですね。きっと、ユースはまぐが来るのを待っててくれたんですね。到着して数分後、右サイドから富田が勢いよくオーバーラップしてセンタリング。二列目どころか三列目の野中が飛び込んで右足ボレー。1−0とヴェルディ先制。最初は下地かと勘違いしちゃったけど、まったり野中くんにしては 良くぞ飛び込んだという先制点でした。

・燃えよ俺のコスモ(小宇宙)。ゴールドセイント(黄金聖闘士)でもある弦巻くんが伝家の宝刀スルーパス発動。そのうち、必殺技名を適当にリストアップしようか・・・。左サイドの小澤、真横でガミガミとうるさい小野っちょ、ファーの右サイドには富田、自分の周りを衛星の様に周る萩尾、どっしりと日向小次郎ばりにど真ん中からポスト役になろうとするリッキー。 こんなにもパスの選択肢はある・・・それでも、弦巻はここを選ぶ。PA内、リッキーの真横を越える位置へ。誰もがノーマークだった下地だ。おそらくは自分に来ると思わなかったのかトラップミス。GKと一対一なのにボールを真上に浮かせてしまった。それも自分の背丈を越える程に浮かせた。これは大失敗だろ〜、せっかくのチャンスもトラップミスでフイにするなんてヴェルディらしくない・・・ と思ったら、このトラップミスでシュートコースを消しに走ってきた選手は体勢を崩して倒れてるし、GKも前へ飛び出すタイミングを失ってしまい下地の足元にボールが落ちるまでの時間誰も側に行けなかったのだ。これを下地が落ち着いてゴール右下に右足ボレーで叩き込み2−0。・・・でトラップミスだったんでしょうか、それとも、狙ったんでしょうか。

・早くも前半で2−0とリードしたことで試合が楽になった・・・って油断しちゃダメでしょ。中盤の競り合いで小野っちょがボールを奪い返すも、これをまた奪い返されてしまいカウンター。そのまま、繋がれてしまい大宮のFWが中央から左足でミドルシュート。ゴール左上へ強烈に飛んでいくシュートも、GK前川が横っ飛び右手一本でスーパーセーブ。うおーーーーっ!!、正直、昨年の菅野ほどに スーパーセーブ連発っていうタイプじゃないけど、失点は余りない良いGKの前川。あまり、目立つプレースタイルじゃない守備的GKって感じか。

・このピンチを前川が助けてくれてからは油断しなくなったヴェルディユース。スローインのボールをそのまま、ミドルシュート打っちゃう小野っちょとか。CK萩尾くんのキックをファーサイドで魂の男須藤がヘッドで狙うもクロスバーだったりとチャンス目白押し。一年生のゴールドセイント達も回りの先輩たち同様、チャンスでは積極的に勝負に出る。弦巻が右サイドを駆け上がり、上半身のフェイント だけでかわすという上級技を見せておいて、中央の萩尾へ折り返し。萩尾のミドルはGKセーブもこぼしてしまいヴェルディユースが一斉に押し込もうとする。ちょっと、危ない。オフサイドだったけど、北脇の突っ込み具合はまさに豪鬼。GKに蹴りでも食らわさんばかりのプレーでした。

・それでもしっかりと大宮も攻めてくる。右エリアで大宮の13番とヴェルディユースの13番小澤が一騎打ち。しかし、大宮も個人技で対応。ボールをトラップしてから、ボールを半歩前へこづいて即シュート。ブラジル人ストライカーが大好きなプレー。市原戦ではエジムンドがこれでゴールしたよね。ゴール左上へ飛んでいくシュートも、GK前川がまたしても横っ飛びでスーパーセーブ。これで2度目の スーパーセーブ。それにしても、結構際どいシュートばっかりだな。これで前半終了。




   −後 半−
・大宮ユースの戦い方は単純。FW32番長身の選手に合わせるサッカー。でも、しっかりとサイドを攻めてきて、短絡的なロングフィード一本だけというチームでは無い。そして、守備も最終ラインが非常に高く保っているのでオフサイドにもなりやすい。 でも、0−2で負けてるチームとはいえ、ヴェルディ相手にここまで攻撃的に来てくれるのは非常にやりやすい。後半はもっとゴールシーンが見れるはず。相手のDF4番とやり合ってるリッキーは非常にイライラしてそうだ。

・イライラさせるのはチームの作戦なのか。富田がボールを須藤に返す。このシーンに大宮の選手がかなり時間が経ってからスライディングタックル。しかも、ボールはとっくに無いのに・・・。富田が倒されるも審判は見てないし。ますます、 ユースっ子達はイライラ・・・。騙されちゃいかんぞ。これは相手の作戦なんだ。だから、こう冷静にいきましょ。

・小さな巨人。左からのアーリークロスに合わせたのは小野っちょ。得意のコースだったんだけれど、ゴール左に外してしまう。小野っちょはそんなにデカい選手じゃ無いけれど空中戦に勝てる。それにしても、サテライトではおとなしいけれどユースではガミガミ大王ですからね。

・右サイドからのクロスボール。中央に走りこんでいた弦巻が胸で落として、後ろから走りこんできた北脇がシュート・・・天・・・ぬお?、大宮サッカー場が暗転、芝生に赤く「天」の文字が! ズバーンッ!!ゴール右上に突き刺さる超必殺技。あんなの枠に打たれたら取れないってば。 北脇里規が持つ脅威のシュート力、超必殺技「瞬獄殺」発動しました。これで3−0だ。
     下地    北脇                  下地    北脇   

                             萩尾        弦巻 
   萩尾        弦巻           三原      小野      富田
                          ↑↑      ↑↑      ↑↑
                     攻    ↑↑              ↑↑
     小野    野中       →撃→   ↑↑      野中      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
三原              富田        三原              富田
     須藤    塗師                  須藤    塗師


        前川                        前川
・小澤にかえて、もう一人のゴールドセイント三原投入。

・塗師が攻撃参加。そのまま、ドリブルで単独突破を計る。あわてて大宮DF陣も塗師にチェックしに行く・・・ところをスルーパス。右サイドの弦巻へ。そして、弦巻がキープして富田のオーバーラップを促す。そして、左サイドバックが富田のコースを切ろうとした瞬間、弦巻には新しい選択肢を開発していたのだ。富田には出さずにPAエリア内ぎりぎりの右サイドの裏にスルーパス。 左サイドのスペースを埋めようと開いたDFの裏をついた。そのまま、トップスピードで突破した富田がスピードでGKと一対一に。ここでGKの位置をちらっと見て、ボールと自分の位置に十分な距離を取って、さぁ、思いっきりシュートを狙ってやろうじゃないかというオーラを醸し出しておいて・・・パス。ファーサイドまで通したパスは無人のゴールになっていてリッキーが押し込んで4−0。 「瞬獄殺」を使うまでも無いってか。
     下地    北脇                  下地    北脇   

                             萩尾        征矢
   萩尾        征矢           三原      小野      富田
                          ↑↑      ↑↑      ↑↑
                     攻    ↑↑              ↑↑
     小野    野中       →撃→   ↑↑      野中      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
三原              富田        三原              富田
     須藤    塗師                  須藤    塗師


        前川                        前川
・代表には選出されていないけど、黄金世代の征矢兄。そのうち、WOWOWで放送された弟くんも上がって来るんだろうな。兄弟揃ってユース観戦記で面倒を見てあげようじゃないか。黄金世代だけど、代表選出されてないからシルバーセイントか?

・ゴールドセイントの三原。単独でドリブル突破。これがまた、もの凄い技術の持ち主。DFと一対一でゴールラインまで引きずると一瞬の足さばきであっさりと裏へ突破する。そして、ゴールラインと平行にドリブルを開始。シュートを狙うには角度の無い所だったのでマイナスパス。 PA内左エリア絶好の位置で下地がシュート。ゴール右下へ流し込んで5−0。下地2ゴール目。FWでの起用だったけど、下地のFWって案外面白いかもね。
     林     北脇                  林     北脇   

                             中野        征矢
   中野        征矢           三原      小野      富田
                          ↑↑      ↑↑      ↑↑
                     攻    ↑↑              ↑↑
     小野    野中       →撃→   ↑↑      野中      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
三原              富田        三原              富田
     須藤    塗師                  須藤    塗師


        前川                        前川
・2ゴールの下地にかえて、久しぶりの林投入。他には萩尾にかえて、本当に久しぶりの逆ベッカムクロスの中野ゆーやも投入。今日は出るか必殺「ホーミングクロス」。トップでも通用する技術なんで、どうしてもプロ入りさせたい。 だって、勿体無いもん。トップ昇格は試合に出てないだけに難しいけど、柳沢や相馬の様に大学4年間でレベルアップを期待。どっか、サッカー推薦無いんかな。

・そんな中野とゆーやでパス交換。三原からグラウンダーアーリークロス。まさか、その位置から中央へのスルーパスを出すとは思わなかった。これに裏へ飛び出したリッキーが落ち着いてゴール左下へ流し込んで6−0。リッキーハットトリックでーす。 それにしても、さすがゴールドセイント。つい最近トップで見せた飯尾から一樹へのパスみたいだった。

・後半は大宮にチャンスらしいチャンスも与えず。ゆーやが久しぶりの逆ベッカムクロスをあげたかと思えば、再び富田が突破してマイナスパス。どフリーのチャンスをリッキーが外しちゃったりとヴェルディユースまでゴール取れずに終了。 それでも大量得点試合6−0で終了です。

大宮サッカー場

東京ヴェルディユース
 VS 
大宮アルディージャ

前−半

後−半

合−計

野中伸基(富田)

  

下地 奨(弦巻)

  

北脇里規(弦巻)

  

北脇里規(弦巻富田)

  

下地 奨(三原)

  

北脇里規(三原)

  


   −おまけ−
・ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
・塗師はヒマだったのでは・・・というぐらい中盤守備だけで終了。小野っちょよりも後ろで守備するシーンはありませんでしたね。須藤は長身FWに苦戦し競り合いで負ける事もありましたが、決定的なピンチは与えなかっただけ合格点でしょう。小澤は久しぶりに見た。 右の富田やゴールドセイントの三原があれだけ活躍されちゃうと厳しいね。小澤は安定感抜群のバランス型ですから。野中くんはまったり感があまり無く、ファンタジスタパスはありませんでした。普通の事をしちゃいかんのかって感じだけど個人技も見たかったから。 萩尾も十分に動き回ってチャンスを作ってました。ゆーやの逆ベッカムクロスはなかなかです。勿体無いんだよなぁ。

   −今日の受賞者−
MOM : FW北脇里規    4度目/通算5度目
MOM : GK前川善洋    2度目
MOM : DF富田晋伍    初選出
MOM : FW下地 奨    2度目/通算3度目
MVP : DF三原直樹    初選出
MVP : MF弦巻健人    初選出
MVP : FW北脇里規    4度目/通算6度目


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
多すぎです。とりあえず、文句無しの大活躍が北脇里規。普通にハットトリックを評価してMOMです。後半まで完全にマンマークされてイライラしていましたね。今日はダメだろうなと思ってたんですけど・・・。それを払拭したのが 、あの瞬獄殺でしたね。あのド派手な一発でストレス解消しましたよ。そっちのゴールでMVPもダブル受賞です。前川は前半の2失点もののピンチをスーパーセーブしたのを評価。あそこでゴール取られてしまうと相手に勇気と希望を 与えてしまいます。なんか、こっちが悪者みたいな言い方だね。とみー2月は今日の試合だけで何度オーバーラップしたんでしょうか。それぐらい攻めまくりでした。下地とリッキーという2トップは面白いですね。片方がどっしりと構えて もう片方が動き回る。理想的な2トップでした。今後もこのカタチになっていくんでしょうね。

・MVPは三原と弦巻。才能豊かな一年生の織り成すパスアートの世界。弦巻のセンスは大事にしましょう。今後も重要な存在ですよ。三原くんは一発で勝負を決めるタイプでしょうか。一対一での突破、パスも一本で通すキラーパス系です。 弦巻くんは途中途中での繋ぎのパスだけでも唸らせるものがありますからね。残り2試合のユース観戦記です。Jユースカップで上位まで行けば、国立で見れるかもしれません。今年のユースの観戦数が上がりますように。




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