高校体育連盟交流戦 第3節


・やったー、今日はやっと晴れたぞー。今日こそはデジカメでユースっ子を激写しまくってやるー・・・・ところがランドへ着いてみると雪が降っている。なぜだー、なぜ、まぐが見に来ると雪なんだー。 天気予報では晴れると聞いたのに。それでも、試合が始まる頃には晴れやがった。うーん、行いが悪いんだか良いんだか。

ヴェルディ人工芝グラウンド
 
   東京ヴェルディユース
VS
   都立久留米高校
  監督都並敏史  
  GK菅野孝憲  
  DF谷内悠真  
  DF小野雄平  
  DF15一柳夢吾  
  DF18白井 渉  
  MF23塗師 亮  
  MF20野中伸基  
  MF25宇佐美 潤  
  MF13下地 奨  
  FW田村直也  
  FW10白山貴俊  


・うーん、ファランがいない。また遅刻か? そのおかげかどーかは知らないけれど、ポジショニングの男「下地」君がスタメン入り。この選手も地味目だが、まぐのお気に入りの1人。 理由は後で説明しましょ。下のが布陣です。

           田村                     田村        
     白山                      白山        宇佐美
                                           
  下地          宇佐美              下地    野中      
                          白井              ゆーま
                     攻    ↑↑              ↑↑↑
     塗師    野中       →撃→   ↑↑      塗師      ↑↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑↑
                          白井              ゆーま
白井   一柳    小野   ゆーま            一柳    保谷


        菅野                        菅野
・前回もそうだったが野中くんがボランチに入るシーンは無い。今回は特に攻撃寄りだったのでもともとボランチでは無いのかもしれない。入ったばっかの塗師くんに負担かかりっぱなしだけど白山が時々戻ってくれるので安心ではあった。

・うーん、全然関係ないけど、まぐが初めてユースを見た時よりもジュニアユース昇格の子達の体格が見事。ほんとに中学生かい? ユース昇格して即レギュラー入りできるほどの立派なガタイだ。これで高校三年間やったらJリーガーにもなれるわ。 特に立派なのがボランチの塗師くん。3年たったらどんなんなるんだろ。

・またも見た目の評価。左サイドで軽快に走る白井くん。おお、ヴェルディユースの中では珍しい茶髪ではないか。うっすら茶髪のユースっ子は結構貴重だ。でも、夏になったら坊主になっちゃうんだよなぁ。顔の判別もロクに出来ないまぐには辛いんだよなぁ。

・先ほど、立派なガタイと評した塗師くん。ボランチの位置から一気に攻撃参加。左サイドでもたもたしていた白井くんを助けに行く。ボールを預けてもらった瞬間、片足でトラップし、その足を軸足としてくるっと回転フェイント。ガタイとほのぼの丸顔の塗師くんに似合わずの美技。(失礼ッ)そして、ゴールに向かってフリーになったのを見計らい、強烈で重そうなミドルシュート。 もちろん、GKも弾くのがやっとの強烈さ。やっぱ、塗師くんは豪快な技の方が似合う。(再び失礼)

・左サイドで常にフリーとなる男。それが下地。ボールの無い所でのムダの無い動き、一直線にDFの裏へと抜けだそうとする動き、自分についたDFからのマークを外す動き、ゲーム全体での流れを予測した正しい動きなどなど・・・どれをとっても一級品の技。しかし、悲しいかな。この下地くんには決定的な弱点があるのだ。全てのゲームの流れを把握している割には・・・いざ本当に 自分の所にボールが来るとオドオドしちゃうのだ。「えっ?来ちゃったよ・・・どうしよぉ・・・」みたいになっちゃってプレーが中途半端で終わる。自分の動きは予測しようにも自分でやるもんだしねぇ。一見すると足を引っ張っている様に見えかねない。だが、彼はまだ自分が行っている偉業に気付いてはいないのだ。とんでもなくチームに多大な貢献をしているかを・・・。

・左サイドから「うっすら茶髪」白井くんのセンタリング、これを中央で稲城の修行僧タムタムこと田村が胸で落としたボールを走り込んできた白山がダイレクトボレ・・・・・・・・って打たない・・・。そうなんです、白山くんといいヴェルディユースっ子の弱点の一つ。足下の技術が高い故に細かい技を出したくて仕方無いのだ。簡単に打っちゃえばいいものを切り返そうとする。そして、相手がその フェイントに気付かず、切り返した意味も無く奪われてしまうというものの繰り返し。序盤戦は野中くんがこのパターンにハマっちゃったね。

・先ほど、多大な貢献をしていると話した下地くん。その貢献しているシーンを一つ紹介。バックラインから出されたボール。これを下地が追う。全員がその動き出しにビビってしまい、全員下地の動きにつられてしまったのだ。いつも通り動き出しのタイミング、コースは上手くいった。しかし、下地くんはこのボールに届かなかったのだ。そして、裏に走っていた田村がそのボールをキープ。そして、またしても お得意のキックフェイントでの切り返し、今度は見事に相手が引っかかってくれてフリーに。これを落ち着いて流し込み1−0とヴェルディが先制した。ね、下地くんは相手にとって脅威の存在なのだ。なんか、映画の「ポリスアカデミー」に歩くだけで周りの人に迷惑を与えちゃうけど、本人は知らん顔で歩いてるっていう奴いたけど、あんな感じかな。

・あ、詠さんが久しぶりの登場。サイトを閉めちゃったけど、未だに人気は衰えず。それでも来た早々ずっと人工芝の具合を真剣に心配してた・・・・さすが、詠さん。目の付け所が違うね。誉めてんのかけなしてるのか・・・。そんなこんなで前半終了。




   −ハーフタイム−
・話によると保谷くんが出ていない理由はギックリ腰だとか。うーん、何してたんでしょ。ちなみにまぐもギックリ腰に似た症状を一度経験してます。中学時代に体育の柔道でクラスNo.1決定戦とかってトーナメントをやらされて準決勝で体重80kgの奴と試合した。勿論、そいつを背負い投げしようとした途端、まぐはつぶされた。そして、保健室行き。ギックリ腰に近いですねと言われた。 まぐも真剣にやらなきゃ良かった。って何の話してたんだっけ? とにかく、重い物を持ったりすると若くてもギックリ腰は起きるんだよといいたかった・・・んだと思う。もっと言うと、重い物を持たなくてもなるらしいぞ。




   −後 半−
・詠さんも激怒! カウンターの格好になり、田村と白山のコンビプレイで相手守備陣を切り裂く。まるで翼くん岬くん状態。しかし、田村が白山へ預けてワンツーで裏へもらおうとした瞬間に白山がボールを持ち直す為に切り返した・・・・。また、やっちゃった。無論、これで攻めは中断。 いったん、後ろに下げるハメに。取られなかっただけ良かったけど、勿体無いっすね。数的有利だったんだし。それでも、無理矢理つないで最後は野中くんの必殺技「ほんわりミドル」も枠の外へ。

・なかなか後半も攻めきれない。ボールタッチ数も多いし、リズムよくぽんぽんと繋がらない。こんな状態に剛を煮やしたのはボランチ塗師くん。かなり遠目の位置から後ろに下がったボールをダイレクトでループシュートを狙ったのだ。なんて老獪なプレーをするんだ塗師くんったら。あなた幾つよ。きっと、黒ずくめの連中に変な薬飲まされて小さくなっちゃったに違いない・・・って前にも使ったか。 それにしても本当にまだ中学生とは思えません。なんて、「いぶし銀」な奴なんだ。これからはニックネームも「いぶし銀 塗師 亮」だな。(意味わからん)

・直接フリーキックのチャンス。ここで蹴るのはレインボーフリーキックの使い手でもある白山の出番だ。ところがキッカーは一柳。思いっきり走ってきて蹴ったシュートは・・・・・場外ホームラン。あんたは矢野か!! ホームランホームラン♪!矢野隼人♪!!って応援されちゃうんだぞ! ま、でも面白かったからいいけど。

・センターバック一柳の先を読んだパスカット。これを右サイドに展開していた野中へパス。ここで野中くんの赤いほっぺたが益々真っ赤に。(?) ここで野中くんの横からあたりに来たDFを一瞬の内に抜き去る高等テクニックを披露。まず、左足で相手が食いつきそうな位置でドリブル。それにたまらず足を出したDF、その瞬間、目にも止まらぬ速さで右足に持ち帰るドリブルテクニック。 そう、彼のほっぺたが真っ赤に輝いた時、本来の実力以上の潜在能力が目覚めるのだ。やはり、彼はファンタジスタ系だ。そのまま、フリーの状態でファーサイドへセンタリング。ここでもフリーで抜群の動き出しを見せた下地がヘッドで合わせる・・・・って枠の外かい!!おいおい、どフリーだったぞ。またしても最後をかっこよく決める事は出来なかった。田村同様、派手にやりたいが地味に終わるタイプと見た。

・ここまで全然出番無いっすね。今回も恒例の菅野語録とでも行きましょうか。いつも通り前線の動きにまでチェックする菅野。「いいぞウサ! それでいこうウサ! 逆サイドにふれウサ!」 なんか可愛いぞ菅野!! 語尾に「みょ」とか付けちゃう感じだね。よくゲームやら何やらでそういうのを見かけると、何故かムカついて仕方無かったが菅野が言うとなんか笑えるウサ。はっ! まぐまでなってしまったウサ。どうしたらいいんだウサ。ちなみに「ウサ!」っていうのは宇佐美の略なんだウサ。

・気を取り直して・・・コーナーキックのチャンス。今度こそ見られるぞレインボーフリーキックがっ! レインボーなんて名付けた手前、7つぐらいは必殺技考えなきゃ行けなくなっちゃったからもっと技を披露してくれ。ところがそんなまぐの意に反して、白山はショートコーナーにしちゃうし。それでもちゃんとフォローに来てくれるのは下地。 ここで下地はすぐにセンタリングを入れる。さすが、先を読んでますね。このボールをファーサイドで待っていた小野くんがフリーでヘッド。叩きつける定石通りのヘッドで2−0と追加点。ここで3人一気に選手交代。

     田村   ファラン                   ファラン       
                             田村        宇佐美
                                           
  ゆーや         宇佐美              ゆーや   野中      
                          白井              ゆーま
                     攻    ↑↑              ↑↑↑
     白山    野中       →撃→   ↑↑      白山      ↑↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑↑
                          白井              ゆーま
白井   大場    一柳   ゆーま            大場    一柳


        菅野                        菅野
・前に注目!と書いて置いた大場くんが出場。見所は「大場のオーバーラップ」だ!!ってセンターバックに入ってやんの。がっくし。他には赤手袋が見やすくていいという中野ゆーや君と クラブハウスへさっそうとチャリで入ってくる姿はJリーガーよりカッコイイと人気のファランが入りました。

・ロスタイム、右サイドのウサちゃんが一気に前線へ放り込む。ここに走り込んでいた野中くんが頭でつなぎ、裏へ走り込んだファランがGKと一対一の状況へ。しかし、これに相手GKがもの凄い勢いで突っ込んで来たのだ。しかし、ファランはこれにめげずに 必死に足を伸ばす・・・・・一瞬早くファランの足がボールをゴールへと運んでいた。ふわ〜としたボールはそのままネットへ。3−0ヴェルディユースが追加点。そして、このまま試合は終了。



2/10 東京都クラブユースU−17サッカー選手権大会
第3節
ヴェルディ人工芝グラウンド

東京ヴェルディユース
 VS 
都立久留米高校

前−半

後−半

合−計

田村直也

  

小野雄平(下地)

  

中島ファラン一生(野中)

  


   −おまけ−
・ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
白山くんがFWの位置に入っていたけど、FWらしい事は出来なかった。結局、下がりながら中盤の位置に。田村が1人で追うシーンもあったりと田村にも負担がかかっていた。その割りに途中からボランチに入ると良くなるし。やっぱ、白山は中盤っすね。 そして、今回は野中くんが最高の出来でした。個人的にキャラクターもだいぶ、自分の色を出してきたし。これからもネタ満載になりそうだ。

・チームとしてはヴェルディユースを三年も見ていて毎年思った事をいくつか。ボールタッチ数多いっすね。1人の選手がダイレクトではたくシーンっていうのはマークが緩い時だけ。マークがきついときこそ早く繋いだ方が展開しやすくなると思うんだけど。 ま、結局はボールの取り合いなんだから、後ろに下げちゃっても問題無いんだけどね。相手に渡さなければいいんだし。そういう意味ではユースっ子の一人一人がキープ力あるからなぁ。なかなか取られないんだよね。

   −今日の受賞者−
MOM : MF塗師 亮    初選出
MOM : MF下地 奨    初選出
MVP : MF野中伸基    初選出


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
今回は全員が初選出です。まずは攻撃に守備に多大な貢献をした塗師くんが受賞です。たった1人でボランチの仕事を全てこなしていました。運動量も豊富で動き回っておりました。途中で交代されるまで 完璧な試合運びでした。他にはポジショニングの男、下地くんが受賞です。今回は隠れたアシストとアシスト1で受賞です。最後に野中くんは詠さんも絶賛していたし、まぐんとこのネタの数で受賞となりました。



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