2002年 Jユースカップ第2節


・ほほぉ、まぐってばユース見るのが約4ヶ月ぶりですよ。根占すら見てないっすよ。久しぶりのユース観戦でしたが、果たしてまぐが知らない選手ばっかだったらどーしよ。

ヴェルディ第二グラウンド
 
東京ヴェルディ1969
VS
ジュビロ磐田
  監督都並敏史  
  GK菅野孝憲  
  DF15一柳夢吾  
  DF保谷吉昭  
  DF23塗師 亮  
  DF小澤良太  
  MF根占真伍  
  MF富田晋伍  
  MF25宇佐美 潤  
  MF12中野ゆーや  
  FW小野雄平  
  FW田村直也  


・あら・・・なんだか、ちと姿カタチが違う選手がいっぱい・・・誰だ、この子達は・・・。そう、まぐが見た時はほとんどが坊主だったのです。菅野・塗師ぐらいしかパッと見て把握出来た選手はいなかったぐらい。 ま、すぐに全員分かったけどね。

     田村                        田村←−−→田村  
           小野                     小野       
  ゆーや        宇佐美            ゆーや        宇佐美        
                                  晋伍       
                                  ↑↑        
     真伍    晋伍         攻   小澤      ↓↓        
                     →撃→  ↑↑      真伍      一柳  
                      時                   ↑↑                               
小澤              一柳                     
     保谷    塗師                  保谷    塗師


        菅野                        菅野
・小野がなんだ、このポジションは! トップ下なのか、FWなのか、ボランチなのか・・・特に守備に戻る速さだけは一品なのでボランチとも言えるし、攻撃シーンではFWまで飛び出す。新しいボランチ像なのかもしれないが、逞しくなったもんだ。

・実は・・・この時点でまだまぐは誰がスタメンなのかを把握してませんでした・・・。だって、誰が誰だかわからんもん。高校生は成長速いからね。そんなころ、右サイドで得たFKを一柳がガタイに似合わず正確なフィード。相手も何を考えていたのか普通に小野をノーマーク。 ニアサイドに飛び込んで1−0。あらま、こんなあっさり・・・小野ヘッドで先制です。

・来た〜〜〜〜〜っ! 久しぶりに見たぞ。逆ベッカムこと中野ゆーや。とりあえず、もらったらアーリークロス。ちなみにイングランドの本物ベッカムのクロスは相手が合わせるのではなく、ベッカムの方が合わせるという意味で「ホーミングクロス」という呼ばれているらしい。 うーん、でも・・・まだまだ、相手がしっかりと走り込んでくれないと精度は良くないらしいや。いつの日か、彼にホーミングクロスという必殺技を付ける日が来るのだろうか、期待しましょ。

・同じユースっ子に「化物」呼ばわりされているその男の名は「菅野孝憲」。理由は彼の必殺技「グレートキック」にある。ゴールキックの位置から正確なまでのロングフィード、低くて速い、まるでセンタリングのお手本の様なフィード。これを最初っから分かっていた小野が裏へ飛び出す。 そのまま、小野が右サイドからマイナスパス、ウサちゃんがシュートを放つも枠の外へ。

・あら? 前半20分過ぎに選手全員がベンチに戻り始めた・・・。「ひたち○か」みたいに塵旋風で中止? ジャパンだいらみたいに照明落ちて中断? それともJユースカップは3本セット? などと不可解な事を考えてみた。しかし、今日はドリンクサービス付きらしい・・・・いや、インジュリータイムっていうのか? 夏場に熱中症にならないようにサッカーではドリンクサービスが必ずあるのだ・・・でも、今日はもう9月だぞ。

・緑の芝生でぴょんぴょんと・・・ウサちゃんが猛烈ドリブル。そして、右サイド深くまでえぐってからマイナスパス。これを待っていた田村が流し込む・・・もGKセーブ。まぐが見に来た時は田村が活躍しないというジンクスは4ヶ月経っても健在の様だ。ところが、今回はちゃんとフォロー役がいる。派手に決めたいが地味に終わる田村と違い、 脇役できっちりと固める小野は何もしなくても目立つ。こぼれ球はしっかりと小野の前へ。その小野もただ流し込むだけでなく、GKの重心をしっかりと見てふわっとタイミングを外すシュートで2−0。小野が速くも2点だぞ。

・真伍と晋伍・・・この二人、ちとプレースタイルまで似てる。わざと真似してどっちだか分からなくさせる神戸のシジクレイと土屋の様。球離れも速くサイドへのさばきも慎重。初めて見た富田の方の晋伍だけど、なかなかやるじゃないか。だが、根占に近づくにはどうやら天才エスパーにならないと勝てないらしいぞ。

・逆ベッカムのわりに・・・メンタル面は意外と気弱? 保谷がボールを取りに行こうとする。一緒に追っかけるゆーや。しかし、お互いが取れる直前でピタっ!・・・と止まってしまった。あやうく相手に奪われるシーンだったけど、いかんな。あなた達の偉大なる大先輩方はこういう時、我先にボールを欲しがったものだ。 肩で風を切り、直線的なドリブルでバッタバタと抜きまくる奴だとか・・・今は改名された「バカルディ調」のコメントいっぱいのツッコミを披露する奴だとか・・・あんま例えとして相応しくなかったか。ま、ともかく、頑張ろう。

・ん? 目の前をジュニアユースの弦巻らしき人が通った。そうか、来年はユースなんだね。まぐもいよいよこの弦巻くんも追っかける訳だ。そして、トップに上がった時には「俺達ぃ〜の、鶴巻ぃ〜♪」とか歌える訳だ・・・ん? 漢字違うなぁ。

・うおおおおおーーーーー!!まぐは見た。この試合でまぐだけ最高の盛り上がり。相手選手がフリーでボールをキープ。悠々とドリブルし、ルックアップしてパスコースを探る。しかし、次の瞬間には足下からボールが無くなってるではないか。ま、まさかユースにやしけんが? そう、ポストやしけんこと「根占真伍」だ。とうとう、やしけんの必殺技「無音移動術」まで身につけたんだね。まるで無双転生、根占の通った軌跡が残像の様にゆらぁ〜と動き、相手に触れる事なくかっさらう。素晴らしい!! これで前半終了。



   −後半−
・またしても後半早々、こっちの観戦体勢が整わない間にゴールを決めると辛いっすね、嬉しいけど。左サイドで小澤が突破。PA内で倒されてPK。これを蹴りたがった田村が冷静に蹴り込み3−0と圧勝ムード。

     吉村    田村                  吉村    田村  
                                           
  ゆーや        下地            ゆーや         下地        
                                  晋伍       
                                  ↑↑        
     野中    晋伍         攻   小澤      ↓↓        
                     →撃→  ↑↑      野中      一柳  
                      時                   ↑↑                               
小澤              一柳                     
     保谷    塗師                  保谷    塗師


        菅野                        菅野
・こいつがまぐの見たことのない吉村ですか。巨人悲劇の4番打者・・・ってか他にネタないな。

・もらったら即ベッカムクロスのゆーや。今日はいつもと違う。左サイドでキープ、そのまま足をヒクヒクさせてドリブル。ヒクヒクってのは痙攣してる訳じゃなくて、キックフェイント中ってこと。そして、一気にファーサイドから中へ絞って裏を狙った田村に見事なグラウンダーパス。後は田村がダイレクトで流し込んで4−0。ほほぅ、 田村がしっかりと流れで決めたぞ。まぐが見てるのに。ジンクスも破られたわけだ。

・「けんたろーーーーっ!!」別にやしけんではない。言うなれば、「よしけん?」まぁいい。吉村が突破。GKと一対一の大チャンス、今回は大量リードのせいか都並さんの神の声は聞こえない。吉村も後ろから追っかけてきた選手を軽くいなすとすかさずシュート。これはGKにセーブされるも 入ったらカッコよかっただろうに・・・。まぁ、ゴールは次にお預けか。

   −まぐのサッカー講座−
・まぐのサッカー講座のお時間です。今日のお題は・・・「オフサイド」です。もちろん、オフサイドのルールぐらいは知ってるよね? しかし、このオフサイドにはただでさえ分かりづらいルールの上に、複雑な条件にのみ無効となる場合があるんです。それはスローイン時のオフサイドは無効というルールです。 磐田ディフェンスがしっかりとラインを高く保っていた所をスローイン一本で裏を通され、思いっきり出過ぎていた吉村がどフリーになったシーン。これはオフサイドじゃないんです。分かりましたか? 磐田ディフェンス陣の皆様方、スローインでラインを上げちゃダメ。

・保谷ってなんか可愛いかも・・・。磐田が左サイドから突破。センタリングをあげようと思いっきり足を振り上げる。そこへ保谷が壁となって立ちはだかる・・・しかし、その時、保谷が繰り出した技は・・・。両足を思いっきり内股に「キャッ」という声を入れて上げたくなるほどの必殺「女の子ディフェンス」を披露した。 足を内股に閉じているため、股抜きをさせない高度なディフェンスだ・・・ただし、カッコ悪い。でも、保谷ナイスクリア。(誉めてるんだか、けなしてるんだか・・・)

     吉村    田村                  吉村    田村  
                                           
  白山         下地             白山         下地        
                                  晋伍       
                                  ↑↑        
     野中    晋伍         攻   小澤      ↓↓        
                     →撃→  ↑↑      野中      一柳  
                      時                   ↑↑                               
小澤              一柳                     
     保谷    塗師                  保谷    塗師


        菅野                        菅野
・お、そう言えば今日はファンタジスタが試合に出てなかったのか。さりげなく、野中も出てるのでこっからフィールド上に二人もファンタジスタが出てる事になる。

・あぁ・・・・とうとう、その技を覚えたか。トップの米山と同じ背番号なだけに米山を尊敬してプロを目指してるとかだったらステキだったのに。よりにもよって尊敬してるのは保谷の様だ。自分の所にボールが来ない、大量得点でリード中に起こる不可思議な究極奥義、その名も「自作自演」。 相手に思いっきりパスしてやんの。そうか、保谷がいなくっても来年もこの究極奥義見れるんだぁ。

   −まぐのサッカー講座 その2−
・まぐのサッカー講座のお時間です。今日のお題は・・・またも「オフサイド」です。もちろん、オフサイドのルールぐらいは知ってるよね? しかし、このオフサイドにはただでさえ分かりづらいルールの上に、複雑な条件にのみ無効となる場合があるんです。それはゴールの中にDFが入っていても最終ラインになるのです。(注、負傷でゴールライン外にいる場合は除外します。) 最近のトップの試合でFKの際にロペスがたびたびゴール内に入りますが、途中で止めて前へ戻る時があります。あれは相手が気付いて中へ入ろうとしたからです。ユースに戻して・・・右サイド吉村が突破。それをマイナスパスで田村へ。田村ボレーもDFカット。こっから混戦状態。おそらくは下地がヘッドでつないでボレーを押し込み5−0と田村のハットトリック。 磐田ディフェンス陣はオフサイドを主張していましたが、左サイド側のポストに選手がカバーに入っていたのでオフサイドは無いでしょう。分かりましたか? 磐田ディフェンス陣の皆様方、だからと言ってカバーに行くなとは言いません。誰か分からないけど、彼を責めないでね。

・新必殺技完成!!田村の「ヒールリフト」だ。まず、DFとの勝負ではまたぎフェイント炸裂しまくり、キックフェイント入れまくりで相手DF腰ガッタガタ。岸野さん、ちゃんと見た? そのまま、GKと一対一になるや股(脇?)を抜いて後は無人のゴールへ・・・・とこの時、新必殺技発動!! 自分よりボールが後ろにあった事によりカカトでボールを浮かしてヒールリフトをし始めたのだ。なんて、カッコイイ・・・勿論、無人のゴールを前にしてやったので、GKに取られたけど・・・。故意にやった訳じゃないだろうけど、多少オーバーに書いてみました。まぐ観戦記を100%信じちゃダメだぞ! ここで試合終了。

9月29日(日) JユースカップD組第2節
ヴェルディ第一グラウンド

東京ヴェルディユース
 VS 
ジュビロ磐田

前−半

後−半

合−計

小野雄平(一柳)

  

小野雄平(宇佐美)

  

田村直也(PK)

  

田村直也(ゆーや)

  

田村直也(下地?)

  


   −今日の受賞者−
MOM : FW小野雄平     2度目/通算3度目
MOM : FW田村直也     4度目/通算9度目
MVP : MF富田晋伍     初選出
MVP : MF根占真伍     初選出/通算3度目


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
小野と田村で5得点だけでも評価してあげましょうよ。MVPの根占は無双転生だけで受賞、富田は普通にプレーで評価しました。なかなか、技術もあり頭も良さそうな選手だった。これからも期待しましょう。 いやぁ、ユース観戦記は久しぶりで勝手がわからんかったけど、どうでしょう? もっと、弾けた方が良かったかな。今回のJユースカップは平日開催多いので観戦数少ないから、次はもっと張り切って書こうかな。

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