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トヨタカップ

トヨタカップとは欧州の王者と南米の王者で試合を行い、世界一のクラブチームを決める大会である。周知の通り、欧州はW杯には出られないけど 実は強い国がたくさんひしめいているのだ。そのために、このUEFAチャンピオンズリーグ(欧州一を決める大会)大会では大番狂わせも多数起こるのである。その大会で優勝したチームと、南米リベルタ ドーレス杯で優勝したチームとが争う。昔はホームアンドアウェーで開かれていたが、暴動などが起こるために欧州側の優勝者が出場を辞退するようになった。 その後、トヨタ自動車のバックアップなどにより第三国開催となりその会場は日本となって「トヨタカップ」となった。「MVP」の選手は名前が青くなっています。それと選手名は サカマガでもサカダイでもローマ字読みでも発音読みでも無く、まぐろんの独断と偏見(語感がいい、見栄えががいいなど)で「まぐまぐまぐろん」方式を採用させて頂いてます。選手名が長い場合は 勝手にセカンドネームを書かない場合もあります。


第23回トヨタカップ
横浜国際総合競技場
レアル・マドリード(スペイン)
VS
オリンピア(パラグアイ)
  監督ビセンテ・デルボスケ   監督ネリ・アルベルト・プンピード 
  GKイケル・カシージャス   GKリカルド・ハビエル・タバレリ 
  DFミチェル・サルガド   DFネストル・ダニエル・イサシ 
  DFフェルナンド・ルイス・イエロ   DFネルソン・ファビアン・セラジャ 
  DFイヴァン・エルゲラ   DF15ペドロ・ファン・ベニテス 
  DFロベルト・カルロス・ダ・シルバ   DFフリオ・セサル・カセレス 
  MF19エステファン・カンビアッソ(ARG)  DFファン・モラン・ハラ 
  MF24クロード・マケレレ(FRA)  MFフリオ・セサル・エンシーソ 
  MF10ルイス・フィーゴ(POR)  MF11フェルナンド・ガストン・コルドバ 
  MFジヌディーヌ・ジダン(FRA)  MF16セルジオ・ダニエル・オルテマン 
  FWラウル・ゴンザレス   FWエルナン・ロドリゴ・ロペス 
  FW11ロナウド・ルイス・ナザリオ・ジリマ(BRA)  FW10ミゲル・アンヘル・ベニテス 
   
INMF14ホセ・マリア・「グティ」エレス  INFWリカルド・マルティン・バエス(元福岡)
OUTFW11ロナウド・ルイス・ナザリオ・ジリマ(BRA) OUTMF11フェルナンド・ガストン・コルドバ
INMF21サンティアゴ・エルナン・ソラリ(ARG) INFW17マウロ・カバジェロ
OUTMFジヌディーヌ・ジダン(FRA) OUTFW10ミゲル・アンヘル・ベニテス
INDF22フランシスコ・パヴォン      
OUTMF19エステファン・カンビアッソ(ARG)     


12/3 第23回トヨタカップ
横浜国際総合競技場

レアル・マドリード

 VS オリンピア

 − 

 − 

合−計

ロナウド

  

グティ

  


・試合内容
今回、審判は南米の方。でも、今回は酷いジャッジではなかった。試合前の情報によると、この年のJ2最下位である横浜FCと練習試合を行い南米王者オリンピアが0−3で負けるというハプニングがあったのだ。しかも、 延長まで希望したあげく120分近く試合をやったとか。おいおい、今日の試合は血祭りゲームになるんじゃなかろうなという試合前予想だったのです。一部サイトではレアル・マドリードVS横浜FCという書き込みもあった程。 それでも、試合が始まってみると前半開始でオリンピアが決定的チャンスを二度も作り、あわやゴールかというチャンスだった。一つはクロスボールを中でボレーで合わせたシーンはすばらしかった。その後、ロベルトカルロスからの スルーパスを足元へピタッと止めたロナウドが冷静に流し込み先制。後半もグティが頭で決めてトドメをさした。チャンスの数ではオリンピアに分があったが、それもレアルのボール回しにウットリとしてしまい内容も結果もレアルが圧勝したと 勘違いしそうなゲームでした。

・おまけ
普通ならアシストやらゴールやらが一番取り上げられるだろう。ただ、まぐとしてはこの試合で一番素晴らしかった選手はジダンとロナウドのトラップ技術だろう。なぜ、あんな簡単に足元にピタッと止める事ができるんだろう。 パススピード自体が早いので浮かしてしまいがちなボールを簡単に処理してしまう。日本と世界で技術の差は無いと思いがちだけど、トラップ技術は敵わない。パスの技術だけしかあがってない日本、次に極めるのはトラップでどうだろうか。 そんな中で遠慮なくシュート性のパスを延々と送りつづけて、周りの選手のトラップ技術を上げたであろうロベルト・カルロスと正確なトラップをし続けたジダンがMVP(まぐろん・ばりゅあぶる・ぷれいやー)でした。*公式MVPはロナウドです。


第22回トヨタカップ
国立競技場
   バイエルンミュンヘン(ドイツ)
VS
   ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)
  監督オットマー・ヒッツフェルト   監督カルロス・ビアンチ 
  GKオリバー・カーン   GKオスカル・コルドバ(COR)
  DFビリー・サニョル   DFローランド・スキアヴィー 
  DFサムエル・クフォー(GHA)  DFホルヘ・マルティネス 
  DF12ロベルト・コヴァチ(CRO)  DFニコラス・ブルディッソ 
  DFビセンテ・リザラズ(FRA)  DF14クレメンテ・ロドリゲス 
  MFニコ・コヴァチ(CRO)  MFマウリシオ・セルナ(COR)
  MF17トルステン・フィンク   MF13クリスチャン・トラベルソ 
  MF23オーウェンリー・ハーグリーブス(ENG)  MF26ハビエル・ヴィジャレアル 
  FW14クラウディオ・ピサロ(PER)  MF10ファン・ロマン・リケルメ 
  FW13パウロ・セルジオ(BRA)  MF11マルセロ・デルガド 
  FWジオバンニ・エウベル(BRA)  FWギジェルモ・バロシュケロット 
   
INMF10チリアコ・スフォルツァ(SWI) INDF22ホセ・カルヴォ
OUTMF23オーウェンリー・ハーグリーブス(ENG) OUTDFホルヘ・マルティネス
INFW19カルステン・ヤンカー INMF29グスタボ・ピント
OUTMFニコ・コヴァチ(CRO) OUTMF26ハビエル・ヴィジャレアル
INMFパブロ・ティアム(GUI) INFW アリエル・カレーニョ
OUTFW14クラウディオ・ピサロ(PER) OUTDF22ホセ・カルヴォ


11/27
国立競技場

バイエルン・ミュンヘン

 VS ボカ・ジュニアーズ

 − 

 − 

延長前

延長後

合−計

クフォー

  


・試合内容
試合が始まる前に審判がスウェーデン人の審判だったのだ。これは間違ってないか? アジアから審判をやらせなかったら意味が無いでしょ。試合はその通りの展開で前半から荒れ模様の展開。それにボカの選手は やたらと警告を出されてしまう。こういう大会での決勝では退場者だけは勘弁してくれよ。前半からボカが攻勢に出る。長い距離のスルーパスにFWとGKカーンがぶつかりあう。見事な飛び出しで失点もののシーンを切り抜けた。 やはり、現在最高のGKというところか。しかし、ここで試合の行方を左右してしまう一大事。GKカーンと一対一になったFWデルガド。得意のドリブルでGKをかわすが転倒。PKか?と思ったシーンはなんとデルガド にダイビングの反則で警告。二枚目で退場処分となってしまった。スローで改めて見た所、実際にGKカーンには触れてもいないところで倒れているので仕方無いか。これで試合は完全に凡戦。ボカが全員守備で引くとバイエルンが 人数をかけて攻めるという展開。しかし、これぐらいのレベルのチームが全員守備したら早々決める事は難しい。最後は延長後半にセットプレイからクフォーが押し込み1−0でバイエルンが王者についた。事実、これでバイエルンが 頂点にたったのは25年振りとなった。

・おまけ
個人的に南米好きのまぐろんだが、今回はバイエルンを応援していた。実はWOWOWに加入しているまぐろんはドイツサッカーをよく見るようになっていたのでお気に入りの選手とかも出てきたからだ。名前がかっこいい 「ハーグリーブス」とまさにドイツのストライカーと言えるパワーとスピード以外はいらないというFW「ヤンカー」が好きなのだ。ヤンカーは試合中、何度もトラップを失敗していたりとパワー&スピード以外は全くダメ。 この2人が見れただけでも満足さ。でも、実際はバイエルンのゲームメーカーでもあるMFショル、エッフェンベルクが見れなかった。あとキャノンシューターのタルナト、イエレミースにツィックラー、サリハミジッチ、サンタクルス ・・・結構、有名キャラ多いんだけど全員ケガなんだそうで・・・。


第21回トヨタカップ
国立競技場
レアル・マドリード(ESP)のメンバー
監督 ビセンテ・デル・ボスケ
GK25イケル・カシージャス
DF3ロベルト・カルロス(BRA)
DF4フェルナンド・ルイス・イエロ
DF15ジェレーミ(CAM)
DF18アイトール・カランカ
MF6イヴァン・エルゲラ
MF8スティーブ・マクマナマン(ENG)
MF10ルイス・フィーゴ(POR)
MF14ホセ・ルイス・グティエレス「グティ」
MF24クロード・マケレレ(FRA)
FW7ラウル・ゴンザレス

IN FW11サビオ ← OUT MF8マクナマンン
IN FW9モリエンテス ← OUT MF24マケレレ



ボカ・ジュニアーズのメンバー
監督 カルロス・ビアンテ
GK1オスカル・エドゥアルド・コルドバ
DF2ホルヘ・エルナン・ベルムデス
DF4ウーゴ・ベンハミン・イヴァラ
DF6アニバル・サムエル・マテジャン
DF13クリスティアン・アルベルト・トラベルソ
MF5マウリシオ・アルベルト・セルナ
MF10ファン・ロマン・リケルメ
MF18ホセ・オラシオ・バスアルド
MF22セバスティアン・アレハンドロ・バグダリア
FW16マルセロ・アレハンドロ・デルガド
FW9マルティン・パレルモ







国立競技場
レアル・マドリード VS ボカ・ジュニアーズ
           1 − 
           0 − 
           1 − 
ロベルト・カルロス パレルモ2

・試合内容
前半開始3分で一気に縦を抜け出したデルガドがオフサイドぎりぎりで突破。左サイドをフリーでドリブルし、じっくりと中央を見て センタリング。中に走り込んだパレルモが触るだけでゴール。綺麗に足に当てることだけを考えたシュートを決めてアルゼンチンのボカが先制。 今までの大会史上初めてという開始3分でのゴール。これで終わらずに前半6分には、ボカの最終ラインが何気なくクリアしたボールがそのままパレルモへ。 DFと競りながらもドリブルしてGKと一対一でシュート。1試合でPKを3本外したという実績があるとは思えないほど、落ち着いてGKの足下を流し込んだシュートで 0−2とボカが追加点を決めた。その後、前半12分には右サイドのフィーゴから逆サイドのロベカルまで一気にサイドチェンジ。それを胸トラップ一本でDFをかわして そのまま左足アウトサイドキックでシュート。ニアポストのゴール左上の天井に突き刺すキャノンシュートで1−2と差を縮めた。

後半は勿論、レアルペースのまま進むが一向に得点は入らない。かなりの決定機もあったが結果は1−2で南米王者のボカ・ジュニアーズが世界の頂点に立った。 ・おまけ
試合前から移籍金最高額の65億円ばかりが話題になるフィーゴ。試合前にもアルゼンチンサポに秋葉原で絡まれたり(実際はレアルのソラリが原因)と色々な話題が多かった。 今までのトヨタカップのパターンとして普通に選手の個人だけで強い欧州なのに、前半・後半ともに守備を重視する負けないサッカーを展開するのが多いので自然と南米寄りに 応援してしまうまぐろんだが、今回は前半早々にボカが2点も取るという面白い展開。余談だがボカのOBでもあり、なおかつボカの熱狂的なサポーターで「神の子」と異名を持つ ディエゴ・マラドーナは残念ながら、前回も来れなかったように麻薬取締法により来日はできなかった。試合全体を通してボカのMF10リケルメのボールテクニックには感激した。 DF3人に囲まれても抜いてしまうあのドリブルテクニック。完全に縦へ突破するタイプではなくて、技術と足下の柔らかさで抜くタイプ。間違いなくそのうち、欧州に持って いかれそうだ。他にはFWデルガドもそこそこのドリブルテクニックを持っていて、前半はDF5人ぐらい一気に抜き去ったのも面白かった。FWパレルモのPKが見れなかったのは 残念(外すのを見たい。)、それでも前半早々の2得点はさすがだった。南米好きのまぐろんとしてはこの試合と結果は満足だったが、欧州好きの人には後半の時間稼ぎなどは少々 ムカついたかもね。


第20回トヨタカップ

国立競技場
マンチェスター・ユナイテッドのメンバー
監督 サー・アレックス・ファーガソン
GK1ボスニッチ
DF3デニス・アーウィン
DF6ヤープ・スタム
DF27シルベストル
DF2ガリー・ネヴィル
MF16ロイ・キーン
MF8ニッキー・バット
MF18ポール・スコールズ
MF7デビッド・ベッカム
FW20スールシャール
FW11ライアン・ギグス

IN FW19ドワイト・ヨーク ← OUT スールシャール
IN FW10シェリンガム ← OUT スコールズ

パルメイラスのメンバー
監督 ルイス・フェリペ
GK1マルコス
DF2アルセ
DF3ジュニオール・バイアーノ
DF4ホッキ・ジュニオール
DF6ジュニオール
MF5サンパイオ
MF15ガレアノ
MF10アレックス
MF11ジーニョ
FW20アスプリージャ
FW7パウロ・ヌネス

IN FW17エバイール ← OUT ガレアノ
IN FW9オゼアス ← OUT アスプリージャ
IN FW19エウレル ← OUT パウロヌネス


国立競技場
マンチェスター VS パルメイラス
           1 − 
           0 − 
           1 − 
ロイ・キーン(ギグス)  

・サンパイオ、ジーニョは元横浜フリューゲルス。後にサンパイオは柏レイソルでもプレー。FWエウレルは元ヴェルディ川崎でプレー、 この後に鹿島でもプレーする。この大会の数年後にFWオゼアスが神戸でプレーする。




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