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2014年FIFAブラジルワールドカップ

世界中の国と地域がサッカーの世界一を目指して戦うスポーツ最大の大会。今やオリンピックをしのぐとさえ言われている大会で今までも数々の名勝負を繰り広げてきた。 今大会は開催国のブラジルのみ予選が免除されている。サッカーが文化として根付いているブラジルで開催されるものなのに、現地では工事が大幅に遅れたり死亡事故なども多発している。 好景気と言われるブラジルだが、格差が激しくワールドカップ開催を中止するべきというデモも多発する中での開催となった。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:G 第1節
アレナ・フォンチ・ノバ
ドイツ
VS
ポルトガル
ヨアヒム・レーヴ監督  監督パウロ・ベント
マヌエル・ノイアーGK  GK12ルイ・パトリシオ
ジェローム・ボアテング20DF  DF21ジョアン・ペレイラ(警告)
ペア・メルテザッカー17DF  DFブルーノ・アルヴェス
マッツ・フンメルスDF  DFペペ(退場)
ベネディクト・ヘヴェデスDF  DFファビオ・コエントラン
フィリップ・ラーム16MF  MFミゲル・ヴェローゾ
サミ・ケディラMF  MFジョアン・モウティーニョ
トニ・クロース18MF  MF16ラウール・メイレレス
メスト・エジルFW  FW17ナニ
マリオ・ゲッツェ19FW  FWクリスティアーノ・ロナウド
トーマス・ミュラー13FW  FWウーゴ・アルメイダ
        
アンドレ・シュールレFW
IN
FW11エデル
メスト・エジルFW
OUT
FWウーゴ・アルメイダ
シュコドラン・ムスタフィ21DF
IN
DF13リカルド・コスタ
マッツ・フンメルスDF
OUT
MFミゲル・ヴェローゾ
ルーカス・ポドルスキー10FW
IN
DF19アンドレ・アルメイダ
トーマス・ミュラー13FW
OUT
DFファビオ・コエントラン


6/17(火)GROUP:G 第1節
アレナ・フォンチ・ノバ
ドイツ
 VS 
ポルトガル

前−半

後−半

合−計

(PK)トーマス・ミュラー

  

(クロース)マッツ・フンメルス

  

(クロース)トーマス・ミュラー

  

(シュールレ)トーマス・ミュラー

  


       −ドイツのメンバー−                   −ポルトガルのメンバー−     

          ミュラー                         Hアルメイダ        
ゲッツェ    (ポドルスキー)    Mエジル       ロナウド    (エデル)     ナ  ニ
                   (シュルレ)                            


   クロース          ケディラ            メイレレス        モウチニョ  
          Pラーム                          ベローゾ         
                                       (Rコスタ)        

ヘベデス  フンメルス  メルテザカ  ボアテン     コエントラン  ペ  ペ  ブルーノ  ペレイラ
     (ムスタフィ)                (Aアルメイダ)(退  場)           

          ノイアー                         Lパトリシオ        
 


   −プチ観戦記−
・同じシステムを採用している強豪国同志という事で、ミラーゲームの様な展開になるだろうとロースコアを予想しておりました。しかし、試合は早々にPKでミュラーが先制。これで均衡するはずだった試合が崩れてしまった。 立て続けにクロースのCKからフンメルスのゴールで2−0。これでキレてしまったのはポルトガルの集中だけでなく、DFのペペまでキレてしまった。倒れたミュラーに対して、何故か頭突きをかまして一発退場。これで試合は完全に崩壊。 前半の内にクロースのクロスからミュラーが決めて3−0と試合を決めてしまう。後半はドイツがリスクをかけず、省エネを心がける試合展開にハマり凡戦に。ブラジルの観客はこれに対してブーイングする一幕も。 最後はミュラーがトドメのハットトリックを決めて試合終了。まぐが注目のエジルは途中でやる気を無くしたのか、なかなかスピードをあげないで勝負にもいかないケースが多く交代させられちゃいました。

   −今日の受賞者−

MOM:FWトーマス・ミュラー(ドイツ)
MOM:MFフィリップ・ラーム(ドイツ)
MOM:MFトニ・クロース(ドイツ)

MVP:DFジョアン・ペレイラ(ポルトガル)
MVP:MFラウール・メイレレス(ポルトガル)
MVP:FWクリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル)

・ミュラーは調子が悪いだなどと言われておりましたが、本大会でハットトリックですからね。しかも、ペペを退場にしましたし。面白いのがさすがドイツ人なんですよ。あそこで頭突きされたら南米系の選手は大げさに倒れて痛がりますよね。 しかし、そこはドイツ人のミュラーは怒って立ち向かっていくんですよ。ペペもこれは面食らったでしょうね。んで、ここ最近になってボランチにコンバートされた元右SBのラーム。代表でもクラブでもそつなくこなしておりますね。高さは無いけれど 視野は広いし、スペースを埋める仕事はさすがでした。そこにラームがいるからパスを出せないなんてシーン多かったですよ。クロースは2アシスト。ポルトガルでは攻撃のチャンスそのものは右サイドのペレイラぐらいしか手は無かった。 メイレレスはまるで北斗の拳の雑魚みたいな格好になっちゃって・・・それでも、必死にチームを鼓舞しておりました。気迫のこもった守備は良かったけど、やっぱ外見がね・・・。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:G 第2節
エスタジオ・ダス・ドゥナス
ガーナ
VS
アメリカ
クウェシ・アッピアー監督  監督ユルゲン・クリンスマン
アダム・ラーセン・クワラセイ12GK  GKティム・ハワード
ダニエル・オパレDF  DF23ファビアン・ジョンソン
ジョナサン・メンサー19DF  DF20ジェフ・キャメロン
ジョン・ボイェ21DF  DFマット・ベスラー
クワドウォ・アサモアー20DF  DFダマルカス・ビーズリー
(警告)モハメド・ラビウ17MF  MF15カイル・ベッカーマン
(警告)サリー・ムンタリ11MF  MF11アレジャンドロ・ベドヤ
アンドレ・アイェウ10MF  MF13ジャーメイン・ジョーンズ
ジョーダン・アイェウ13FW  MFマイケル・ブラッドリー
クリスチャン・アツFW  FW17ジョスマー・アルティドール
アサモアー・ギャンFW  FWクリント・デンプシー
        
ケビン・プリンス・ボアテングMF
IN
FWアロン・ヨハンソン
ジョーダン・アイェウ13FW
OUT
FW17ジョスマー・アルティドール
マイケル・エシアンMF
IN
DFジョン・ブルックス
モハメド・ラビウ17MF
OUT
DFマット・ベスラー
アルバート・アドマー14MF
IN
MF19グラハム・ズシ
クリスチャン・アツFW
OUT
MF11アレジャンドロ・ベドヤ


6/17(火)GROUP:G 第2節
エスタジオ・ダス・ドゥナス
ガーナ
 VS 
アメリカ

前−半

後−半

合−計

(ギャン)アンドレ・アイェウ

 クリント・デンプシー(ジョーンズ)

 

 ジョン・ブルックス(ズシ)


      −ガーナのメンバー−                 −アメリカメンバー−       

         Aギャン                    デンプシ  アルティ       
  ア  ツ          Jアイエ                 (Aヨハンソン)     
 (アドマー)        (ボアテン)                             
         Aアイエ                       ブラドリ          

                              ジョンズ        Aベドヤ    
      ムンタリ  Mラビウ                    ベッカー (ズ  シ)   
           (エシアン)                                 

アサモア  Jボイェ  メンサー  Dオパレ     ビーズリ  ベスラー  キャメロ  ジョンソン
                                (ブルクス)            

         クワラシ                       ハワード          


   −プチ観戦記−
・このグループは4ヶ国すべてが前大会で予選を突破したという事で強豪がひしめいております。とは言うものの、大方の予想はドイツとポルトガルな訳ですよ。なので、この2チームは初戦にも関わらず激しい試合を展開してくれました。お互いどっちも勝ちたい訳ですからね。試合は開始数秒でデンプシーがゴール。左サイドからの攻撃で ガーナのDFをダブルタッチで華麗にかわしてのシュートでした。その後はガーナペース。ミドル中心ではありますが、それもアフリカ特有の助走無しでもキャノンが飛ぶという恐ろしさ。ほとんどは枠内へ飛ばなかったものの、たまに飛んできてもGKハワードの守備範囲。後半もガーナペースが続き、後半38分に左サイドでワンツーをもらったAアイエウ。 そのまま、左足アウトサイトキックでGKの逆をついてゴールイン。対角線に決めずにアウトで蹴る辺りはセンスを感じました。これでガーナの逆転まで有り得るという展開だったが、後半40分にアメリカのCK。これを中央で途中交代のブルックスがヘッドで叩きこんで1−2とアメリカが突き放す。試合はこのまま終了して1−2とアメリカが勝利。 あのままガーナの逆転みたいなゲームになるはずだったのに、CK一本で流れも何もひっくり返した。サッカーの面白さと恐さが同居したかの様なゲームでした。 br>
   −今日の受賞者−

MOM:FWクリント・デンプシー(アメリカ)
MOM:DFジョン・ブルックス(アメリカ)
MOM:MFジャーメイン・ジョーンズ(アメリカ)

MOM:MFサリー・ムンタリ(ガーナ)
MOM:MFアンドレ・アイェウ(ガーナ)
MOM:DFクワドウォ・アサモアー(ガーナ)

・デンプシーの開始数秒の先制点はお見事でした。その後もアメリカの攻めはこのデンプシーが最後の引き金を引いてました。逆転のCKで決めたブルックスですが、ゴールを決めた瞬間にパフォーマンスとか一切なし。「うわっ、やべー。オレ、ワールドカップで決めちゃったよ・・・」ってなリアクション。 両手で頭を抑えて「どうしよー」みたいな感じでした。逆にそれが滑稽で面白かった。ガーナは中盤のムンタリの長短のパスが見事。中盤でのゲームメイクは素晴らしかったですが、ガーナの前の方がややミドルに固執し過ぎてる感はあった。パスだけでなくムンタリの攻め上がりを待つぐらいポゼッションを高めても良かったかな。 サイドからのオーバーラップもアサモアが中心。右よりも左偏重でした。アサモアとアイェウの繋ぎで同点までは奪ったんですけどねー。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:G 第3節
エスタジオ・カステロン
ドイツ
VS
ガーナ
ヨアヒム・レーヴ監督  監督クウェシ・アッピアー
マヌエル・ノイアーGK  GK16ファタウ・ダウダ
ジェローム・ボアテング20DF  DF23アッフル・ハリソン
ペア・メルテザッカー17DF  DF21ジョン・ボイェ
マッツ・フンメルスDF  DF19ジョナサン・メンサー
ベネディクト・ヘヴェデスDF  DF20クワドウォ・アサモアー
フィリップ・ラーム16MF  MF17モハメド・ラビウ
サミ・ケディラMF  MF11サリー・ムンタリ(警告)
トニ・クロース18MF  MFケビン・プリンス・ボアテング
メスト・エジルFW  FWクリスチャン・アツ
マリオ・ゲッツェ19FW  FW10アンドレ・アイェウ
トーマス・ミュラー13FW  FWアサモアー・ギャン
        
シュコドラン・ムスタフィ21DF
IN
FW13ジョーダン・アイェウ
ジェローム・ボアテング20DF
OUT
MFケビン・プリンス・ボアテング
ミロスラフ・クローゼ11FW
IN
MF22ワカソ・ムバラク
マリオ・ゲッツェ19FW
OUT
FWクリスチャン・アツ
バスティアン・シュヴァインシュタイガーMF
IN
MFエマニュエル・アギェマン・バドゥ
サミ・ケディラMF
OUT
MF17モハメド・ラビウ


6/17(火)GROUP:G 第3節
エスタジオ・カステロン
ドイツ
 VS 
ガーナ

前−半

後−半

合−計

(ミュラー)マリオ・ゲッツェ

 アンドレ・アイェウ(アフル)

(ヘーベデス)ミロスラフ・クローゼ

 アサモアー・ギャン(ムンタリ)


        −ドイツのメンバー−                  −ガーナのメンバー−      

           ミュラー                        Aギャン         
 ゲッツェ                Mエジル      Aアイエゥ          ア  ツ  
(クローゼ)                                       (ムバラク) 
                                       ボアテン         
                                      (Jアイェウ)       
    クロース          ケディラ                              
           Pラーム (シュバイニー)            ムンタリ  Mラビウ      
                                         (Eバドゥ)     

 ヘベデス  フンメルス  メルテザカ  ボアテン     アサモア  Jボイェ  メンサー  Dオパレ
                   (ムスタフィ)                          

           ノイアー                        クワラシ         
 


   −プチ観戦記−
・どちらが勝ってもおかしくない試合を演じてくれました。そもそも、ドイツを相手にどちらが勝ってもという試合をしただけでも称賛に値しますよ。前半からお互いが攻め合うという展開でどちらも決定的なチャンスが多かった。 試合は後半になってから動く。後半開始早々、右サイドで回ったミューラーからのクロスをゲッツェが決めて先制。これと全く同じ様なシーンで右サイドからアフルからのクロスでアンドレ・アイエウのゴールで同点。 その数分後にムンタリのスルーパスからギャンが決めて1−2と逆転。そして、ここでクローゼ投入でスタジアムの空気を一変させます。ドログバ交代とは逆の交代。クローゼはW杯通算14得点で2位、1位が現地ブラジルのFWロナウドの15点なんですね。 なので、今大会でこの記録を塗り替えるかもしれないと話題になっていたのです。なので、交代選手がクローゼでブラジルファンが一斉に大ブーイング。そして、CKをクローゼが決めたもんだから、試合は急に分からなくなった訳ですよ。 でも、最後までお互いに決定機があり、非常に楽しかったですよ。ロスタイムのクローゼが決めてれば勝ってたし、単独首位に躍り出たのにねー。残念。

   −今日の受賞者−

MOM:FWミロスラフ・クローゼ(ドイツ)
MOM:FWマリオ・ゲッツェ(ドイツ)
MOM:MFメスト・エジル(ドイツ)
MOM:FWアサモアー・ギャン(ガーナ)
MOM:DFジョン・ボイェ(ガーナ)


MVP:DFベネディクト・ヘヴェデス(ドイツ)
MVP:MFサリー・ムンタリ(ガーナ)
MVP:FWアンドレ・アイェウ(ガーナ)

・そういう意味で試合をひっかきまわしたクローゼがMOM。今大会ではスタジアムのブーイングで急に貧弱になった選手が多いですよね。D・コスタだったり、韓国代表だったり。このスタジアムのブーイングで力を得る豪胆な選手かどうかもビッグマッチには影響しますよ。 つまり、クローゼはブーイングを声援に変えられる訳ですよ。こういう選手がいると頼もしいです。んで、エジルは前節やる気が無かったんですが、この試合はらしいプレーを連発。ドリブルする足の運びのままでパスとかシュートしちゃういつものプレーが出てました。 ほんと、ボール獲られないんですよね。んで、そのクローゼのせいで初ゴールを逃したヘベデスも追加。CKをバックヘッドで狙ったのに、GKを抜いてゴール直前でクローゼに滑り込まれた訳ですから。ちょっと可哀想なので入れちゃいました。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:G 第4節
アレナ・アマゾニア
アメリカ
VS
ポルトガル
ユルゲン・クリンスマン監督  監督パウロ・ベント
ティム・ハワードGK  GK22ベト
ファビアン・ジョンソン23DF  DF21ジョアン・ペレイラ
ジェフ・キャメロン20DF  DF13リカルド・コスタ
マット・ベスラーDF  DFブルーノ・アルヴェス
ダマルカス・ベアズリーDF  DF19アンドレ・アルメイダ
クリス・ウォンドロウスキ18MF  MFミゲル・ヴェローゾ
(警告)ジャーメイン・ジョーンズ13MF  MFジョアン・モウティーニョ
アレジャンドロ・ベドヤ11MF  MF16ラウール・メイレレス
マイケル・ブラッドリーMF  FW17ナニ
グラハム・ズシ19MF  FWクリスティアーノ・ロナウド
クリント・デンプシーFW  FW23エルデル・ポスティガ
        
デアンドレ・イェドリンDF
IN
FW11エデル
アレジャンドロ・ベドヤ11MF
OUT
FW23エルデル・ポスティガ
クリス・ウォンドロウスキ18FW
IN
DFヴィリアン・カルバーリョ
クリント・デンプシーFW
OUT
DF19アンドレ・アルメイダ
オマール・ゴンザレスDF
IN
FW18シルベストレ・バレラ
グラハム・ズシ19MF
OUT
MF16ラウール・メイレレス


6/23(月)GROUP:G 第4節
アレナ・アマゾニア
アメリカ
 VS 
ポルトガル

前−半

後−半

合−計

ジャーメイン・ジョーンズ

 ナニ

(ズシ)クリント・デンプシー

 シルベストレ・バレラ(Cロナウド)


      −アメリカメンバー−                   −ポルトガルのメンバー−     

         デンプシ                          ポスチガ         
       (ウォンドロフ)               ロナウド    (エデル)     ナ  ニ
                                                    
  ズ  シ   ブラドリ   Aベドヤ                                
 (オマール)        (イエドリ)                               
                                メイレレス        モウチニョ  
      ジョンズ  ベッカー                (Sバレラ) ベローゾ         
                                                    

ビーズリ  ベスラー  キャメロ  ジョンソン     Aアルメイダ  ブルーノ  Rコスタ  ペレイラ
                           (カルバーリョ)                 

         ハワード                          ベ  ト         
 


   −プチ観戦記−
・開始早々、相手のミスからナニが豪快に突き刺した先制点。あれで全てが上手く行く、そう思いましたよ。ただ、今大会のポルトガルはサッカーの女神からトコトン嫌われております。それがたった2試合で4人目の負傷者なのです。 この試合も早々にポスチガが肉離れ、アルメイダも負傷と交代枠をほとんど戦術的に使えない。前節、ウーゴ・アルメイダ、コエントランと2名が肉離れで離脱させられ、ペペは頭突きで退場したりと真っ当に戦わせてもくれない。 もはや半分がレギュラー組じゃない陣容になったポルトガル、前半にアメリカの猛攻をサンドバック状態で喰らいまくり。失点しないのが不思議なぐらい。まぁ、後半も交代枠は1つしかないので、このまま戦うしかない。 そして、ジョーンズのミドル一発で同点にされると、ズシからのスルーパスにデンプシーが決めて逆転。このまま、負ければ予選敗退が決まってしまう試合。ロスタイムになんとか、Cロナウドからバレラが決めて同点に追いついた。 最後の最後で決めた際には盛り上がったものだが、正直に言うと「引導を渡して」ほしかった気がする。

   −今日の受賞者−

MOM:FWシルベストレ・バレラ(ポルトガル)
MOM:FWクリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル)
MOM:MFジャーメイン・ジョーンズ(アメリカ)
MOM:FWクリント・デンプシー(アメリカ)

MVP:DFファビアン・ジョンソン(アメリカ)
MVP:MFマイケル・ブラッドリー(アメリカ)
MVP:MFラウール・メイレレス(ポルトガル)
MVP:FWナニ(ポルトガル)

・負け試合を引き分けた・・・まぁ、あんまり引き分ける意味は無いんですが、ロスタイムに決めたバレラとアシストしたロナウドがMOM。ゴールを決めたジョーンズとデンプシーがMOM。ジョーンズはドレッドヘアをなびかせて運動量豊富に 活動範囲の広い選手。それがミドルシュートで強烈な巻いて決めるシュートもあるんですから参りましたよ。そして、アメリカの攻撃の基本としてあげられるのが、トップ下のブラッドリーから右サイドをオーバーラップしたジョーンズへロングフィードを通すのが何本もあった。 分かっちゃいるけど、止められないロングパスでした。これでポルトガルは上下動させられスタミナが無くなっていった。メイレレスはノートで正の字が最も多かった選手、ナニは貴重な先制点を決めたとこ。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:G 第5節
アレナ・ペルナンブーコ
アメリカ
VS
ドイツ
ユルゲン・クリンスマン監督  監督ヨアヒム・レーヴ
ティム・ハワードGK  GKマヌエル・ノイアー
ファビアン・ジョンソン23DF  DF20ジェローム・ボアテング
(警告)オマール・ゴンザレスDF  DF17ペア・メルテザッカー
マット・ベスラーDF  DFマッツ・フンメルス
ダマルカス・ベアズリーDF  DFベネディクト・ヘヴェデス(警告)
(警告)カイル・ベッカーマン15MF  MF16フィリップ・ラーム
ジャーメイン・ジョーンズ13MF  MFバスティアン・シュヴァインシュタイガー
グラハム・ズシ19MF  MF18トニ・クロース
マイケル・ブラッドリーMF  FWメスト・エジル
ブラッド・デイヴィス14MF  FW10ルーカス・ポドルスキー
クリント・デンプシーFW  FW13トーマス・ミュラー
        
デアンドレ・イェドリンDF
IN
FW11ミロスラフ・クローゼ
グラハム・ズシ19MF
OUT
FW10ルーカス・ポドルスキー
アレジャンドロ・ベドヤ11MF
IN
FW19マリオ・ゲッツェ
ブラッド・デイヴィス14MF
OUT
MFバスティアン・シュヴァインシュタイガー
   
IN
FWアンドレ・シュールレ
   
OUT
FWメスト・エジル


6/27(金)GROUP:G 第5節
アレナ・ペルナンブーコ
アメリカ
 VS 
ドイツ

前−半

後−半

合−計

 

 トーマス・ミュラー(メルテザッカー)


      −アメリカメンバー−                   −ドイツのメンバー−        

         デンプシ                         ミュラー           
                            ポルディ                Mエジル 
                           (クローゼ)              (シュルレ)
  デイビス   ブラドリ   ズ  シ                                 
 (Aベドヤ)        (イエドリ)                                
                               クロース          シュバイ    
      ジョンズ  ベッカー                      Pラーム  (ゲッツェ)   


ビーズリ  ベスラー  オマール  ジョンソン     ヘベデス  フンメルス  メルテザカ  ボアテン 
                                             

         ハワード                         ノイアー           
 


   −プチ観戦記−
・ドイツ、アメリカ共に引き分ければ自動的に突破。負けた場合は他会場の結果次第という事で、ワールドカップならではの労せずに「0−0」で終わろうよ的な試合も予想された。しかし、そういう試合を好まないドイツは前半から猛攻を仕掛ける。まず、1位で通過しなければならないという気持ちと、レギュラーを奪いたいと考えるポドルスキーの活躍で 中距離弾を撃ちまくる展開に。エジル、クロース、ボアテングがサイドからクロスを送って、こぼれ球をポドルスキーらが遠目から撃つ。これだけで前半が終わった格好。ただ、試合が単調になったせいもあり、指揮官はポルディを下げてクローゼ投入。ところが、クローゼも自身の記録がかかってるせいか、クロスばかりの単調な攻撃に終始。アメリカは時折、ブラッドリーの スルーパスでデンプシーやズシがシュートまで持っていくものの、GKと一対一という状況にはさせない。結局、FKからメルテザッカーのシュートをGKが弾き、このこぼれを芸術的に巻いて落としたミュラーのゴールで1−0勝ち。アメリカも他会場の情報を知りながらのプレーだったのか、点を取られても守備の姿勢を崩さずに両クラブ予選突破となりました。

   −今日の受賞者−

MOM:FWトーマス・ミュラー(ドイツ)
MOM:DFペア・メルテザッカー(ドイツ)
MOM:MFフィリップ・ラーム(ドイツ)

MVP:MFマイケル・ブラッドリー(アメリカ)
MVP:MFグラハム・ズシ(アメリカ)
MVP:DFオマール・ゴンザレス(アメリカ)

・値千金のミュラーのゴールで勝ったのでMOM。何気にスーパーゴールの1つと数えられてもおかしくないゴールでした。どちらかというと嗅覚とか、マークの外し方とかでゴールを決める印象ですが、シュートテクニックもかなり高いんですよね。んで、この試合はメルテザッカーの方が活躍。今大会は裏を取られてしまうシーンも多いですが、 デンプシーに当てたいだけのボールをことごとくカット。アメリカはあまり最終ラインの裏を狙うシーンが少ないので相性は良かったです。それでも、サイドのズシやベドヤは斜めに走って裏を狙うのですが、ここではラームが一対一になるのを防いでました。これがあるからDMFへのコンバートが成功したんでしょね。んで、アメリカは通らないだろうと分かっていても スルーパスを出すしかないという気概を感じたブラッドリー、間に合わないと分かっていても走るしかない気概を感じたズシ、クローゼにだけはやられたくないという気概を感じたゴンザレスがMVP。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:G 第6節
エスタジオ・ナシオナウ・デ・ブラジリア
ポルトガル
VS
ガーナ
パウロ・ベント監督  監督クウェシ・アッピアー
ベト22GK  GK16ファタウ・ダウダ
ジョアン・ペレイラ21DF  DF23アッフル・ハリソン(警告)
ペペDF  DF21ジョン・ボイェ
ブルーノ・アルヴェスDF  DF19ジョナサン・メンサー
ミゲル・ヴェローゾDF  DF20クワドウォ・アサモアー
ヴィリアン・カルバーリョMF  MF17モハメド・ラビウ
(警告)ジョアン・モウティーニョMF  MFエマニュエル・アギェマン・バドゥ
ルベン・アモリン20MF  MFクリスチャン・アツ
ナニ17FW  MF10アンドレ・アイェウ
クリスティアーノ・ロナウドFW  FW18アブドゥル・マジード・ワリス(警告)
エデル11FW  FWアサモアー・ギャン
        
シルベストレ・バレラ18FW
IN
FW13ジョーダン・アイェウ(警告)
ジョアン・ペレイラ21DF
OUT
MF18アブドゥル・マジード・ワリス
ヴィエイリーニャ10FW
IN
MFアフリイェ・アックアー
エデル11FW
OUT
MF17モハメド・ラビウ
エドゥアルド・カルバーリョGK
IN
MF22ワカソ・ムバラク
ベト22GK
OUT
MF10アンドレ・アイェウ


6/27(金)GROUP:G 第6節
エスタジオ・ナシオナウ・デ・ブラジリア
ポルトガル
 VS 
ガーナ

前−半

後−半

合−計

(ベローゾ)OG

 アサモア・ギャン(アサモア)

(ナニ)クリスティアーノ・ロナウド

  


       −ポルトガルのメンバー−               −ガーナのメンバー−      

          エデル                     Aギャン  Mワリス      
 ロナウド   (ビエイリニャ)   ナ  ニ                (Jアイェウ)    
(クローゼ)                                            
                             Aアイエゥ          ア  ツ  
                             (ムバラク)               
   アモリム          モウチニョ                            
         カルバーリョ                   Eバドゥ  Mラビウ      
                                       (アックア)     

 ベローゾ  ペ  ペ  ブルーノ  ペレイラ     アサモア  メンサー  Jボイェ  アッフル
                  (Sバレラ)                          

          ベ  ト                       Fダウダ         
        (エドゥアルド)                                  


   −プチ観戦記−
・えぇ、5点差でしたっけ? ガーナを相手に5点差を付けて勝つか、アメリカが複数失点で負けるかが予選突破の条件です。あ、ガーナは2−0か3−0でいいんでしたね。ケガ人続出でレギュラーメンバーを満足に入れられない状況も重なり、モチベーション的にはだいぶ低い試合でした。アフリカ特有の内部分裂がガーナにも起こったからです。 ケビン・プリンス・ボアテング、サリー・ムンタリの2名が規律を乱したとして本国へ強制送還されたそうです。なので、試合始まる前からこの2チームの予選突破は無いなと思ってしまったのでモチベ低かったのですよ。 更に追い討ち。まさかそんな事は無いと思いますが、CLの決勝の様に今回も映画撮影が入ってるとかあるんでしょーか。ロナウド1人だけテンションが異常に高いというね。この試合どれだけ1人でカットインするのか、どれだけロングシュート打つのか、「独り善がり」のプレーばかり目立ちました。まぐ的にはそれでも満足ですけどね。 だって、そういう事をしていい選手なんですから。試合はオウンゴールでポルトガル先制も、後半にアサモアのクロスにギャンが決めて同点。ガーナが逆転するか?と思われた試合も、最後はやっぱりロナウドショー。もはや、ポルトガルは全員で守って後はロナウドという試合展開へ。こんな分かりやすいサッカーなのに、相手GKもロナウドの前へボール落としちゃったりとかするしね。 これをロナウドが決めて大会初ゴール。その後も決められそうなシーンはあったものの2−1で試合終了。最後はロナウドも挨拶しないで笛が鳴ったと同時に控え室へ帰っちゃいました。

   −今日の受賞者−

MOM:FWクリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)
MOM:MFジョアン・モウティーニョ(ポルトガル)

MVP:FWアサモアー・ギャン(ガーナ)
MVP:GKファタウ・ダウダ(ガーナ)
MVP:DFクワドウォ・アサモアー(ガーナ)
MVP:MFクリスチャン・アツ(ガーナ)

・まぁ、あれだけ会場を沸かせればロナウドでしょーね。ブラジル人のブーイングも混ざってましたが。「クリスティアーノ? ロナウドと言ったら、フェノメノでしょ」というTシャツもかつて流行ったそうで、今回もそれがあちこちで見られる大会になるかと思ったらひっそりと予選敗退しちゃうっていうね。ブラジル人もブーイングしながら、ちょっとガッカリでした。 他にはそのロナウドのシュートを止めまくったGKのダウダ。1つのミスでロナウドゴールってのだけが悔やまれる。決めたギャンはもちろんですが、アシストのアサモアは右足アウトサイドキックでクロスあげたんですよ。このテクニックを評価してのMVP。


2014年FIFA WORLD CUP BRASIL GROUP:G まぐベストイレブン

GKティム・ハワードアメリカ
DFフィリップ・ラームドイツ
DFオマール・ゴンザレスアメリカ
DFマッツ・フンメルスドイツ
DFクワドウォ・アサモアーガーナ
MFサリー・ムンタリガーナ
MFトニ・クロースドイツ
MFマイケル・ブラッドリーアメリカ
FWクリント・デンプシーアメリカ
FWトーマス・ミュラードイツ
FWクリスティアーノ・ロナウドポルトガル


*あ、ちなみにこれは公式見解じゃなくてまぐのベストイレブンです。

・このグループは4ヶ国全てが前大会で予選突破している強豪揃い。それでも「ドイツ」「ポルトガル」の突破が鉄板の予想であったが、まさかのポルトガル予選敗退。クリスティアーノ・ロナウドも散々シュート撃ったけど、なかなか入らなかったね。それでも、ベストイレブンに入れざるを得なかったのは、時折魅せるハイスピードのドリブル。やっぱ、スタジアム沸くわ。 今回のチームで説明が必要なのはアメリカのブラッドリーぐらいですかね。アメリカの中心選手でデンプシーに縦パスを通しまくった。スルーパッサーでもあるのでカウンターなどではロングパスも通していた。今回はその他にランクインしそうだったのがワールドカップの得点記録を塗り替えたクローゼ。アメリカのスーパーミドルを決めたジョーンズ。 ガーナのFWアサモア・ギャンってところですかね。


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