2003年 前期第13節


・水曜日、磐田戦で爆発したエムボマハットトリック。あれから治らなかった風邪。体は熱を持ち、鼻は詰まり、咳き込みながらの仙台遠征。そういえば、ラモン選手は「両アキレス腱痛」が完治していないのに騙しながら試合に出ているという。 まぐも似たようなもの(そうか?)、仙台強行出場で参ります。

・朝7時45分新宿集合。仙台バスツアーは実際のところ、某応援団「VERDISTA」プレゼンツ。ヴェルディの公式バスツアーじゃないので、バスツアーなんてあったっけ?って言われても知りませんです。こうでもしなきゃ、仙台はチケット取れないのよさ。 つまり、TVや何やらで言っていた「仙台スタジアムに駆けつけたヴェルディサポーター40人」の大半はうちらってことだ。

・毎回恒例、今回バスツアーに参加してくれた勇気ある者どもを一気に羅列。「Y下さんファミリー」「S藤さんファミリー」「Tさんファミリー(の内、Tママさん、大中小ちゃんのみ)」「☆野さん」「桜井様」「コバ好きSくん」「セクスィー&マギー新語」「横浜Fマリちゃん」「とーこさん」「yotaくん」「元RAINさん」・・・まぁ、あとその他数名。 そして、「まぐ」の参加でした。ってかまだ行きの段階で酒を飲まないように・・・まぐは風邪ひいてて飲めないってのに!。そんなまぐは「カコナール」を飲んでました。

・仙台スタジアム到着。思ったより渋滞も少なくて助かった。それにしても、昨年の開幕時に見に行った仙台スタジアムは開門前から長蛇の列でした。でも、雨のせいか混んで無いなぁ。さぁ、試合始まる前にお土産お土産。駅前の「イトーヨーカドー」で「萩の月」購入。仙台の場合はコレか「笹かま」でしょう。え? 牛タンもあるって? それはまぐのお腹にしか入らないなぁ。

・ふっふっふっふ・・・実はね、まぐは皆に内緒でこんな凄い事をやってたのよさ。それは・・・「マッチデープログラム」に記事掲載ってやつさ。仙台の編集者さんからメールをもらいまして、「東京Vサポーターによる記事」を掲載したいとのこと。それに対して、何故か「まぐ」に白羽の矢が刺さったという訳。あ、痛たた。 恥ずかしながらも必死で仕事もしないで考えたコメントでした、でもね・・・そこの横には「山田卓也」の紹介文が載っていたのだ。なんと、チーム名が「FC東京」になってるじゃないか! おのれー、なんというアウェーの洗礼。なんか、まぐの掲載記事がちっちゃく感じちゃいました。以下、掲載された文章です。

昨年のリーグ開幕戦では、J1昇格の勢いを持った仙台に0−1で敗戦した。今度は借りを返す番。チームの現状ですが、すでにご承知の通り、ヴェルディは新監督であるアルディレス氏によって守備の改革に着手しています。 仙台と同様に負傷者続出によって成績は低迷していましたが、現在はほぼ全員が復帰。 チーム力は格段に上がっている状態です。
将来のキャプテン柳沢将之。攻めに守りに運動量抜群。90分全力プレーが出来るし、ロングシュートは最大の武器。イタリアに行った柳沢より覚えておく価値有り。一対一なら桜井直人。抜けばゴール、抜けなかったらPK。日本でも最高レベルのドリブラー、一度PKを味わってみませんか?
仙台戦はどうなるかは知りませんが、注目は中盤のフラット4。MFと標記される選手達が横一列に並び、サイド攻撃も中央突破も防いでくれます。中盤の守備がいかに機能するかがヴェルディの鍵です。そして、皆さんお馴染みのエムボマ。試合の流れ、状態、雰囲気・・・良い意味で全てをぶち壊す選手です。 一発を持っています。分かっていても無駄だと思いますが、お気を付けて。
余談ですが、キャプテンは山田卓也。略して山卓。 もう、他に山田という名前は居ないのに山田隆裕のせいで未だに山卓と略されてるんです。(まぐ)

・どうでしょうか? もし、仙台へ行ってマッチデープログラムを購入した方がいましたら、もう一度読み返して見て下さい・・・いえ、単なる自慢です、はい。

・姉さん、事件です。デカバックの中には確かに横断幕が入っていたのです。それが・・・何故か、下着類やお薬など完全なお泊りセットに変わっていたのです。いったい、誰がこんな事を。そして、犯人は誰なのか? 犯人を特定する痕跡は一切無し、場所は密室。仙台で起こる連続殺人事件なのか、猟奇事件に発展するのか。 どうなる、VERDISTA。どうなる、まぐまぐまぐろん。って、誰も死んでねーし。密室じゃねーし。ヴェルディの星さんがカバンを間違えて持ってきてしまいましたとさ。そして、しばし連行。は、犯人はヴェルディの星さんだ・・真実はいつも一つ!って盗んでねーし。

・観戦記なのに試合まだ?って思わないで下さいね。今回は試合前に目白押しだったもので・・・。なんと、元ヴェルディのMF山田隆裕が引退なのです。なーんか、ヴェルディで一度引退しただけに、ちょっと複雑ではあります。仙台スタジアムでは満員のお客さんが「山田コール」ですよ。あぁ〜、仙台では愛されてたんだ〜。 ごめんよ、まぐは「早く痩せましょう」とか酷い事ばっか書いた記憶があります。あと、飯尾ちびへの援助交際疑惑でしょうか。サッカーの思い出が無いなぁ・・・。あ、最終節のミドルシュートだけ思い出しましたよ。セレモニーではyotaさんが花束を渡しました。さぁて、そろそろ試合行きましょうか。

仙台スタジアム
 
   ベガルタ仙台
VS
   東京ヴェルディ1969
  監督清水秀彦   監督"オジー"・アルディレス 
  GK22高桑大二朗   GK21高木義成 
  DF19森川拓巳   DF13柳沢将之 
  DFファビアーノ   DF林 健太郎 
  DF小村徳男   DF23米山篤志 
  DF17根本裕一   DF三浦淳宏 
  MF15石井俊也   MF山田卓也 
  MFシルビーニョ   MF10ラモン・ヒュブナー 
  MF20福永 泰   MF32小林慶行 
  FW13山下芳輝   MF22平野 孝 
  FW11佐藤寿人   FW16桜井直人 
  FWマルコス   FWパトリック・エムボマ 


・おい!コラ! 何が仙台負傷者続出だよ。出てるじゃねーか! マルコス、シルビーニョ、テル、財前ってホントに? それにしても、仙台サポは何か殺気立ってますね。「これ、負けたら清水秀彦分かってるだろうな?」 っていう雰囲気がぎゅんぎゅんしました。そして、カントリーロード大合唱。始まる前からベガルタ仙台最終回のたたずまい。

     ボマ                        ボマ    桜井     
           桜井                          
                          アツ 平野   羅門   山卓 柳沢
                          ↑↑              ↑↑   
                          ↑↑              ↑↑   
平野   コバ    羅門   山卓   攻    ↑↑              ↑↑  
                    →撃→   ↑↑      コバ      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
                          アツ              柳沢
アツ   米山    林    柳沢             米山    林 


        義成                        義成
・まずは2タッチ以内の細かいパスワークから来るオジー・サッカーの醍醐味。ラモンが3人の間を通すスルーパス。これを中央の桜井がダイレクトで左の平野へ。平野もボマへダイレクトでオフサイド。うんうん、早いパスまわしで相手もビビってますぞ。

・相手のクリアボールであるセカンドボール奪取率が格段に上がってる。ここを繋いで右サイドのヤナギへ。オーバーラップしてきたヤナギは間髪入れずにアーリークロス。これをファーサイドでボマがヘッドでPA内右エリアへ落とす。そこに走りこんできたのは我らがキャプテン山卓。 磐田戦で外したシュートに似てる位置から冷静にファーサイドネットへ流し込んであっさりと先制点! 0−1でヴェルディが開始3分でリード。うおーーー!こりゃ、今日も大量得点だぜい。

・え?FK蹴るのボマ?・・・これってまさかキャノンでドン!っていう安易なフリーキックじゃないでしょうねぇ。それなら、幾分アツか平野の方が効果的なんですけど・・・。あ、ぼーん。やっぱり。ボマがどっかんFK蹴りましたとさ。ってかアツ蹴ろうよ。魔球見せてよ。

・仙台はずっとこれしかしてこない。サイドへ張って、アーリークロスをマルコスへっていうカタチ。でも、意外ときついんだコレが。右サイドからのセンタリングをファーサイドまで通されて寿人が抜け出す。GK義成と一対一の状況になるけど、神の領域まで上り詰めた義成がセーブ。 いやぁ〜、危ない危ない。

・コバが一気にサイドチェンジ。これを右サイドに開いていた山卓がキープ。すぐに中央へ縦パス。これをもらいに来た桜井がスルーしてボマへ。ボマにマークが2〜3人絡んできたのに気付いてか、ボマがくるりとターンしてヒールパス。これをラモンがもらってドリブル突破。・・・ぐちゃ。失敗。どーも、ラモンはこの試合でブレーキになってる。そろそろ疲れてるから休ませたいけど、結果出してるんだよね。 そして、その直後のCKで直接狙うシーンも。うーん、悪くは無いけどカウンターの起点にもなってる。エジムンドみたいだ。

・ボマが落として桜井突破。行きますか久しぶりに・・・「どけどけ〜、邪魔だ邪魔だ、どけどけ〜、どけどけ〜い。」「仙台スタジアムのアウェー側が金網で隔離されてるっつ〜んだ。ばかやろー、こんにゃろーめー」「こんにゃろーめー、鹿島が暴れたからだっつーんだ。ばかやろー、こんにゃろーめー」「仙台スタジアムのアウェー側が金網で隔離されてるっつ〜んだ。ばかやろー、こんにゃろーめー」 「こんにゃろーめー、浦和も椅子30席壊したからだっつーんだ。ばかやろー、こんにゃろーめー」・・・なーんて「いつもここから」パクってる間に桜井が倒れてFK。またしてもボマがどっかーーんキャノンで狙いましたとさ。

・それでも追加点を奪えずに手をこまねいている内にやられた。米山が寿人に対応している間にループパス。これを一気にDFラインの裏を取られて山下が抜け出す。そのまま、右エリアから義成と一対一になった所をニアサイドへ強烈にフィニッシュ。義成も手で弾いたが惜しくもボールはネットへ。これで同点。両CBともスピード系には弱いんだよねぇ。

・こっから一気に仙台ペースへ。さっきまで流れを掴め無かった仙台が攻勢に出る。この試合で大注目の「美白対決」である「やしけんvs根本」を見るまでもなく、根本がアーリークロス。ファーサイドで対応出来なかったマルコスがどフリーでヘッドも外へ。いやぁ〜、危ない危ない。同点逆転しちゃうとこでした・・・。早く前半終われー!

・前半ロスタイム、まだチャンスあったか。左からアツのセンタリング。中央でエムボマに気を取られたのか、裏にいた桜井がヘッド。ゴール右に飛んだコースのいいシュートも必殺「高桑スペシャル」でスーパーセーブ。このこぼれも桜井に狙われるけれど、飛びついてセーブ。前半終了間際にお互いゴールのありそうなシーンで終わりました。前半終了。 そう言えば、高桑スペシャルってどんな必殺技だったか忘れたなぁ。まぁいいか。

*全てのパス数やシュート数をまぐが認めた分だけを集計する謎のシステム。その名も「MaGtaシステム」。Optaをパクったわけです。
シュート数
山卓2   アツ1   ボマ1   桜井2   ラモン2   平野1

繋ぐパス数・・・ロングフィード、サイドチェンジ、サイドへのさばき(消極的な横パス、バックパスは含まない)
ラモン4   コバ3   米山1   アツ1   山卓1

ゴールパス数・・・ゴールに迫る為の縦パス、スルーパス、センタリングなど。
平野2   柳沢1   山卓2   桜井1   ラモン3   アツ1

1タッチ、2タッチプレイ数
桜井1   平野1   ボマ3   山卓1

ディフェンス数・・・タックル、インターセプト、一対一での空中戦・競り合いなど
ボマ3   林1   米山2   義成1   柳沢1

ナイスプレイ数・・・その他ってこと
平野2   桜井3   柳沢1
・うん、なかなかだね。




   −後 半−
・後半から勝負にでた仙台。岩本投入。こりゃ、恐いなぁ。後半開始。平野−ラモン−アツ−ラモン−桜井。あれ? 桜井の前に思いっきりスペースが空いている。これはまたまた例の必殺技のチャンス。「どけどけ〜、邪魔だ邪魔だ、どけどけ〜、どけどけ〜」・・・って「いつもここから」ネタやる前にミドルシュート炸裂。綺麗にゴール左へズドンッ!!うおーーーっ!! さ〜く〜らい〜っ♪おお〜、なおとげっとごーる♪↑さ〜く〜らい〜っ♪おお〜、なおとげっとごーる♪↓ゴール裏で狂喜乱舞している人が1名。後半開始直後、相手に1回も触らせずにゴール。見事でした桜井。

・林がロングフィード。右サイドに開いた桜井がボールをもらって勝負。また、そんなにネタ無いので例のヤツね。「おらーーっ!!どけどけどけーーーーっっ!!!!桜井様のお通りだーーーーっ!!」それでも、潰されて奪われる。このこぼれ球に反応したのはキャプテン山卓。トラップ一つでファビアーノをかわして、センタリング・・・・ってファビアーノ必殺「クローズライン・オブ・ザ・ヘル」 豪勢な名前だけど、様はラリアットね。見事に喉に食い込みました。それでも、山卓はすぐに立ち上がったんですけど、この負傷で交代って訳じゃないよね。ってか、相手を止めるファールならユニフォーム引っ張るとかあるじゃないさ、抜かれるの分かってからラリアットするか普通? イエローだけじゃ物足りないなぁ。

・必殺技名何にしよっかなー。アツが左サイドをさっそうと駆け上がる。そして、左サイドの裏を走っていく平野をオトリに中央へ切り込む。そして、おもむろにアツがニアサイドへ強烈なグラウンダーシュート。この一連の動きに技名が欲しいなぁ。シュートは高桑がぽろりをやってくれたおかげでCK取れました。

・2点目取ってからヴェルディの猛攻。いつもは2点目取ってから相手ペースになるのに。シルビーニョのパスを平野がカット。そのまま、一気に前線へ攻めあがりスルーパス。これをボマちゃんがPA内左エリアまで逃げていってシュート・・・はループシュートでGK正面。磐田戦なみの強烈な雷獣シュート見たかったんだけどなぁ。

・仙台唯一の頼み、カウンター。キック精度に難有りと思われていた高桑が珍しく見事なキックを見せる。これがグングン伸びて前線の寿人が突破。足の速さで負けてしまうヴェルディ守備陣を置いていき、GKと一対一・・・しかし、寿人の足元からはボールは無かった。そう、寿人は宙を舞っていた。真後ろから強烈なスライディングが襲ってきた。それも、見事にボールのみを 蹴っ飛ばすお手本のようなスライディング。見たか?ロペたん。スライディングはこうやるんだよ。相手に気配を察知されない(存在感が薄いとか言わない)林 健太郎の真骨頂でした。

・強烈なサイドアタックから迫り来る独特の運ぶドリブル。左右に揺れながら走る仕草、左サイドを深くえぐるのか、それとも中央へ突破するのか、幾通りにも枝分かれ出来る様はまさに稲妻。人呼んで国見高校の蒼いイカズチ。(って誰が呼んだの?・・・さぁ。) 食らえっ!必殺「蒼い雷(イカズチ)」!サイドから中央に切り込んでグラウンダーミドル一閃。わーい、やっと必殺技名付けてもらえたね。 若い人は元ネタが解るまい。今は犬夜叉らしいから。でも、1試合でさすがに2度目の技だから高桑にも読まれちゃった。そろそろ、翼くんもビックリのドライヴシュート打たないと・・・。

・コバのサイドチェンジで山卓へ。山卓もこれをダイレクトで縦へ通す。縦パスの判断速度早くなったよねぇ。これを桜井がもらう。「どけどけ〜、邪魔だ邪魔だ、どけどけ〜、どけどけ〜い。」「仙台の名産食ったっつーんだ。ばかやろー、こんにゃろーめー。」「こんにゃろーめー、萩の月の箱がめちゃくちゃ高いっつーんだ。ばかやろー、こんにゃろーめー」「仙台の名産食ったっつーんだ。ばかやろー、こんにゃろーめー。」 「サービスエリアの牛タンは普通のタン塩じゃねーか、ばかやろー、こんにゃろーめー。」・・・なーんて「いつもここから」パクってる間に桜井はセンタリングと見せかけたシュートも高桑セーブ。ちなみに萩の月を買う場合は詰め合わせ用の箱を指定すると安くなる。高い箱だとお菓子にありつくまで何回開ければお菓子出てくるのやらっていうぐらい大変なのよさ。あ、試合どうした?

・今のところ、試合観戦記なのに話が脱線しちゃうほどヴェルディペース。支配率もお世辞抜きで2:8ぐらいヴェルディが支配してますよ。ところが・・・仙台脅威の左サイドがついに封印を解いた。根本とテルのパス交換で左サイドを突破。山卓も対応できず抜かれてしまう。そして、根本は一気にオーバーラップしてヤナギの裏を狙う。そう、テルの周り半径5mばかり無人。可愛い顔してエゲつないテルがバリアを張った。 そして、ボールをしっかりと地面につけて余裕を持ったFK並みのクロス。PA内もヴェルディ4人、仙台2人と数的にも対処してるから大丈夫だ・・・・ってマルコスズドン。うおーーーーーーーーー!!!!仙台スタジアム全員総立ち。くっ、テルをあそこまでフリーにしてはいかんよ・・・。米山が対応したけど、後ろから飛び越すヘッド。いや・・・実に見事でした。2−2と同点。

     ボマ                        ボマ    桜井     
           桜井                          
                             大悟   羅門   隼磨 柳沢
        羅門                                ↑↑   
                                          ↑↑   
                     攻    アツ              ↑↑  
   大悟   コバ   隼磨     →撃→   ↑↑      コバ      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
                          アツ              柳沢
アツ   米山    林    柳沢             米山    林 


        義成                        義成
・一度、平野に代えて隼磨を投入したのだが非常にバランスが悪くやってられない。そこで数分後に山卓に代えて大悟を入れて左右を入れ替えた。非常に辛い交代であった。誰もが山卓の負傷によるものだと解釈したし。でも、歩いて帰ってる時点でそれも有り得ないのは分かっている。ケガでの交代だと思いたい。 これで今年一年間の最長時間出場選手争いは分からなくなってきた。キャプテンはやしけんに変更。

・オジーサッカーの基本事項。パスは細かく、2タッチ以内でさばく、選択肢が複数あった場合の優先度は縦、取られても早いプレス。だが、ここから明らかにコレが出来なくなっていく。戦術浸透度の高い平野と山卓から、タッチ数の多い隼磨と判断の遅い大悟。中盤のバランスは崩れた。こっから一気に仙台ペースへ。流れを掴んだために一気に逆転までしたいところ。 そして、再びテル。コーナーキックを直接捻じ込む見事なセットプレイ。なんとか、ポストに弾かれて難を逃れる・・・ふぅ〜、今は我慢だ。すると、足をツってしまった桜井に代えて最高の舞台が整った一樹の投入。

     ボマ    一樹                  ボマ    一樹     
                                       
                             大悟   羅門   隼磨 柳沢
        羅門                                ↑↑   
                                          ↑↑   
                     攻    アツ              ↑↑  
   大悟   コバ   隼磨     →撃→   ↑↑      コバ      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
                          アツ              柳沢
アツ   米山    林    柳沢             米山    林 


        義成                        義成
・一樹が入っていよいよ大変なことに。お互いノーガードの喧嘩試合へ。こういう喧嘩試合はヴェルディって勝てない。磐田2−7が例。それでも、隼磨が突破してチャンスを作れば、負けじと仙台も山下がGK一対一のチャンスを義成にスーパーセーブ されたりと勝敗は分からなくなってきた。

・最近のヤナギはどうも後半30分になると運動量がガクッと落ちる。90分全力プレーが出来る男でも始めてのプロ生活フル出場を何試合もこなして来たら、体中が悲鳴をあげているはずだ。だからこそ、ナビ杯は休ませたかったのに。しかし、ヤナギはそれでも走ってくれた。右サイドでラモンがキープ。そのまま、ラモンがタメてる後ろを一気にヤナギが サイド深くまでオーバーラップ。ラモンも絶妙なスルーパスを送る。このボールをヤナギがダイレクトでシュート性のセンタリング。これにビビったかファビアーノがクリアミス。このこぼれに右足ボレーで叩き込んだのは・・・なんと一樹だぁぁ〜〜〜〜〜っっっ!!!2−3とヴェルディが終了間際に逆転ーーーっ!!!うおーーーーーーっ!!

・らら、かずきぃ〜♪れ〜お〜♪、らら、かずきぃ〜♪れおれお〜♪・・・・ゴール裏は狂喜乱舞。もう、すでに勝った勢いで騒ぐ騒ぐ。まぐも試合前にお酒じゃなくて「リポビタンD」飲んでるから、もうはしゃぎまくって一樹ファンの「福島人」さんやら何やら騒ぎまくりの抱きまくり。・・・・ところが悲しい事に・・・次の瞬間・・・うおーーーーーーっ!!ーーーーーービリビリビリビリビリーーーーーー!!!! ん?なにが?何が起こったの? 仙台スタジアムが割れてしまうんじゃないかというぐらいの大歓声。トトロが傘を気に入って、木々の雨粒を一斉に落とした後に体中がびりびりってなったような感覚。ん?分かりにくいか? 浦和や鹿島以上の感覚でした。

・・・・で試合の方はというと・・・隼磨・・・ちと軽率でした。隼磨が軽率なドリブル突破。それも自陣からの単独ドリブル。オジーサッカーの徹底されていた2タッチ以内。運ぶドリブルは許されているのは分かる。しかし、相手が回りに集まってきてる上に回りにヴェルディの選手はいっぱいいた。それなのにドリブル。しかも、6タッチ。練習でこれをしたら即試合を止めて注意されていただろう。 そして、カットされてしまいカウンター。止めるために仕方無くファールで抑えてFK。これをファーサイドのマルコス落としてファビアーノの右足アウトサイドボレー。シュートはスーパーゴールですよ。集中力無かった訳じゃない、ボマまで守備に回ってファビアーノに3人も詰めてる。ボールウォッチャーになった訳じゃなかった。ゴールを誉めるしか無い。この失点が決まってヴェルディの選手達はバタバタと倒れた。 ギリギリの状態でやっていたのだ。3−3。無情にも同点。仙台スタジアムの声は止まない。

*後にボールを取られたのはアツと判明。固定観念で最近、隼磨ミス多いから隼磨だろうと思ったのはまずかったですねぇ。

・それでも、まだ奇跡を起こせる状況はあった。ロスタイムにFK。取らなければ隼磨がそのまま突破してPA内まで進入できた勢いをカットした審判はさておき。ここで決めれば勝てる。それでも、アツは蹴らない。実際、蹴らせても入らなかったかもしれないけど、なんかアツが蹴ったら入る感覚があったのになぁ。なんの根拠も無いんだけど。それでも、ラモンは見事なFKを見せてゴール左上へ一直線。これを高桑がセーブして 試合終了。CKも取ってくれなかったが仕方が無い。追いついた引き分けは勝ちに等しいと言うが、追いつかれた引き分けは負けた気分にさせてくれる。

*全てのパス数やシュート数をまぐが認めた分だけを集計する謎のシステム。その名も「MaGtaシステム」。Optaをパクったわけです。
シュート数
桜井2   コバ1   アツ2   ボマ1   ラモン2   柳沢1   一樹1

繋ぐパス数・・・ロングフィード、サイドチェンジ、サイドへのさばき(消極的な横パス、バックパスは含まない)
ラモン2   林1   桜井1   平野1   コバ1   柳沢2   隼磨1   一樹1

ゴールパス数・・・ゴールに迫る為の縦パス、スルーパス、センタリングなど。
アツ1   柳沢4   ラモン2   平野1   林1   隼磨1   大悟1

1タッチ、2タッチプレイ数
桜井1   林1   山卓1   隼磨1

ディフェンス数・・・タックル、インターセプト、一対一での空中戦・競り合いなど
平野1   米山4   義成5   コバ1   林7   柳沢4

ナイスプレイ数・・・その他ってこと
柳沢2   ラモン2   桜井1   隼磨1   大悟1
・隼磨も全体的に悪かった訳じゃないんだけどねぇ。
7/19(土) J1ファーストステージ
仙台スタジアム

ベガルタ仙台
 VS 
東京ヴェルディ1969

前−半

後−半

合−計

山下芳輝

 山田卓也(ボマ)

マルコス

 桜井直人(羅門)

ファビアーノ

 平本一樹(柳沢)


   −おまけ−
・ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
まぁね、試合は引き分けです。個人的には大悟は合宿にも参加してないだけにオジーサッカー浸透度は低いだろうとは思う。ただ、隼磨も浸透度は決して低い訳じゃない。たった、1度のミスが失点になっただけのこと。 それが勝敗を分けてしまう事になっただけのこと。これをバネに次の試合では勝ちを拾うプレーで返してくれるさ。ラモンは今でも強行出場してるだけにきっと隼磨の出番は今後増えていくはず。いつ出ても万全の状態で 頼むぜ。下手すると玉乃とか根占とかに変えられちゃうぞ。

・さぁ、やっぱり注目なのはFW争い。巷ではFWは一樹がいいだの、飯尾がいい、佐野がいいと言われております。そもそも、3人ともにプレースタイルが違うので誰が出ても構わない状況にしたいのです。そして、メリットもあります。 一樹を入れると高さが出てくるのでサイドからの攻めの際、とりあえず放り込んで見るかという事がしやすい。フィジカルも他の2人に比べて高いので十分。対して飯尾はサイドへ開いて起点となるウィングタイプ。ただし、磐田戦などを見ると サイドへ開くよりも先にエムボマがサイドへ開いてしまうのでポジションがかぶる事が多々ある。佐野はボールをもらう動きよりも、とにかく裏へゴールハンターの動き(ダイアゴナルランってやつ)しかしません。中盤で動いて助けてくれる選手ではないようです。勝ってる時にカウンターで トドメという起用がベストか。全員メリットも十分あるのに何故、一樹なのだろうか。まぐの推測ですが、飯尾も佐野も当たりには弱いです。おそらく、飯尾は脱臼癖のせいか自分から嫌がって当たるプレーは一切しません。これが原因で一樹なのかなと思っています。安易ですけど。 それに飯尾に関してはフロンタ移籍前から変わってない。昔はサイドで勝負してファールをもらってました。PA内でやると絶対シミュレーションでイエローも受けました。こういう飯尾の必殺技、見てないんですよねぇ。佐野は・・・監督の好みだと思います。 サテライトでゴールし続けましょう。一樹はロリ監督体制で「直線ドリブル封印」されてしまいました。でも、オジーサッカーでは封印を解いたらしいです。そういう意味でゴールチャンスが増えてるんでしょうね。

   −今日の受賞者−
MOM : GK高木義成    3度目/通算5度目
MVP : FW平本一樹    3度目/通算8度目
MVP : MF山田卓也    4度目/通算12度目


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
負けなかった事を評価して2度の失点のピンチを救った義成のみMOM。ってか、勝ってたら一樹でしたよ。その一樹がMVPの方を受賞。ま、初ゴールおめでとさんってことで。次からは大量ゴール期待しちゃうよ。なんせ、後14点も取らなきゃいけないんだし。 最後にキャプテン山卓。先制点は磐田での失敗を返した格好でしたが、受賞理由はロスタイムの失点シーンで山卓が居たら防げたかなという願望と次節以降はフル出場を期待する意味でつけました。だって、まぐの独断で決める賞ですから・・・。


戻る