2002年 Jリーグ2nd第8節


・前回、清水と当たった時はうちが下位陣で清水が上位陣。まさか、後期になっただけでこの順位が全く逆になってしまうとは思わなかった。エジムンド抜きでも相手は下位陣なんだ。 なんとか、優位に試合を進めたい。しつこいようだが、エジムンド抜きでどこまでやれるかが興味深いところか。

東京スタジアム
 
東京ヴェルディ1969
VS
清水エスパルス
  監督ロリ・パウロ・サンドリ   監督ゼムノヴィッチ・ズドラヴコ  
  GK21高木義成   GK16羽田敬介  
  DF29柳沢将之   DF25市川大祐  
  DF22アレシャンドレ・ロペス   DF12ペツェル  
  DF23米山篤志   DF斉藤俊秀  
  DF17相馬直樹   DF30高木純平  
  MF32小林慶行   MF戸田和幸  
  MFやしけん   MF吉田康弘  
  MF山田卓也   MF13平松康平  
  MF三浦淳宏   MF三都主アレサンドロ  
  FW16桜井直人   FW26安 貞桓  
  FW25平本一樹   FWバロン  


・スタメンに出たい桜井が先発。玉乃と矢野がベンチ入り。今のところ、ロリ監督は玉乃と矢野のどっちを起用するかで迷いがあるように見えますね。ま、それでも、 誰が出ても好調なのはいいことです。

     一樹     桜井                 一樹    桜井  
                                  アツ ↑↑    
        アツ                        ↑↑              
                                          柳沢 
                               山卓    慶行   ↑↑ 
    山卓      慶行        攻   相馬   ↑↑    ↑↑   ↑↑ 
       やしけん          →撃→  ↑↑     やしけん     ↑↑  
                      時                                                    
相馬              柳沢                     
     米山    ロペス                 米山    ロペス


        義成                        義成
・前半開始早々、市川からのアーリークロスを安へ。しかし、これはロペス必殺の「長い足」でクリア・・・でも、これって頭でクリアすればいいほどの高い位置。そんなに長い足を自慢したいのかー。 ってか頭付近に足を上げてクリアするのは反則取られるから無難にクリアして。

・またも、危ないシーン。中盤でフリーにさせてしまった吉田の浮かせたパス。これをバロンが裏に飛び出してGKと一対一。しかし、バロンはトラップした段階ですでにボールは足下に無い。またもやってくれた、 相手に気配を感じさせずにボールだけを奪う幻の必殺技「無音移動術」。結果はオフサイドなのだが、しれっと奪ってる所がさすが。今の林のプレーは残像が付くね。

・都合、5分間以上。ヴェルディがボール支配。どうしちゃったんだ?一体。林、慶行が小気味の良いパス回しで酔っている中、桜井が両サイドへさばきまくり、中央に飛び出す機会をうかがうアツ・一樹。 エジムンドがいない事で全員が全員の役割をしっかりとこなしている。意外にも球離れが以上に速いぞ。

・またも、林が無音移動術。でも、今回は割と激しく相手に当たる。そして、奪ったボールをすかさず桜井へスルーパス。そのまま、桜井が変幻ドリブル開始。DFと一対一だったが、前へ勝負にこなかったのでミドルシュート。 GKにセーブされてしまうが、ナイスシュートだった。逆サイドで一樹にスルーパスを出せるタイミングもあったけど、一樹は2人にマークされてたので判断は良かった。

・うそっ・・・ヴェルディってこんなに動きだし良かったっけ? 中央でアツが東スタ初ゴールを決めたような位置でのフリーキック。アツが蹴るって言ったら直接を考えるよな。ところがどっこい、アツが蹴る瞬間にロペたんが猛然とダッシュ。 これに見えたのかアツはふわっとDFとGKの間に置いてくる様なボールを蹴った。これを見事なすらすヘッドでロペたんがつるっとヘッド。これにGKも飛び出してしまって無人のゴール。しかし、クロスバー。跳ね返りをまだ空中にいた米山が無理矢理頭に 当ててゴール。難しいヘッドだったが、見事に米山が決めたぞ。

・エジムンドかと思った・・・。林がつぶれて山卓がカット。山卓が縦パス。これを桜井が見事なトラップ反転技でDFを完全に振り切る。まるでエジムンドがやったかのようなキレ味だ。これをそのまま変幻ドリブル・・・かと思いきやスルーパス。ペツェル に当たりそうで当たらないボールを一樹が直線ドリブル。そのまま、シュートもGKのナイスセーブで得点ならず。おしいぃ〜、これでゴール決まったら完全な速攻だったんだけどね。

・何があったのか・・・桜井が外へ出ている。足首なのかスネなのか・・・おそらくは足首をやりやすい桜井の事だからね。でも、桜井は立ち上がってジャンプまでしてる。そこへ遠目から見ただけなので何を言ったのかは分からない。 おそらくは桜井はこれからも使い続けたいので今は無理をしないでくれみたいな事を言ったのだろう。仕方無く、すごすごと帰る桜井。やはり、本人はスタメン復帰を望んでいるが、やはり厳しい気がする。最初から全力だからね。

     一樹     玉乃                 一樹    玉乃  
                                  アツ ↑↑    
        アツ                        ↑↑              
                                          柳沢 
                               山卓    慶行   ↑↑ 
    山卓      慶行        攻   相馬   ↑↑    ↑↑   ↑↑ 
       やしけん          →撃→  ↑↑     やしけん     ↑↑  
                      時                                                    
相馬              柳沢                     
     米山    ロペス                 米山    ロペス


        義成                        義成
・相馬がスルーパス。相馬はいつも縦へ深くオーバーラップすることはない。だからこそ、それより深い位置へ誰かが走り込んでくれるとやりやすいのだ。今回はアツがそこへ走り込んでいたので相馬もスルーパス出しやすかった。 いつものポジションでアツがタメる。得意の位置でタメていると・・・相馬が前へ。三都主とペツェルの間を通す絶妙のパスで相馬へ預ける。これを相馬がセンタリング、慶行ヘッドも枠の外へ。それにしても左サイドが活き活きしてきたね。

・ほらほら、慣れない事をするからだよ。相手のGK羽田が一樹へプレゼントボール。これを一樹が何を考えたのか「ワイルドタイガーショット」を打たずに左足でループシュートを狙ったのだ。勿論、ボールはゴールの外へ。 あぁ〜、一樹ったら・・・・。

・なんじゃこりゃ。ヴェルディの新しい攻めが構築された。スローインを柳沢が慶行へ。慶行がダイレクトで一樹へ、またダイレクトで柳沢へ、中央へドリブル突破しようとした柳沢だがここからスルーパスで一樹へ。 結果、オフサイドなのだが、何故に狭い地域でパス回ししてボールが繋がるんだ? もの凄いチームへと変われる要素がありそうだ。

・清水の攻め。左サイドからのセンタリングを林がクリア。こぼれを放り込むも林がヘッドでクリア・・・このボールがアツへと渡る。その瞬間、タマちゃんが指をさしながら右へくれと合図して走る。アツも気付いてすぐにスルーパスを送るけれどもオフサイド。 それにしても来たぞタマちゃん必殺の「ノーガードドリブル」が。飄々と左右にブレながら走る独特の姿勢からスペースへ駆け抜けるのは見ていて爽快だ。前半終了。

*新システム継続。全ての・・・パス数やシュート数をまぐが独断と偏見で数えられた分、まぐが認めた分だけを集計する謎のシステム。その名も「MaGta」。まぐ太とか書かない様に。Optaを完全にパクりました。
シュート数
慶行2   桜井1   一樹2   ロペス1   米山1   山田1   

クロス数・・・サイドチェンジ、スルーパス含む
林4   相馬4   山卓4   アツ5   桜井2   柳沢4   慶行3   ロペス1   米山2   玉乃1

1タッチ、2タッチプレイ数
慶行3   林3   アツ2   相馬3   柳沢3   一樹1

ディフェンス数・・・タックル、インターセプトなど
山卓1   柳沢3   林3   相馬1   米山1   ロペス1   義成1   慶行1

ナイスプレイ数・・・その他ってこと
林1   山卓2   柳沢4   玉乃1

・なんじゃ、こりゃ。エジいないとこれだけバラけるのか。



   −後半−
・右サイドで相手のクリアミスボールを玉乃が拾って必殺「アトレティコドリブル」開始。相手に触らせない位置にボールを置き、ボールに対してこれでもかという程触りまくりイジりまくるドリブルだ。そのまま、突破してきて倒されてしまいFK。 何気にファールをもらうドリブルだろう。こういう所の技術はさすがだね。

・米山と相馬の間を抜いた正確なスルーパス・・・え? 安ってこういうプレーの方が得意かな? そのまま、中央に入ってきた市川もフリーでもらってニアサイドへ強烈なシュート炸裂・・・ってまたもここで林の出番なんです。シュートコースを防ぐ守備なら何度も 見たけど、今回は相手に当たってシュートをニアサイドにしか飛ばさせないという妙技を魅せた。

・ディフェンスラインからでも全力疾走。90分間スタミナ持続、指示出し持続のスーパーサイドバックと言えば、オッサンやなぎだろう。オッサンやなぎがドリブル開始、途中でアツとのワンツーなんていう似合わない華麗なパス交換(失礼だな)を繰り出したあげく、 相手のPA内ではまたぎフェイントから縦へ突破するという隼磨を意識した、またも似合わないドリブル勝負(失礼だな)を披露した。それにしても、隼磨帰ってきても好調な柳沢を使いたいとか言いそうだよなロリ監督って。ポジション争いしてるって感じするなぁ。

・相馬が左サイドをオーバーラップする、一樹がボールを欲しがる、後ろでは重低音で林が呼ぶ。なんて選択肢が多いんだ。そこで山卓が考えた選択肢は一樹へ預けるだったのかな?・・・しかし、自分の方が先へ走ってしまいボールは一樹の後ろへ。ところがこれに反応したのは 「東スタに現る!タマちゃん」だった。ほーれ、みんなー、タマちゃん見るなら東スタだぞー。GKと一対一になった瞬間にGKを良く見てGKの重心と逆サイドヘ右足アウトサイドで流し込む、飛んでもないJ初ゴールを決めてくれた。

・義成のキックミスだったはずだよね・・・これをセンターサークルでタマちゃんがダイレクトパス。しかも、自分よりも後ろへパス。さぁ、参りましょうか例のヤツ。「おらーーーーーーっ!!どけどけどけどけどけぇーーーーっっっ!!」平本一樹の必殺技「直線ドリブル」開始。 ところが、ワントラップ目がもの凄くデカすぎてしまい羽田のセーブで止められてしまう。うぅ、ループシュートといい、今日は一樹の日じゃないな。

     一樹     玉乃                 一樹    玉乃  
                                  アツ ↑↑    
        アツ                        ↑↑              
                                          柳沢 
                               羽山    山卓   ↑↑ 
    羽山      山卓        攻   相馬   ↑↑    ↑↑   ↑↑ 
       やしけん          →撃→  ↑↑     やしけん     ↑↑  
                      時                                                    
相馬              柳沢                     
     米山    ロペス                 米山    ロペス


        義成                        義成
・慶行に代えて羽山投入。練習試合などでは1試合4得点を決めたり、先週のサテライトでもループシュートを決めたのを評価されての抜擢だろう。サテライトの帝王になってきた羽山だが、トップでの定位置確保の為には地道な努力は必要だ。 腐らなければ必ずチャンスはあるぞ。

・ファーストタッチで羽山が奪って一樹へ。さぁ、本日二度目のアレやりますか。「おらーーーーーーっ!!どけどけどけどけどけぇーーーーっっっ!!」一樹の必殺「直線ドリブル」発動。マークしていたペツェルをトラップ一本でかわして左サイドを 突破。最後には2人に挟まれてボールは奪われてしまうけど、一樹はもうこれでいい。

・一樹にこんな技があったなんて・・・。一樹がタマちゃんへスルーパス。しかし、相手DFがブロック。それをまたも一樹が拾うという「1人ワンツー」を魅せた。しかも、そのまま必殺「ワイルドタイガーショット」炸裂。左足のみという限定技ではあるけれど、 鋭いシュートはゴール左のポスト直撃で得点ならず。こういうどフリーのシュートまでポストに嫌われる時点で今日は一樹の日じゃないっす。何やっても成功しないんだろうな、悪いとかじゃなく仕方無いと思って諦めましょう。

・玉乃がふわっと浮かせたパス。これを一樹が猛然とダッシュ。かなり遠い位置でのシュートだったけど、打つということはいいこと。でも、今日は何をやっても入らないのだ。それを感づいたのかロリ監督も一樹に代えて和製カロンこと矢野隼人投入。

     玉乃     矢野                 玉乃    矢野  
                                  アツ ↑↑    
        アツ                        ↑↑              
                                          柳沢 
                               羽山    山卓   ↑↑ 
    羽山      山卓        攻   相馬   ↑↑    ↑↑   ↑↑ 
       やしけん          →撃→  ↑↑     やしけん     ↑↑  
                      時                                                    
相馬              柳沢                     
     米山    ロペス                 米山    ロペス


        義成                        義成
・裏情報・・・ロスタイムに中盤で繋いでいたボール。センターサークル付近で玉乃がロングシュートを狙った。まぁ、シュートで終われたのはいいことだしと思った。でも、ロリ監督はそのプレーに対して惜しみない拍手で応えていたらしい。 そうか、ロリ監督はタマちゃんを気に入っているらしいですぞ。これで玉乃の未来は安泰だ。試合終了。

*新システム継続。全ての・・・パス数やシュート数をまぐが独断と偏見で数えられた分、まぐが認めた分だけを集計する謎のシステム。その名も「MaGta」。まぐ太とか書かない様に。Optaを完全にパクりました。
シュート数
玉乃2   羽山1   一樹1

クロス数・・・サイドチェンジ、スルーパス含む
アツ5   山卓2   柳沢1   林1   慶行1   玉乃2   相馬1

1タッチ、2タッチプレイ数
アツ1   林3   慶行1   玉乃1

ディフェンス数・・・タックル、インターセプトなど
林2   柳沢2   山卓3   ロペス2   義成1

ナイスプレイ数・・・その他ってこと
相馬1   玉乃2   義成1   柳沢1   一樹1   山卓1

・満遍なくって感じだ。アツはほとんどCKね。



 
10/12(土) J1リーグ第8節
東京スタジアム

東京ヴェルディ1969
 VS 
清水エスパルス

前−半

後−半

合−計

米山篤志(アツロペ)

  

玉乃 淳(山卓)

  


   −おまけ−
・ま、そんな訳で個人で気になった事をいくつか。
一樹は仕方ない、また次の試合で頑張って下さい。人一倍チャンスのある試合で自分の日じゃないって辛いね。一樹次第で京都戦の再来になってもおかしくはなかったと思う。他に玉乃は独特なセンスを魅せまくっていたし、大熊もザマーミロって感じになったはずだ。 これで3連勝、また4連勝まで行っちゃう? 次はエジムンドもいるし、だんだんヴェルディのサッカーが楽しくなってきたぞ。・・・でも、エジ抜きでどこまでやれるかを試したかったのに、清水の不甲斐なさはどうした? 林がボール持ったらプレスをかけてくればいいのに、 全く何もしなかったではないか。林がボールキープしまくる試合で清水が勝てるはずもなかろう。エジがここで出場停止になったのはラッキーだったな。

   −今日の受賞者−
MOM : MF林 健太郎    初選出/通算2度目
MOM : MF山田卓也     5度目/通算8度目
MOM : MF米山篤志     2度目/通算5度目
MVP : DF相馬直樹     2度目
MVP : DF柳沢将之     4度目


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
ボールタッチ数、ダイレクト数、全ての攻撃の起点になっていたと言っても過言じゃない活躍。あの中盤でボールをせっせと拾い集める姿勢は圧巻。林嫌いが非難するパスミスも無かったしね。エジムンドのいない中盤でタメを作る事が出来たのは林のおかげだ。 山卓も同様、せっせとボールを拾い集めてはタックルタックル。アシストのパスも山卓らしくない(?)見事なスルーパスでした。米山のゴールも先制点が大事だと思っていたので評価しました。「自分が決めるという事に対した意味は無いけど・・・」というコメントも 米山らしい。それと相馬、柳沢の両サイドバックの強烈なオーバーラップも評価。相馬は試合毎に良くなっている。隼磨の場合はバランスを考えてか、守備的な相馬だけど柳沢の場合はやりやすそうにしていた。どっちもバランス重視サイドバックなので案外使えるかも。

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