2002年 Jリーグ1st第4節


・ようやく、ベストメンバーが組める時期になってきた第4節。でも、正直まぐの思っているメンバーと違ったのに愕然。練習試合とかで結果を出した選手はいつになったら出れるんだ? そして、新人達はトップで出る為に どこで活躍すれば認められるんだ? 紅白戦で数分ぐらいはレギュラー組で試してみたら? 余りにもトップクラスの実力を持ってる佐野や柳沢がかわいそうだ・・・・って憤慨してたらベンチにオッサンやなぎ初登場。ほぉ、 良かった小見さんもちゃんと認めてくれたんだね。今日はおっさんヤナギのデビュー戦だ!!

国立霞ヶ丘競技場
 
東京ヴェルディ1969
VS
柏レイソル
  監督小見幸隆   監督ペリマン  
  GK高桑大二朗   GK南 雄太  
  DF24川口卓哉   DF渡辺 毅  
  DF林 健太郎   DF萩村滋則  
  DF23米山篤志   DF薩川了洋  
  MF山田卓也   MF明神智和  
  MF32小林慶行   MFサンパイオ  
  MF21岡山哲也   MF13渡辺光輝  
  MF17相馬直樹   MF24平山智規  
  MF13石塚啓次   MF10大野敏隆  
  FWエジムンド   MF柳 想鉄  
  FWマルキーニョス   FW黄 善洪  


・それでもベンチにはGK柴崎、DF富澤、MF柳沢、MF永井、FW桜井。永井? 練習試合では良くもなかった、だからこそまぐは前園を推したのになぁ。これなら前園・・・いや、やっぱ佐野だ。佐野を使ってくれー!! それだけで今のヴェルディは変わるぞ。ハッキリ言ってマルキーニョスより数倍上手いし。

        マル                        マル       
                                            
     エジ    石塚             相馬      エジ       西田         
                          ↑↑               ↑↑
                          ↑↑      石塚       ↑↑
 相馬            西田     攻   ↑↑               ↑↑
                     →撃→       慶行    山卓           
     慶行    山卓         時        
                                       
   米山        川口              米山        川口
        林                         林


        高桑                        高桑
・前半開始早々、直接FKのチャンス。もちろん、蹴るのはエジムンド。それも蹴って即外し決定の大ハズレシュート・・・。まったく、周囲の期待には応えてくれるんだから。

・前半からエジムンド→相馬のラインで崩す。エジムンドが中央でしっかりとタメてキープ。それを横目に左サイドを走る相馬にスルーパス。こっから成功はしないけど勝負にでる相馬。 PA内の人数が少なすぎるので相馬でもきつい。せめて、石塚だけでもPA内へ飛び込んでくれ。

・15分過ぎから柏ペースへ。FK柳 想鉄だの、こぼれを平山だの攻めてきた。理由としては相馬を防ぐ意味で光輝は攻め込まず、逆の平山で攻めてきたから。これに対抗しヴェルディも逆サイドの西田がオーバーラップ・・・なのに、エジムンドが出してくれない。 相馬は信頼してるけど西田は駄目なのか?

・相手のロングフィードに黄 善洪が走る。林がコースを塞ぎながら対応するが、高桑が一瞬出るのが遅れた。そこを柳 想鉄と林と高桑が交錯。リプレイで見ると林の足が高桑の足を踏んづけてしまったらしく担架で運ばれてしまったのだ。交代はなんとここにきていきなりのデビュー戦となった 柴崎。しかも、一発目のゴールキックをミスっちゃうほどドッキドキ。うーん、とにかく頑張ろう。NHKではオリバーカーンの様なガタイと紹介されたがガタイだけでいったら高木義成の方が横がデカイっす。柴崎の課題はキック精度と言ったが、それよりも指示・コーチングの方が課題だと思う。

・林がパスカット。これを山卓へ。山卓もすぐにループ気味のパスを前線へ送るもオフサイド。どっかの野獣さんがさぁ、戻りオフサイドばっかなんだよね・・・。

・1試合で数回しか出来ないヴェルディの理想攻撃パターン。エジムンドが無理矢理キープ、こっから信頼されたのか右の西田へスルーパス。西田も勝負してクロス、これは失敗するも戻りながらの反転シュートは枠の外へ。この際、上手くセンタリングをあげられていたら大チャンスだったと思う。 珍しくPA内に山田、マル、石塚、エジムンドと4人もいたのだ。柏のDFでさえ4人と同じ数だったのだからしっかりと上げれば間違いなくチャンスのはず。

・前半終了間際、これも理想パターン。マルキーニョスがキープ、サンパイオの股を抜いて右サイドへさばく。ここにはフリーでエジムンド。エジムンドがそのまま悠々と運ぶ。そして、おもむろにシュート・・・・のはずがマイナスパスでサンパイオカット。ここでもPA内には石塚、相馬、マルキーニョスと 3人が飛び出していったのだ。後ろからコバも走っていたので簡単に出せばそれだけでチャンスのはずなのに。ここで前半終了。ヴェルディ同様柏もシンプルにサッカー出来ないようだ。雷が凄くて大変な前半でした。




   −後半−
・後半開始、いきなり柏のロングフィードからピンチに。PA内でボールを持った黄 善洪と川口との一騎打ちとなった。黄 善洪ももちろん勝負に来たので川口では危ないかと思われたが、気付いたら足下にボールが無い。そう、それはヴェルディDF美白のステルスこと林 健太郎の仕業である。 日本では恐らく林しか出来ない必殺技「無音移動術」によるカットなのだ。誰もが気付いたら足下からボールを奪われているという気配を殺した見事なカットだった。相手も体に触れられていないのでファールももらえないのだ。

・柏のFK。クラッシャー柳 想鉄はわざとグラウンダーのシュートを連発して柴崎を驚かす。でもね、柴崎くんはゴールキーパーとしての基本技術は入団当初からJのレベルにあった選手なのです。高木義成以上の基本技術ですから、たとえデビュー戦だと言えどもミスはしない・・・・って誉めようと した側から前へこぼした。雨の試合ではさすがにきついか。それとも、まだ心臓がバクバクいってるのかな。

・後半8分、大野が左に流れてキープ、中をよく見てセンタリング。だが、なぜだかPA内には米山、相馬のみで柏攻撃陣が4人も流れ込んできていた。米山を一山越えたセンタリングは裏に待っていた柳 想鉄がヘッドで流し込み0−1と柏が先制。くぅ・・・川口も林も黄 善洪につられてしまい大野の位置に寄っていた。 これにより米山の守る守備範囲が拡がってしまい、PA外にいる柏攻撃陣も見なくてはならなかった。そこで見事な米山の裏へ通るセンタリングを通されてしまったのだ。

・ヴェルディの開幕3連敗の悪いクセ、ただただロングボール放り込み、そのうえパワープレイのような意図のあるボールではなくただのクリアで精一杯。ただ、いつもと違い失点後のパニック時間が短くなった。慶行がカットしたボールをマルへ繋ぎ、マルもダイレクトで西田へ。西田が右サイドを上がってスルーパス。 マルキーニョスがフリーになってシュートもGK正面。縦へ速くシンプルに繋げばこんな簡単に攻められるのに、もっと回数を増やそう。

・今度はエジムンドが裏へスルーパス、あまり二列目から飛び出すシーンの少ない石塚が走る。そのまま、ダイレクトでシュートへ。しかし、これは落ち着いていた南がセーブ。実は石塚に出した後、中央へ折り返して欲しかったエジムンドが怒りまくってる・・・。エジムンドのおかげでキープ出来るから前節までと違い、失点後も 攻め込む事は出来るぞ。

・失点したのがショックだったのか米山がリベロへ。一気に攻め上がるとエジムンドとワンツーパスで裏へ飛び出し、中央のマルへグラウンダーの折り返し。しかし、これはオフサイドだった。うーん、だいぶヴェルディのカタチも出来てきたんだけどな。

・デビュー戦でいきなり失点しちゃったけど、もう落ち着いてきたか。右からのクロスにサンパイオがヘッドで叩きつけて狙うも柴崎がファインセーブ。GKとしての反射神経やらセービング能力はかなり高いぞ。このシーンのおかげで乗ってきたかな。でも、実際これはオフサイドになっちゃった。

     エジ    マル                     マル       
                             桜井        永井   
                             ↑↑   エジ   ↑↑           
  桜井          永井             ↑↑        ↑↑ 西田
                                          ↑↑
                      攻                   ↑↑
     慶行    山卓        →撃→  相馬   慶行    山卓   ↑↑      
                      時   ↑↑              ↑↑
                          ↑↑              ↑↑
相馬             西田         相馬              西田
     米山    林                   米山    林


        柴崎                        高桑
・川口に代えて永井、石塚に代えて桜井。これしか出来ないのか、佐野やおっさんヤナギの方が走ってくれるんだけど・・・。左サイドで桜井、中央にエジムンド、この周りを回った慶行がエジムンドの出したパスをダイレクトでミドルシュート。 雨で濡れた地面には効果的なグラウンダーだったが南ががっちりとキャッチ。ぬぅ・・・これでも入らぬか。

・西田のロビングにマルがカエル飛びヘッドで裏へ通す。これに二列目から飛び出した桜井や永井が反応。しかし、戻りオフサイドバリバリのエジムンドが何を思ったか桜井の邪魔をしたあげくにループシュート。入ったけどオフサイドだってばーーー!! 桜井や永井なら間違いなくセーフだったのにー! 結局、このまま試合終了。開幕4連敗となった。

3/31(日) J1リーグ第4節
国立霞ヶ丘競技場

東京ヴェルディ1969
 VS 
柏レイソル

前−半

後−半

合−計

 

 柳 想鉄(大野)


   −おまけ−
・ま、そんな訳で個人で気になった事をいくつか。
実質、これがベストメンバーになるのかな。後はアツだけか。それにしても雨でぬかるんだ状態でドリブル好きばっか使ったなー。こういう時は裏へ抜け出してもらってくれる選手の方が使い勝手があるのになー。正直、おっさんヤナギは高桑負傷ですでに諦めたけど、なんかなー。 0−1の試合もこれで3試合目、全て先制点を取られたケース。先制点さえ取ってくれれば勝てるという去年となんら変わらないサッカーになるのかな、やっぱ。柴崎に関しては安定していたし問題は無い。失点したケースでは米山の裏に飛び出すという事も出来たとは思う。ただ、柴崎のプレースタイルではない。 そんな慣れない事を無理にさせる必要は無いのであれで仕方無いと思う。無理に飛び出して失点する方が迷惑だし。どうせそれをさせるなら高木義成を使うだろうし。ただ、苦いデビュー戦になっちゃったけどね。

・ちと問題有りだと思ったのはドイスボランチと最終ラインの押し上げの遅さ。微妙なんだけどドイスボランチが速く前へ上がらないから最終ラインが押し上げられない。すると、今度は最終ラインが速く押し上げないからドイスボランチも間延びしちゃうから速く攻め上がれないという悪循環に陥っている。無理にでも林が上がれば 仕方無しにみんな押し上げると思うので林次第っすね。それが理由でドイスボランチがボールを奪う位置がいつも低いのだ。柏のドイスボランチは常に相手陣内までプレスをかける程、上がってくるのだ。明神・サンパイオを見習って、もっと前の位置でボールを奪おう・・・でも、マルとエジが2トップじゃプレスかからないか・・・。

   −今日の受賞者−
MOM : 該当者無し       
MVP : FWエジムンド     初選出/通算3度目


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
他に誰がいますか? だって、みんなエジムンドに預けちゃうんだもん。目立つのはエジムンドばっかだよ。他には一応、慶行や石塚、西田らが結構目立ったんだけど、この程度じゃMVPはあげないもん。 まぐの評価点は下げないっすよ。特に石塚に関してはレベル高いんだからもっと上を目指してくれ。



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