2003年 サテライトリーグ最終節


・今日はサテライトリーグ最終節。勝とうが負けようが順位には全く関係無い試合ではあるけれど、Jリーグの試合へ出るために若手はここでアピールせねばならない。 ロリ監督の頃はサテライトを見にきたイメージ無いけれど、アルディレスはサテライトも観戦するぞ。みんな気合入れてサテライトやるぞー。

・でも、五輪代表がカタールのトルシエんとこと試合やるから平本一樹、田中隼磨、富澤清太郎はサテライトアピールはならず。今後の試合出場のアピールチャンスが無いだけに 一樹以外の出場はやや難しいか。出場停止やケガ待ちせんと。

ヴェルディ第二グラウンド
 
   東京ヴェルディ1969
VS
   大宮アルディージャ
  監督岸野靖之   監督 
  GK柴崎貴広   GK安藤智安 
  DF久場政朋   DF24木村 聡 
  DF14小野雄平   DF18松本大樹 
  DF一柳夢吾   DF13木谷公亮 
  DF相馬崇人   DF原崎政人 
  MF根占真伍   MF29関 隆倫 
  MF16高橋宏幸   MF14大塚真司 
  MF小林大悟   MF17島田裕介 
  MF10玉乃 淳   MF16竹村栄哉 
  FW11飯尾一慶   FW 大沢朋也 
  FW佐野裕哉   FW19伊藤 彰 


・大宮ってばFW少ないやねぇ。J2で使い過ぎちゃうの? 富士通伊藤さんがFWやってるし。あの時の天皇杯の借りを返してやりたいところだけど、なんか普通の選手になっちゃった感じでやや残念。

     佐野    飯尾                  佐野    飯尾   

        玉乃                   大悟   玉乃   高橋
                             ↑↑   ↑↑   ↑↑      
   大悟        高橋           相馬 ↑↑   ↑↑   ↑↑   
                     攻    ↑↑ ↑↑        ↑↑ 久場
        根占          →撃→   ↑↑      根占      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
                          相馬              久場
相馬   一柳    小野   久場             一柳    小野


        柴崎                        柴崎
・こんな感じかな。何を見にきたのかは知らないが、ピエール・リトバルスキー監督がランドに・・・シブイぜ。あんなカッコイイ大人になりたいもんだ。スーツ姿にサングラスがまた決まってる! って何を見てるんだか・・・。菅野も良い監督のもとで頑張ってるだけあるわ。途中で菅野を奪うのも悪い気がするね。横浜FCが昇格しそうな順位まで上がったら、菅野強奪作戦を決行しましょう。同志よ!集まれ!

・サッカー格言にこういう者があります。「お気に入りの選手は自分が見に行かない時に活躍する。」思い当たる事ってありませんか?・・・まぐはヤナギの2ゴール目を逃しましたよ。じぇっとすとりーむあたっくは年に一度のお祭です。かなり、逃しやすいので注意しましょう。年間3ゴールぐらい見たいっす。 おっとと、脱線しちゃった。「よう」さんがベレーザにうつつを抜かしている間に高橋きゅん♪絶好調。大宮DF陣3人に囲まれているのに負けない、倒れない、奪われない。フィジカル急成長でキープ力アップ。今日も高橋きゅん♪はやってくれますよ。

・うわっ!なんじゃこりゃ。大悟がうっとりキープ。相手が迫ってくるところ、ボールを右足の裏で軽く引いてやりすごすと同時に軸足である左足の爪先にコツンとぶつけて前へこぼす。これだけで足を出しちゃったDFは動けずに抜かれる。サテライトレベルを明らかに超えてるがな。他の選手がこの技の真似をしても、 やる雰囲気というか予想が出来るもの。でも、大悟の場合はやるタイミングが掴めない・・・だからこそ、抜かれる、引っかかる。サテライトなのにお金払わなきゃ・・・。

・キャプテン翼の黄金コンビと言えば・・・翼くん、岬くん・・・では、ヴェルディの黄金コンビは?、それは大悟と裕哉でしょう。しかし、前はすっごくラブラブだった二人もロリ監督が大悟をスタメン起用することで疎遠になっていった。二人が同時に起用されるのも久しぶりである。お互いの意思疎通は大丈夫なのかな。 左サイドでボールをもらいに動いた裕哉がキープ。ニアサイドに突っ込む大悟。これに裕哉は逆サイドのファーサイドへアーリークロス。がーんっ!・・・やっぱ、二人の心は離れていったのか。右エリアに走りこんでいた久場がこれを胸トラップして、GKと一対一へ。これを落ち着いてゴール左下へ流し込んで1−0。ヴェルディ先制。 なのに、ちょっと複雑な気持ち・・・と思ったら、大悟がアシストした佐野に向かって喜び飛びついていった。なーんだ、考えすぎか。

・相馬のオーバーラップ。しかし、余りにも左サイドにスペースが広いため、調子にのって攻めすぎた。そこからパスカットされてカウンター。むろん、左サイドのスペースを使われるのだ。そのスペースに小野っちょが一言。「大悟行けよっ!!」・・・・出ましたね小野っちょらしいプレーが。ユースでは大声を張り上げて文句をビシバシと言いまくる 小野っちょだったが、サテライトだと声が余り聞こえない。遠慮してるのかもなぁ。でも、これが小野っちょの真骨頂だ。

・左サイドから再びチャンス到来。相馬と大悟のコンビネーションで相手を囲み奪う。そして、二人のパス交換でやり過ごす。そこから根占、玉乃と経由してまた根占へ返す。これだけでほぼ、ダイレクトプレー。今日はオジーも見に来ているし、細かいパスワークはアピールへ効果大。そして、右サイドへサイドチェンジするフリして、ロングフィード。これに裏へ飛び出したのは飯尾ちび。 GKも突っ込んできたので完全に一対一の状況。これを寸前の所、ヘッドでGKより先に触れると後は無人のゴール。これを落ち着いて流し込んで2−0。こりゃ、楽な試合展開になってくれそうだ。うおーっ!ヴェルディ勝てるぞー。

・2−0になると流れが更にヴェルディへと傾く。カウンターサッカーが出来るからだ。佐野がボールをキープして単独突破。そのまま、運ぶドリブルで目の前に居るDFと勝負の体制にまで持っていく。すると、右サイドをさっそうと走り出す高橋。佐野に新たな選択肢を追加するためにも全力で走らなければならない。その弧とを岸野さんが高尚なサッカー指導でカバーしたぞ。 「よーし!、そこだっ!、行けっ!!高橋ィィィィーーーーーッッッ!!」・・・・・・高尚な指導でした。それでも、一気に全力で攻め上がる高橋きゅん♪、効果有りだね。

・ヴェルディ若手フィジカル祭り。最近、急激に成長しているというコメントが付きそうなぐらいフィジカルアップ中の高橋きゅん♪。今回は右サイドバックの久場くんまでも成長したぞ。大宮のMF竹村と競り合う久場くん。そのまま、お互いが競り合いながらサイドの攻防を続ける。肩と肩とが激しくぶつかるチャージにふらつきもせずに耐えた久場くん。逆に反動で竹村がバランスを崩してしまう。 その瞬間を狙って久場くんがボールを奪い返してクリア。これは将来楽しみですよ。

・少ない手数で一気に前線深くまで切り込める。ヴェルディのサテライトにも強力な武器がありますよ。根占からの左サイドスペースへ綺麗なスルーパス。相馬の足の速さも計算にいれてる様だ。そのボールの勢いが衰えない内に相馬がダイレクトクロス。PA内には飯尾しかいなかったのだが、アーリークロスをダイレクトで入れてきたのだ。惜しくもDFに阻まれてしまい得点こそ無かったものの、 見事な攻め、そして、相馬のダイレクトクロスも見事でした。これでゴール出来たら格好いいねぇ。

・なんて、ヴェルディペースでずっと終わってくれるかと思ったら大間違い。大宮の左も強力で原崎、竹村という平塚コンビで切り崩す。先ほどは一対一での状況で負けた竹村。しかし、原崎とのコンビで上がってくるとさすがの強さ。あっさりと左サイドを割られてしまいセンタリング。これがファーサイドまで届いて、伊藤 彰にダイレクトボレーを打たれてしまう・・・ でも、これは特大ホームランで場外へ。ふぅ〜、助かった。しっかりと抑えて蹴られてたら失点ものの大ピンチでしたよ。

・ロスタイム、大宮も攻勢に出てくれたおかげでヴェルディのカウンターまたも炸裂。佐野は今日の試合でチャンスメーカー役に徹してくれた。別に大悟と仲悪くなった訳じゃないのさ。佐野がキープしてDFを引き付けてスルーパス。裏へ飛び出した玉乃がGK安藤と一対一のチャンスへ。これをタマちゃんが落ち着いてゴール右下に流し込もうとするもGKスーパーセーブで得点ならず。 いやいや、ゴールしたかと思ったんだけどね。2−0ヴェルディペースで前半終了。




   −後 半−
・佐野がシュートも外へ。しかし、このプレーに何を考えたのか別のコールをしている者が1名。「だいご!、だいご!」・・・・あ〜、やっちまった。髪型似てるし背番号も微妙だしで間違えたのだろう。しかも、佐野からきつい一言。 *「この距離で見て分かんねーの?」・・・がーんっ!!見事なり佐野裕哉よ。ナイスなツッコミだったぜ。  *注意.実際オフサイドの判定に佐野が副審に行った言葉。なんか、見事にしっくり来たんだよね。

・PA内ではガンガン勝負する男。こりゃ、無理だろというプレーでも突破を考えてくる。そして、念願のPKゲット。ってか、この試合はずっと狙ってたかのよう。しかし、ボールは何故か佐野がキープ。そのまま、ペナルティスポットに置き始めた。 ちょっとだけ、タマちゃんと話し合いが始まるものの譲ったらしい。そして、わざらしく肩をぶつけて悔しさアピール。これを佐野がゴール右に流し込んで3−0。これで勝負有りかな。

・またまた、ヴェルディペースへ。大悟が左サイドへスルーパス。これをサイドに開いていた飯尾へ預ける。飯尾は中央に切り込むドリブルで勝負。そして、相手をかわしてグラウンダーパス。中央に走りこんでいた佐野がプッシュ・・・ するもボテボテ。GK正面へ。ヴェルディの2トップはちびちび2トップだけど、足元へのパスだけで翻弄。

・ありがとう大宮、そして、さようなら・・・・おいおい。大宮が攻撃的にリスクを背負って攻めてくれるおかげで、裏にはスペースが盛り沢山。ラインなんかめちゃくちゃ高くしてる。これを狙ってタマちゃんがスルーパス。一気にDFラインの裏へ飛び出した飯尾へ繋がる。すでに独走状態で運ぶドリブル。PA内に進入してGKと一対一、右エリアから 足を大きく振りかぶってシュート・・・と思ったら打たずに中央の佐野へパス。これが思いっきり走りすぎた佐野の裏へ出してしまいゴールならず。打ってもいい位置だったけど、佐野に決めさせたかったんかな。

     佐野    飯尾                  佐野    飯尾   

        玉乃                   大悟   玉乃   高橋
                             ↑↑   ↑↑   ↑↑      
   大悟        高橋           相馬 ↑↑   ↑↑   ↑↑   
                     攻    ↑↑ ↑↑        ↑↑ 久場
        根占          →撃→   ↑↑      根占      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
                          相馬              久場
相馬   一柳    塗師   久場             一柳    塗師


        柴崎                        柴崎
・基本的には何も変わらないっす。小野っちょにかえて塗師投入。ハーフタイム時にアルディレスとマンツーマンでの指導が始まった。そう、大悟である。大悟は何故かオジーの指導を一身にうけている。 他の選手達がちょっとうらやましそうに見てるんだよね。そして、後半中頃になると観客席にいたリッティが門をよじ登り(スーツ姿でよじ登ってもカッコイイ。)、オジーと仲良く椅子で観戦。うんうん、良かった良かった・・・はっ!、 よく考えてみると凄くないか!、ドイツ代表でワールドカップ優勝を果たしたレジェンドプレイヤーとアルゼンチン代表のミスターインテリジェンスが二人も揃ってるんだぞ。しかも、背景がランドじゃないか。凄いものを見させてもらいました。

・オジーの指導で何かを見つけたのか大悟が中央突破。先ほども見せた押して引くフェイントで相手DFの体勢を崩すとスルーパス。これを飯尾がもらってGKと一対一。さすがに今度はパスしませんでしたよ。ゴール左下を狙ったグラウンダーシュート! 入ったかと思ったんですけど、GK安藤のスーパーセーブでまたも得点ならず。安藤大活躍か。

・さすがに大宮もリスク背負ってるわけですからね。大宮が後半やっとの思いで掴んだチャンス。これをつないでPA内右エリアでフリーに。落ち着いて流し込もうとするも、見事な飛び出しを見せた柴崎の体に当たりこぼれる。このこぼれに反応したのは原崎。 無人のゴールにシュート・・・しかし、再びクリア。今度は一柳がゴール前で壁となりカットしたのだ。守備陣も集中力を切らさずに完封と行きたい。先週は切らして4−1だったからね。

・柴崎にかえて室くん投入。この室くんの能力はまだまだ未知数。今日はどんなタイプの選手かを把握するためにじっくりと観戦することにした。むむむ〜、よしっ、わかった。白い粉薬を撒き散らしながらぽんっと手を叩く。な、なんと室くんは・・・・左利きだった・・・。 それだけかーいっ!と怒らないでね。数試合だけじゃキャラ設定・・・いやいや、特徴なんて掴めないですよ。一回だけ右足で蹴ったら相手FWに渡してしまってループシュートをもらうシーンもありました。それぐらいかなぁ。

        佐野                     佐野    弦巻   

                             三原   大悟   玉乃   
  大悟    玉乃    弦巻             ↑↑                
                          相馬 ↑↑              
                     攻    ↑↑ ↑↑           富田
     三原    根占       →撃→   ↑↑      根占      ↑↑
                     時    ↑↑              ↑↑
                          相馬              富田
相馬   一柳    塗師   富田             一柳    塗師


        むろ                        むろ
・うわー、いいかげんだねー。本当にこんな布陣かどうかは不明。最近の流行りって事で4−2−3−1でもおっぱじめるのかい? まぐは4−4−2ドイスボランチ好きだなぁ。分かりやすくてさぁ。

・もう、やりたい砲台・・・放題だけどあってる。根占からのロングフィードだけでGKと一対一のチャンスを作り出せる。そのまま、独走状態にまで持っていきGKと一対一のチャンスを佐野がゴール左下へ狙うも外へ・・・。 うーん、こういうシーンでの佐野は外した事無いコースだったんだけどなぁ・・・勿体無いなぁ。結局、3−0以降はチャンスあるのに決められない感じで、徐々に凡戦ムードまで漂い始めました。試合終了。先週の方が面白かった。

11/2(土) サテライトリーグ
ヴェルディ第二グラウンド

東京ヴェルディ1969
 VS 
大宮アルディージャ

前−半

後−半

合−計

久場政朋(佐野)

  

飯尾一慶(根占)

  

佐野裕哉(PK)

  


   −おまけ−
・ま、そんな訳で個人的に気になった事をいくつか。
チャンスが有り過ぎちゃった割に3−0。GKと一対一を決めればもちょっと点差付いたかも。やっぱり、技術的にはこっちの若手達の方が遥かに高いかもしれん。 でも、使うべき時をまだ分からんかなって感じ。タマちゃんは使い放題で自陣でもひねくれたパスやトリッキーなパス出すからね。オジーのサッカーを消化出来る様に なれば十分レギュラークラスだろうね。

   −今日の受賞者−
MOM : MF根占真伍    3度目/通算5度目
MVP : MF小林大悟    2度目/通算7度目
MVP : MF玉乃 淳    2度目/通算4度目


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
攻守ともに貢献。中盤でのボール奪取、中盤の構成力は根占に任せれば大丈夫です。普通にレギュラークラスですね。林のケガの際には是非根占くんをお勧めします。 他には大悟とタマちゃんはサテライトレベルじゃない技術の持ち主です。大悟は普通にJリーグに出てますが、タマちゃんもそれだけのものを持っています。遊び過ぎかなとも思える程技術はピカイチです。 二人とも将来のヴェルディを背負って立つ逸材なので大事に育てましょう。サカつくだったら、今ごろポルトに2年、レッジョカラブリア2年送っちゃいますよ。あ・・・4年もヴェルディに居ない事になるのは嫌だなぁ。


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