2002年 Jサテライトリーグ第9節


・前日、市原へ行った。そこでエジムンドが次節出場停止だという。そうなったら、次節のスタメン候補を見に行かねばとサテライトリーグへと向かってみた。 それにしてもFC東京ファン多いっすね。

ヴェルディ第二グラウンド
 
東京ヴェルディ1969
VS
FC東京
  監督岸野靖之   監督長澤 徹  
  GK柴崎貴広   GK22小沢英明  
  DF塗師 亮   DF10千野俊樹  
  DF川口卓哉   DF17小林 稔  
  DF保谷吉昭   DF29前田和也  
  DF小澤良太   DF27鈴木規郎  
  MF根占真伍   MF16宮沢正史  
  MF小野雄平   MF26諏訪園一吉  
  MF羽山巧巳   MF33呉 章銀  
  MF10高橋宏幸   MF25星 大輔  
  FW矢野隼人   FWオリベイラ  
  FW11佐野裕哉   FW18松田正俊  


・とりあえず、お互いのメンバーには至る所にユースがいます。選手名鑑に載ってないのがユースでしょう。それにしてもFC東京のFW松田はガタイが違うね。ここにいていい選手じゃ無いでしょう。

     佐野    矢野                  佐野    矢野  
                                  高橋 ↑↑    
        高橋                        ↑↑              
                          小澤 羽山        小野 柳沢 
   羽山        小野           ↑↑ ↑↑        ↑↑ ↑↑ 
                      攻   ↑↑              ↑↑ 
        根占           →撃→  ↑↑      根占      ↑↑  
                      時                                                    
小澤              塗師                     
     保谷    川口                  保谷    川口


        柴崎                        柴崎
・前半開始早々、いきなり失点。中央でばたばたと慌ててしまい中央へスルーパスを通される。しかも、松田をマークしていた選手が転んでしまい、フリーにさせてしまう。これを流し込んで0−1。たしか、前半1分ぐらいだと思う。

・まぐは矢野か佐野かどっちが好調かを見に行ったつもりだったのに・・・。左サイドでボールをもらった高橋が相手DF二人の間をドリブル突破。そのまま、角度の無い所でニアサイドへシュート。まるで、市原戦のアツゴールの再現の様な展開だったが、 GKのナイスセーブで得点ならず。

・そう言えば、普通に考えて矢野の方が不利だ。今年の開幕一番、全治三ヶ月のケガを負ったばかりか試合勘だって鈍い鈍い。矢野の特徴の一つでもあるフィジカルの弱さを思いっきり露呈してしまう。身長170cmの小林 稔に空中戦を何度も競り負ける始末。 頼むぞ・・・矢野。

・パスミス連発。左サイドの小澤良太くんだ。まだ高校二年生のユースっ子。相手へパスしてばっかりで最悪。キープしてもすぐに取られちゃうしで・・・正直、一柳の出番は近そうだ。

・ところが、小澤くんが試合中に能力開花。全能力A適正って感じ。おもむろにオーバーラップをするとアーリークロス。これをニアサイドで小野がヘッドで後ろにすらして、矢野隼人! まったくのどフリー。半径3m以内に敵無しというぐらいの最高の決定的チャンス。こりゃ、もう矢野の強烈な必殺技を至近距離でGKに打ち当てろっ! 食らえっ、必殺「ワイルドタイガーショット!!」・・・・ってホームラン!!懸命なヴェルディファンなら知ってると思うが、矢野の左足シュートは一樹の右足シュートよりも決定力が無い。まったく、相変わらず矢野のホームラン狙いだけは変わってないや。

・今日のイチオシ・・・やっぱ高橋くん。前に見たときの印象は縦パスの上手なパッサーという感じだったが、今日の高橋くんは二列目からの飛び出しといい、サイドでのドリブル突破といいアタッカーへ転向したみたいだ。しかも、前と違ってフィジカル勝負で負けてない。松田やら宮沢と競っても大丈夫だった。 そっか・・・岸野さんとの相撲特訓効いたんだね。

・いいか、来年はこいつのパスを受けなきゃならないんだぞ。根占がボールを持ったら、すぐに裏へ走れ。根占が持った時はパスのタイミングが速いんだからな・・・って言ってる側から、矢野が感じず。綺麗なスルーパスだったんだけどね。

・FC東京のブラジル人FWオリベイラ・・・ケリーとかぶってるように見えるのはまぐだけか? まさか、弟?

・「本当は点を取りたいだろうけど、今は勝利の方が大事なんだ。」と思ったのか、佐野が矢野に対して絶妙なロングフィード。これを矢野が一気に飛び出してGKと一対一。PAの外ではあるけど、出るかゴールネットさえも突き破る脅威のシュート「食らえっ!ワイルドタイガーショット!」って・・・あれ、打たない。少し、ドリブルして 間合いを詰めないとね。よし、今度こそ右45度の角度から、出るか相手のGKの両手を破壊する脅威のシュート「食らえっ!ワイルドタイガーショット!」・・・って打たない。もっかい、間合い詰めようか・・・ってDFのブロックにあってゴールならず。ホームラン打ってもいいから、思いっきり打っちゃえよ〜。矢野が流し込むシュートやっても 面白くないよ〜。これで前半終了。FC東京は先制後に目立つチャンス無し。



   −後半−
     佐野    矢野                  佐野    矢野  
                                  高橋 ↑↑    
        高橋                        ↑↑              
                          小澤 羽山        小野 柳沢 
   羽山        小野           ↑↑ ↑↑        ↑↑ ↑↑ 
                      攻   ↑↑              ↑↑ 
        根占           →撃→  ↑↑      根占      ↑↑  
                      時                                                    
小澤              塗師                     
     保谷    一柳                  保谷    一柳


        柴崎                        柴崎
・川口を交代させて、ユースの一柳くん投入。

・後半開始早々、根占のボールカットから小野、小野から高橋と繋いでスルーパス。これを左サイドで思いっきりよく上がった羽山。そのまま、左サイドを独走。周りも追いつけないので徐々に中央に入っていく。そこから羽山がセンタリング・・・・と思ったら、キックの瞬間左アウトサイドでゴールを狙った。これはシュートリングじゃない? これが見事なループシュートになって1−1と同点。羽山ってばちょっとカッコ良かったっす。

・おいおい、えげつないっすね。相手のFWも選手交代。なんと、あの福田健二っすよ。参った参った・・・福田と松田ってガタイだけはいいなぁ。

・しかし、流れはいまだヴェルディ。波状攻撃を繰り返してこぼれたボール。小野が拾って正確なクロスボール。DFとGKの間に落とすというお約束のクロスに反応したのは、天才FW佐野裕哉。前半から活躍していたけど、ほとんどがチャンスメークに専念。ゴールを狙うシーンは無かった。そして、この小野のボールを佐野が右足でジャンピングボレー。 後ろからのボール、難しい空中技、ゴールへ入るプルアウェイの動き、それを強烈なインパクトでゴールネットに突き刺して2−1とヴェルディが逆転に成功。ゴール前でどうしたらゴール出来るかの動きを追求したものだったぞ。やっぱ、天才っすわ。

     佐野    田村                  佐野    田村  
                                  高橋 ↑↑    
        高橋                        ↑↑              
                          小澤 羽山        小野 柳沢 
   羽山        小野           ↑↑ ↑↑        ↑↑ ↑↑ 
                      攻   ↑↑              ↑↑ 
        根占           →撃→  ↑↑      根占      ↑↑  
                      時                                                    
小澤              塗師                     
     保谷    一柳                  保谷    一柳


        柴崎                        柴崎
・別に佐野がゴール決めたからって訳じゃないだろうけど、後半もニアサイドへ強烈なシュートを放ったけれど交代。代わって田村直也投入。

・相手FW福田健二に対してフィジカルで負けてもすっぽんマークをし続ける男、小澤良太。たとえ、抜かれても抜かれても、執拗に食らいつく姿勢は見事だった。自分よりも確実に上のレベルである福田健二、星 大輔、松田正俊、オリベイラを相手に憶する事無くぶつかっていく。こりゃ、小澤は今日の試合だけで確実にレベルアップしたはずだ。 サテライトにユースを出すってのもレベルアップにいいかもしんない。

・でも、やりすぎ。まぐがただ誉めるわけ無いじゃない。星 大輔に対する後ろからの強烈なバックチャージでイエローカード。審判によってはレッド出されても文句言えないっす。

・ふわっと上がったボール・・・別にどうってことはない。フリーだし、目の前に小澤が待ってる。だけど、保谷は飽きていた。このままじゃ、目立てない。そうだ、何かをやろう。パスミスで盛り上げてしまうと「自作自演」とか言われちゃうし・・・そこで保谷が考えたある事とは。 ただ、ヘッドでクリアするのも芸が無いな。よし、必殺「ヤンキー座りヘッド」だぁーーーーっ!!・・・・しーーーーん、ってか足でもクリア出来るほど低い位置だ。これで保谷はたった2試合で「女の子ディフェンス」だの「ヤンキー座り」だのネタにしかされない活躍・・・不憫だ。 ンコ座りヘッドとか言われなくて良かったと思おう。

    ファラン   田村                 ファラン   田村  
                                  高橋 ↑↑    
        高橋                        ↑↑              
                          小澤 羽山        下地 柳沢 
   羽山        下地           ↑↑ ↑↑        ↑↑ ↑↑ 
                      攻   ↑↑              ↑↑ 
        小野           →撃→  ↑↑      小野      ↑↑  
                      時                                                    
小澤              塗師                     
     保谷    一柳                  保谷    一柳


        柴崎                        柴崎
・根占に代えて下地、佐野に代えてファラン。本来は高橋に代える予定だったが、久しぶりの運動量満載でフル活動中の佐野が足をつってしまった。ちなみにまぐも今日の朝は足をツッてしまった。市原って遠いな(歩いてないけど)。

・前節、市原戦でゴールを決めたエジムンドと全く同じパターンでシュートを連発したオリベイラには参った。ロスタイムゴールされても文句言えないぐらいヤラれた。それでも、オリベイラが枠を外した事に文句を言うより、そのコースに足を出したり、中には滑り込んだりと 押し込もうとする選手がいなかったのがFC東京の敗因ですな。これで試合終了。



10/6(日) Jサテライトリーグ第9節
ヴェルディ第二グラウンド

東京ヴェルディ1969
 VS 
FC東京

前−半

後−半

合−計

羽山巧巳

 松田正俊

佐野裕哉(小野)

  


   −おまけ−
・ま、そんな訳で個人で気になった事をいくつか。
ってか、開幕戦いらいの2勝目です。いやいや、まぐがサテライトで勝ったのって見た事ねぇなぁって思ってたら、勝った事無かったんじゃん。まったく、ま、お互いユースばっかりだったから助かったよ。 うちは長田や永井、北澤らはケガですからね。参った参った。

・結論。この試合で結果を出した選手は言うまでもなく佐野でした。ただ、佐野を左で使い続けたりと一樹のバックアップという見方だと辛いかも。でも、まぐはやっぱり改めて佐野を推したい。 今回は出場停止となってしまったが、ロリ監督には気に入られ中の玉乃くん、サテで結果を出した佐野くん、高さを活かしたい矢野くん、俺がスタメンで出た時だけ勝てないのかよ!というちょっと遅れ気味の桜井様。 一体、誰が清水戦の抜擢になるんでしょうか。非常に楽しみです。

   −今日の受賞者−
MOM : MF高橋宏幸     2度目/通算3度目
MOM : FW佐野裕哉     2度目/通算4度目
MOM : MF小野雄平     2度目/通算4度目
MVP : DF小澤良太     5度目/通算7度目
MVP : MF羽山巧巳     4度目/通算6度目


・勝利に貢献した選手にはMOM、まぐが独断と偏見で選ぶのがMVP(まぐろん・バリュアブル・プレイヤー)だ。
やっぱり、まぐがびっくりしたというのとパッサー、アタッカーなど何でもやりたがり10番の高橋くんが一番目立ってました。確かにサラサラ紙も目立ってましたが、プレーでMOMです。 その他にはチャンスメークで活躍していた佐野。もっと、貪欲に裏へ裏へ行っても良かったかも。矢野に預けてワンツーをもらって裏へみたいなシーンが一回も無かったのがショック。小野はユースでも評判通りのハードマークで高校二年生とは思えない程の活躍でした。 MVPの小澤くんは間違いなく、この試合でのキーポイントでした。ハッキリ言おう、まぐはこの目で始めて「人が試合中に立ち直るさま」を見たよ。失点直後のハラハラドキドキ、ミスパスのオンパレードを見た時は正直まだトップレベルではダメなのかとユース先輩の津曲くんを思い出した程。 そっか、小澤くんは面白いぞ。絶対、能力開花しちゃったぞ。羽山はあのループシュートだけでも一級品です。今回のゴールシーンはカッコイイのばっかでした。

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